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第五章 野営訓練
第百二十八話 野営訓練(二)
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アレクもアル達と共に海で泳ぐ。
穏やかな海は、心地良い冷たさで気持ち良かった。
澄んだ海の底は、砂が波状の模様である波跡を描いており、人がほとんど足を踏み入れていない事が判る。
海底の砂の波跡は、去年見たものと変わらず、その白く美しい砂の色をさらけだし、遠くにいくに従って暗く蒼い海底に消え入るように連なっていた。
(・・・変わらないな)
アレクは、自然が造り上げた美しい砂の波跡と、それらが去年見た時から変わらずに残っている事に素直に感動する。
何回か泳ぐと、アレクは海水で急に体が冷えたため、小便がしたくなり砂浜に上がる。
「お? アレク、小便か? 俺も行く」
アルもアレクの後を追って砂浜に上がる。
アレクとアルは、連れ立って乗って来た幌馬車を止めた、近くの雑木林で小用を済ませる。
すると、幌馬車の中から女の子達の声が聞こえてくる。
アルは、幌馬車の方に歩み出すと口を開く。
「なんだぁ??」
アレクは、慌ててアルを引き留める。
「アル、ダメだって! 幌馬車の中で女の子達が着替えているから・・・」
すかさずアルがツッコミを入れる。
「アレク。何で『幌馬車の中で女の子達が着替えている』って、知ってるんだ?」
「それは・・・」
アレクは、去年も同じように、話し声が気になって幌馬車の中を覗いてみたら、女の子達が着替えていた事をアルに話す。
アルは、アレクの肩に手を置くと、しみじみと語り出す。
「なぁ、アレク。オレ達、親友だろう。そういう美味しい事があるなら、親友同士で分かち合わないとな」
アルはアレクにそう告げ、幌の隙間からこっそり幌馬車の中を覗くと、下着姿の女の子達が水着に着替えている最中であった。
中を覗いたアルは、ナタリーの着替えている姿に目が釘付けになる。
アル自身は、ナタリーの裸を今まで何度も見た事があったが、着替えをこっそり覗くのは初めてであった。
ナタリーの淡い褐色の肌が女性らしい身体の曲線をより弾力的に魅せる。
アルは、ナタリーのパンツに目を止める。
白地にウサギの顔が刺繍されたものであった。
(白! それにウサギの刺繍が・・・。やっぱり、ナタリーは可愛いなぁ・・・)
覗いていたアルは、顔が無意識にニヤけてくる。
アルは、自分の男性器が膨らんできたことに気が付く。
(マズい。勃ってきた!)
アルも水着姿であるため、股間が膨らんでいると否応なしに目立つため、焦り出す。
アルは、傍らで見守るアレクに小声で囁く。
「ヤバい。勃ってきた。アレク。オレ、先に戻ってるわ」
アレクが無言の苦笑いで答えると、アルはトゥルムやドミトリー達の元へ戻って行った。
アレクは、アルが帰って行くのを見送ると、幌の隙間から中を覗くと、女の子達は、まだ着替えの最中であった。
アレクは、女の子達の下着をチェックする。
(ルイーゼは、白地に水色の水玉模様。ナタリーは、白地にウサギの刺繍入り。ナディアは黒で、エルザはレース地か・・・)
女の子達が着始めた水着は、去年と同じであった。
ルイーゼとナタリーは、学校指定の水着であり、ナディアは黒のハイレグ、エルザはビキニであった。
アレクが覗いていると、中で着替えていたエルザと目が合う。
(マズい! 見つかった!!)
アレクはエルザに見つかった事に焦るが、目があったエルザはアレクに微笑み掛ける。
不審に思ったナディアがエルザに尋ねる。
「どうしたの?」
「別に・・・」
アレクは急に気不味くなってその場を後にする。
「「お待たせー!!」」
水着に着替えた女の子達もアレク達の元にやって来て泳ぎ始める。
アレク達は、昼近くまで小一時間、海で遊び、やがて昼食の時間となって砂浜に上がる。
昼食は去年と異なり、教官達から始動された訳でもないのに、自然に学年ごとに集まって用意するようになっていた。
平民組の二年生の四個小隊が集まって焼肉を始める。
アレク達は、焚火の上に鉄板を敷き、そのうえで肉を焼く。
焼肉を頬張りながらアルが口を開く。
「やっぱり夏は、外で焼肉だな!」
アルと並んで焼肉を頬張りながらアレクも答える。
「そうだな。それに今年は二年生合同焼肉ってとこか」
二人が焼肉を頬張っていると、アレクとアルに声を掛けて来る者が居た。
「いよぉ~。お二人さん!」
二人が声の主を見ると、声の主はグリフォン小隊のブルクハルトであった。
ブルクハルトは、鼻の下を伸ばしてニヤけきった顔で傍らに連れている女の子をエスコートしていた。
アルは、ブルクハルトが女の子を連れている事に驚く。
アレクは、ブルクハルトが連れていた女の子を見て、飲んでいた冷たい紅茶を盛大に噴き、咽返る。
ブルクハルトが連れていた女の子は、白いビキニ姿のミネルバであった。
穏やかな海は、心地良い冷たさで気持ち良かった。
澄んだ海の底は、砂が波状の模様である波跡を描いており、人がほとんど足を踏み入れていない事が判る。
海底の砂の波跡は、去年見たものと変わらず、その白く美しい砂の色をさらけだし、遠くにいくに従って暗く蒼い海底に消え入るように連なっていた。
(・・・変わらないな)
アレクは、自然が造り上げた美しい砂の波跡と、それらが去年見た時から変わらずに残っている事に素直に感動する。
何回か泳ぐと、アレクは海水で急に体が冷えたため、小便がしたくなり砂浜に上がる。
「お? アレク、小便か? 俺も行く」
アルもアレクの後を追って砂浜に上がる。
アレクとアルは、連れ立って乗って来た幌馬車を止めた、近くの雑木林で小用を済ませる。
すると、幌馬車の中から女の子達の声が聞こえてくる。
アルは、幌馬車の方に歩み出すと口を開く。
「なんだぁ??」
アレクは、慌ててアルを引き留める。
「アル、ダメだって! 幌馬車の中で女の子達が着替えているから・・・」
すかさずアルがツッコミを入れる。
「アレク。何で『幌馬車の中で女の子達が着替えている』って、知ってるんだ?」
「それは・・・」
アレクは、去年も同じように、話し声が気になって幌馬車の中を覗いてみたら、女の子達が着替えていた事をアルに話す。
アルは、アレクの肩に手を置くと、しみじみと語り出す。
「なぁ、アレク。オレ達、親友だろう。そういう美味しい事があるなら、親友同士で分かち合わないとな」
アルはアレクにそう告げ、幌の隙間からこっそり幌馬車の中を覗くと、下着姿の女の子達が水着に着替えている最中であった。
中を覗いたアルは、ナタリーの着替えている姿に目が釘付けになる。
アル自身は、ナタリーの裸を今まで何度も見た事があったが、着替えをこっそり覗くのは初めてであった。
ナタリーの淡い褐色の肌が女性らしい身体の曲線をより弾力的に魅せる。
アルは、ナタリーのパンツに目を止める。
白地にウサギの顔が刺繍されたものであった。
(白! それにウサギの刺繍が・・・。やっぱり、ナタリーは可愛いなぁ・・・)
覗いていたアルは、顔が無意識にニヤけてくる。
アルは、自分の男性器が膨らんできたことに気が付く。
(マズい。勃ってきた!)
アルも水着姿であるため、股間が膨らんでいると否応なしに目立つため、焦り出す。
アルは、傍らで見守るアレクに小声で囁く。
「ヤバい。勃ってきた。アレク。オレ、先に戻ってるわ」
アレクが無言の苦笑いで答えると、アルはトゥルムやドミトリー達の元へ戻って行った。
アレクは、アルが帰って行くのを見送ると、幌の隙間から中を覗くと、女の子達は、まだ着替えの最中であった。
アレクは、女の子達の下着をチェックする。
(ルイーゼは、白地に水色の水玉模様。ナタリーは、白地にウサギの刺繍入り。ナディアは黒で、エルザはレース地か・・・)
女の子達が着始めた水着は、去年と同じであった。
ルイーゼとナタリーは、学校指定の水着であり、ナディアは黒のハイレグ、エルザはビキニであった。
アレクが覗いていると、中で着替えていたエルザと目が合う。
(マズい! 見つかった!!)
アレクはエルザに見つかった事に焦るが、目があったエルザはアレクに微笑み掛ける。
不審に思ったナディアがエルザに尋ねる。
「どうしたの?」
「別に・・・」
アレクは急に気不味くなってその場を後にする。
「「お待たせー!!」」
水着に着替えた女の子達もアレク達の元にやって来て泳ぎ始める。
アレク達は、昼近くまで小一時間、海で遊び、やがて昼食の時間となって砂浜に上がる。
昼食は去年と異なり、教官達から始動された訳でもないのに、自然に学年ごとに集まって用意するようになっていた。
平民組の二年生の四個小隊が集まって焼肉を始める。
アレク達は、焚火の上に鉄板を敷き、そのうえで肉を焼く。
焼肉を頬張りながらアルが口を開く。
「やっぱり夏は、外で焼肉だな!」
アルと並んで焼肉を頬張りながらアレクも答える。
「そうだな。それに今年は二年生合同焼肉ってとこか」
二人が焼肉を頬張っていると、アレクとアルに声を掛けて来る者が居た。
「いよぉ~。お二人さん!」
二人が声の主を見ると、声の主はグリフォン小隊のブルクハルトであった。
ブルクハルトは、鼻の下を伸ばしてニヤけきった顔で傍らに連れている女の子をエスコートしていた。
アルは、ブルクハルトが女の子を連れている事に驚く。
アレクは、ブルクハルトが連れていた女の子を見て、飲んでいた冷たい紅茶を盛大に噴き、咽返る。
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