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王都の、国王執務室。
ミリアが、訳が分からないまま退室させられた後、そこには、絶望的なほど重い沈黙が流れていた。
アルベルト王子は、床に膝をつきそうなほど、真っ青な顔で立ち尽くしている。
父である国王の、失望しきった、冷え切った視線が、彼に突き刺さっていた。
「…アルベルト」
国王が、静かに、しかし、恐ろしいほどの圧を込めて、口を開いた。
「は、はい…父上…」
「貴様の、近衛騎士団の『私的』な運用。及び、宰相補佐官の『勅命』による査定の妨害」
「そして何より、王国(わがくに)にもたらされるはずだった、莫大な『国益』を、著しく『損失』させた罪」
国王は、ルークの報告書を、アルベルトの目の前に、投げ捨てた。
「言い訳は、あるか」
「……」
アルベルトは、唇を噛み締め、震えた。
言い訳など、もう、何もない。
ミリアの『証拠』とやらが、彼女自身の「愚かさ」と、自分の「早とちり」を、完璧に証明してしまったのだから。
「…ござい、ません…」
「そうか」
国王は、深いため息をついた。
「アルベルト」
「貴様を、本日をもって、王宮内にて『謹慎』処分とする」
「き、謹慎…!」
アルベルトが、顔を上げた。
「一切の公務より、手を引け」
「王太子としての、一切の権限を、一時、剥奪する」
「貴様が『損失』させた国益を、貴様の私財で、どう埋め合わせるか。その『計画書』を、毎日、わしに提出しろ。わしが、納得する日までな」
それは、事実上の「王太子廃嫡」にも等しい、厳しい処分だった。
「そ、そんな…! 父上!」
「黙れ!」
国王が、一喝する。
「貴様の『軽率な嫉妬』が、どれほどの『実害』を生んだか、その冷えた頭で、よく考えろ!」
「では! ミリアは! ミリアは、どうなさるのですか!」
アルベルトは、まだ、彼女に庇護(ひご)の感情を抱いていた。
「あの女か」
国王は、心底、うんざりしたように、吐き捨てた。
「あの、愚かで、無自覚な『災害』は」
「二度と、王宮の敷居を、またがせはせん」
「ただちに、実家の、あの、何もない男爵領へ、送り返せ」
「そ、そんな…! ミリアは、何も悪く…!」
「アルベルト!」
国王の目が、鋭く光った。
「貴様は、まだ、分からんのか」
「あの女の『善意』が、ルーク・アイゼンの計算によれば、ウォルトン領の三ヶ月分の利益を、吹き飛ばしたのだぞ」
「わしは『悪意』より、ああいう『制御不能な善意(愚かさ)』を、何より、恐れる」
アルベルトは、もう、何も言い返せなかった。
「連れて行け」
国王の、その一言で、アルベルトは、近衛兵によって、執務室から、引きずられるように、連れ出されていった。
その、わずか、半日後。
ウォルトン領の、南街道。
昨日まで、領民を威圧していた、近衛騎士団の『封鎖線』が、まるで、朝霧が晴れるかのように、静かに、撤収していく。
「…? どうしたんだ?」
「騎士様たちが、帰っていくぞ?」
領民たちが、恐る恐る、遠巻きに、その様子を眺めていた。
そして、封鎖線が完全に消えた街道から、一騎の、別の『王家』の紋章をつけた伝令が、埃(ほこり)まみれで、馬を飛ばしてきた。
「イアナ・ウォルトン様! イアナ・ウォルトン様は、どちらにおられるか!」
「国王陛下からの、緊急の『勅書』である!」
作戦本部で、キフ爺さんと、次の『海路』の交渉をしていた、私とルークは、その声に、顔を見合わせた。
「…来たわね」
私が、ニヤリと笑う。
「…ええ。計算通り、です」
ルークが、眼鏡の位置を直した。
広場に、領民が集まる中、王家の伝令は、馬から飛び降りると、私とルークの姿を認め、その場で、深々と、頭を下げた。
「イアナ・ウォルトン嬢、及び、ルーク・アイゼン補佐官殿!」
伝令は、緊張した面持ちで、勅書を読み上げ始めた。
「第一! アルベルト王子の、越権行為による『不当』な街道封鎖は、ただちに、解除された!」
「第二! この度の、王家の不手際(・・)に関し、国王陛下より、ウォルトン領に対し、深甚(しんじん)なる『謝罪』の意が、表明された!」
「「「おおおおお…!!」」」
領民たちから、信じられない、という、どよめきが上がった。
国王陛下が、謝罪…?
「第三!」
伝令は、声を張り上げる。
「アルベルト王子は、王宮にて『謹慎』処分!」
「ミリア・オルコット嬢は、王都より『追放』、実家へ送還!」
「以上である!」
「「「うおおおおおおおーーーーっ!!」」」
今度こそ、領民たちの、爆発的な、歓声が上がった!
「やった!」
「俺たちの、勝ちだ!」
「王子様が、罰せられたぞ!」
「イアナ様、万歳!」
「ルーク様、万歳!」
ハンスも、キフ爺さんも、涙を流して、抱き合っている。
この、数ヶ月、張り詰め続けていた糸が、ようやく、最高の形で、報われたのだ。
私は、その、領民たちの狂喜の輪の中心で、彼らに手を振りながら、
「(ふう…)」
と、今、世界で、一番、深いため息を、ついた。
「あーーーー、清々した!」
私は、両手を、空に向かって、思い切り、伸ばした。
「い、イアナ様!」
ハンスが、涙ながらに、私の手を取った。
「つ、ついに、やりましたな! あの、憎き王子を!」
「これで、溜飲(りゅういん)が下がりましたな!」
「は?」
私は、きょとんとして、ハンスを見返した。
「何言ってるのよ、ハンス」
「溜飲? そんなもの、一ゴールドにもならないわよ」
「へ?」
ハンスが、固まった。
領民たちの歓声も、一瞬、止まる。
「わたくしが『清々した』のは、あんな、どうでもいい『復讐』が、終わったからじゃないわ」
私は、きっぱりと、言い放った。
「あの『封鎖』が、解けたからよ!」
「わたくしどもの『ビジネス』の、最大の『障害』が、ようやく、取り除かれたからよ!」
「え…?」
私は、歓声の輪から、さっさと抜け出すと、呆然と私を見ている、ただ一人の『共犯者』の元へ、駆け寄った。
「ルーク!」
「…何です」
ルークは、まるで、この結果が、分かりきっていたかのように、冷静に、私を見ていた。
「南街道が、開いたわよ!」
「ええ。そうでしょうな」
「『圧搾機』は、もう、いらない!」
「『海路』で運ぶ、高いチャーター船も、もう、最小限でいい!」
「王都から! あの、安くて、大量の『植物油』が、今日から、また、仕入れられるのよ!」
「…そう、ですな」
ルークの口元が、わずかに、笑った気がした。
「『荒くれポトテ』の生産ライン、今の、三倍に増強するわよ!」
「ハンス! 何を泣いているの! すぐに、南街道から、油を買い付ける、商隊を編成しなさい!」
「は、はいぃっ!」
ハンスは、涙を拭くのも忘れ、慌てて走り出す。
「それから!」
私は、ルークに、詰め寄った。
「南街道が開いた、ということは!」
「今こそ、わたくしどもの『新商品』を、王都に、叩き込む、最大の『チャンス』よ!」
「…ほう。例の、あれ、ですか」
「そう!」
「『王家の涙(奇跡の岩塩)』と! 『ウォルトン・リネン(最高級の麻)』!」
「それから、あの『クルミ油(美容オイル)』よ!」
「今なら、国王陛下からの『お詫び』の、お墨付きだわ!」
私は、目の前の「勝利」に、一秒たりとも、浸ってはいなかった。
私の頭は、すでに、次の『利益(ビジネス)』のことで、いっぱいだった。
「さあ、ルーク!」
「次の『事業計画書』、書くわよ!」
「王都の、貴婦人たちの『財布』を、根こそぎ、奪い取ってやるわ!」
「(やれやれ…)」
ルークは、今度こそ、はっきりと、呆れたように、しかし、どこか、楽しそうに、ため息をついた。
ミリアが、訳が分からないまま退室させられた後、そこには、絶望的なほど重い沈黙が流れていた。
アルベルト王子は、床に膝をつきそうなほど、真っ青な顔で立ち尽くしている。
父である国王の、失望しきった、冷え切った視線が、彼に突き刺さっていた。
「…アルベルト」
国王が、静かに、しかし、恐ろしいほどの圧を込めて、口を開いた。
「は、はい…父上…」
「貴様の、近衛騎士団の『私的』な運用。及び、宰相補佐官の『勅命』による査定の妨害」
「そして何より、王国(わがくに)にもたらされるはずだった、莫大な『国益』を、著しく『損失』させた罪」
国王は、ルークの報告書を、アルベルトの目の前に、投げ捨てた。
「言い訳は、あるか」
「……」
アルベルトは、唇を噛み締め、震えた。
言い訳など、もう、何もない。
ミリアの『証拠』とやらが、彼女自身の「愚かさ」と、自分の「早とちり」を、完璧に証明してしまったのだから。
「…ござい、ません…」
「そうか」
国王は、深いため息をついた。
「アルベルト」
「貴様を、本日をもって、王宮内にて『謹慎』処分とする」
「き、謹慎…!」
アルベルトが、顔を上げた。
「一切の公務より、手を引け」
「王太子としての、一切の権限を、一時、剥奪する」
「貴様が『損失』させた国益を、貴様の私財で、どう埋め合わせるか。その『計画書』を、毎日、わしに提出しろ。わしが、納得する日までな」
それは、事実上の「王太子廃嫡」にも等しい、厳しい処分だった。
「そ、そんな…! 父上!」
「黙れ!」
国王が、一喝する。
「貴様の『軽率な嫉妬』が、どれほどの『実害』を生んだか、その冷えた頭で、よく考えろ!」
「では! ミリアは! ミリアは、どうなさるのですか!」
アルベルトは、まだ、彼女に庇護(ひご)の感情を抱いていた。
「あの女か」
国王は、心底、うんざりしたように、吐き捨てた。
「あの、愚かで、無自覚な『災害』は」
「二度と、王宮の敷居を、またがせはせん」
「ただちに、実家の、あの、何もない男爵領へ、送り返せ」
「そ、そんな…! ミリアは、何も悪く…!」
「アルベルト!」
国王の目が、鋭く光った。
「貴様は、まだ、分からんのか」
「あの女の『善意』が、ルーク・アイゼンの計算によれば、ウォルトン領の三ヶ月分の利益を、吹き飛ばしたのだぞ」
「わしは『悪意』より、ああいう『制御不能な善意(愚かさ)』を、何より、恐れる」
アルベルトは、もう、何も言い返せなかった。
「連れて行け」
国王の、その一言で、アルベルトは、近衛兵によって、執務室から、引きずられるように、連れ出されていった。
その、わずか、半日後。
ウォルトン領の、南街道。
昨日まで、領民を威圧していた、近衛騎士団の『封鎖線』が、まるで、朝霧が晴れるかのように、静かに、撤収していく。
「…? どうしたんだ?」
「騎士様たちが、帰っていくぞ?」
領民たちが、恐る恐る、遠巻きに、その様子を眺めていた。
そして、封鎖線が完全に消えた街道から、一騎の、別の『王家』の紋章をつけた伝令が、埃(ほこり)まみれで、馬を飛ばしてきた。
「イアナ・ウォルトン様! イアナ・ウォルトン様は、どちらにおられるか!」
「国王陛下からの、緊急の『勅書』である!」
作戦本部で、キフ爺さんと、次の『海路』の交渉をしていた、私とルークは、その声に、顔を見合わせた。
「…来たわね」
私が、ニヤリと笑う。
「…ええ。計算通り、です」
ルークが、眼鏡の位置を直した。
広場に、領民が集まる中、王家の伝令は、馬から飛び降りると、私とルークの姿を認め、その場で、深々と、頭を下げた。
「イアナ・ウォルトン嬢、及び、ルーク・アイゼン補佐官殿!」
伝令は、緊張した面持ちで、勅書を読み上げ始めた。
「第一! アルベルト王子の、越権行為による『不当』な街道封鎖は、ただちに、解除された!」
「第二! この度の、王家の不手際(・・)に関し、国王陛下より、ウォルトン領に対し、深甚(しんじん)なる『謝罪』の意が、表明された!」
「「「おおおおお…!!」」」
領民たちから、信じられない、という、どよめきが上がった。
国王陛下が、謝罪…?
「第三!」
伝令は、声を張り上げる。
「アルベルト王子は、王宮にて『謹慎』処分!」
「ミリア・オルコット嬢は、王都より『追放』、実家へ送還!」
「以上である!」
「「「うおおおおおおおーーーーっ!!」」」
今度こそ、領民たちの、爆発的な、歓声が上がった!
「やった!」
「俺たちの、勝ちだ!」
「王子様が、罰せられたぞ!」
「イアナ様、万歳!」
「ルーク様、万歳!」
ハンスも、キフ爺さんも、涙を流して、抱き合っている。
この、数ヶ月、張り詰め続けていた糸が、ようやく、最高の形で、報われたのだ。
私は、その、領民たちの狂喜の輪の中心で、彼らに手を振りながら、
「(ふう…)」
と、今、世界で、一番、深いため息を、ついた。
「あーーーー、清々した!」
私は、両手を、空に向かって、思い切り、伸ばした。
「い、イアナ様!」
ハンスが、涙ながらに、私の手を取った。
「つ、ついに、やりましたな! あの、憎き王子を!」
「これで、溜飲(りゅういん)が下がりましたな!」
「は?」
私は、きょとんとして、ハンスを見返した。
「何言ってるのよ、ハンス」
「溜飲? そんなもの、一ゴールドにもならないわよ」
「へ?」
ハンスが、固まった。
領民たちの歓声も、一瞬、止まる。
「わたくしが『清々した』のは、あんな、どうでもいい『復讐』が、終わったからじゃないわ」
私は、きっぱりと、言い放った。
「あの『封鎖』が、解けたからよ!」
「わたくしどもの『ビジネス』の、最大の『障害』が、ようやく、取り除かれたからよ!」
「え…?」
私は、歓声の輪から、さっさと抜け出すと、呆然と私を見ている、ただ一人の『共犯者』の元へ、駆け寄った。
「ルーク!」
「…何です」
ルークは、まるで、この結果が、分かりきっていたかのように、冷静に、私を見ていた。
「南街道が、開いたわよ!」
「ええ。そうでしょうな」
「『圧搾機』は、もう、いらない!」
「『海路』で運ぶ、高いチャーター船も、もう、最小限でいい!」
「王都から! あの、安くて、大量の『植物油』が、今日から、また、仕入れられるのよ!」
「…そう、ですな」
ルークの口元が、わずかに、笑った気がした。
「『荒くれポトテ』の生産ライン、今の、三倍に増強するわよ!」
「ハンス! 何を泣いているの! すぐに、南街道から、油を買い付ける、商隊を編成しなさい!」
「は、はいぃっ!」
ハンスは、涙を拭くのも忘れ、慌てて走り出す。
「それから!」
私は、ルークに、詰め寄った。
「南街道が開いた、ということは!」
「今こそ、わたくしどもの『新商品』を、王都に、叩き込む、最大の『チャンス』よ!」
「…ほう。例の、あれ、ですか」
「そう!」
「『王家の涙(奇跡の岩塩)』と! 『ウォルトン・リネン(最高級の麻)』!」
「それから、あの『クルミ油(美容オイル)』よ!」
「今なら、国王陛下からの『お詫び』の、お墨付きだわ!」
私は、目の前の「勝利」に、一秒たりとも、浸ってはいなかった。
私の頭は、すでに、次の『利益(ビジネス)』のことで、いっぱいだった。
「さあ、ルーク!」
「次の『事業計画書』、書くわよ!」
「王都の、貴婦人たちの『財布』を、根こそぎ、奪い取ってやるわ!」
「(やれやれ…)」
ルークは、今度こそ、はっきりと、呆れたように、しかし、どこか、楽しそうに、ため息をついた。
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