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鑑定必要だね
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「イチさん! おめでとうございます! クエスト30回達成しましたので正規冒険者として登録されます!」
「いやあまり嬉しくないっす… 」
ギルド受け付けの初老の男性に祝われて思わずイチは本音を言ってしまう。
「おいおいイッチャン酷いなー!」
受け付けの男性が固まっていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「… ギルドマスターやっと冒険者になれましたよ… 村に帰って良いですか?」
顔をしかめイチは早く村に帰りたいと真剣に思っていた。母マリーの教えは素晴らしく面白い。
普通の人間では終わらない冒険や知識を教えてくれ、自分に眠る能力を的確に指導して使えるようにしてくれる。本当ならもう畑の収穫終わりの時期なので父アキヤの墓参りをしていた頃だろう。
イチが自分の能力を使うに判断や認識が遅いのは、それがいきなり渡された物だからだ。
部屋一杯にいきなりオモチャやゲームを与えられても全てをいきなり使えるわけがない。それと同じで羅列されたステータスの文字とニュアンスしか読み取れない。
イチは自分の能力にワクワクしているのだ。それを使うレッスンや知識を教えてもらえるのは前世では味わえなかった娯楽である。
「いやダメだぞ」
いきなりその思いをギルドマスターの言葉が断ち切る。何言ってんの?という顔をするイチにさらに続ける。
「イッチャンの母さんにお願いされているんだが20歳になるまで村には帰ってくるなってよ。人生経験と世界を見る目を付けて帰って来いって事だ。」
ギルドマスターが信じられない事を言いながらイチに手紙を渡す。
その手紙はマリーからのもので封蝋(ふうろう)がされていた。封蝋はこの手紙が開封されていませんよという事を示す物で、中にはギルドマスターが言った言葉がほぼほぼそのまま書かれていた。
ーーーガックリ…
イチは肩を落とす。母マリーの性格ならこれは絶対でもし帰っても本格的な無視をされるだろう。
それでは意味がない。
「ガンバ!イッチャン!」
イチはニカっと笑い離れて行くギルドマスターに恨めしい目を向けるのだった。
さてならジッとしていても仕方ないので依頼を受ける事にする。
「最初はDランクかぁ、まあゴブリンの糞の探査よりはマシだな… 」
この世界のギルドランクは正規ではDランクから始まる。細分化されてはいないようだが地球で生きていた頃は資格にそれほどランクはなく研修医から医師や二級建築士から一級建築士のようにその後の職業や肩書きは多岐になるが定められた階級が多すぎると国や他国との管理や冒険者本人のモチベーションの維持も難しくなる。
この世界にも大まかだが法があるのだ。これでも十分に先が長いなと感じていた。
ーーーこれならいけそうだな…
ギルドの壁のDとランクが書かれ依頼書が貼られているコルクボードから1つの依頼を外してギルド受け付けに持って行く。
*****
町から北北東へ一日の場所にある旧遺跡の近くにある岩場と洞窟からの鉱石の採取が依頼内容だった。
と言ってもイチの素早さとスタミナのステータスなら半日も掛からず到着する。
これはカーリースターと組んでいた時に自分に鑑定の能力があると思い出した為に受ける事が出来たクエストだ。
鑑定は能力があるだけでは発動しない。
それを使うと思いながら目に魔力を通すと見れるようになる。
常に鑑定がポップアップする子供が何十年かに一度ぐらいで報告される。
そのほとんどがポップアップに邪魔をされ滑落や転倒等々の事故に遭って幼い内に亡くなる。
魔法で制御できないので大人になるまで生きていても心を病んでしまう。知りたくない情報もポップアップ
するのだ。
「金貨」「アルミ片」「手すり」「死んだ父の形見」………一日中見えるのだ。
閉じこもって暗所で過ごしても
「暗闇」「消した蝋燭の煙」「毛布」
目を閉じても
「瞼(まぶた)」「まぶた越しに漏れてくる光」
とポップアップされるのだ。
子供が生まれ物心が着く頃の会話で鑑定の能力か無い事を知ると多くの親は安堵さえする。
ギルドで冒険者が鑑定が使えるか調べるのは簡単で、受け付けのカウンター下よりいくつかの鉱石や薬をランダムで10個取り出しくるもの全ての名前を正解すればギルドに鑑定士として追加登録され鑑定が必要なクエストを受ける事が出来るようになる。
ーーーさて頑張りますか。
ギルドから採取クエストの場合に貸与されるピッケルでギルド遺跡近辺の岩を削り出す。
「しかしクズ鉄ばかりだな」
酸化鉄はたくさん岩の層にあるが面白さに欠ける。
それもそのはずで人が生活するのだ鉄は重要なものでしかも数がいる。鉄だけをとるなら、それ専従にして大量に採取だけしているグループもいて素人が見える範囲では発掘済みの状態すっからかんなのだ。
もう少し何か無いかなと目に思いっきり魔力を込めて鑑定をする。
鑑定は目に込める魔力によって見える深度が違う。イチの膨大な魔力を込めた鑑定は、地面にある人が気づかないような土をかぶり何年が経過したか分からない場所も鑑定してしまう。
「遺跡の隠し扉……? 」
それは誰もまだ発見していなかった旧遺跡の1つの入り口だった。
「いやあまり嬉しくないっす… 」
ギルド受け付けの初老の男性に祝われて思わずイチは本音を言ってしまう。
「おいおいイッチャン酷いなー!」
受け付けの男性が固まっていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「… ギルドマスターやっと冒険者になれましたよ… 村に帰って良いですか?」
顔をしかめイチは早く村に帰りたいと真剣に思っていた。母マリーの教えは素晴らしく面白い。
普通の人間では終わらない冒険や知識を教えてくれ、自分に眠る能力を的確に指導して使えるようにしてくれる。本当ならもう畑の収穫終わりの時期なので父アキヤの墓参りをしていた頃だろう。
イチが自分の能力を使うに判断や認識が遅いのは、それがいきなり渡された物だからだ。
部屋一杯にいきなりオモチャやゲームを与えられても全てをいきなり使えるわけがない。それと同じで羅列されたステータスの文字とニュアンスしか読み取れない。
イチは自分の能力にワクワクしているのだ。それを使うレッスンや知識を教えてもらえるのは前世では味わえなかった娯楽である。
「いやダメだぞ」
いきなりその思いをギルドマスターの言葉が断ち切る。何言ってんの?という顔をするイチにさらに続ける。
「イッチャンの母さんにお願いされているんだが20歳になるまで村には帰ってくるなってよ。人生経験と世界を見る目を付けて帰って来いって事だ。」
ギルドマスターが信じられない事を言いながらイチに手紙を渡す。
その手紙はマリーからのもので封蝋(ふうろう)がされていた。封蝋はこの手紙が開封されていませんよという事を示す物で、中にはギルドマスターが言った言葉がほぼほぼそのまま書かれていた。
ーーーガックリ…
イチは肩を落とす。母マリーの性格ならこれは絶対でもし帰っても本格的な無視をされるだろう。
それでは意味がない。
「ガンバ!イッチャン!」
イチはニカっと笑い離れて行くギルドマスターに恨めしい目を向けるのだった。
さてならジッとしていても仕方ないので依頼を受ける事にする。
「最初はDランクかぁ、まあゴブリンの糞の探査よりはマシだな… 」
この世界のギルドランクは正規ではDランクから始まる。細分化されてはいないようだが地球で生きていた頃は資格にそれほどランクはなく研修医から医師や二級建築士から一級建築士のようにその後の職業や肩書きは多岐になるが定められた階級が多すぎると国や他国との管理や冒険者本人のモチベーションの維持も難しくなる。
この世界にも大まかだが法があるのだ。これでも十分に先が長いなと感じていた。
ーーーこれならいけそうだな…
ギルドの壁のDとランクが書かれ依頼書が貼られているコルクボードから1つの依頼を外してギルド受け付けに持って行く。
*****
町から北北東へ一日の場所にある旧遺跡の近くにある岩場と洞窟からの鉱石の採取が依頼内容だった。
と言ってもイチの素早さとスタミナのステータスなら半日も掛からず到着する。
これはカーリースターと組んでいた時に自分に鑑定の能力があると思い出した為に受ける事が出来たクエストだ。
鑑定は能力があるだけでは発動しない。
それを使うと思いながら目に魔力を通すと見れるようになる。
常に鑑定がポップアップする子供が何十年かに一度ぐらいで報告される。
そのほとんどがポップアップに邪魔をされ滑落や転倒等々の事故に遭って幼い内に亡くなる。
魔法で制御できないので大人になるまで生きていても心を病んでしまう。知りたくない情報もポップアップ
するのだ。
「金貨」「アルミ片」「手すり」「死んだ父の形見」………一日中見えるのだ。
閉じこもって暗所で過ごしても
「暗闇」「消した蝋燭の煙」「毛布」
目を閉じても
「瞼(まぶた)」「まぶた越しに漏れてくる光」
とポップアップされるのだ。
子供が生まれ物心が着く頃の会話で鑑定の能力か無い事を知ると多くの親は安堵さえする。
ギルドで冒険者が鑑定が使えるか調べるのは簡単で、受け付けのカウンター下よりいくつかの鉱石や薬をランダムで10個取り出しくるもの全ての名前を正解すればギルドに鑑定士として追加登録され鑑定が必要なクエストを受ける事が出来るようになる。
ーーーさて頑張りますか。
ギルドから採取クエストの場合に貸与されるピッケルでギルド遺跡近辺の岩を削り出す。
「しかしクズ鉄ばかりだな」
酸化鉄はたくさん岩の層にあるが面白さに欠ける。
それもそのはずで人が生活するのだ鉄は重要なものでしかも数がいる。鉄だけをとるなら、それ専従にして大量に採取だけしているグループもいて素人が見える範囲では発掘済みの状態すっからかんなのだ。
もう少し何か無いかなと目に思いっきり魔力を込めて鑑定をする。
鑑定は目に込める魔力によって見える深度が違う。イチの膨大な魔力を込めた鑑定は、地面にある人が気づかないような土をかぶり何年が経過したか分からない場所も鑑定してしまう。
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