兄姉の為の生産職

ザナスト

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プロローグ

チュートリアル

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「それでは次はチュートリアルに行きましょうか」

「はい!」

僕の足元が光って眩しくて目を瞑った

「目を開けてもらって大丈夫ですよ」

「ん…んん?…おお!すごい!すごい!」

目を開けた僕の目の前には草原が広がっていた

「ふふ、喜んでもらえて良かったです」

「はい!凄いです!それで…ここでは何をするんですか?」

「それはですね、戦闘訓練ですよ」

「せ、戦闘訓練?僕、物騒なのは苦手なんだけどな」

「大丈夫です。的をこちらで用意してそちらに攻撃してもらうだけです。まずは剣で攻撃してみましょう」

「が、頑張ります…!」

僕は目の前に出てきたスライムに向かって剣を構えた 

「ごめんねスライムさん…やぁ!」

スカッ

「あれ?もう一回、やぁ!」

スカッ

「つ、強い…!」

「そちらのスライムは1ミリも動いていませんよ。もっとよく見て攻撃してください」

「はい!…やぁ!」

ペチッ

「当たった!ヤッター!」

「あと1回攻撃したら倒せますよ。頑張ってください」

「はい!…ていやぁ!」

ペチッ パリン!

《スライムを倒しました》
《経験値を2獲得しました》
《スライムの核を獲得しました》


「やった~!倒せた~」

「お疲れ様です。次は魔法を使っていきましょう」

「はい!」

またもや僕の前にスライムが現れた

「えっとファイアボール!」

バスケットボール位の大きさの火の玉がスライムに向かって飛んで行った

《スライムを倒しました》
《経験値を2獲得しました》
《スライムゼリーを獲得しました》


「わぁ、魔法ってすごーい」

「素晴らしいですね、通常のファイアボールでしたらハンドボールくらいの大きさしかないのにあなたのファイアボールはとても大きいですね」

「ありがとうございます!次は何をするんですか?」

「次はあなたのお待ちかねの収集と生産ですよ」

「わかりました!頑張ります!」

「ではまず足元に生えてる薬草を採取してみてください」

そう言われたので僕は足元の草を摘んだ

《薬草を採取しました》

「ではそれの詳細が知りたいと思いながら見てください」

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
薬草

薬にできる
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

《スキル【鑑定】を獲得しました》

「わあ~鑑定ってここで貰えるんですね!さっきの選ぶところになかったから心配してたんですよね貰えないんじゃないかと思って」

「そうでしたか、製作者のちょっとした遊び心なのですよ」

「そうなんですね、次は何をすればいいです?」

「もう少しここで自由に薬草を採取してくれて構いません。一束だけでは足りないでしょうから」

「わかりました!」

僕は足元にあるものから少し離れているものまで色々採取した

《雑草×65を採取しました》
《薬草×53を採取しました》
《霊草×42を採取しました》
《毒草×38を採取しました》
《爆草×22を採取しました》
《冷草×22を採取しました》
《麻痺草×19を採取しました》
《光草×6を採取しました》
《暗草×6を採取しました》
《【採取】がLv9になりました》

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
雑草 レア度0 品質不明

雑草
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
霊草 レア度1 品質6

MPポーション作成に使用される
そこまで珍しくもないが見つけずらい
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
毒草 レア度1 品質7

毒薬の作成に使用される
そのまま食べても“状態異常・毒”になる
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
爆草 レア度2 品質7

爆薬等の作成に使用される
まあり市場で出回らないもの
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
冷草 レア度2 品質7

ものを冷やす時に使用されることが多い
市場では少し高めで売買される
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
麻痺草 レア度2 品質8

麻痺薬の作成に使用されることが多い
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
光草 レア度3 品質8

光る草
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
暗草 レア度3 品質8

暗い草
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■


「ふぅ、沢山取れました!」

「それは良かったです。次は採掘に行きましょうか」

「はい!」

そして目の前の景色が変わり洞窟になった

「ではここで採掘をしてみて下さい」

「はい!」

僕はミオちゃんさんからもらったツルハシで採掘を始めた

カンっ…カンっ…カンっ

とても硬い

カンっ…カンっ…カンっコロコロ

《小石を採掘しました》
《鉱石(小)を採掘しました》


「やっと取れた!」

「おめでとうございます。それではどんどん採掘していきましょう」

「質問なんですけど、ツルハシに魔力を纏わせることって出来ますか?」

「やってみれば分かりますよ」

「はい!わかりました!」

そう言われたので僕はさっそくやってみた

すると簡単に出来たのでそのまま掘ってみることにした

ザクッゴロゴロ

《鉱石(中)を採掘しました》
《鉄鉱石(中)を採掘しました》
《銅鉱石(中)を採掘しました》
《スキル【魔力操作】を獲得しました》

「おお!簡単だ!」

「まさかいきなりできるとは流石ですね」

「ありがとうございます!」

「さあ、どんどん採掘していきましょう」

僕はしばらく採掘し続けた

《小石×85を採掘しました》
《鉱石(小)×57を採掘しました》
《鉱石(中)×62を採掘しました》
《鉱石(大)×48を採掘しました》
《鉄鉱石(小)×65を採掘しました》
《鉄鉱石(中)×75を採掘しました》
《鉄鉱石(大)×55を採掘しました》
《銅鉱石(小)×58を採掘しました》
《銅鉱石(中)×62を採掘しました》
《銅鉱石(大)×52を採掘しました》
《銀鉱石(小)×25を採掘しました》
《銀鉱石(中)×27を採掘しました》
《金鉱石(微)×5を採掘しました》
《【採掘】がLv9になりました》



「たくさん掘れました!」

「はい、では次は生産をしていきましょう」

「はい!」

そしてまた風景が変わり、今度は作業場に来た

「ここでは鍛冶をしてもらいます」

「わかりました」

「では先程取れた鉄鉱石を使い、インゴットを作ってみてください」

「わかりました!」

僕は直感で鉄鉱石(中)を5個でやって見た

「ん~?熱して叩くのは効率が悪そうだからな~、あ!そうだ![錬成]インゴット!」

そう唱えると目の前の鉄鉱石(中)が光った

光がおさまり目を開けるとそこには鉄のインゴットが出来ていた

「ヤッター!出来た!」

「…!おめでとうございます。流石でございますね。普通の方だとここで失敗するのですがあなたはとても才能があるようですね」

「えへへ、ありがとうございます!」

「では、それと同じ鉄のインゴットをもうひとつ作り剣を作っていましょう。」

「はい!」

僕は言われた通りにインゴットをもうひとつ作り剣を作り始めた

まずはインゴットを火にかけて赤くなったら取り出して叩いて剣という事なのである程度厚さを残して平にする

そして水に入れる

玉鋼なら割って選別するのだがこれはインゴットなのでそれをせずに火に入れて熱して叩く

そしてある程度の長さを確保出来たら折り返し鍛錬をしていく

そしてどんどん叩いていくとある程度の剣の形をしてきた

さらに叩いていくとちゃんとした剣が出来てきたので仕上げに入る

センや鑢を使って綺麗に仕上げていく

最後にもう一度熱して水に入れたら完成だ

《鍛冶がLv10になりました》


「…ふぅ、出来ました」

「お見事でございます。ではそれを鑑定してみて下さい」

「わかりました」

■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■
完璧な剣 レア度普通級 品質10

耐久 5000

完璧に作られた剣。しかしもっと素材が良ければさらに良くなる
■+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+■

《【鑑定】がLv3になりました》

「この程度て完璧なんですか?」

「はい、あとは素材や道具をさらに良くすればもっといいものができますよ」

「このレア度ってのは先程の素材と違いますよね?」

「ええ、素材は0~10までで判断されますが、作られたものなどは神話級、世界級、伝説級、普通級、粗悪級、ゴミとされています」

「成程」

「それではチュートリアルはここまでとさせていただきます。残りは全て自分でお探しください」

「ありがとうございました!また会えますか?」

「ご縁があればまたいつかは」

「では会えるのを楽しみにしておきますね」

「はい、このはとは99%街、もしくはその周辺に転移されますので」

「はい」

「それと転移されたら職業を決めたら良いですよ」

「わかりました!」

「それでは御達者で」

「ありがとうございました!」

足元が光転移が始まった


《称号『ミオちゃんのお気に入りを獲得しました』》
《称号『ラッキーボーイ』を獲得しました》
《称号『採取名人』を獲得しました》
《称号『採掘名人』を獲得しました》
《称号『鍛冶師』を獲得しました》
《スキル【超幸運】を獲得しました》
《運営からプレゼントが届きました》

多くの通知の後転移が完了した

そして目を開けるとそこにはひとつの大きな建物があった
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