職場が悪役令嬢化した~後輩が職場を乗っ取ってお局化した話~

コールセンター子

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8 どこで悪役令嬢化したのか自分にツッコミながら考える

健康で幸せな人は鈍感な話

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「それ、体調が悪くなることと、シラコちゃんが嫌いなことがつながってるって根本的に理解できないんじゃない」
シクシク泣く私に、ZOOM電話で友達がアドバイスしてくれたことで私は目が覚めた。
頭を見えないハンマーで殴られた気がした。

人間関係に困らない人は体に影響が出ないから、「季節の変わり目での体調の悪さを全てこじつけている」と思われてしまうそうだ。
今回、タチウオさんの「全部言っていいよ」という言葉に励まされ、私はかなり自分のことを説明できたと思っていた。
「目の前で気持ち悪くなっていた姿を何度も見てもらっているのに」とさえ思っていた。

それが全て季節の変わり目のせいにされているとは。


確かにタチウオさんは、人間関係でストレスを感じることがなく、体も丈夫で病気もしない。
ストレスもほぼ感じたことがないと言っていた。

タチウオさんは、隣で女性が冷戦していても気付かないようなタイプだ。
鈍感さを優しさでカバーしているため、今まで問題にならなかっただけだ。

上司になったのは2年目ぐらいで、上司になってから部下が安定していてくれたことがない。
人生で会社での人間関係にストレスを感じたのは、今回が「初めて」の可能性がある。

悪役令嬢に攻略されたのではなく、ホワイトカラーでおとなしい人が多い会社で純粋培養された真面目な男の人のため、繊細さや人間関係のわずわらしさが初体験で理解できないだけ…

私は苦労人で、小さい頃から「平和ボケした善人が一番質が悪い」という経験をたくさんした。
大人になるとそういう人が周りから減って、世の中の常識も変わり、自分も年齢が上がったことで苦労が分かる人が周囲に増え、気にならなくなっていた。

それなのに、結婚して、子供がいて、それなりに苦労を知っているはずなのに、「ツラい」を理解できないなんて…
理解できなくてもいい。
そのまま受け止めて信じることができないなんて…
よもや「ツラい」と言えば言うほど体調悪いことをシラコちゃんのせいにしてると思われ信用を失っていたなんて…

男の人は、「よいしょ」しながらの訴えしか心に響かないのか…

だって、どうみたったシラコちゃんより私の方が繊細で体弱いやん…
絶対気付いてない…

友達に、「その視点ありがとう」と1時間ぐらい言い続けた。


そうしてふたたび気付いた。
私は、誰かに「それ変じゃない?」と言って欲しかった。
休むのはお互い様って、全然お互い様になってないし、職場はシラコちゃんを支える会になっているのになぜ気付かないのか、と。
タチウオさんにそれを言うと誤解される私からではなく、誰か冷静な第三者に判断して欲しかった。

もしくは、誰かに、
「おまえの被害妄想だよ。世界はもっと優しいよ。
こんな風に考えて、話してごらん」
って言って欲しかった。

洗脳と鈍さで「さぼりたい人」「職場を害する人」に分類された私は悔しくて悔しくて苦しかった。






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