真野君は私の気になる後輩

黒子猫

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〈まさか、2人きり〉

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「あの……、何で大木さんは来てないの?」
今日は金曜日。
大木さんと真野君と私、3人の飲み会の日。
私は真野君と居酒屋にいた。
「大木さんは、どうやら今日は急用が入ったらしくて、今日は来れないらしいです」
「え……!?じゃあ……今日は飲み会やらなくても……」
2人ちょっとまずい!!
困る……。
「せっかく来たんだし、少し飲んでいきましょうよ♪はい、これメニューです♪」
うーん……。確かにここで帰るのもな……。
少しだけ、少しだけ、飲んだらお開きにしよう。
私は、ちらりと真野君の顔を見た。
彼のニコニコした顔と目が合ってしまい、さりげなく目を逸らす。
やっぱり来なければ良かったかも……と思った……。
いつも仕事を教える時は、横にいることが多いから、対面っていうのが、落ち着かないし……。
「これ、美味しそう♪唐揚げも頼んでいいですか?」
なんか、仕事以外の雑談も、むず痒い。
恥ずかしい……。
これは……、飲まないとやっていられない。
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