25 / 31
25
しおりを挟む
食事を終えてから食堂から出ると、リーゼロッテはクレメンスの部屋へ。
クレメンスは図書室へと向かう予定だ。
リーゼロッテにも状況を打破する方法を探す手伝いがしたいが、あいにく文献を読めるほどの知識がないので仕方ない。
「寮まで送るよ」
クレメンスの申し出に、ふるりと首を振る。
「いいわよ、一人で帰れる。あんたは一刻も早く元に戻る方法見つけて」
「……まっすぐ帰るんだよ」
不満そうに口にしたクレメンスにはいはいと答えて、リーゼロッテは幼馴染と別れた。
今自分にできることは、悔しいことに待つことだけだ。
とてとてとクレメンスの部屋に帰っていると、一階の回廊に差し掛かったところで目の前に人影が現れた。
誰だと思って見上げると、そこにはジュリアが立っていた。
ぱちりと目を丸くしていると、彼女の真一文字に引き結ばれていた唇が開く。
「あなた、クレメンス様の幼馴染のリーゼロッテでしょう」
やっぱりかと、バレているとはいえ肯定するべきか思案した。
しかしジュリアはリーゼロッテの返答など待っていなかったようで、ぎゅっと両手を握りしめ。
「あなたずるいわ!」
「へ?」
思いがけない言葉に眉をひそめたが、ジュリアはなおも言いつのった。
「あなたただの幼馴染でしょう、どうしてそんな姿なのか知らないけど、クレメンス様の迷惑も考えて!」
いや確かに迷惑はかけているけれど、と思うが。
(この人に文句言われるいわれは無いんじゃない)
顔を顰めたリーゼロッテに、反抗されたと思ったのかジュリアがぐいと細い腕を掴んで歩き出した。
「ちょっいた、なによ」
ズンズンと歩くジュリアに引きずられるように腕を引っ張られていったのは、寮から離れた使われていない倉庫だった。
「わっ」
ぶんと腕を引っ張られ、倉庫の中に押し込まれる。
たたらを踏んで入口を振り返ると、ジュリアがにやりと口元を歪めていた。
「今日は雨が降るそうよ。せいぜい凍えなさいな」
バタンと扉が閉まり、鍵のかかる音が真っ暗闇に響いた。
「あ!こら待て」
慌てて扉に飛びついたけれど、すでに遅かった。
「うそでしょ……」
サーッと顔が青くなる。
クレメンスはきっと気づくのは夕食時かそれ以降のはずだ。
それ以外でリーゼロッテを誰かが見つけてくれるとは思えない。
「最悪」
はーっと長い溜息を吐くと、ガランとした何もない室内を見回して地べたに膝を抱えて座った。
壁にある明かり取り用の窓が小さくあるのが救いかもしれない。
出られるような大きさではないけれど、真っ暗闇よりはマシだ。
だんだんと外の明かりが暗くなっていき、雨が降り出したようで明り取りの窓に水滴が当たっているのが見える。
寒々しい倉庫内のせいで地べたに乗せているお尻が冷たくなって、指先も冷えていた。
「クレメンスまだかな」
膝を抱えて何度目かの溜息を吐く。
「まったく、あの女に目の敵にされるほど一緒にいるわけじゃないわよ」
婚約者候補らしいけれど、リーゼロッテには迷惑このうえない。
そこではたと気が付いた。
「思い出した、一度だけ自己紹介したことあるわ」
確かその時も最初から当てこすりされた気がする。
あの時は魔道具が発動して、クレメンスが魔法で助けてくれたのだ。
そういえば、あのときジュリアは青い顔をしていた。
よほど魔道具の発動が怖かったのだろう。
「今じゃジュリアの方が怖い魔法使ってるけど」
はは、と乾いた声が出る。
おそらくジュリアの魔法は風と火の二属性なのだろう。
すべての属性を持つクレメンスがいるのでいまいちピンとこないけれど、多分優秀な部類なのではないかと思う。
「まあ、どうでもいいけどさ」
つらつらととりとめのないことを考えながら、冷えていく体を縮こまらせていると。
「リジー!」
バタンと勢いよく扉が開いた。
そこには雨のなか走り回ったのかしっとりと髪の濡れたクレメンスがいた。
「助かったわクレメンス!」
やっぱり見つけてくれたとリーゼロッテは喜びながら立ち上がった。
倉庫の中に入ってきたクレメンスが、サッとリーゼロッテの体に視線を走らせる。
「怪我は」
「ないわよ」
「よかった……」
クレメンスがほっと息をつく。
「濡れてるじゃない、早く部屋に戻りましょ」
ローブを引っ張って外へ促そうとしたら、その手をクレメンスにそっと取られた。
「誰に閉じ込められたの?」
「気まぐれよ、暇だったから入ったら閉まっちゃったの」
わざわざ言うほどのことではない。
ジュリアを庇うというより、なんとなくクレメンスが彼女を気にするのが嫌だなと、適当な事を口にした。
じっと見てくるクレメンスに居心地が悪い。
「それより、よくわかったわね」
「ネックレスの魔力を追って来たんだ」
なるほど。
禍々しいと言っていたから、魔法使いには何かわかりやすく感じるものがあるのかもしれない。
「部屋に帰ろう」
そっと差し伸べられた手を取ろうとして、呼吸が一瞬止まった。
心臓が早鐘を打ち出す。
この感覚は分かっている。
体が小さくなるのだ。
「かはっ」
「リジー!」
膝を地べたにつくと、クレメンスに抱き寄せられた。
苦しさにクレメンスのローブを強く握りしめる。
「けほ」
苦しさがなくなってぎゅっと閉じていた目を開けると、予想通りに体が小さくなっていた。
「ッ」
ゾッとリーゼロッテの背筋に寒気が走った。
「リジー」
青い顔をしているリーゼロッテの顔をクレメンスが気遣わし気に覗き込む。
慌てて大丈夫だと立ち上がろうとして、バランスを崩し尻餅をついてしまった。
まさかここまで幼児になるなんてと思う。
大丈夫だろうと、死ぬわけがないとどこかで楽観視している部分があったのだけれど、見ないふりをしていた死ぬかもしれない恐怖に、リーゼロッテの小さな体がカタカタと震えだした。
「リジー、大丈夫、大丈夫だから」
サッと抱き上げられ、クレメンスに背中をあやすようにさすられる。
それが子供だましのように感じられて、リーゼロッテはクレメンスの胸に拳を振り下ろした。
「なにが大丈夫よ!そんな保障ないじゃない」
ドンドンと力の限り胸を叩くと、痛くもないだろうにクレメンスの顔に苦味が走った。
「どうせ私死ぬんだわ、せいせいするわよね、手のかかる奴がいなくなって」
「リジー!」
「ッ」
鋭く名前を呼ばれてひゅっと息を飲み込んだ。
抱き上げられているせいで目の前にあるアメジスト色の瞳が、真剣な光りを湛えている。
「君が死んだら、僕も死ぬ。君一人にはしない」
はっきりとした声だった。
「僕らはいつも一緒だっただろう?」
柔らかく笑った幼馴染に、リーゼロッテはだらりとクレメンスの胸を叩いていた腕をおろした。
「なに、言ってるの」
「僕は本気だよ」
声音でわかる。
クレメンスの言葉に嘘偽りはないんだと。
そのことに、じわじわと涙が出そうになるけれどぐいと手の甲で目元を拭って顔をそむけた。
「馬鹿じゃないの」
「馬鹿でいいよ」
くすりと柔らかく笑う声。
それに心が落ち着いていき、リーゼロッテはクレメンスの顔へと向き直った。
「こんな面倒な奴に何考えてるのよ」
「そんなことないよ。それに不謹慎だけど、出会った頃のリジーにまた会えた。それに出会う前の姿も」
眉を下げて苦笑するけれど、どこか嬉し気に見える。
そんな嬉しそうな顔で言わないでほしいと思った。
「……ごめん八つ当たり」
「僕には当たっていいよ」
抱えなおされて、夕食を食べに行こうと促される。
「その前に着替えなさい、風邪引くわよ」
いつもとは逆になる小言を言うと。
「そうだね」
一瞬きょとんとしたあとに、クレメンスはおかしそうに小さく笑った。
クレメンスは図書室へと向かう予定だ。
リーゼロッテにも状況を打破する方法を探す手伝いがしたいが、あいにく文献を読めるほどの知識がないので仕方ない。
「寮まで送るよ」
クレメンスの申し出に、ふるりと首を振る。
「いいわよ、一人で帰れる。あんたは一刻も早く元に戻る方法見つけて」
「……まっすぐ帰るんだよ」
不満そうに口にしたクレメンスにはいはいと答えて、リーゼロッテは幼馴染と別れた。
今自分にできることは、悔しいことに待つことだけだ。
とてとてとクレメンスの部屋に帰っていると、一階の回廊に差し掛かったところで目の前に人影が現れた。
誰だと思って見上げると、そこにはジュリアが立っていた。
ぱちりと目を丸くしていると、彼女の真一文字に引き結ばれていた唇が開く。
「あなた、クレメンス様の幼馴染のリーゼロッテでしょう」
やっぱりかと、バレているとはいえ肯定するべきか思案した。
しかしジュリアはリーゼロッテの返答など待っていなかったようで、ぎゅっと両手を握りしめ。
「あなたずるいわ!」
「へ?」
思いがけない言葉に眉をひそめたが、ジュリアはなおも言いつのった。
「あなたただの幼馴染でしょう、どうしてそんな姿なのか知らないけど、クレメンス様の迷惑も考えて!」
いや確かに迷惑はかけているけれど、と思うが。
(この人に文句言われるいわれは無いんじゃない)
顔を顰めたリーゼロッテに、反抗されたと思ったのかジュリアがぐいと細い腕を掴んで歩き出した。
「ちょっいた、なによ」
ズンズンと歩くジュリアに引きずられるように腕を引っ張られていったのは、寮から離れた使われていない倉庫だった。
「わっ」
ぶんと腕を引っ張られ、倉庫の中に押し込まれる。
たたらを踏んで入口を振り返ると、ジュリアがにやりと口元を歪めていた。
「今日は雨が降るそうよ。せいぜい凍えなさいな」
バタンと扉が閉まり、鍵のかかる音が真っ暗闇に響いた。
「あ!こら待て」
慌てて扉に飛びついたけれど、すでに遅かった。
「うそでしょ……」
サーッと顔が青くなる。
クレメンスはきっと気づくのは夕食時かそれ以降のはずだ。
それ以外でリーゼロッテを誰かが見つけてくれるとは思えない。
「最悪」
はーっと長い溜息を吐くと、ガランとした何もない室内を見回して地べたに膝を抱えて座った。
壁にある明かり取り用の窓が小さくあるのが救いかもしれない。
出られるような大きさではないけれど、真っ暗闇よりはマシだ。
だんだんと外の明かりが暗くなっていき、雨が降り出したようで明り取りの窓に水滴が当たっているのが見える。
寒々しい倉庫内のせいで地べたに乗せているお尻が冷たくなって、指先も冷えていた。
「クレメンスまだかな」
膝を抱えて何度目かの溜息を吐く。
「まったく、あの女に目の敵にされるほど一緒にいるわけじゃないわよ」
婚約者候補らしいけれど、リーゼロッテには迷惑このうえない。
そこではたと気が付いた。
「思い出した、一度だけ自己紹介したことあるわ」
確かその時も最初から当てこすりされた気がする。
あの時は魔道具が発動して、クレメンスが魔法で助けてくれたのだ。
そういえば、あのときジュリアは青い顔をしていた。
よほど魔道具の発動が怖かったのだろう。
「今じゃジュリアの方が怖い魔法使ってるけど」
はは、と乾いた声が出る。
おそらくジュリアの魔法は風と火の二属性なのだろう。
すべての属性を持つクレメンスがいるのでいまいちピンとこないけれど、多分優秀な部類なのではないかと思う。
「まあ、どうでもいいけどさ」
つらつらととりとめのないことを考えながら、冷えていく体を縮こまらせていると。
「リジー!」
バタンと勢いよく扉が開いた。
そこには雨のなか走り回ったのかしっとりと髪の濡れたクレメンスがいた。
「助かったわクレメンス!」
やっぱり見つけてくれたとリーゼロッテは喜びながら立ち上がった。
倉庫の中に入ってきたクレメンスが、サッとリーゼロッテの体に視線を走らせる。
「怪我は」
「ないわよ」
「よかった……」
クレメンスがほっと息をつく。
「濡れてるじゃない、早く部屋に戻りましょ」
ローブを引っ張って外へ促そうとしたら、その手をクレメンスにそっと取られた。
「誰に閉じ込められたの?」
「気まぐれよ、暇だったから入ったら閉まっちゃったの」
わざわざ言うほどのことではない。
ジュリアを庇うというより、なんとなくクレメンスが彼女を気にするのが嫌だなと、適当な事を口にした。
じっと見てくるクレメンスに居心地が悪い。
「それより、よくわかったわね」
「ネックレスの魔力を追って来たんだ」
なるほど。
禍々しいと言っていたから、魔法使いには何かわかりやすく感じるものがあるのかもしれない。
「部屋に帰ろう」
そっと差し伸べられた手を取ろうとして、呼吸が一瞬止まった。
心臓が早鐘を打ち出す。
この感覚は分かっている。
体が小さくなるのだ。
「かはっ」
「リジー!」
膝を地べたにつくと、クレメンスに抱き寄せられた。
苦しさにクレメンスのローブを強く握りしめる。
「けほ」
苦しさがなくなってぎゅっと閉じていた目を開けると、予想通りに体が小さくなっていた。
「ッ」
ゾッとリーゼロッテの背筋に寒気が走った。
「リジー」
青い顔をしているリーゼロッテの顔をクレメンスが気遣わし気に覗き込む。
慌てて大丈夫だと立ち上がろうとして、バランスを崩し尻餅をついてしまった。
まさかここまで幼児になるなんてと思う。
大丈夫だろうと、死ぬわけがないとどこかで楽観視している部分があったのだけれど、見ないふりをしていた死ぬかもしれない恐怖に、リーゼロッテの小さな体がカタカタと震えだした。
「リジー、大丈夫、大丈夫だから」
サッと抱き上げられ、クレメンスに背中をあやすようにさすられる。
それが子供だましのように感じられて、リーゼロッテはクレメンスの胸に拳を振り下ろした。
「なにが大丈夫よ!そんな保障ないじゃない」
ドンドンと力の限り胸を叩くと、痛くもないだろうにクレメンスの顔に苦味が走った。
「どうせ私死ぬんだわ、せいせいするわよね、手のかかる奴がいなくなって」
「リジー!」
「ッ」
鋭く名前を呼ばれてひゅっと息を飲み込んだ。
抱き上げられているせいで目の前にあるアメジスト色の瞳が、真剣な光りを湛えている。
「君が死んだら、僕も死ぬ。君一人にはしない」
はっきりとした声だった。
「僕らはいつも一緒だっただろう?」
柔らかく笑った幼馴染に、リーゼロッテはだらりとクレメンスの胸を叩いていた腕をおろした。
「なに、言ってるの」
「僕は本気だよ」
声音でわかる。
クレメンスの言葉に嘘偽りはないんだと。
そのことに、じわじわと涙が出そうになるけれどぐいと手の甲で目元を拭って顔をそむけた。
「馬鹿じゃないの」
「馬鹿でいいよ」
くすりと柔らかく笑う声。
それに心が落ち着いていき、リーゼロッテはクレメンスの顔へと向き直った。
「こんな面倒な奴に何考えてるのよ」
「そんなことないよ。それに不謹慎だけど、出会った頃のリジーにまた会えた。それに出会う前の姿も」
眉を下げて苦笑するけれど、どこか嬉し気に見える。
そんな嬉しそうな顔で言わないでほしいと思った。
「……ごめん八つ当たり」
「僕には当たっていいよ」
抱えなおされて、夕食を食べに行こうと促される。
「その前に着替えなさい、風邪引くわよ」
いつもとは逆になる小言を言うと。
「そうだね」
一瞬きょとんとしたあとに、クレメンスはおかしそうに小さく笑った。
0
あなたにおすすめの小説
やけに居心地がいいと思ったら、私のための愛の巣でした。~いつの間にか約束された精霊婚~
小桜
恋愛
ルディエル・アレンフォードは森に住む麗しの精霊守。
そんな彼が、いよいよ伴侶を迎えようと準備を始めているらしい。
幼馴染という関係に甘んじていたネネリア・ソルシェは、密かにショックを受けていた。
そろそろ彼との関係も終わらせなければならないけれど、ルディエルも精霊達もネネリアだけに優しくて――?
「大丈夫。ずっと居たいと思えるような場所にしてみせるから」
鈍感なネネリアと、一途で奥手なルディエル。
精霊に導かれた恋は、本人だけが気づかない。
転生賢妻は最高のスパダリ辺境伯の愛を独占し、やがて王国を救う〜現代知識で悪女と王都の陰謀を打ち砕く溺愛新婚記〜
紅葉山参
恋愛
ブラック企業から辺境伯夫人アナスタシアとして転生した私は、愛する完璧な夫マクナル様と溺愛の新婚生活を送っていた。私は前世の「合理的常識」と「科学知識」を駆使し、元公爵令嬢ローナのあらゆる悪意を打ち破り、彼女を辺境の落ちぶれた貴族の元へ追放した。
第一の試練を乗り越えた辺境伯領は、私の導入した投資戦略とシンプルな経営手法により、瞬く間に王国一の経済力を確立する。この成功は、王都の中央貴族、特に王弟公爵とその腹心である奸猾な財務大臣の強烈な嫉妬と警戒を引き寄せる。彼らは、辺境伯領の富を「危険な独立勢力」と見なし、マクナル様を王都へ召喚し、アナスタシアを孤立させる第二の試練を仕掛けてきた。
夫が不在となる中、アナスタシアは辺境領の全ての重責を一人で背負うことになる。王都からの横暴な監査団の干渉、領地の資源を狙う裏切り者、そして辺境ならではの飢饉と疫病の発生。アナスタシアは「現代のインフラ技術」と「危機管理広報」を駆使し、夫の留守を完璧に守り抜くだけでなく、王都の監査団を論破し、辺境領の半独立的な経済圏を確立する。
第三の試練として、隣国との緊張が高まり、王国全体が未曽有の財政危機に瀕する。マクナル様は王国の窮地を救うため王都へ戻るが、保守派の貴族に阻まれ無力化される。この時、アナスタシアは辺境伯夫人として王都へ乗り込むことを決意する。彼女は前世の「国家予算の再建理論」や「国際金融の知識」を武器に、王国の経済再建計画を提案する。
最終的に、アナスタシアとマクナル様は、王国の腐敗した権力構造と対峙し、愛と知恵、そして辺境の強大な経済力を背景に、全ての敵対勢力を打ち砕く。王国の危機を救った二人は、辺境伯としての地位を王国の基盤として確立し、二人の愛の結晶と共に、永遠に続く溺愛と繁栄の歴史を築き上げる。 予定です……
異世界もふもふ死にかけライフ☆異世界転移して毛玉な呪いにかけられたら、凶相騎士団長様に拾われました。
和島逆
恋愛
社会人一年目、休日の山登り中に事故に遭った私は、気づけばひとり見知らぬ森の中にいた。そしてなぜか、姿がもふもふな小動物に変わっていて……?
しかも早速モンスターっぽい何かに襲われて死にかけてるし!
危ういところを助けてくれたのは、大剣をたずさえた無愛想な大男。
彼の緋色の瞳は、どうやらこの世界では凶相と言われるらしい。でもでも、地位は高い騎士団長様。
頼む騎士様、どうか私を保護してください!
あれ、でもこの人なんか怖くない?
心臓がバクバクして止まらないし、なんなら息も苦しいし……?
どうやら私は恐怖耐性のなさすぎる聖獣に変身してしまったらしい。いや恐怖だけで死ぬってどんだけよ!
人間に戻るためには騎士団長の助けを借りるしかない。でも騎士団長の側にいると死にかける!
……うん、詰んだ。
★「小説家になろう」先行投稿中です★
冷徹と噂の辺境伯令嬢ですが、幼なじみ騎士の溺愛が重すぎます
藤原遊
恋愛
冷徹と噂される辺境伯令嬢リシェル。
彼女の隣には、幼い頃から護衛として仕えてきた幼なじみの騎士カイがいた。
直系の“身代わり”として鍛えられたはずの彼は、誰よりも彼女を想い、ただ一途に追い続けてきた。
だが政略婚約、旧婚約者の再来、そして魔物の大規模侵攻――。
責務と愛情、嫉妬と罪悪感が交錯する中で、二人の絆は試される。
「縛られるんじゃない。俺が望んでここにいることを選んでいるんだ」
これは、冷徹と呼ばれた令嬢と、影と呼ばれた騎士が、互いを選び抜く物語。
枯れ専令嬢、喜び勇んで老紳士に後妻として嫁いだら、待っていたのは二十歳の青年でした。なんでだ~⁉
狭山ひびき
恋愛
ある日、イアナ・アントネッラは父親に言われた。
「来月、フェルナンド・ステファーニ公爵に嫁いでもらう」と。
フェルナンド・ステファーニ公爵は御年六十二歳。息子が一人いるが三十年ほど前に妻を亡くしてからは独り身だ。
対してイアナは二十歳。さすがに年齢が離れすぎているが、父はもっともらしい顔で続けた。
「ジョルジアナが慰謝料を請求された。ステファーニ公爵に嫁げば支度金としてまとまった金が入る。これは当主である私の決定だ」
聞けば、妹のジョルジアナは既婚者と不倫して相手の妻から巨額の慰謝料を請求されたらしい。
「お前のような年頃の娘らしくない人間にはちょうどいい縁談だろう。向こうはどうやらステファーニ公爵の介護要員が欲しいようだからな。お前にはぴったりだ」
そう言って父はステファーニ公爵の肖像画を差し出した。この縁談は公爵自身ではなく息子が持ちかけてきたものらしい。
イオナはその肖像画を見た瞬間、ぴしゃーんと雷に打たれたような衝撃を受けた。
ロマンスグレーの老紳士。なんて素敵なのかしら‼
そう、前世で六十歳まで生きたイオナにとって、若い男は眼中にない。イオナは枯れ専なのだ!
イオナは傷つくと思っていた両親たちの思惑とは裏腹に、喜び勇んでステファーニ公爵家に向かった。
しかし……。
「え? ロマンスグレーの紳士はどこ⁉」
そこでイオナを待ち受けていたのは、どこからどう見ても二十歳くらいにしか見えない年若い紳士だったのだ。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
女嫌いな辺境伯と歴史狂いの子爵令嬢の、どうしようもなくマイペースな婚姻
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
恋愛
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」
行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。
相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思うでしょう。
でも私はそんな事より、嫁げば他に時間を取られて大好きな歴史研究に没頭できない事の方が問題!
それでも互いの領地の友好と借金の形として仕方がなく嫁いだ先で、「家の事には何も手出し・口出しするな」と言われて……。
え、「何もしなくていい」?!
じゃあ私、今まで通り、歴史研究してていいの?!
こうして始まる結婚(ただの同居)生活が、普通なわけはなく……?
どうやらプライベートな時間はずっと剣を振っていたい旦那様と、ずっと歴史に浸っていたい私。
二人が歩み寄る日は、来るのか。
得意分野が文と武でかけ離れている二人だけど、マイペース過ぎるところは、どこか似ている?
意外とお似合いなのかもしれません。笑
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる