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ダンジョン・マスター第二部
19.片鱗
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ハインドの闇属性上級魔法グラヴィティプレスが決まった時、誰もがハインドの勝ちだと思っていた。
ダグラスがハインドの勝ちを告げ、魔法を解除させようとする。
「待て」
しかし、それを止めたのは皇帝だった。
「陛下、ですが……」
「もう少し待つのじゃ」
このまま放おっておけば大怪我に繋がりかねない、ダグラスはそう言いたいようだった。
凝縮していく重力の壁、そしてそれに抗う光の防御壁、魔法の等級から考えても、どちらが勝つかは火を見るより明らかだ。
「ぬああああ!!」
しかし、皆の予想を裏切ってアースが重力の檻を破って飛び出してきた。
ダークプリズンの上から発動したグラヴィティプレスのお陰で、ダークプリズンは檻としての効力を失っていたのか。
とは言え通常ならばそれでもグラヴィティプレスに潰されるのだから関係ない、では何故突破出来たのか。そう思って見てみれば、側面及び背中側の鎧はひしゃげてもはや鎧としての機能を成していない。恐らくシールドを前面に集中させて強引に突破したのだろう。
「なっ、グラヴィティプレスを破っただと!?」
ハインドも驚きを隠せないのか、驚愕の声を上げる。
「<<魔力の塊よ>>!!」
アースの口から放たれた呪文は、無属性下級魔法マジックナパーム。魔力の塊を敵にぶつけるだけの単純な呪文だ。
しかし、ハインドの目前で炸裂したマジックナパームはとんでもない威力を持っていた。
ズパァンと何千人が同時に拍手をしたような音が響き渡り、その威力にハインドが数メートル後退する。
「くそっ、この程度でやられるとでも……!」
だがハインドには大きなダメージを与えられなかったようだ、僅かに顔をしかめただけで、マジックナパームを耐え切る。
「そこだああああ!!」
そこへアースが走りこんで渾身の突きを放つ。
「そこまでじゃ!」
瞬間、アースとハインドに凄まじい魔力波が叩きつけられ、両者の動きが静止する。
「この勝負、魔王アースの勝ちとする」
皇帝が告げたのはアースの勝利。当然、ハインドは納得がいかないという顔で抗議する。
「陛下! 何故ですか! 我はまだ戦えます!」
「ならばアースの切っ先が向かっている先を見てみよ」
つられて誰もがアースの持ったバスタードソードの剣先へと視線を向ける。
そこはハインドの右脇腹を狙っていた。
その意味に気がついたのは当の本人であるハインドと、そして皇帝のみだった。
「馬鹿なっ、何故核の位置がわかった!」
そう、アースの剣先は正確にハインドの心臓とでも言うべき、魔力の核を狙っていたのだ。
「あ? そこが核だったのか? 無我夢中だったからわからなかったよ」
一方のアースは核を狙ったという認識はなく、告げられた内容に驚いていた。
「アースよ、どうしてあのような魔法を使ったのじゃ?」
皇帝が訊いたのは、通常のマジックナパームではあり得ぬ威力を発揮した魔法についてだ。
「ええと、ハインドの魔力集中が早すぎてこっちは中級以上の魔法を使わせて貰えないから、なら初級魔法の威力を無理やり上げればいいんじゃないかと思って、とにかく魔力を込めてマジックナパームを撃ってみたんです」
「それで、どうした?」
「そしたらハインドの全身に魔力が叩きつけられてちょっと苦しそうにしたから、これはいける! と思ったんですけど、なんか右脇腹を庇っているみたいだったから、そこが弱点なのかなーって」
そう、マジックナパームがあたった瞬間、ハインドは僅かに右脇腹を庇う動きをした。
ハインドの魔力核自体は体の中を自由に動かせるため、そうと知られなければいくら斬撃を浴びせても当たることはなかっただろう、しかし、マジックナパームで核にも僅かであるがダメージが通ったため、反応が遅れてしまったのだ。
「ハインドよ、お主が最初から本気で戦っておれば、この勝負は間違いなくお主の勝ちで終わったじゃろう。だが、痛めつけてやろうという考えと、相手の力量を見るために力を抑えたのが仇になったな」
「くっ……」
皇帝の指摘が図星だったのだろう、ハインドが悔しげな顔を浮かべて唸る。
「アースよ、予想外の行動、面白かったぞ。しかし、あのような魔法行使はあまり感心せんのう」
皇帝は勝者であるアースにも苦言を呈する。
「は、はい、以後気をつけます」
こちらは素直に頷く。
「では、両者の治療後、略式で魔王の就任式を執り行う! 各自準備せよ!」
「「「「はっ!」」」」
こうして勝負はアースの勝ちで終わった。
……
略式すぎる就任式が終わって、俺達は客間にいた。
まさか「アースを<奇人の住処>魔王と認める」と一言言うだけで終わるとは思わなかった。後は来年のダンジョン運営資金をいただいて、それでは解散という短さぶりだ。
本当にこれでいいのか? と思わないでもないが、早く終わる分にはありがたいということで、俺達はダンジョンへ戻る準備をしていた。
ハインドからの謝罪は受けないことにした。あのダークエルフに対する差別意識はなくならないだろうし、俺としては一泡吹かせることが出来ただけでも十分だったからだ。
それに謝罪云々でどうにかならないほど、決定的な溝が生まれてしまったことに違いはない。
……今後の関係を考えると頭が痛いことだ。
「魔王様、皇帝陛下もおっしゃっていましたが、あのような魔法は二度と使わないでください」
いち早く荷物をまとめたメリルが俺に向かってそう言う。
「あれは仕方なくだな……」
「下手したら魔法が暴走して、魔王様自身にも影響があったのかもしれないのですよ?」
どうやら俺の言い訳は聞いてくれないらしい。
「わかってる、今後は使わないよ」
「大体、私が戻れるのであれば無理に勝つ必要などなかったのです、それをあのような手段で勝ちにいくなどと……」
「心配かけて悪かったよ」
そう謝るとメリルは黙る。余程ハインドとの戦いをハラハラしながら見ていたのだろう。
「……マジックナパームに規定の百倍もの魔力が込められているのを見たときは、肝が冷えましたよ」
「そんなに込めてたか……細かく調整してる余裕がなかったからありったけ突っ込んだんだが、そりゃやばいな」
「全く、うまくいったことのほうが驚きです」
メリルは嘆息しながらそう告げる。確かにそれを聞くと随分と無茶なことをしたものだと自分でも思う。
「まぁ、お陰で二人揃ってダンジョンに戻れるのですから良しとしましょう」
「あぁ、そうだな、急ごう」
俺も荷造りを終えて、客間を出る。
「帰り際にトレンティア商会でティアリスを拾って行きましょう、彼女には突然で申し訳ないですが、この機会を逃すとまた数カ月後になってしまいますから」
「あ、そういやそうだ、忘れてた」
「魔王様……」
口に出した途端、メリルがジト目で俺を見ていた。いや、本当に申し訳ない。すっかり忘れていたよ。
「まあいいでしょう。魔王様の頭脳にはあまり期待しておりませんから」
少しおどけたようにメリルが言う。
「うわ、メリルひでーや」
俺もそれに合わせて軽く文句を言った。
「ふふっ、でも無事で良かったですよ。ハインド魔王のグラヴィティプレスが発動したときは、もう駄目だと思いましたから」
そう微笑しながらメリルは言うが、不安に思っていた部分が大きいのだろう、その表情には隠しきれぬ安堵が見える。
本当に、俺はいつもメリルに心配をかけてばかりである。もっとしっかりしなければ。
「ああ、ありゃ俺もやばいと思ったよ……魔王ってのは本当に強いんだな。俺も負けないようにもっと強くならないと」
「ええ、これからも頑張りましょう」
「じゃあ早いところダンジョンに戻って、天界兵を追い払わないとな」
「はい、参りましょう」
真剣な顔になって頷き合う。皆、無事で居てくれるといいのだが。
ダグラスがハインドの勝ちを告げ、魔法を解除させようとする。
「待て」
しかし、それを止めたのは皇帝だった。
「陛下、ですが……」
「もう少し待つのじゃ」
このまま放おっておけば大怪我に繋がりかねない、ダグラスはそう言いたいようだった。
凝縮していく重力の壁、そしてそれに抗う光の防御壁、魔法の等級から考えても、どちらが勝つかは火を見るより明らかだ。
「ぬああああ!!」
しかし、皆の予想を裏切ってアースが重力の檻を破って飛び出してきた。
ダークプリズンの上から発動したグラヴィティプレスのお陰で、ダークプリズンは檻としての効力を失っていたのか。
とは言え通常ならばそれでもグラヴィティプレスに潰されるのだから関係ない、では何故突破出来たのか。そう思って見てみれば、側面及び背中側の鎧はひしゃげてもはや鎧としての機能を成していない。恐らくシールドを前面に集中させて強引に突破したのだろう。
「なっ、グラヴィティプレスを破っただと!?」
ハインドも驚きを隠せないのか、驚愕の声を上げる。
「<<魔力の塊よ>>!!」
アースの口から放たれた呪文は、無属性下級魔法マジックナパーム。魔力の塊を敵にぶつけるだけの単純な呪文だ。
しかし、ハインドの目前で炸裂したマジックナパームはとんでもない威力を持っていた。
ズパァンと何千人が同時に拍手をしたような音が響き渡り、その威力にハインドが数メートル後退する。
「くそっ、この程度でやられるとでも……!」
だがハインドには大きなダメージを与えられなかったようだ、僅かに顔をしかめただけで、マジックナパームを耐え切る。
「そこだああああ!!」
そこへアースが走りこんで渾身の突きを放つ。
「そこまでじゃ!」
瞬間、アースとハインドに凄まじい魔力波が叩きつけられ、両者の動きが静止する。
「この勝負、魔王アースの勝ちとする」
皇帝が告げたのはアースの勝利。当然、ハインドは納得がいかないという顔で抗議する。
「陛下! 何故ですか! 我はまだ戦えます!」
「ならばアースの切っ先が向かっている先を見てみよ」
つられて誰もがアースの持ったバスタードソードの剣先へと視線を向ける。
そこはハインドの右脇腹を狙っていた。
その意味に気がついたのは当の本人であるハインドと、そして皇帝のみだった。
「馬鹿なっ、何故核の位置がわかった!」
そう、アースの剣先は正確にハインドの心臓とでも言うべき、魔力の核を狙っていたのだ。
「あ? そこが核だったのか? 無我夢中だったからわからなかったよ」
一方のアースは核を狙ったという認識はなく、告げられた内容に驚いていた。
「アースよ、どうしてあのような魔法を使ったのじゃ?」
皇帝が訊いたのは、通常のマジックナパームではあり得ぬ威力を発揮した魔法についてだ。
「ええと、ハインドの魔力集中が早すぎてこっちは中級以上の魔法を使わせて貰えないから、なら初級魔法の威力を無理やり上げればいいんじゃないかと思って、とにかく魔力を込めてマジックナパームを撃ってみたんです」
「それで、どうした?」
「そしたらハインドの全身に魔力が叩きつけられてちょっと苦しそうにしたから、これはいける! と思ったんですけど、なんか右脇腹を庇っているみたいだったから、そこが弱点なのかなーって」
そう、マジックナパームがあたった瞬間、ハインドは僅かに右脇腹を庇う動きをした。
ハインドの魔力核自体は体の中を自由に動かせるため、そうと知られなければいくら斬撃を浴びせても当たることはなかっただろう、しかし、マジックナパームで核にも僅かであるがダメージが通ったため、反応が遅れてしまったのだ。
「ハインドよ、お主が最初から本気で戦っておれば、この勝負は間違いなくお主の勝ちで終わったじゃろう。だが、痛めつけてやろうという考えと、相手の力量を見るために力を抑えたのが仇になったな」
「くっ……」
皇帝の指摘が図星だったのだろう、ハインドが悔しげな顔を浮かべて唸る。
「アースよ、予想外の行動、面白かったぞ。しかし、あのような魔法行使はあまり感心せんのう」
皇帝は勝者であるアースにも苦言を呈する。
「は、はい、以後気をつけます」
こちらは素直に頷く。
「では、両者の治療後、略式で魔王の就任式を執り行う! 各自準備せよ!」
「「「「はっ!」」」」
こうして勝負はアースの勝ちで終わった。
……
略式すぎる就任式が終わって、俺達は客間にいた。
まさか「アースを<奇人の住処>魔王と認める」と一言言うだけで終わるとは思わなかった。後は来年のダンジョン運営資金をいただいて、それでは解散という短さぶりだ。
本当にこれでいいのか? と思わないでもないが、早く終わる分にはありがたいということで、俺達はダンジョンへ戻る準備をしていた。
ハインドからの謝罪は受けないことにした。あのダークエルフに対する差別意識はなくならないだろうし、俺としては一泡吹かせることが出来ただけでも十分だったからだ。
それに謝罪云々でどうにかならないほど、決定的な溝が生まれてしまったことに違いはない。
……今後の関係を考えると頭が痛いことだ。
「魔王様、皇帝陛下もおっしゃっていましたが、あのような魔法は二度と使わないでください」
いち早く荷物をまとめたメリルが俺に向かってそう言う。
「あれは仕方なくだな……」
「下手したら魔法が暴走して、魔王様自身にも影響があったのかもしれないのですよ?」
どうやら俺の言い訳は聞いてくれないらしい。
「わかってる、今後は使わないよ」
「大体、私が戻れるのであれば無理に勝つ必要などなかったのです、それをあのような手段で勝ちにいくなどと……」
「心配かけて悪かったよ」
そう謝るとメリルは黙る。余程ハインドとの戦いをハラハラしながら見ていたのだろう。
「……マジックナパームに規定の百倍もの魔力が込められているのを見たときは、肝が冷えましたよ」
「そんなに込めてたか……細かく調整してる余裕がなかったからありったけ突っ込んだんだが、そりゃやばいな」
「全く、うまくいったことのほうが驚きです」
メリルは嘆息しながらそう告げる。確かにそれを聞くと随分と無茶なことをしたものだと自分でも思う。
「まぁ、お陰で二人揃ってダンジョンに戻れるのですから良しとしましょう」
「あぁ、そうだな、急ごう」
俺も荷造りを終えて、客間を出る。
「帰り際にトレンティア商会でティアリスを拾って行きましょう、彼女には突然で申し訳ないですが、この機会を逃すとまた数カ月後になってしまいますから」
「あ、そういやそうだ、忘れてた」
「魔王様……」
口に出した途端、メリルがジト目で俺を見ていた。いや、本当に申し訳ない。すっかり忘れていたよ。
「まあいいでしょう。魔王様の頭脳にはあまり期待しておりませんから」
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「ふふっ、でも無事で良かったですよ。ハインド魔王のグラヴィティプレスが発動したときは、もう駄目だと思いましたから」
そう微笑しながらメリルは言うが、不安に思っていた部分が大きいのだろう、その表情には隠しきれぬ安堵が見える。
本当に、俺はいつもメリルに心配をかけてばかりである。もっとしっかりしなければ。
「ああ、ありゃ俺もやばいと思ったよ……魔王ってのは本当に強いんだな。俺も負けないようにもっと強くならないと」
「ええ、これからも頑張りましょう」
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