36 / 158
第五章 闇の王国編 闇の住人達
第三十六話 ザザルンの闇
しおりを挟む
ザザルン王国の王、ゼフェルント。
若き日には「武王」と称され、戦場に立てば一騎当千の力を振るい、幾千の兵すら凌駕する無類の武闘家であった。
だが、今やその瞳には、かつての熱き闘志はなく、ただ冷ややかな闇が宿っている。
その王の間に、黒装束の男が片膝をついた。
暗殺部隊第一番隊隊長――メザウス。
王国の闇を担う者にして、全十三部隊を束ねる総指揮官でもある。
「陛下。
ヒルネスが何者かによって討たれました。
恐らく勇者、あるいはその連れの護衛の仕業かと。
勇者の身辺は常に監視しておりますが……どうやらこちらの目を察しているようで、目立った動きはありません。」
ゼフェルントは玉座からゆるりと立ち上がる。
その声は感情の欠片もなく、まるで冷たい石を擦り合わせたようだった。
「メザウス――。
勇者に、あれを試す良い機会ではないか。
国を滅ぼすほどの力……それが勇者に通じるかどうか、確かめてみよ。
勇者には女の連れがいたな。
女を捕らえて囮に使い、勇者を誘き寄せるのだ。
そこで“試す”。
もし勇者を殺せたなら……その時こそ、この世界に宣戦を布告する。」
王の黒く曇った瞳には、人の情も理もなかった。
ザザルン王国の光の裏で蠢く、深き闇。
それは十年前、ゼフェルント自らの命により組織された秘密部隊の存在である。
表向きの軍隊の裏で、諜報・暗殺を専門とする十三の部隊がひそかに動いていた。
その頂点に立つのが――今、王に謁見しているメザウス。
歴戦の剣豪や魔導師すら屠る無類の強者にして、王国の“影の刃”であった。
次の日から、ティアは生徒会の仕事をこなす生活が始まった。
放課後は決まって生徒会室に顔を出し、会長秘書としての任務を果たす。
その日も生徒会室を訪れると、役員たちは各々の業務に励んでいた。
ティアは会長席の隣に設置された自分の机に座り、会長へと声をかける。
「会長。私に何か仕事はありますか?」
「ああ、ちょうどよかった。これを頼むよ。」
そう言って、エルリン殿下は彼女の机にドンッと書類の山を置いた。
「……これを全部、チェックするんですか?」
驚くほどの量に、思わず声が漏れる。
するとすかさず、副会長レゼントが口を挟んだ。
「会長。
分かってはいましたが、それは本来殿下の仕事でしょう。
まさか楽をするためにティア嬢を秘書にしたのではありませんよね。」
不機嫌そうな視線を送る副会長に、エルリン殿下は飄々と笑って答える。
「いやいや、そんなつもりはないさ。
俺だってちゃんとやるよ。
ただ、ティア嬢が手伝ってくれると助かるなぁって思っただけだよ。」
ティアは改めて書類に目を通す。
学園内で活動する生徒たちが提出した申請書が大半で、魔道具の研究や使用許可に関するものが多い。
どうやら、この学園で何かをするには生徒会の承認が不可欠らしい。
真剣に読み進めるティアをよそに、エルリン殿下の視線がずっと私に注がれている。
「……会長。
そんなに見られると、少し恥ずかしいのですが。」
「いやあ、思わず見とれてしまってね。
それにしても、本当に完璧な美人だなぁって。
こんな子がクラスにいたら、男子たちは授業どころじゃなくなるだろうなぁ。」
「な、何をしみじみと……。
失礼ですよ、そんな言い方。」
すかさず副会長が突っ込む。
「会長。
観賞用の人形を連れているつもりではないでしょうね。
彼女は秘書であって、飾りではありません。
仕事をしてください。」
「おや、怒られてしまったな。
ははは……レゼント、お前、羨ましいだろ?」
「……。」
副会長は呆れ顔のまま、完全に無視を決め込んだ。
ティアが生徒会メンバーとなり、裏でロイスと連携を取る一方で、表の学園生活は騒がしさを増していた。
ロイスは思った以上に苦戦している。
自分が勇者であることはザザルン王国に知られているに違いない。
監視の目が至る所に光り、自由な行動が取れない。
「これほど監視されていては身動きが取れないな……。
ティアさんが殿下に近づいて探りは入れてくれてるからまだ助かるが、今はまだ目立った動きはできないか。」
そうつぶやいた
昼休み。
突如としてティアのクラスに生徒会長エルリン殿下と、副会長レゼントが姿を現した。
「きゃぁっ! 殿下よ!」
女子生徒たちが一斉に色めき立ち、教室が一瞬で華やいだ空気に包まれる。
「皆さん、こんにちは。
ティア・リブン嬢はいらっしゃいますか?」
その声に、集まっていた女子のひとりが慌てて呼びかける。
「ティア~! 殿下がお呼びよ!」
ティアも人だかりで、すぐに気付いた。
「な、なんでここに殿下が……」
少し困惑していると、隣の席のメリルが小声でささやく。
「ティア。
生徒会に入ったんでしょう?
殿下とお仕事できるなんて、すごく羨ましいわ。」
「ああ……そうね……」
ティアの返事はどこか浮かない。
「ティア嬢~!」
人だかりの向こうから、殿下が満面の笑みで手を振ってきた。
「……殿下。
いったい何の御用でしょうか?」
「冷たいなぁ。
昼ご飯でも一緒にどうかと、レゼントが言うからさ。」
「はあ?
殿下が誘いたいから、一緒に来てくれって私に頼んだんでしょうが。」
副会長が即座に訂正する。
「……あれ? そうだったかな?」
とぼける殿下。
ティアは冷ややかな視線を向け、心の中で深いため息をつく。
(何やってるの、この二人……。)
「殿下。
申し訳ありません。
私は親友のメリルと一緒に食事をする予定でしたので、またの機会に。」
「じゃあ、メリル嬢もご一緒にどうかな?」
「えっ、あ……いや、その……」
メリルは完全に固まってしまった。
「殿下。
もう行きましょう。
ティア嬢も“またの機会に”と仰っているのですから。」
副会長がきっぱりと取りなす。
「そうか……。
じゃあ、明日一緒に食べよう。」
そう言い残し、殿下は去っていった。
その直後、クラスの女子たちは一斉にティアへ詰め寄る。
「ティアさん!
どうして殿下のお誘いを断ったの!?」
「もったいない!」
「私なら即答で行くのに!」
教室は大騒ぎ。
ティアは笑顔で受け流しつつも、心の中ではただただ憂鬱だった。
――放課後、生徒会室で殿下の顔を見るのが少し嫌になってきている。
その日の放課後。
ティアは憂鬱な気持ちを引きずりながら、生徒会室の扉を開いた。
――静かだ。
部屋の中にいたのはエルリン殿下ひとり。
いつもの役員たちの姿はどこにもない。
「……殿下。
お一人ですか?」
「ああ、待っていたよ。」
殿下はいつもと同じ微笑を浮かべていた。
けれど――何かがおかしい。
ティアの背筋に、ぞくりと冷たいものが走った。
次の瞬間。
床の魔法陣が淡く光を放ち、紫色の鎖が四方から弾け飛ぶ。
「っ……!」
避ける間もなく両足を絡め取り、両手を背にねじり上げ、身体全体を締め上げていく。
力任せに引きずり倒され、ティアは床に膝をついた。
「なかなか良い絵姿だな。
気高いお嬢様が縛られるというのは。」
殿下が口にした声音は、これまでの朗らかさとは似ても似つかぬものだった。
「……あなた……誰?」
じり、と睨みつけるティア。
その瞬間、エルリンの輪郭がゆらりと揺らぎ、みるみるうちに姿を変えていった。
学園の王子然とした気品は跡形もなく、黒尽くめの衣装に身を包んだ異様な男の姿が現れる。
「殿下はどうしたの?」
「心配せずとも、生徒会役員と一緒に隣の部屋でぐっすり眠っているよ。」
男は不敵に笑った。
「私はザザルン王国暗殺部隊第一番隊隊長、メザウス。
……学園の生徒会室なら、お前の護衛どもも気づくまい。」
男はゆっくりとティアの前に腰を下ろし、顎を掴んで強引に顔を上げさせた。
「勇者を誘き寄せる餌になってもらう。」
「勇者を……?
あなた、何をするつもり?」
「ほう、好奇心旺盛だな。
だが可愛い顔をして、随分と鋭い目をするじゃないか。」
ティアの睨みつける瞳に、メザウスは愉快そうに口角を上げた。
「さて、長居は無用だな。」
その言葉と共に、メザウスの手がティアの肩を押さえ――
次の瞬間、二人の姿は生徒会室から掻き消えていた。
若き日には「武王」と称され、戦場に立てば一騎当千の力を振るい、幾千の兵すら凌駕する無類の武闘家であった。
だが、今やその瞳には、かつての熱き闘志はなく、ただ冷ややかな闇が宿っている。
その王の間に、黒装束の男が片膝をついた。
暗殺部隊第一番隊隊長――メザウス。
王国の闇を担う者にして、全十三部隊を束ねる総指揮官でもある。
「陛下。
ヒルネスが何者かによって討たれました。
恐らく勇者、あるいはその連れの護衛の仕業かと。
勇者の身辺は常に監視しておりますが……どうやらこちらの目を察しているようで、目立った動きはありません。」
ゼフェルントは玉座からゆるりと立ち上がる。
その声は感情の欠片もなく、まるで冷たい石を擦り合わせたようだった。
「メザウス――。
勇者に、あれを試す良い機会ではないか。
国を滅ぼすほどの力……それが勇者に通じるかどうか、確かめてみよ。
勇者には女の連れがいたな。
女を捕らえて囮に使い、勇者を誘き寄せるのだ。
そこで“試す”。
もし勇者を殺せたなら……その時こそ、この世界に宣戦を布告する。」
王の黒く曇った瞳には、人の情も理もなかった。
ザザルン王国の光の裏で蠢く、深き闇。
それは十年前、ゼフェルント自らの命により組織された秘密部隊の存在である。
表向きの軍隊の裏で、諜報・暗殺を専門とする十三の部隊がひそかに動いていた。
その頂点に立つのが――今、王に謁見しているメザウス。
歴戦の剣豪や魔導師すら屠る無類の強者にして、王国の“影の刃”であった。
次の日から、ティアは生徒会の仕事をこなす生活が始まった。
放課後は決まって生徒会室に顔を出し、会長秘書としての任務を果たす。
その日も生徒会室を訪れると、役員たちは各々の業務に励んでいた。
ティアは会長席の隣に設置された自分の机に座り、会長へと声をかける。
「会長。私に何か仕事はありますか?」
「ああ、ちょうどよかった。これを頼むよ。」
そう言って、エルリン殿下は彼女の机にドンッと書類の山を置いた。
「……これを全部、チェックするんですか?」
驚くほどの量に、思わず声が漏れる。
するとすかさず、副会長レゼントが口を挟んだ。
「会長。
分かってはいましたが、それは本来殿下の仕事でしょう。
まさか楽をするためにティア嬢を秘書にしたのではありませんよね。」
不機嫌そうな視線を送る副会長に、エルリン殿下は飄々と笑って答える。
「いやいや、そんなつもりはないさ。
俺だってちゃんとやるよ。
ただ、ティア嬢が手伝ってくれると助かるなぁって思っただけだよ。」
ティアは改めて書類に目を通す。
学園内で活動する生徒たちが提出した申請書が大半で、魔道具の研究や使用許可に関するものが多い。
どうやら、この学園で何かをするには生徒会の承認が不可欠らしい。
真剣に読み進めるティアをよそに、エルリン殿下の視線がずっと私に注がれている。
「……会長。
そんなに見られると、少し恥ずかしいのですが。」
「いやあ、思わず見とれてしまってね。
それにしても、本当に完璧な美人だなぁって。
こんな子がクラスにいたら、男子たちは授業どころじゃなくなるだろうなぁ。」
「な、何をしみじみと……。
失礼ですよ、そんな言い方。」
すかさず副会長が突っ込む。
「会長。
観賞用の人形を連れているつもりではないでしょうね。
彼女は秘書であって、飾りではありません。
仕事をしてください。」
「おや、怒られてしまったな。
ははは……レゼント、お前、羨ましいだろ?」
「……。」
副会長は呆れ顔のまま、完全に無視を決め込んだ。
ティアが生徒会メンバーとなり、裏でロイスと連携を取る一方で、表の学園生活は騒がしさを増していた。
ロイスは思った以上に苦戦している。
自分が勇者であることはザザルン王国に知られているに違いない。
監視の目が至る所に光り、自由な行動が取れない。
「これほど監視されていては身動きが取れないな……。
ティアさんが殿下に近づいて探りは入れてくれてるからまだ助かるが、今はまだ目立った動きはできないか。」
そうつぶやいた
昼休み。
突如としてティアのクラスに生徒会長エルリン殿下と、副会長レゼントが姿を現した。
「きゃぁっ! 殿下よ!」
女子生徒たちが一斉に色めき立ち、教室が一瞬で華やいだ空気に包まれる。
「皆さん、こんにちは。
ティア・リブン嬢はいらっしゃいますか?」
その声に、集まっていた女子のひとりが慌てて呼びかける。
「ティア~! 殿下がお呼びよ!」
ティアも人だかりで、すぐに気付いた。
「な、なんでここに殿下が……」
少し困惑していると、隣の席のメリルが小声でささやく。
「ティア。
生徒会に入ったんでしょう?
殿下とお仕事できるなんて、すごく羨ましいわ。」
「ああ……そうね……」
ティアの返事はどこか浮かない。
「ティア嬢~!」
人だかりの向こうから、殿下が満面の笑みで手を振ってきた。
「……殿下。
いったい何の御用でしょうか?」
「冷たいなぁ。
昼ご飯でも一緒にどうかと、レゼントが言うからさ。」
「はあ?
殿下が誘いたいから、一緒に来てくれって私に頼んだんでしょうが。」
副会長が即座に訂正する。
「……あれ? そうだったかな?」
とぼける殿下。
ティアは冷ややかな視線を向け、心の中で深いため息をつく。
(何やってるの、この二人……。)
「殿下。
申し訳ありません。
私は親友のメリルと一緒に食事をする予定でしたので、またの機会に。」
「じゃあ、メリル嬢もご一緒にどうかな?」
「えっ、あ……いや、その……」
メリルは完全に固まってしまった。
「殿下。
もう行きましょう。
ティア嬢も“またの機会に”と仰っているのですから。」
副会長がきっぱりと取りなす。
「そうか……。
じゃあ、明日一緒に食べよう。」
そう言い残し、殿下は去っていった。
その直後、クラスの女子たちは一斉にティアへ詰め寄る。
「ティアさん!
どうして殿下のお誘いを断ったの!?」
「もったいない!」
「私なら即答で行くのに!」
教室は大騒ぎ。
ティアは笑顔で受け流しつつも、心の中ではただただ憂鬱だった。
――放課後、生徒会室で殿下の顔を見るのが少し嫌になってきている。
その日の放課後。
ティアは憂鬱な気持ちを引きずりながら、生徒会室の扉を開いた。
――静かだ。
部屋の中にいたのはエルリン殿下ひとり。
いつもの役員たちの姿はどこにもない。
「……殿下。
お一人ですか?」
「ああ、待っていたよ。」
殿下はいつもと同じ微笑を浮かべていた。
けれど――何かがおかしい。
ティアの背筋に、ぞくりと冷たいものが走った。
次の瞬間。
床の魔法陣が淡く光を放ち、紫色の鎖が四方から弾け飛ぶ。
「っ……!」
避ける間もなく両足を絡め取り、両手を背にねじり上げ、身体全体を締め上げていく。
力任せに引きずり倒され、ティアは床に膝をついた。
「なかなか良い絵姿だな。
気高いお嬢様が縛られるというのは。」
殿下が口にした声音は、これまでの朗らかさとは似ても似つかぬものだった。
「……あなた……誰?」
じり、と睨みつけるティア。
その瞬間、エルリンの輪郭がゆらりと揺らぎ、みるみるうちに姿を変えていった。
学園の王子然とした気品は跡形もなく、黒尽くめの衣装に身を包んだ異様な男の姿が現れる。
「殿下はどうしたの?」
「心配せずとも、生徒会役員と一緒に隣の部屋でぐっすり眠っているよ。」
男は不敵に笑った。
「私はザザルン王国暗殺部隊第一番隊隊長、メザウス。
……学園の生徒会室なら、お前の護衛どもも気づくまい。」
男はゆっくりとティアの前に腰を下ろし、顎を掴んで強引に顔を上げさせた。
「勇者を誘き寄せる餌になってもらう。」
「勇者を……?
あなた、何をするつもり?」
「ほう、好奇心旺盛だな。
だが可愛い顔をして、随分と鋭い目をするじゃないか。」
ティアの睨みつける瞳に、メザウスは愉快そうに口角を上げた。
「さて、長居は無用だな。」
その言葉と共に、メザウスの手がティアの肩を押さえ――
次の瞬間、二人の姿は生徒会室から掻き消えていた。
0
あなたにおすすめの小説
ガチャと異世界転生 システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!
よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。
獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。
俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。
単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。
ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。
大抵ガチャがあるんだよな。
幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。
だが俺は運がなかった。
ゲームの話ではないぞ?
現実で、だ。
疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。
そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。
そのまま帰らぬ人となったようだ。
で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。
どうやら異世界だ。
魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。
しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。
10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。
そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。
5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。
残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。
そんなある日、変化がやってきた。
疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。
その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる