「夜のコンビニラプソディー」

黒子猫

文字の大きさ
2 / 6

「タピオカを求める男~メンマ焼きそば~」

しおりを挟む
タピオカが飲みたい……。
仕事終わりにそう思い、オレはコンビニに向かった。
いつものタピオカが置いてあるコーナーを探す。

〈ミルクティ〉
〈カフェオレ〉

これらはあるのに、いつものタピオカの所にヤツがいねーじゃねーかー!!
ぽっかり空いてるよ……、いつもの場所がよぉ……。
あぁ、季節的にもうタピオカは置かないのか、それともたまたま品切か……?
……そんなことを店員に聞く勇気はオレにはない。
こんないい歳したサラリーマンがタピオカなんぞ求めてるなんて知ったら、心の中でなんて思われることか……っ。

(仕事帰りにタピオカだなんて……。
ビールじゃないなんて……。
へぇぇ……??)

等と好奇心の目に晒され、コンビニ店員の妄想を掻き立ててしまうことだろう……。
それは避けたい!
そんな目で、見られたくない!

……いや、逆にタピオカを買えなかったことでダイエットと節約が出来たんだから、良かったんじゃないか……?
ちょっと、お腹回り気になってたしな……。
オレはそう言い聞かせ、店の入り口に歩みを進めた。
ふと通りかかった棚の方を見た。

『メンマ焼きそば』

メンマ焼きそば!?
新商品だ……。
ちょっと気になる……。
オレは新商品は試したくなる方だ……。
いや……、どうせ美味しくないだろう……。
たかがメンマを入れたぐらいで……。
でも、気になる……。
いや、でも今度コンビニ来たときの楽しみに……。
でも家に帰ってから後悔したくない……。
……あぁ、くそっ!
さっきダイエットと節約出来たと言ったのにっ!!

オレは、メンマ焼きそばと新作のカップラーメン数個を抱え、レジに向かった。
タピオカを買うより正直高くついたが、オレの心はちょっとワクワクしていた……。




〈作者談〉
このお話に出てくるメンマ焼きそばは実際にこの間私がコンビニで買った物です♪
美味しかったですよ🎵
これを書いてる途中でメンマ焼きそば食べたくなったんですけど、作品書く時間が欲しくて、今日は『夜のコンビニラプソディー』しませんでした☆
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

(ほぼ)5分で読める怖い話

涼宮さん
ホラー
ほぼ5分で読める怖い話。 フィクションから実話まで。

秘密のキス

廣瀬純七
青春
キスで体が入れ替わる高校生の男女の話

処理中です...