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保育士を夢みて
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「美穂! 美穂! 起きろ、目を開けろっ!!」
呼ばれて目を開けると、義父がわたしの肩をつかんで揺さぶっていた。
その時は何がなんだかよく分からなかったけれど、わたしは血だらけのシーツの上に横たわっていたようだった。
朦朧とした意識の中で、左の手首にズキズキとした痛みを感じた。
見ると手首に血がこびりついて固まっていた。
わたしは自殺に失敗したのだ。
しばらくして村井のことを思い出した。
「あ、先生は? 先生はどこ?」
ガバッと起きあがり、そばに先生の死体があるかと思って見まわした。
「先生? 先生って誰だ?」
「担任の村井先生はどこ?」
「そんな奴はいない。なんだそいつは? そいつがおまえにこんな事をしたのかっ!!」
倒れて死んでいると思っていた村井先生はどこにも居なかった。
義父の話では仕事から帰って来ると、わたしが裸のまま血だらけの布団の上で寝ていたとのことだ。
たぶん先生もたいした傷ではなかったのだろう。
手首を切ったわたしを見捨てて逃げたのだ。
いま思えば、100均の果物ナイフで人を殺すなどバカげてる。
腹部ならまだしも、男性の硬い背中にあのナイフはそれほど深くは刺さらなかったのだろう。
残念な悔しい気持ちと、ホッとした感情が交錯した。
殺人犯にはならずに済んだけれど。
村井はまだ生きている。
刺された腹いせに、裸の写真をばら撒くだろうか。
それともわたしは殺人未遂で、もうすぐ逮捕されるのか。
義父に本当のことは言いたくなかったけれど、納得させられるような嘘は思いつかなかった。
問い詰められ、村井との関係を打ち明けた。
気弱な義父は、涙を流してわたしを抱きしめ、同情を示してくれた。
頼りないけれど、わたしのことを心配してくれる唯一の身内と感じた。
「大丈夫だ、美穂。奴は警察に通報したりしないし、写真をばら撒いたりもしない。こんな事がバレて一番困るのはそいつだろう」
そんな風に優しく慰めてくれたけれど。
確かに義父はあの頃のわたしより、大人びた推測をしてくれたと思う。
だけどもう少しまともな大人なら、もっと適切な対応をしてくれていたに違いない。
警察にも教育委員会にも訴えることをせず、あんなろくでもない教師を野放しにしておくなんて。
人付き合いが苦手な義父は、イザコザに巻き込まれたくなかったのだ。
手首の傷はそれなりに深く、巻きつけたガーゼにジワジワと血が滲んだけれど、病院には行く気がしなかった。
ラップを貼って止血するのがいいと、以前みたテレビの応急処置を思い出し、その方法でなんとかしのいだ。
その日暮らしの我が家には、治療費に何千円も当てる余裕などなかったのだ。
義父の言ったとおり警察はやって来なかったし、その後は村井の訪問もなくなった。
そのうちに春休みに入り、四月になって担任も変わった。
村井の傷がどれほどのものだったのか、今となっては知る由もない。
中三になっても学校へは行けなかった。
今度の担任は、一見優しそうな中年女性だったけれど、雑用や自分の家の事などで忙しいかったのだと思う。月に一度の訪問もおざなりで、とりあえず立場上来ている感がありありだった。
狭い家に閉じこもっているのも気が滅入り、春の陽気に誘われて、少しずつ外に出られるようになった。
親子連れなどがほとんど来ない、寂れた小さな公園。
そこでいつも遊んでいる四歳くらいの男の子。お母さんは忙しいのか、毎日一人で来ている。
今日も一人砂場でなにかを作っていた。
幼稚園にも保育園にも行けないのだろうか。
ほったらかしにされているようで、着ている服もくたびれて汚れている。見るからにネグレクトの類いだ。
幼少の頃の自分と重なり、同情はするけれど、わたしにしてあげられることなど何もない。
ベンチに座り、見上げた桜の木はすでに花が散り、葉桜になっていた。
桜はなぜ花が先に咲くのだろうと、ふと思う。
卒業や入学する人たちの門出をお祝いしてあげたいのね。
折々の四季の風景に優しさを感じていたら、
「ねぇ、お姉ちゃん、あそぼ」
突然、男の子に声をかけられた。
小さな子の相手などした事もなく、どんな風に遊んでいいのかわからなかった。
それでも頼まれると断れない性格だったため、動揺しながらも微笑んだ。
「え、えっと、何して遊びたいの?」
「うーん、じゃあ、鬼ごっこ!」
男の子はベンチに座っていたわたしの膝にタッチしたかと思うと、
「はい、お姉ちゃんが鬼だよ!」
と言って逃げた。
考えてる間もなく、逃げる男の子を追いかけた。
奇声をあげながら逃げまわる男の子を追いまわす。
「まて、まて、まて~~!」
「わー! ギャハハッ」
まだ小さいからすぐにタッチはできたけれど、ギリギリまで追い詰めたり逃がしたりして追いかけまわした。
その日以来、公園へ行くたびにマサト君という、その男の子と遊んだ。
いつのまにか公園には、数人の子供たちが集まるようになっていた。
子供とは不思議なほど自然体でいられた。
身構えることもなく、空気を読む必要もなく、静まり返っても気まずくなることもない。
体力は使うけど、精神的には少しも疲れない。それどころか癒されている気がした。
子供たちは少しだけわたしに自信を与えてくれた。
わたし、子供となら仲良くなれるんだ。
将来、保育士を目指そうと思ったきっかけだった。
保育士になろうと思うなら、やはり高校くらいは出ないといけないだろう。
頼りにならない義父と暮らしていたら、否が応でも自立心を掻き立てられる。
高校生になったらアルバイトが出来るはず。新たな希望がわいてきて、押入れにしまい込んでいた教科書を引っ張り出した。
学校ではクラスメイトとの関わりにばかり意識がいって、ちっとも授業に集中できなかった。
家で一人学んでいる方が、ずっと理解が進んだ。
いつか保育士さんになれたらいいな。
そんな夢を抱きながらの勉強は、楽しくさえ感じられた。
だけど、そんなささやかな幸せさえも長くは続かないのだった。
義父が勤めていた建設会社を解雇され、収入が途絶えた。
貯蓄もない義父との生活はすぐに困窮を極めた。
生活保護の申請を提案してみても、義父は何だかんだと言い訳ばかりして、腰を上げようとはしない。
家にはもう、お米も乾麺も残ってないというのに。
そんな状況なのに、なぜかワンカップを買ってくるお金だけはあるのだった。
朝からカップ酒を飲んでは、恨みがましく泣きごとばかり言っていた義父。
そして、義父との最悪な関係が始まるのだった。
ある夜、息苦しさで目を覚ますと、義父がわたしの身体にのしかかっていた。
「あ、、嫌っ! 」
義父の痩せ細った肩を押しのけたけれど。
「美穂、助けてくれ! 俺はもうダメだ。おまえしかいないんだ。俺を見捨てないでくれぇ」
「 お父さん、何するの! やめて!!」
義父は酒臭い息を荒くして、わたしの身体を弄《まさぐ》った。
呼ばれて目を開けると、義父がわたしの肩をつかんで揺さぶっていた。
その時は何がなんだかよく分からなかったけれど、わたしは血だらけのシーツの上に横たわっていたようだった。
朦朧とした意識の中で、左の手首にズキズキとした痛みを感じた。
見ると手首に血がこびりついて固まっていた。
わたしは自殺に失敗したのだ。
しばらくして村井のことを思い出した。
「あ、先生は? 先生はどこ?」
ガバッと起きあがり、そばに先生の死体があるかと思って見まわした。
「先生? 先生って誰だ?」
「担任の村井先生はどこ?」
「そんな奴はいない。なんだそいつは? そいつがおまえにこんな事をしたのかっ!!」
倒れて死んでいると思っていた村井先生はどこにも居なかった。
義父の話では仕事から帰って来ると、わたしが裸のまま血だらけの布団の上で寝ていたとのことだ。
たぶん先生もたいした傷ではなかったのだろう。
手首を切ったわたしを見捨てて逃げたのだ。
いま思えば、100均の果物ナイフで人を殺すなどバカげてる。
腹部ならまだしも、男性の硬い背中にあのナイフはそれほど深くは刺さらなかったのだろう。
残念な悔しい気持ちと、ホッとした感情が交錯した。
殺人犯にはならずに済んだけれど。
村井はまだ生きている。
刺された腹いせに、裸の写真をばら撒くだろうか。
それともわたしは殺人未遂で、もうすぐ逮捕されるのか。
義父に本当のことは言いたくなかったけれど、納得させられるような嘘は思いつかなかった。
問い詰められ、村井との関係を打ち明けた。
気弱な義父は、涙を流してわたしを抱きしめ、同情を示してくれた。
頼りないけれど、わたしのことを心配してくれる唯一の身内と感じた。
「大丈夫だ、美穂。奴は警察に通報したりしないし、写真をばら撒いたりもしない。こんな事がバレて一番困るのはそいつだろう」
そんな風に優しく慰めてくれたけれど。
確かに義父はあの頃のわたしより、大人びた推測をしてくれたと思う。
だけどもう少しまともな大人なら、もっと適切な対応をしてくれていたに違いない。
警察にも教育委員会にも訴えることをせず、あんなろくでもない教師を野放しにしておくなんて。
人付き合いが苦手な義父は、イザコザに巻き込まれたくなかったのだ。
手首の傷はそれなりに深く、巻きつけたガーゼにジワジワと血が滲んだけれど、病院には行く気がしなかった。
ラップを貼って止血するのがいいと、以前みたテレビの応急処置を思い出し、その方法でなんとかしのいだ。
その日暮らしの我が家には、治療費に何千円も当てる余裕などなかったのだ。
義父の言ったとおり警察はやって来なかったし、その後は村井の訪問もなくなった。
そのうちに春休みに入り、四月になって担任も変わった。
村井の傷がどれほどのものだったのか、今となっては知る由もない。
中三になっても学校へは行けなかった。
今度の担任は、一見優しそうな中年女性だったけれど、雑用や自分の家の事などで忙しいかったのだと思う。月に一度の訪問もおざなりで、とりあえず立場上来ている感がありありだった。
狭い家に閉じこもっているのも気が滅入り、春の陽気に誘われて、少しずつ外に出られるようになった。
親子連れなどがほとんど来ない、寂れた小さな公園。
そこでいつも遊んでいる四歳くらいの男の子。お母さんは忙しいのか、毎日一人で来ている。
今日も一人砂場でなにかを作っていた。
幼稚園にも保育園にも行けないのだろうか。
ほったらかしにされているようで、着ている服もくたびれて汚れている。見るからにネグレクトの類いだ。
幼少の頃の自分と重なり、同情はするけれど、わたしにしてあげられることなど何もない。
ベンチに座り、見上げた桜の木はすでに花が散り、葉桜になっていた。
桜はなぜ花が先に咲くのだろうと、ふと思う。
卒業や入学する人たちの門出をお祝いしてあげたいのね。
折々の四季の風景に優しさを感じていたら、
「ねぇ、お姉ちゃん、あそぼ」
突然、男の子に声をかけられた。
小さな子の相手などした事もなく、どんな風に遊んでいいのかわからなかった。
それでも頼まれると断れない性格だったため、動揺しながらも微笑んだ。
「え、えっと、何して遊びたいの?」
「うーん、じゃあ、鬼ごっこ!」
男の子はベンチに座っていたわたしの膝にタッチしたかと思うと、
「はい、お姉ちゃんが鬼だよ!」
と言って逃げた。
考えてる間もなく、逃げる男の子を追いかけた。
奇声をあげながら逃げまわる男の子を追いまわす。
「まて、まて、まて~~!」
「わー! ギャハハッ」
まだ小さいからすぐにタッチはできたけれど、ギリギリまで追い詰めたり逃がしたりして追いかけまわした。
その日以来、公園へ行くたびにマサト君という、その男の子と遊んだ。
いつのまにか公園には、数人の子供たちが集まるようになっていた。
子供とは不思議なほど自然体でいられた。
身構えることもなく、空気を読む必要もなく、静まり返っても気まずくなることもない。
体力は使うけど、精神的には少しも疲れない。それどころか癒されている気がした。
子供たちは少しだけわたしに自信を与えてくれた。
わたし、子供となら仲良くなれるんだ。
将来、保育士を目指そうと思ったきっかけだった。
保育士になろうと思うなら、やはり高校くらいは出ないといけないだろう。
頼りにならない義父と暮らしていたら、否が応でも自立心を掻き立てられる。
高校生になったらアルバイトが出来るはず。新たな希望がわいてきて、押入れにしまい込んでいた教科書を引っ張り出した。
学校ではクラスメイトとの関わりにばかり意識がいって、ちっとも授業に集中できなかった。
家で一人学んでいる方が、ずっと理解が進んだ。
いつか保育士さんになれたらいいな。
そんな夢を抱きながらの勉強は、楽しくさえ感じられた。
だけど、そんなささやかな幸せさえも長くは続かないのだった。
義父が勤めていた建設会社を解雇され、収入が途絶えた。
貯蓄もない義父との生活はすぐに困窮を極めた。
生活保護の申請を提案してみても、義父は何だかんだと言い訳ばかりして、腰を上げようとはしない。
家にはもう、お米も乾麺も残ってないというのに。
そんな状況なのに、なぜかワンカップを買ってくるお金だけはあるのだった。
朝からカップ酒を飲んでは、恨みがましく泣きごとばかり言っていた義父。
そして、義父との最悪な関係が始まるのだった。
ある夜、息苦しさで目を覚ますと、義父がわたしの身体にのしかかっていた。
「あ、、嫌っ! 」
義父の痩せ細った肩を押しのけたけれど。
「美穂、助けてくれ! 俺はもうダメだ。おまえしかいないんだ。俺を見捨てないでくれぇ」
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