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勇者無双
第二話 伝説と最強
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「ん…ここは…」
「うぉらあああああああああ!」
ガイルが目を覚ますと、目の前に剣を持った者がいた。
「な、何だよ!どこだここ!?」
周りを見渡してみると、なんとドラゴンの大群と魔族の大群が向かい合っている真中に自分がいることに気が付いた。
「なんかやばい状況なんじゃないのか?」
すると、魔族の大将のような者が叫んだ。
「お前は何者だ!なぜ空から降ってきた…まさか竜族の手先か?ならば丁度いい、全軍突撃!」
叫び終わるとガイルの後ろにいたドラゴンたちが、構え始めた。
「ああもうなんだよ!」
ガイルは戸惑いながら、迫ってくる大群に向かって腕を振り下ろした。
すると、一瞬にして目の前にいた大群が吹き飛んだ。
「何だ今の…俺がやったのか?」
「何だあいつは!?あのような者が竜族にいたとはな…魔王様に報告せねば。」
大群を率いていた大将は、翼を広げ、それと同時に、大群も退いていった。
「ひとまず助かったのか?」
「ガハハハハハ」
ガイルの後ろからとても大きな笑い声が聞こえた。
「誰だ?」
「わしらでもてこずっていた魔族の軍団を、一瞬にして吹き飛ばしてしまうとは、おぬし何者じゃ。」
声が聞こえるとともに、大群の後ろから小さなトカゲが出てきた。
「小さい…あんなでかい声出してたのに。」
「小さいとはなんだ、このわしが誰かわからぬのか?」
「誰か?」
「この姿ではわからぬか、しょうがない、我らを救ってもらったおかげじゃ、真の姿を見せてやろう。」
そう口にすると、トカゲは小さな手を掲げとてつもなく大きな魔法陣を作り出した。
トカゲは魔法陣の中に飛び込むと、その瞬間大きな地響きが起きた。
「おいおい、どうなってんだよ…」
そして地響きが収まると、魔法陣の中から灼熱の炎をまとった巨大な赤いドラゴンが出現した。
「ハハハハハ、驚いたか、この姿を見ればさすがにわかるだろう、人間よ。」
「わかんねえ。」
「なに!?この世界に知らぬ者なし、伝説の竜族、獄炎竜ヴァルムード様だぞぉ!」」
ヴァルムードが叫ぶととんでもない衝撃が砂の上に走った。
「落ち着いてくれよ、知らなかったことはすまない…」
「まあしょうがないだろう、おぬしはこの世界に来たばかりと見えるからな。」
「なぜそれを知っている?」
「ハハハ、おぬしから出ているオーラで只者ではないと見た。邪悪な力と純粋なる強さ、正義の力が混ざり合っている。だが悪い者ではなさそうだな。おぬしに話したいことがある、今からわしの背中に乗って竜族の里へ来てくれんか?」
「ああ、俺もこの世界について聞きたいことがある。」
すると、ヴァルは翼を広げガイルを背中に乗せた。
そのまま、里へと飛んで行った。
「ついたぞ、ここがわしの住処じゃ。」
そこは大きな空洞に丸太を敷いた場所だった。
中に入るとヴァルは翼をしまい、小さな魔法陣を出現させた、すると、魔法陣の中からイスとテーブルが出てきた。
「凄いな、こんな魔法もあるのか。」
「魔法…やっぱりおぬし、この世界のことは何も知らないみたいじゃな。」
「どうゆうことだ?魔法とはこの世界では呼ばないのか。」
「んー、この世界ではこのような召喚魔法も『スキル』と呼ばれているのじゃ。スキルはそれぞれ分けられていてな、剣士などなら、剣スキルの中の○○、などと言って分けられているのじゃ。このスキルは 創造 と言ってなわしのみが持つ唯一無二の固有スキルなのだ。」
「へー、なんか面白いな、俺もスキルってのを使ってみたいぜ。それで?話ってなんだ。」
「ああ、実はな今のわしの姿は仮の姿なのだ。自分の元の姿を創造で作り出し、そこに魂を移してるだけなのじゃ。」
「そうなのか…なら本体はどこにあるんだ?」
「封印されてるのじゃ、この世界のどこかにな。おぬしのような者をわしはずっとまっておった。わしの封印を解いてくれる者を、無理を承知の上でだ、
やってくれるか?」
「急だな…だが俺もこれから長い旅をするんでな、いいだろう、ただ、交換条件だ。お前の持っている創造スキルを、俺にくれないか?」
「ハハハ、凄い条件を出してきたな、分かった。スキルの譲渡は禁止されているが、わしなら大丈夫だろう。」
「じゃあ、早速だが渡してくれるか?俺にも造って見せたいものがある。」
「ああ。」
ヴァルは、手を差し伸べ小さな白い球を生み出すと、それをガイルの体に勢いよく飛ばした。
「入った…これでもう使えるのか?」
「ああ、そうじゃ、何かを思い描いてそれを出現させてみるのじゃ。これで契約は成立したな。」」
ガイルは言われた通りに、ツノ生えた大きな魔族を生み出した。
「これが誰かわかるか?」
「いや、分からんな。」
「あんたとは契約したんだ、本当のことを話しておこうと思ってな。これは、今現在の魔王だ。」
「魔王じゃと?これが…」
「ああ、そしてこいつを倒すのが、俺の使命だ。これで俺が誰かわかるだろう?」
「まさか、勇者か?」
「そうだ。」
「そんな、確かに勇者は魔王に敗北したと聞いてはいたが…」
「まあ、まだ勇者の力とやらは、使えないんだけどな。」
「失礼します、入ってもよろしいでしょうか。」
「入れ。」
「すみません会長様、報告したいことがありまして。」
「何だ?」
「これを見てください、先程、この世界にとてつもなく大きな魔力を持ったものが現れたのです。おそらくですが、推定ステータスは、全パラメータ999、
これが、会長様のお探しになってる人だとおまいまして。」
「ほう…すまなかったね。報告ありがとう。」
「はい、失礼しました。」
「ふふ、見つけたぞ…シュウ。」
「うぉらあああああああああ!」
ガイルが目を覚ますと、目の前に剣を持った者がいた。
「な、何だよ!どこだここ!?」
周りを見渡してみると、なんとドラゴンの大群と魔族の大群が向かい合っている真中に自分がいることに気が付いた。
「なんかやばい状況なんじゃないのか?」
すると、魔族の大将のような者が叫んだ。
「お前は何者だ!なぜ空から降ってきた…まさか竜族の手先か?ならば丁度いい、全軍突撃!」
叫び終わるとガイルの後ろにいたドラゴンたちが、構え始めた。
「ああもうなんだよ!」
ガイルは戸惑いながら、迫ってくる大群に向かって腕を振り下ろした。
すると、一瞬にして目の前にいた大群が吹き飛んだ。
「何だ今の…俺がやったのか?」
「何だあいつは!?あのような者が竜族にいたとはな…魔王様に報告せねば。」
大群を率いていた大将は、翼を広げ、それと同時に、大群も退いていった。
「ひとまず助かったのか?」
「ガハハハハハ」
ガイルの後ろからとても大きな笑い声が聞こえた。
「誰だ?」
「わしらでもてこずっていた魔族の軍団を、一瞬にして吹き飛ばしてしまうとは、おぬし何者じゃ。」
声が聞こえるとともに、大群の後ろから小さなトカゲが出てきた。
「小さい…あんなでかい声出してたのに。」
「小さいとはなんだ、このわしが誰かわからぬのか?」
「誰か?」
「この姿ではわからぬか、しょうがない、我らを救ってもらったおかげじゃ、真の姿を見せてやろう。」
そう口にすると、トカゲは小さな手を掲げとてつもなく大きな魔法陣を作り出した。
トカゲは魔法陣の中に飛び込むと、その瞬間大きな地響きが起きた。
「おいおい、どうなってんだよ…」
そして地響きが収まると、魔法陣の中から灼熱の炎をまとった巨大な赤いドラゴンが出現した。
「ハハハハハ、驚いたか、この姿を見ればさすがにわかるだろう、人間よ。」
「わかんねえ。」
「なに!?この世界に知らぬ者なし、伝説の竜族、獄炎竜ヴァルムード様だぞぉ!」」
ヴァルムードが叫ぶととんでもない衝撃が砂の上に走った。
「落ち着いてくれよ、知らなかったことはすまない…」
「まあしょうがないだろう、おぬしはこの世界に来たばかりと見えるからな。」
「なぜそれを知っている?」
「ハハハ、おぬしから出ているオーラで只者ではないと見た。邪悪な力と純粋なる強さ、正義の力が混ざり合っている。だが悪い者ではなさそうだな。おぬしに話したいことがある、今からわしの背中に乗って竜族の里へ来てくれんか?」
「ああ、俺もこの世界について聞きたいことがある。」
すると、ヴァルは翼を広げガイルを背中に乗せた。
そのまま、里へと飛んで行った。
「ついたぞ、ここがわしの住処じゃ。」
そこは大きな空洞に丸太を敷いた場所だった。
中に入るとヴァルは翼をしまい、小さな魔法陣を出現させた、すると、魔法陣の中からイスとテーブルが出てきた。
「凄いな、こんな魔法もあるのか。」
「魔法…やっぱりおぬし、この世界のことは何も知らないみたいじゃな。」
「どうゆうことだ?魔法とはこの世界では呼ばないのか。」
「んー、この世界ではこのような召喚魔法も『スキル』と呼ばれているのじゃ。スキルはそれぞれ分けられていてな、剣士などなら、剣スキルの中の○○、などと言って分けられているのじゃ。このスキルは 創造 と言ってなわしのみが持つ唯一無二の固有スキルなのだ。」
「へー、なんか面白いな、俺もスキルってのを使ってみたいぜ。それで?話ってなんだ。」
「ああ、実はな今のわしの姿は仮の姿なのだ。自分の元の姿を創造で作り出し、そこに魂を移してるだけなのじゃ。」
「そうなのか…なら本体はどこにあるんだ?」
「封印されてるのじゃ、この世界のどこかにな。おぬしのような者をわしはずっとまっておった。わしの封印を解いてくれる者を、無理を承知の上でだ、
やってくれるか?」
「急だな…だが俺もこれから長い旅をするんでな、いいだろう、ただ、交換条件だ。お前の持っている創造スキルを、俺にくれないか?」
「ハハハ、凄い条件を出してきたな、分かった。スキルの譲渡は禁止されているが、わしなら大丈夫だろう。」
「じゃあ、早速だが渡してくれるか?俺にも造って見せたいものがある。」
「ああ。」
ヴァルは、手を差し伸べ小さな白い球を生み出すと、それをガイルの体に勢いよく飛ばした。
「入った…これでもう使えるのか?」
「ああ、そうじゃ、何かを思い描いてそれを出現させてみるのじゃ。これで契約は成立したな。」」
ガイルは言われた通りに、ツノ生えた大きな魔族を生み出した。
「これが誰かわかるか?」
「いや、分からんな。」
「あんたとは契約したんだ、本当のことを話しておこうと思ってな。これは、今現在の魔王だ。」
「魔王じゃと?これが…」
「ああ、そしてこいつを倒すのが、俺の使命だ。これで俺が誰かわかるだろう?」
「まさか、勇者か?」
「そうだ。」
「そんな、確かに勇者は魔王に敗北したと聞いてはいたが…」
「まあ、まだ勇者の力とやらは、使えないんだけどな。」
「失礼します、入ってもよろしいでしょうか。」
「入れ。」
「すみません会長様、報告したいことがありまして。」
「何だ?」
「これを見てください、先程、この世界にとてつもなく大きな魔力を持ったものが現れたのです。おそらくですが、推定ステータスは、全パラメータ999、
これが、会長様のお探しになってる人だとおまいまして。」
「ほう…すまなかったね。報告ありがとう。」
「はい、失礼しました。」
「ふふ、見つけたぞ…シュウ。」
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