4 / 55
転生した子供部屋悪役令嬢は、悠々快適溺愛ライフを満喫したい!
第4話「悪役令嬢の聖夜の悲劇」
しおりを挟む
彼らの腕が絡み合う様を、まるで自分ではない誰かの視点から眺めるように……アリエルは冷めた目で見つめていた。
まるで硝子越しの光景のように現実感がなく、ただ淡々と胸の奥に冷たい重石を積み上げていく。
馬車が止まり、最初に降りたのはルシアンだった。
その手は迷うことなくリリアナへ差し伸べられ、まるで当然の伴侶であるかのようにエスコートする。
アリエルの姿など存在していないかのように、一瞥すら与えずに。
御者が慌ててアリエルへ手を差し伸べるまで、彼女はただ石像のように馬車の中で立ち尽くしていた。
吐く息は白く、頬にあたる夜気は痛いほど冷たい。
……あぁ、そういえば今日は何も口にしていなかった。
食事も、水一滴すらも。
ようやく気づいた空腹に胃が軋む。だが、それ以上に休みたい。早く自室に戻り、扉を閉ざし、眠りにつきたかった。
けれど、その願いすら遮られる。
リリアナがルシアンの腕からそっと離れ、アリエルの前に歩み出てきた。
「アリエル様、後であたしの部屋にきてもらえます?ご相談したいことがあって……」
……ご相談?
悪い予感しかしない。だが、もし今夜のことを弁明すると言うのなら、断るわけにはいかない。
聞きもしなければ、また『傲慢だ』と陰口を叩かれるだけだ。
「……わかりました。着替えが済みましたら、お伺いしますね」
「はーい♡」
軽やかに返すその声音が、妙に耳障りだった。
伯爵令嬢が公爵令嬢を部屋に呼びつける……本来ならあり得ない。
深く溜息を吐きながらも、アリエルは足を進めた。
学園内は表向き、身分差が緩和されている。
だが、実際には根強い階級意識が残り、待遇には明確な差があった。
公爵令嬢であるアリエルの部屋は最上階。陽の光がよく差し込み、中庭に面した広い個室には浴室が備えられ、専属の侍女までいる。
一方で、リリアナが住むのは下層階。日当たりも悪く、壁も薄く、簡素な造りの部屋。
その落差こそが、周囲の嫉妬や軋轢を生む一因だった。
階段を下りるほど、突き刺すような視線を浴びる。
……場違いな場所に迷い込んだみたい。
そんな感覚を必死に振り払いつつ、アリエルは奥へと歩を進めた。
「リリアナ・モンテ……ここね」
目の前の木のドアを三度、コンコンコンと叩く。
返事はない。
だが、中から確かに人の気配がする。
ためらいながら、もう一度ノックを繰り返す。
今度は、かすかに声がした気がした。……聞き間違いではない。
覚悟を決め、ドアノブに手をかける。
「アリエルです。失礼しま……」
ギィ……
重く鈍い音とともに、扉が開いた。
「あぁ……ルシアン様っ……」
……聞こえた声。
視線を上げた瞬間、目に飛び込んできたのは、ベッドの上で裸身を重ね、熱い口づけを交わす二人の姿だった。
「……ルシアン様……これは……一体……」
「アリエル!?」
「キャッ」
慌てて身体を離す二人。だが、遅い。
その姿が何を意味するかなど、火を見るよりも明らかだった。
冷水を頭から浴びせられたような衝撃。
視界が揺れ、頭がぐらつく。
心臓が耳元で爆音のように鳴り、胃の奥からせり上がる吐き気を必死に手で押さえ込む。
「ち、違うんですアリエル様!これは……!」
咄嗟にリリアナを庇うように抱き寄せ、ルシアンが声を張る。
「リリィを責めないでくれ!全ては僕が……!」
「いいえ!あたしが無理に……!」
「いや、違う!彼女は悪くない!」
互いに罪を被ろうとする言葉。だが……
アリエルの視界は滲み、涙と共に世界がぼやけていく。
声を発することすらできず、その場を飛び出した。
振り返ることはできなかった。
けれど、視界の端に……リリアナがほんの一瞬、確かに微笑んだのを捉えた気がした。
……それでも、もはやどうでもよかった。
どうやって部屋に戻ったのか……いつ眠ったのか……記憶が曖昧だった。
さっきの光景は何かの間違いでは……幻覚でも見たのでは……と何度も思い込もうとするけれど、眠りに落ちるたびに……あの生々しい光景が夢となって繰り返され、飛び起きることしかできなかった。
目覚めた瞬間、喉の奥から押し殺した嗚咽が漏れる。
そして目を閉じれば、またすぐにあの姿。
思い出したくも無いのに、ベッドに絡み合う二人の姿が焼きついて離れない。
わたくしの何がいけなかったのだろう……?
どうしたら良かったのだろう……?
自問自答を重ねても答えは見つからず、胸の奥には空洞だけが広がっていく。
アリエルは終わりの見えない悪夢に苛まれ、逃げるように実家に戻り、短い冬季休暇を過ごした。
もう、悲しいのかどうかすら分からない。ただ胸を締め付ける痛みだけが、延々と続いてアリエルを苦しめた。
同じく休暇のはずのルシアンが訪ねてくることもなければ、手紙ひとつ届くこともない。
何も喉を通らないのに、涙だけが滝のように溢れ続け、泣き疲れては眠り…また夢に魘されて目を覚ます。
その繰り返しに、心配する家族にすら上手く説明できず、ただ「大丈夫です」と繰り返すしかなかった。
そして冬季休暇が明け、学園に戻ると……アリエルに対する誹謗中傷は、より一層激しくなっていた。
「ルシアン様が気の毒だわ……!あんな高慢な公爵令嬢には誰だって疲れるわ」
「リリアナ嬢は小柄で可憐で、それでいて健気にアリエル様に頭を下げてたのに」
「守ってあげたいって思うのも当然よね」
「潔く身を引けばよいのに」
出所など、考えるまでもなかった。
アリエルが近くにいるとわかりながらも、リリアナは嬉々として噂を広げている。
わざと聞こえるように語る姿に出くわすことすらあった。
「アリエル様は本当は優しい方なんです……あたしが至らないから叱られて……」
「色目を使ったって噂は誤解なんです……!あたしがルシアン様と親しくしたせいで……!」
「ドレスの色のことも…あたしのためを思って言ってくださっただけで……」
「どうか……アリエル様を責めないでください……!」
耳を塞ぎたくなるような醜聞も増えるばかりだった。
「婚約者がいながら、他の男子生徒に色目を……」
「とても豊満なお身体をされてますしね」
ある時には、見知らぬ男子生徒にまで声をかけられる。
「誰の部屋にでも訪れるとお聞きして……是非、今夜……」
身体をなぞるような視線、舐め回すような言葉。何という下劣で悍ましい……
あまりの発言に絶句し、ただ背を向けて立ち去るしかなかった。
悔しくて、情けなくて、歯痒さで全身が震えた。
「………っっ!!!」
部屋に入るたび、何度うずくまり、声を殺して泣いただろう。
侍女に悟られないように枕に顔を押しつけ、嗚咽を必死で押し殺す。
日中は淡々と授業に出席し、終われば宿舎に籠る毎日。
かつて誰よりも本を愛した彼女が、今は文字すら目に入らず、ただ時間だけが過ぎていく。
季節は巡り、寒い冬から暖かな春へ。やがて夏が近づくある日……ルシアン様に呼び出され、中庭で向き合った。
二人きりになるのは、いったいいつ以来だろう。
そもそも最後にまともに顔を合わせたのは、いつのことだったか。
「すまない、もっと早く君との時間が取れれば……」
「……いえ」
あぁ、これがルシアン様との最後の会話になるのだろう。
ずっと前から、こうなることは分かりきっていた。
今感じているのは、割り切りか、諦めか……それすら曖昧で、自分でも分からなかった。
「潔く身を引けばよいのに」
誰かが言っていた言葉を思い出す。まったくもってその通りだ。
けれど、簡単に口にしないで欲しい。
婚約を喜んでくれた両親。良くしてくださったヴェルナー家の方々。
たくさんの人を不幸にすることになるのだ。
アリエルはほんの少しの寂しさと悲しさを胸に抱きながら、静かにその時を待った。
まるで硝子越しの光景のように現実感がなく、ただ淡々と胸の奥に冷たい重石を積み上げていく。
馬車が止まり、最初に降りたのはルシアンだった。
その手は迷うことなくリリアナへ差し伸べられ、まるで当然の伴侶であるかのようにエスコートする。
アリエルの姿など存在していないかのように、一瞥すら与えずに。
御者が慌ててアリエルへ手を差し伸べるまで、彼女はただ石像のように馬車の中で立ち尽くしていた。
吐く息は白く、頬にあたる夜気は痛いほど冷たい。
……あぁ、そういえば今日は何も口にしていなかった。
食事も、水一滴すらも。
ようやく気づいた空腹に胃が軋む。だが、それ以上に休みたい。早く自室に戻り、扉を閉ざし、眠りにつきたかった。
けれど、その願いすら遮られる。
リリアナがルシアンの腕からそっと離れ、アリエルの前に歩み出てきた。
「アリエル様、後であたしの部屋にきてもらえます?ご相談したいことがあって……」
……ご相談?
悪い予感しかしない。だが、もし今夜のことを弁明すると言うのなら、断るわけにはいかない。
聞きもしなければ、また『傲慢だ』と陰口を叩かれるだけだ。
「……わかりました。着替えが済みましたら、お伺いしますね」
「はーい♡」
軽やかに返すその声音が、妙に耳障りだった。
伯爵令嬢が公爵令嬢を部屋に呼びつける……本来ならあり得ない。
深く溜息を吐きながらも、アリエルは足を進めた。
学園内は表向き、身分差が緩和されている。
だが、実際には根強い階級意識が残り、待遇には明確な差があった。
公爵令嬢であるアリエルの部屋は最上階。陽の光がよく差し込み、中庭に面した広い個室には浴室が備えられ、専属の侍女までいる。
一方で、リリアナが住むのは下層階。日当たりも悪く、壁も薄く、簡素な造りの部屋。
その落差こそが、周囲の嫉妬や軋轢を生む一因だった。
階段を下りるほど、突き刺すような視線を浴びる。
……場違いな場所に迷い込んだみたい。
そんな感覚を必死に振り払いつつ、アリエルは奥へと歩を進めた。
「リリアナ・モンテ……ここね」
目の前の木のドアを三度、コンコンコンと叩く。
返事はない。
だが、中から確かに人の気配がする。
ためらいながら、もう一度ノックを繰り返す。
今度は、かすかに声がした気がした。……聞き間違いではない。
覚悟を決め、ドアノブに手をかける。
「アリエルです。失礼しま……」
ギィ……
重く鈍い音とともに、扉が開いた。
「あぁ……ルシアン様っ……」
……聞こえた声。
視線を上げた瞬間、目に飛び込んできたのは、ベッドの上で裸身を重ね、熱い口づけを交わす二人の姿だった。
「……ルシアン様……これは……一体……」
「アリエル!?」
「キャッ」
慌てて身体を離す二人。だが、遅い。
その姿が何を意味するかなど、火を見るよりも明らかだった。
冷水を頭から浴びせられたような衝撃。
視界が揺れ、頭がぐらつく。
心臓が耳元で爆音のように鳴り、胃の奥からせり上がる吐き気を必死に手で押さえ込む。
「ち、違うんですアリエル様!これは……!」
咄嗟にリリアナを庇うように抱き寄せ、ルシアンが声を張る。
「リリィを責めないでくれ!全ては僕が……!」
「いいえ!あたしが無理に……!」
「いや、違う!彼女は悪くない!」
互いに罪を被ろうとする言葉。だが……
アリエルの視界は滲み、涙と共に世界がぼやけていく。
声を発することすらできず、その場を飛び出した。
振り返ることはできなかった。
けれど、視界の端に……リリアナがほんの一瞬、確かに微笑んだのを捉えた気がした。
……それでも、もはやどうでもよかった。
どうやって部屋に戻ったのか……いつ眠ったのか……記憶が曖昧だった。
さっきの光景は何かの間違いでは……幻覚でも見たのでは……と何度も思い込もうとするけれど、眠りに落ちるたびに……あの生々しい光景が夢となって繰り返され、飛び起きることしかできなかった。
目覚めた瞬間、喉の奥から押し殺した嗚咽が漏れる。
そして目を閉じれば、またすぐにあの姿。
思い出したくも無いのに、ベッドに絡み合う二人の姿が焼きついて離れない。
わたくしの何がいけなかったのだろう……?
どうしたら良かったのだろう……?
自問自答を重ねても答えは見つからず、胸の奥には空洞だけが広がっていく。
アリエルは終わりの見えない悪夢に苛まれ、逃げるように実家に戻り、短い冬季休暇を過ごした。
もう、悲しいのかどうかすら分からない。ただ胸を締め付ける痛みだけが、延々と続いてアリエルを苦しめた。
同じく休暇のはずのルシアンが訪ねてくることもなければ、手紙ひとつ届くこともない。
何も喉を通らないのに、涙だけが滝のように溢れ続け、泣き疲れては眠り…また夢に魘されて目を覚ます。
その繰り返しに、心配する家族にすら上手く説明できず、ただ「大丈夫です」と繰り返すしかなかった。
そして冬季休暇が明け、学園に戻ると……アリエルに対する誹謗中傷は、より一層激しくなっていた。
「ルシアン様が気の毒だわ……!あんな高慢な公爵令嬢には誰だって疲れるわ」
「リリアナ嬢は小柄で可憐で、それでいて健気にアリエル様に頭を下げてたのに」
「守ってあげたいって思うのも当然よね」
「潔く身を引けばよいのに」
出所など、考えるまでもなかった。
アリエルが近くにいるとわかりながらも、リリアナは嬉々として噂を広げている。
わざと聞こえるように語る姿に出くわすことすらあった。
「アリエル様は本当は優しい方なんです……あたしが至らないから叱られて……」
「色目を使ったって噂は誤解なんです……!あたしがルシアン様と親しくしたせいで……!」
「ドレスの色のことも…あたしのためを思って言ってくださっただけで……」
「どうか……アリエル様を責めないでください……!」
耳を塞ぎたくなるような醜聞も増えるばかりだった。
「婚約者がいながら、他の男子生徒に色目を……」
「とても豊満なお身体をされてますしね」
ある時には、見知らぬ男子生徒にまで声をかけられる。
「誰の部屋にでも訪れるとお聞きして……是非、今夜……」
身体をなぞるような視線、舐め回すような言葉。何という下劣で悍ましい……
あまりの発言に絶句し、ただ背を向けて立ち去るしかなかった。
悔しくて、情けなくて、歯痒さで全身が震えた。
「………っっ!!!」
部屋に入るたび、何度うずくまり、声を殺して泣いただろう。
侍女に悟られないように枕に顔を押しつけ、嗚咽を必死で押し殺す。
日中は淡々と授業に出席し、終われば宿舎に籠る毎日。
かつて誰よりも本を愛した彼女が、今は文字すら目に入らず、ただ時間だけが過ぎていく。
季節は巡り、寒い冬から暖かな春へ。やがて夏が近づくある日……ルシアン様に呼び出され、中庭で向き合った。
二人きりになるのは、いったいいつ以来だろう。
そもそも最後にまともに顔を合わせたのは、いつのことだったか。
「すまない、もっと早く君との時間が取れれば……」
「……いえ」
あぁ、これがルシアン様との最後の会話になるのだろう。
ずっと前から、こうなることは分かりきっていた。
今感じているのは、割り切りか、諦めか……それすら曖昧で、自分でも分からなかった。
「潔く身を引けばよいのに」
誰かが言っていた言葉を思い出す。まったくもってその通りだ。
けれど、簡単に口にしないで欲しい。
婚約を喜んでくれた両親。良くしてくださったヴェルナー家の方々。
たくさんの人を不幸にすることになるのだ。
アリエルはほんの少しの寂しさと悲しさを胸に抱きながら、静かにその時を待った。
42
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
虐殺者の称号を持つ戦士が元公爵令嬢に雇われました
オオノギ
ファンタジー
【虐殺者《スレイヤー》】の汚名を着せられた王国戦士エリクと、
【才姫《プリンセス》】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
互いに理由は違いながらも国から追われた先で出会い、
戦士エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて二人で旅を繰り広げる。
暴走気味の前向き美少女アリアに振り回される戦士エリクと、
不器用で愚直なエリクに呆れながらも付き合う元公爵令嬢アリア。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉日和。(旧美杉。)
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
気付けば名も知らぬ悪役令嬢に憑依して、見知らぬヒロインに手をあげていました
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
私が憑依した身体の持ちは不幸のどん底に置かれた悪役令嬢でした
ある日、妹の部屋で見つけた不思議な指輪。その指輪をはめた途端、私は見知らぬ少女の前に立っていた。目の前には赤く腫れた頬で涙ぐみ、こちらをじっと見つめる可憐な美少女。そして何故か右手の平が痛む私。もしかして・・今私、この少女を引っ叩いたの?!そして何故か頭の中で響き渡る謎の声の人物と心と体を共存することになってしまう。憑依した身体の持ち主はいじめられっ娘の上に悪役令嬢のポジションに置かれている。見るに見かねた私は彼女を幸せにする為、そして自分の快適な生活を手に入れる為に自ら身体を張って奮闘する事にした―。
※ 「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
『お前の顔は見飽きた!』内心ガッツポーズで辺境へ
夏乃みのり
恋愛
「リーナ・フォン・アトラス! 貴様との婚約を破棄する!」
華やかな王宮の夜会で、第一王子ジュリアンに突きつけられた非情な宣告。冤罪を被せられ、冷酷な悪役令嬢として追放を言い渡されたリーナだったが、彼女の内心は……「やったーーー! これでやっとトレーニングに専念できるわ!」と歓喜に震えていた!
断罪の準備は完璧です!国外追放が楽しみすぎてボロが出る
黒猫かの
恋愛
「ミモリ・フォン・ラングレイ! 貴様との婚約を破棄し、国外追放に処す!」
パルマ王国の卒業パーティー。第一王子アリオスから突きつけられた非情な断罪に、公爵令嬢ミモリは……内心でガッツポーズを決めていた。
(ついにきたわ! これで堅苦しい王妃教育も、無能な婚約者の世話も、全部おさらばですわ!)
幼馴染みが描いた悪役令嬢ものの世界に「メイド」として転生したので、6年後の断罪イベントをどうにか回避したい
ゆずまめ鯉
恋愛
通勤途中、猫好きではないのに轢かれそうな黒猫をうっかり助けてしまい、死んでしまった主人公──水縞あいり(26)
鳥の囀りで目を覚ますとそこは天国……ではなく知らない天井だった。
狭い個室にはメイド服がかかっている。
とりあえず着替えて備えつけの鏡を見ると、そこには十代前半くらいの子どもの姿があった。
「この顔……どこか見覚えが……」
幼馴染みで漫画家、ミツルギサイチ(御剣才知)が描く、人気漫画「悪役令嬢が断罪されるまで」の登場人物だということに気がつく。
名前はミレア・ホルダー(本名はミレア・ウィン・ティルベリー)
没落貴族の令嬢で、現在、仕えているフランドル侯爵によって領地と洋館を奪われ、復讐のために、フランドル侯爵の長女イザベラが悪役令嬢になるのを止めず、むしろ後押しして見事断罪されてしまうキャラだった。
原作は未完だが、相談を受けていたのでどういう結末を迎えるのか知っている。
「二期アニメもまだ見てないし、どうせ転生するなら村人Aとかヒロインの母親がよかった……!!」
幼馴染みの描く世界に転生してしまった水縞あいり=ミレアが、フランドル侯爵家で断罪回避するべく、イザベラをどうにかお淑やかな女性になるように導いている途中。
病弱で原作だと生死不明になる、イザベラの腹違いの兄エミールに、協力してもらっているうちに求愛されていることに気づいてしまい──。
エミール・ディ・フランドル(20)×ミレア・ウィン・ティルベリー(18)
全30話の予定で現在、執筆中です。2月下旬に完結予定です。
タイトルや内容が変更になる場合もあります。ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる