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本編開始
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王国は歓喜に沸いていた
賢者アキヤの妻という年齢を若くに変身させたマリー嬢によりもたらされた杖により王妃の石化が解けたのである。
石化中は年を取らず老いた王とまだ艶がある王妃という年齢差はできたが抱き合う。それをはしたないと断じる人間はおらず、厳しく勇猛な将軍でさえも涙を浮かべ抱き合う王と王妃に拍手をした。
辺りの歓喜が鎮まるとその多くの宮中の暖かい目は謁見の間に跪くマリーに向く。
その美しさから聖女だとの小声さえ聞こえるが
賢者アキヤがファーブニルにより命を落とした事を知ると沈痛な空気が流れる。
マリーは言う
「王妃様回復は夫の… アキヤの悲願でした。そのお喜びを止めてしまいますとアキヤの願いも半分になると思います。どうかお喜びください」
その頰には一筋の涙が流れる。
宮中ではその願いに答えようと国を挙げての祭りになった。国民の笑顔の中にアキヤがいないのを寂しく思うマリーだったが、その頃には次の幸せに気づいていた。
自分は長く生きる魔物
アキヤとの子供も生まれるまで年月がかかる事を。
自分の中にアキヤとの命がお腹にいる事を。
ならばと祭りが終わった後、マリーは賢者としてこの国を整備する事にした。
出来ればアキヤが読んでいたファンタジーの小説に近いぐらいに発展をさせようと。
各種ギルドを作り、魔道具を作りステータスの概念を浸透させ、魔法で閲覧出来るようにし
地球の知識、魔物の知識様々な事を人間に伝えて
これからは人間だけで発展できるだろうと思う頃合いにマリーはいなくなった。
王国では騒動になった。マリーの知識は周辺の国々でも規範になるようになっておりマリーという賢者の隠遁に慌てた。
*****
「マリーもう少しね!」
優しく友人が笑いかける。
マリーは家のバルコニーから笑顔で手を振り返す。
マリーのお腹はもう数ヶ月で出産するまでになっていた。
ここはアキヤと出会った村。
子供を産むならここしかないとマリーは考え王国で賢者として過ごした時に得た金銭で村のだいたいを買い
そしてアキヤとの家を買い直していた。
村人もマリーがここに住みたいとの話に快く迎え、賢者としてのマリーを他言しないよう約束してくれた。
アキヤの知識にあった長椅子を見ながら涙ぐむ
ーーあなた。帰ってきたわよ。
*****
俺の名前は山田一郎
どこにでもある一郎って名前がイヤで多芸を目指していた。色々な事を覚え、色々な遊びをして、そこそこの会社を立ち上げたが社用車で都内を走っている時に居眠り運転をした若造のSUVにガッツリぶつけられて死んでしまった。
ああー!もっと遊んでおけば良かったー!
岡山県の刀鍛冶見学とか来週だったのにもったいねー!
50歳になった時に金にモノを言わせて結婚だけでもしていたらよかったー!
クソーふわふわスルースルー
飛んでね?ヨガじゃね?
と、どーでも良い事を考えていたら雲と霧だけの世界に立っていた。
ここ天国?
と半ばヤケクソ気味な気分で思っていたらスイと白髪て長髪の白いローブをまとった老人が何もないところから光って現れた。
「すみません山田さん、私は神です」
おおーっと一郎は仰け反るが
「ほんとに神様ならやっぱ俺は死んだのか… 」
本当にショボーンという感じでショボーンとする。
「実は山田さんはまだ死んでいないんですが肉体が無くなってしまいまして、いや不手際なこちらの責任なんですが」
ついと神様が指差した方に顔をボコボコにされた天使がいた。
「えーっと、山田さんこの天使が下界のゲームにハマっていたみたいで… ありえない見過ごしから山田さんの肉体を無くしてしまいこうなりました。」
ゲーム?
と天使の近くにゲームの箱がある
テト○スね確かにテト○スはいいところだと止めれないわ。あと古いね。
どうにも言えない空気の中神様が口を開く
「で、で、ですねこのまま、お亡くなりになるか私の弟が神をしている異世界へ転生して頂くかえらべるんですが、どうします?」
神様かりぃーなーと思いながらも心は決まっていた。
「転生組でよろしゅー願います」
だってまだ楽しみたいし!生きる事最高じゃん
「組って…ではスグに転生できるようにしますね」
「えっ?えっ?こういう場合はなんかチートスキルとか貰えるのがセオリーなんじゃ?あれ?」
イチローは困惑して神の髪にすがる。
「それは大丈夫です。てかあげません。簡単に言うとあなたの母親になる人?が凄くて、あなたの魂が入るお腹の赤ちゃんに色々と生まれる前から注いでいまして、神様の力がなくてもチートです!」
なんじゃそら
そう思う一郎に神様が笑いかける
「あなたの母を消そうとも思っていたのですが、もうその気持ちもありません。あなたも、もっと楽しんで生きてくださいね」
神様が消そうとかなんじゃー!!
と叫ぼうとしたが次第に目が開けれなくなり
魂が暖かい鼓動が聞こえる場所にたどり着き一郎はしばしの眠りについた。
賢者アキヤの妻という年齢を若くに変身させたマリー嬢によりもたらされた杖により王妃の石化が解けたのである。
石化中は年を取らず老いた王とまだ艶がある王妃という年齢差はできたが抱き合う。それをはしたないと断じる人間はおらず、厳しく勇猛な将軍でさえも涙を浮かべ抱き合う王と王妃に拍手をした。
辺りの歓喜が鎮まるとその多くの宮中の暖かい目は謁見の間に跪くマリーに向く。
その美しさから聖女だとの小声さえ聞こえるが
賢者アキヤがファーブニルにより命を落とした事を知ると沈痛な空気が流れる。
マリーは言う
「王妃様回復は夫の… アキヤの悲願でした。そのお喜びを止めてしまいますとアキヤの願いも半分になると思います。どうかお喜びください」
その頰には一筋の涙が流れる。
宮中ではその願いに答えようと国を挙げての祭りになった。国民の笑顔の中にアキヤがいないのを寂しく思うマリーだったが、その頃には次の幸せに気づいていた。
自分は長く生きる魔物
アキヤとの子供も生まれるまで年月がかかる事を。
自分の中にアキヤとの命がお腹にいる事を。
ならばと祭りが終わった後、マリーは賢者としてこの国を整備する事にした。
出来ればアキヤが読んでいたファンタジーの小説に近いぐらいに発展をさせようと。
各種ギルドを作り、魔道具を作りステータスの概念を浸透させ、魔法で閲覧出来るようにし
地球の知識、魔物の知識様々な事を人間に伝えて
これからは人間だけで発展できるだろうと思う頃合いにマリーはいなくなった。
王国では騒動になった。マリーの知識は周辺の国々でも規範になるようになっておりマリーという賢者の隠遁に慌てた。
*****
「マリーもう少しね!」
優しく友人が笑いかける。
マリーは家のバルコニーから笑顔で手を振り返す。
マリーのお腹はもう数ヶ月で出産するまでになっていた。
ここはアキヤと出会った村。
子供を産むならここしかないとマリーは考え王国で賢者として過ごした時に得た金銭で村のだいたいを買い
そしてアキヤとの家を買い直していた。
村人もマリーがここに住みたいとの話に快く迎え、賢者としてのマリーを他言しないよう約束してくれた。
アキヤの知識にあった長椅子を見ながら涙ぐむ
ーーあなた。帰ってきたわよ。
*****
俺の名前は山田一郎
どこにでもある一郎って名前がイヤで多芸を目指していた。色々な事を覚え、色々な遊びをして、そこそこの会社を立ち上げたが社用車で都内を走っている時に居眠り運転をした若造のSUVにガッツリぶつけられて死んでしまった。
ああー!もっと遊んでおけば良かったー!
岡山県の刀鍛冶見学とか来週だったのにもったいねー!
50歳になった時に金にモノを言わせて結婚だけでもしていたらよかったー!
クソーふわふわスルースルー
飛んでね?ヨガじゃね?
と、どーでも良い事を考えていたら雲と霧だけの世界に立っていた。
ここ天国?
と半ばヤケクソ気味な気分で思っていたらスイと白髪て長髪の白いローブをまとった老人が何もないところから光って現れた。
「すみません山田さん、私は神です」
おおーっと一郎は仰け反るが
「ほんとに神様ならやっぱ俺は死んだのか… 」
本当にショボーンという感じでショボーンとする。
「実は山田さんはまだ死んでいないんですが肉体が無くなってしまいまして、いや不手際なこちらの責任なんですが」
ついと神様が指差した方に顔をボコボコにされた天使がいた。
「えーっと、山田さんこの天使が下界のゲームにハマっていたみたいで… ありえない見過ごしから山田さんの肉体を無くしてしまいこうなりました。」
ゲーム?
と天使の近くにゲームの箱がある
テト○スね確かにテト○スはいいところだと止めれないわ。あと古いね。
どうにも言えない空気の中神様が口を開く
「で、で、ですねこのまま、お亡くなりになるか私の弟が神をしている異世界へ転生して頂くかえらべるんですが、どうします?」
神様かりぃーなーと思いながらも心は決まっていた。
「転生組でよろしゅー願います」
だってまだ楽しみたいし!生きる事最高じゃん
「組って…ではスグに転生できるようにしますね」
「えっ?えっ?こういう場合はなんかチートスキルとか貰えるのがセオリーなんじゃ?あれ?」
イチローは困惑して神の髪にすがる。
「それは大丈夫です。てかあげません。簡単に言うとあなたの母親になる人?が凄くて、あなたの魂が入るお腹の赤ちゃんに色々と生まれる前から注いでいまして、神様の力がなくてもチートです!」
なんじゃそら
そう思う一郎に神様が笑いかける
「あなたの母を消そうとも思っていたのですが、もうその気持ちもありません。あなたも、もっと楽しんで生きてくださいね」
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