怪談短歌

牧田紗矢乃

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050、交差点

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 交差点 迫り来る車 クラクション
 足首つかまれ 動けない僕



 情景を断片的にすることで主人公の思考が回りきっていないことや差し迫った状況を表現してみようとしました。
 ……が、上の句のリズム感が微妙かなぁ。

 ……と書いたところ別のサイトで「思い切って破調にしてみては?」とアドバイスをいただきました。
「交差点でクラクション 迫る車 足首つかまれ動けない僕」
 順番を入れ替えただけなのに印象がかなり変わりますね。

 短歌素人の私にはまだ使いこなせない上級テクニックですし、そのまま採用しては盗作……とまではいかないのでしょうがそれに近いような心持ちになるのでこちらでの紹介に留めさせていただきますね。

 ところで、足首を掴んでいるのは一体何者なんでしょうか?
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