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#18
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#18
バイト終わりの帰り道。訊きたいことがたくさんある。
「なんで僕と同じところで?」
「一緒にいたいんだもん」
「それだけじゃないだろ」
和希の一言で結花の足が止まる。
「さすが和希!お見通しだね!」
笑っている結花の心の中は笑っていないように見えた
「良いよ、話すよ」
無風の中一縷の風が頬を掠めた
「離れたら、いなくなっちゃう気がして」
「怖くて怖くて、どうしようもなくなっちゃって」
「いなくならないし、ずっとそばにいてやる」
「和希ならそう言ってくれるって分かってた」
「じゃあなんで...?」
「自分が...信じられなくて。でも和希と一緒にいる時はその気持ちを忘れられる、だから少しでも一緒にいたくて..私、変だよね」
「僕はずっとそばにいる、だから安心しろ」
和希は結花の手を取って優しく握った。
手を繋いだまま結花を家まで送ってから自宅に戻った
「ごめんね、ありがとう」
小さく手を振ってから結花はドアを閉めた。
「結花、バイトはどうだった?」
お母さんにはバイトを始めたことは伝えているが、和希と同じ所だとは言っていない
「まあまあって感じ」
「ふーん、和希君と一緒なのに?」
「えっ!?!?何で知ってるの??」
「買い物のついでに外から覗いたら和希君がいたから」
「別に..和希と同じ所で働きたいとか、そんなんじゃないから!」
「図星かなー?」
結花は赤くなった頬を膨らませて自分の部屋に戻った。
最近、前までは想像もしなかったような会話をすることが増えた。
照れくさいけど、楽しい。そんな気持ちだった。
心の奥がモヤモヤする、どうすれば良いのか分からない。でも嫌な気はしなかった。
翌日
最終的に文化祭では一番投票の多かった
"メイドカフェとソフトクリーム屋さん"
をやることになった。そして今日から本格的に準備が始まる。
一時間目から早速文化準備の時間だ、みんなで盛り上がりながら準備をする時間はある意味文化祭本番よりも楽しいとも思える
先生も気合を入れているようで、途中差し入れをくれたりする。
準備や普段通りの授業が織り混ざった時間はあっという間に過ぎて、気付けば放課後になっていた。
とは言え残って準備をする生徒も多い。部活がオフだったので僕も結花も一緒に残ることにした
「ガムテープなくなっちゃった」
「こっちはノリがなくなった」
そんなこんなで買い出しに行かなくてはならなくなった。行くのは文化祭委員の僕と結花だ
「じゃあ和希行こっか」
どこか非日常的なことに二人ともいつもよりテンションが上がっていた
「ねえ和希、手繋ご」
返事を待たずに結花は和希の手を握った
「他のクラスの子も買い出しに行くかもしれないし、手を繋いでるところを見られたら...っでも別にいっか。見られても」
「ありがとう」
「えっ?僕なんかした?」
「なんか嬉しくて」
「そっか、なら良かった」
100円ショップでガムテープやノリ、その他諸々を買って学校に戻った。
用事や門限で途中で帰ったりして20時前には和希と結花とあと数名しか残っていなかった
「二人って付き合ってるの?」
僕と結花が一緒に作業をしている時に急に訊かれて、二人とも手が止まった
訊いてきたのはこの前電車で並んで座っているところを見られた女子二人のうちの一人だった
「うーん、仲良しだけど付き合ってはないよ。駅が一緒だから電車で二人になることは多いけど」
先に口を開いた結花は少し悩んでから答えた
「そっか」
二人は自分達の作業に戻って行った。
普段よりも遅い帰り道は夏と言っても暗くて街灯が光っていた
「危なかったね」
そう言う結花はどこか嬉しそうだった
「あの子ね、和希のこと好きなんだって」
「和希って意外とモテるんだねー」
「意外は余計だろ!」
よくあるツッコミで返した
「でも申し訳ないことしちゃったな」
「まあしょうがないよ」
「取り敢えず、夜ご飯食べに行こ!」
結花は話を変えた
「じゃあ行くか!」
和希もその話に乗った。
ファミレスで向かい合って座ってテーブルに広げたメニューを二人で覗き込むようにして見た
「私このハンバーグにする!あとドリンクバー!」
「僕はこのステーキとドリンクバーにしよっかな」
店員さんを呼んで注文をしてからドリンクバーに行って飲み物をとった
「こちらご注文の商品になります」
15分程すると店員さんが料理を運んできてくれた
料理を食べながら会話を楽しんだ。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
手を合わせて、お会計をして家路についた。
「今日はここまでで良いよ」
「でも夜も遅いし...」
「平気だよ、家もそんなに遠くないし」
「そっか。じゃあまた明日な」
「うん!また明日」
二人は別れてそれぞれの帰路を辿る。
和希はイヤホンをつけて歩いた
「ただいま」
「お帰り、遅かったわね」
「みんなで残って文化祭の準備してた」
「そっか」
「夕飯は友達と食べてきちゃったからいいや」
それだけ伝えて自分の部屋にもどった。
お風呂に入って歯磨きをしてベッドに横たわった。疲れていたのかすぐに眠りについた。
バイト終わりの帰り道。訊きたいことがたくさんある。
「なんで僕と同じところで?」
「一緒にいたいんだもん」
「それだけじゃないだろ」
和希の一言で結花の足が止まる。
「さすが和希!お見通しだね!」
笑っている結花の心の中は笑っていないように見えた
「良いよ、話すよ」
無風の中一縷の風が頬を掠めた
「離れたら、いなくなっちゃう気がして」
「怖くて怖くて、どうしようもなくなっちゃって」
「いなくならないし、ずっとそばにいてやる」
「和希ならそう言ってくれるって分かってた」
「じゃあなんで...?」
「自分が...信じられなくて。でも和希と一緒にいる時はその気持ちを忘れられる、だから少しでも一緒にいたくて..私、変だよね」
「僕はずっとそばにいる、だから安心しろ」
和希は結花の手を取って優しく握った。
手を繋いだまま結花を家まで送ってから自宅に戻った
「ごめんね、ありがとう」
小さく手を振ってから結花はドアを閉めた。
「結花、バイトはどうだった?」
お母さんにはバイトを始めたことは伝えているが、和希と同じ所だとは言っていない
「まあまあって感じ」
「ふーん、和希君と一緒なのに?」
「えっ!?!?何で知ってるの??」
「買い物のついでに外から覗いたら和希君がいたから」
「別に..和希と同じ所で働きたいとか、そんなんじゃないから!」
「図星かなー?」
結花は赤くなった頬を膨らませて自分の部屋に戻った。
最近、前までは想像もしなかったような会話をすることが増えた。
照れくさいけど、楽しい。そんな気持ちだった。
心の奥がモヤモヤする、どうすれば良いのか分からない。でも嫌な気はしなかった。
翌日
最終的に文化祭では一番投票の多かった
"メイドカフェとソフトクリーム屋さん"
をやることになった。そして今日から本格的に準備が始まる。
一時間目から早速文化準備の時間だ、みんなで盛り上がりながら準備をする時間はある意味文化祭本番よりも楽しいとも思える
先生も気合を入れているようで、途中差し入れをくれたりする。
準備や普段通りの授業が織り混ざった時間はあっという間に過ぎて、気付けば放課後になっていた。
とは言え残って準備をする生徒も多い。部活がオフだったので僕も結花も一緒に残ることにした
「ガムテープなくなっちゃった」
「こっちはノリがなくなった」
そんなこんなで買い出しに行かなくてはならなくなった。行くのは文化祭委員の僕と結花だ
「じゃあ和希行こっか」
どこか非日常的なことに二人ともいつもよりテンションが上がっていた
「ねえ和希、手繋ご」
返事を待たずに結花は和希の手を握った
「他のクラスの子も買い出しに行くかもしれないし、手を繋いでるところを見られたら...っでも別にいっか。見られても」
「ありがとう」
「えっ?僕なんかした?」
「なんか嬉しくて」
「そっか、なら良かった」
100円ショップでガムテープやノリ、その他諸々を買って学校に戻った。
用事や門限で途中で帰ったりして20時前には和希と結花とあと数名しか残っていなかった
「二人って付き合ってるの?」
僕と結花が一緒に作業をしている時に急に訊かれて、二人とも手が止まった
訊いてきたのはこの前電車で並んで座っているところを見られた女子二人のうちの一人だった
「うーん、仲良しだけど付き合ってはないよ。駅が一緒だから電車で二人になることは多いけど」
先に口を開いた結花は少し悩んでから答えた
「そっか」
二人は自分達の作業に戻って行った。
普段よりも遅い帰り道は夏と言っても暗くて街灯が光っていた
「危なかったね」
そう言う結花はどこか嬉しそうだった
「あの子ね、和希のこと好きなんだって」
「和希って意外とモテるんだねー」
「意外は余計だろ!」
よくあるツッコミで返した
「でも申し訳ないことしちゃったな」
「まあしょうがないよ」
「取り敢えず、夜ご飯食べに行こ!」
結花は話を変えた
「じゃあ行くか!」
和希もその話に乗った。
ファミレスで向かい合って座ってテーブルに広げたメニューを二人で覗き込むようにして見た
「私このハンバーグにする!あとドリンクバー!」
「僕はこのステーキとドリンクバーにしよっかな」
店員さんを呼んで注文をしてからドリンクバーに行って飲み物をとった
「こちらご注文の商品になります」
15分程すると店員さんが料理を運んできてくれた
料理を食べながら会話を楽しんだ。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした」
手を合わせて、お会計をして家路についた。
「今日はここまでで良いよ」
「でも夜も遅いし...」
「平気だよ、家もそんなに遠くないし」
「そっか。じゃあまた明日な」
「うん!また明日」
二人は別れてそれぞれの帰路を辿る。
和希はイヤホンをつけて歩いた
「ただいま」
「お帰り、遅かったわね」
「みんなで残って文化祭の準備してた」
「そっか」
「夕飯は友達と食べてきちゃったからいいや」
それだけ伝えて自分の部屋にもどった。
お風呂に入って歯磨きをしてベッドに横たわった。疲れていたのかすぐに眠りについた。
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