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辺境の地で、固い婚約を結んでから、数ヶ月。
季節は巡り、長く厳しい冬が終わりを告げ、王都にも、再び、柔らかな春の光が満ち溢れる季節がやってきた。
そして、今日この日、サーシャ・フォン・シュヴァルツと、リアム・アシュフォード辺境伯の、世紀の結婚式が執り行われようとしていた。
この結婚は、もはや、ただの貴族同士の結婚ではなかった。
聡明なアーサー王子が、新たに王太子の座に就いたことで、王家は、シュヴァルツ家とアシュフォード家との、強固な協力関係を望んだ。
その結果、二人の結婚は、旧体制との決別と、この国の新しい時代の幕開けを象徴する、国家的な祝賀行事となったのである。
結婚式の朝。
シュヴァルツ公爵邸の、サーシャの私室は、祝福の光と幸福な喧騒に満ちていた。
「お嬢様…! まあ…なんて、なんて、お美しい…!」
侍女のアンナは、鏡の前に座る主人の姿を見て、涙声で感嘆の声を上げた。
サーシャがその身にまとっているのは、王都の流行を追った華美なウェディングドレスではなかった。
辺境の地で、雪解け水を思わせるような清らかで光沢のある絹地を丁寧に織り上げて作られた一着。
その胸元や長いトレーンの裾にはリアムとの思い出の花である「雪割草」の刺繍が銀糸で繊細にそして無数に施されている。
それは、どこまでも気高くそして彼女の愛の物語そのものが、織り込まれたような世界でたった一つのドレスだった。
「アンナ、泣いていては、お化粧が台無しですわよ」
サーシャは、そう言って微笑むが、その瞳も喜びと感動にきらきらと潤んでいた。
そこへ、父であるルドヴィーク公爵が、正装に身を包んで入ってくる。
彼は、娘の、あまりにも美しい花嫁姿を目の当たりにして、一瞬言葉を失った。
「…サーシャ」
「はい、お父様」
「……お前は、世界で一番美しい花嫁だ」
絞り出すような、その言葉には娘を嫁がせる父親の万感の想いが込められていた。
ルドヴィークは、そっと娘の手を取った。
結婚式は、王都で最も由緒正しく荘厳な大聖堂で執り行われた。
聖堂の中には、新しい王太子であるアーサー殿下をはじめ、王国のすべての貴族たちが顔を揃えている。
そして、その後方にははるばる北の辺境からこの日のために駆けつけたリアムの領民たちの素朴で温かい笑顔があった。
リアムは、辺境伯としての最も格式の高い黒地に金糸の刺繍が施された軍服に身を包み、祭壇の前で固い表情でその時を待っていた。
(本当に、この日が来たのだな…)
彼らしくもなく、心臓が早鐘のように鳴っている。
やがて、聖堂の巨大な扉が荘厳なパイプオルガンの音色と共にゆっくりと開かれた。
そして、そこに父であるルドヴィークに手を引かれたサーシャの姿が現れる。
逆光の中に立つ、純白の花嫁。
その、まるで女神のように神々しく美しい姿に、聖堂にいるすべての人間が息をのんだ。
リアムも、初めて見る彼女の完璧な花嫁姿に、完全に、心を奪われていた。
長い長い、バージンロードを一歩一歩進んでくるサーシャ。
そして、ついに父の手からリアムの大きな手へとその細い手が託される。
神父の、厳かな声が響く。
「汝、リアム・アシュフォードは、サーシャ・フォン・シュヴァルツを、生涯、妻とし、健やかなる時も、病める時も、富める時も、貧しき時も、愛し敬い慈しむことを神の前に誓いますか」
「はい、誓います」
迷いのない、力強い声だった。
「汝、サーシャ・フォン・シュヴァルツは…」
「はい、喜んで、誓いますわ」
神父の言葉をさえぎるように、彼女は、満面の笑みで答えた。
聖堂が、くすくすという温かい笑いに包まれる。
「では、誓いの口づけを」
リアムがそっとサーシャのベールを上げる。
間近で見る彼女は、涙の膜できらきらと輝いていてこの世の何よりも美しかった。
二人の唇が、静かに、そして、深く重なる。
その瞬間、聖堂は割れんばかりの拍手と祝福の歓声に、包まれた。
その後の、王宮の大広間を貸し切って行われた披露宴は、どこまでも二人らしい温かくそして美味しいものだった。
そのハイライトは、なんと言っても、サーシャ自身が、デザインを考案したという巨大なウェディングケーキの登場だった。
それは、五段重ねの壮麗なフルーツケーキ。
下の段には、シュヴァルツ公爵領で採れた最高級のイチゴや、桃、ブドウが、これでもかと飾られている。
そして、上の段には、アシュフォード辺境伯領でしか採れない貴重な木の実やあの「幻の白樺蜜」がたっぷりと使われていた。
「このケーキは」と、サーシャはマイクを手に誇らしげに語る。
「北の、厳しい大地で育まれた力強い恵みと南の豊かな土壌で実った優しい恵みが一つになったものですわ。まるで、わたくしたち二人のように」
そのウィットに富んだスピーチに会場は、再び大きな拍手に包まれた。
そして、お待ちかねのファーストバイト。
サーシャは銀のナイフでケーキに大胆に入刀すると大きな大きなスプーンに山盛りのケーキをすくい取った。
「さ、サーシャ…これは少し、いやかなり大きくはないか…?」
さすがのリアムも、その大きさにたじろぐ。
「あら、何を仰いますの。我が夫となる、北の守護神たるもの、このくらいぺろりと召し上がっていただかなくては民に示しがつきませんわ!」
サーシャは、いたずらっぽくにっこりと笑う。
「さあ、旦那様。あーん、ですわ!」
会場中が大爆笑に包まれる中、リアムは観念したように、しかし、どこまでも幸せそうな顔でその大きな口をがばりと開けた。
クリームを口の周りにいっぱいつけながらも、その愛情のこもった巨大な一口を彼は見事に受け止めてみせた。
互いを見つめ合い、心の底から幸せそうに笑い合う新郎新婦。
その姿は、この国の新しい明るい未来そのものを象徴しているかのようだった。
季節は巡り、長く厳しい冬が終わりを告げ、王都にも、再び、柔らかな春の光が満ち溢れる季節がやってきた。
そして、今日この日、サーシャ・フォン・シュヴァルツと、リアム・アシュフォード辺境伯の、世紀の結婚式が執り行われようとしていた。
この結婚は、もはや、ただの貴族同士の結婚ではなかった。
聡明なアーサー王子が、新たに王太子の座に就いたことで、王家は、シュヴァルツ家とアシュフォード家との、強固な協力関係を望んだ。
その結果、二人の結婚は、旧体制との決別と、この国の新しい時代の幕開けを象徴する、国家的な祝賀行事となったのである。
結婚式の朝。
シュヴァルツ公爵邸の、サーシャの私室は、祝福の光と幸福な喧騒に満ちていた。
「お嬢様…! まあ…なんて、なんて、お美しい…!」
侍女のアンナは、鏡の前に座る主人の姿を見て、涙声で感嘆の声を上げた。
サーシャがその身にまとっているのは、王都の流行を追った華美なウェディングドレスではなかった。
辺境の地で、雪解け水を思わせるような清らかで光沢のある絹地を丁寧に織り上げて作られた一着。
その胸元や長いトレーンの裾にはリアムとの思い出の花である「雪割草」の刺繍が銀糸で繊細にそして無数に施されている。
それは、どこまでも気高くそして彼女の愛の物語そのものが、織り込まれたような世界でたった一つのドレスだった。
「アンナ、泣いていては、お化粧が台無しですわよ」
サーシャは、そう言って微笑むが、その瞳も喜びと感動にきらきらと潤んでいた。
そこへ、父であるルドヴィーク公爵が、正装に身を包んで入ってくる。
彼は、娘の、あまりにも美しい花嫁姿を目の当たりにして、一瞬言葉を失った。
「…サーシャ」
「はい、お父様」
「……お前は、世界で一番美しい花嫁だ」
絞り出すような、その言葉には娘を嫁がせる父親の万感の想いが込められていた。
ルドヴィークは、そっと娘の手を取った。
結婚式は、王都で最も由緒正しく荘厳な大聖堂で執り行われた。
聖堂の中には、新しい王太子であるアーサー殿下をはじめ、王国のすべての貴族たちが顔を揃えている。
そして、その後方にははるばる北の辺境からこの日のために駆けつけたリアムの領民たちの素朴で温かい笑顔があった。
リアムは、辺境伯としての最も格式の高い黒地に金糸の刺繍が施された軍服に身を包み、祭壇の前で固い表情でその時を待っていた。
(本当に、この日が来たのだな…)
彼らしくもなく、心臓が早鐘のように鳴っている。
やがて、聖堂の巨大な扉が荘厳なパイプオルガンの音色と共にゆっくりと開かれた。
そして、そこに父であるルドヴィークに手を引かれたサーシャの姿が現れる。
逆光の中に立つ、純白の花嫁。
その、まるで女神のように神々しく美しい姿に、聖堂にいるすべての人間が息をのんだ。
リアムも、初めて見る彼女の完璧な花嫁姿に、完全に、心を奪われていた。
長い長い、バージンロードを一歩一歩進んでくるサーシャ。
そして、ついに父の手からリアムの大きな手へとその細い手が託される。
神父の、厳かな声が響く。
「汝、リアム・アシュフォードは、サーシャ・フォン・シュヴァルツを、生涯、妻とし、健やかなる時も、病める時も、富める時も、貧しき時も、愛し敬い慈しむことを神の前に誓いますか」
「はい、誓います」
迷いのない、力強い声だった。
「汝、サーシャ・フォン・シュヴァルツは…」
「はい、喜んで、誓いますわ」
神父の言葉をさえぎるように、彼女は、満面の笑みで答えた。
聖堂が、くすくすという温かい笑いに包まれる。
「では、誓いの口づけを」
リアムがそっとサーシャのベールを上げる。
間近で見る彼女は、涙の膜できらきらと輝いていてこの世の何よりも美しかった。
二人の唇が、静かに、そして、深く重なる。
その瞬間、聖堂は割れんばかりの拍手と祝福の歓声に、包まれた。
その後の、王宮の大広間を貸し切って行われた披露宴は、どこまでも二人らしい温かくそして美味しいものだった。
そのハイライトは、なんと言っても、サーシャ自身が、デザインを考案したという巨大なウェディングケーキの登場だった。
それは、五段重ねの壮麗なフルーツケーキ。
下の段には、シュヴァルツ公爵領で採れた最高級のイチゴや、桃、ブドウが、これでもかと飾られている。
そして、上の段には、アシュフォード辺境伯領でしか採れない貴重な木の実やあの「幻の白樺蜜」がたっぷりと使われていた。
「このケーキは」と、サーシャはマイクを手に誇らしげに語る。
「北の、厳しい大地で育まれた力強い恵みと南の豊かな土壌で実った優しい恵みが一つになったものですわ。まるで、わたくしたち二人のように」
そのウィットに富んだスピーチに会場は、再び大きな拍手に包まれた。
そして、お待ちかねのファーストバイト。
サーシャは銀のナイフでケーキに大胆に入刀すると大きな大きなスプーンに山盛りのケーキをすくい取った。
「さ、サーシャ…これは少し、いやかなり大きくはないか…?」
さすがのリアムも、その大きさにたじろぐ。
「あら、何を仰いますの。我が夫となる、北の守護神たるもの、このくらいぺろりと召し上がっていただかなくては民に示しがつきませんわ!」
サーシャは、いたずらっぽくにっこりと笑う。
「さあ、旦那様。あーん、ですわ!」
会場中が大爆笑に包まれる中、リアムは観念したように、しかし、どこまでも幸せそうな顔でその大きな口をがばりと開けた。
クリームを口の周りにいっぱいつけながらも、その愛情のこもった巨大な一口を彼は見事に受け止めてみせた。
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