神様になれる学校【神技神術学校】第1SEASON

名探偵プリンス

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第1章 失われた命

3 タカトの覚醒

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「俺の名は、アカギだ。」


アジダハーカを倒した、小さな美青年騎士は、アカギと名乗った・・・

恐らく子供の2人よりは、年齢が上だろう・・・20代くらいに見える・・・・


カホ「ア、アカギさんって言うんですね・・・・あ、あのありがとうございます・・・命を救って頂いて・・・」

タカトもカホもなんとなく緊張していた・・・・

アカギの正体がわからないのもあるが、さっきから彼が、アジダハーカの内臓を巨大剣でえぐり取っている姿が、あまりに残酷すぎて、それを見ている2人は気持ち悪くて、何も喋れない状態でいるのだ・・・

やがてアカギは、内臓を取る作業が終わると、森の小枝で火を起こし、アジダハーカの肉を焼き始めた・・・


アカギ「まあ食え・・・・毒は完全に抜いてある・・・・アジダハーカの肉は焼けば上手い。」


タカトとカホは、真っ白な頭で焼けた肉を見る・・・・・

いや、さっきの残酷な肉と内臓を斬る姿を見て、食えと言われても・・・吐き気しか・・・


アカギ「なんだ?食わないのか?お前ら一週間録に飲まず食わずだったんだろ?いい加減食わないと本当に死ぬぞ・・・お前ら・・・」

タカトとカホは、それでも黙って焼ける肉を見るばかり・・・・


アカギ「そうか、お前ら・・・・・残酷すぎて食えないってか・・・・だが、考えろ。俺たちは産まれた時から何かを殺して生きてるはずだ・・・・そして、その命を食って延命し続けている。
人間は傲慢にも殺人罪なんて身勝手な法律を作って、同種同士の殺し合いは許さないと、そこにだけは罪深さを感じるようにできているが・・・・・だが、これまでの果てしない人類史に置いて
俺たちは他の動物を、何億、何百億・・・いや果てしない数を殺し、生き物の頂点に立ったというのに、今さら同種同士の殺し合いに何を罪深さを感じる必要がある・・・・?」


タカトとカホは、ゴクリと唾を飲み込む。


アカギ「つまり・・・・」

シュッ!!

アカギは、目にも止まらぬ速さで、剣を抜き2人に突きつけた・・・・


タカト「うわああああ!」


アカギ「別に俺はお前たちをここで殺しても、何も罪深さは感じないってわけだ・・・・」


アカギの目に、赤い殺意が宿ったように見える・・・・


カホ「やめて!タカトは殺さないで!」

カホの必死な訴え・・・


タカト「わかった!食べます!食べますから・・・・・」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

アカギ「ふん・・・・なら、いい・・・・味が足りないなら、ガーリックか塩コショウがあるが、どうする?」

そんな高級品が、アカギのバックには入っていた・・・・・優しいんだか、おっかないんだが・・・・このアカギという青年は可愛らしい顔をしているのに、行動は怖い・・・


タカト「じゃ、じゃあ・・・・塩コショウで・・・・」

カホ「私はガーリックを・・・」





しばらく肉をムシャムシャ食べる3人・・・・

カホは、アカギの姿を見ながら思う・・・・・赤いマントに、真っ白な騎士の甲冑・・・どこかで見聞きしたことがあるような・・・・

は!そうか・・・・


カホ「も、もしかしてその赤いマントって・・・革命軍の印・・・・もしかして【人類革命軍】の戦士の方ですか?」

タカト「ええ!」

カホのその一言に、タカトは思わず驚く・・・


アカギ「ほう・・・ゼギウス府にも俺たちの噂がいっているのは驚きだな・・・首都は一番情報統制がされているから、俺たち革命軍の噂はあまり入ってこないと聞くが・・・・」

カホ「革命軍が、未だに神々と人類政府の連合軍に対してゲリラ戦を仕掛けているのは、私たちでも知っています。」



【人類革命軍】・・・・・

先の大戦で、神々に対して最後まで抵抗し続けた人類側の英雄【ヒリュー将軍】が作った反政府軍である。

ヒリュー将軍は、子供を犠牲にする現政府のやり方に反抗を示し、


『誰かを犠牲にして人類が生き残るぐらいならば、最後まで神々に抵抗し戦い抜くべき』

『神々に服従し、こびへつらう腐りきった社会を破壊する!』

『子供を犠牲にする大人を殺戮する!』


という思想の元、現政府と神々に抵抗し続ける反政府軍を形成!

それが、革命の色である『情熱の赤』をシンボルマークにした人類革命軍なのである。







アカギ「俺はお前らのような役立たずのガキ共を拾うのは、やめたほうがいいとヒリューに言ってるんだが、ヒリューの命令で、政府から指名手配されたお前ら2人を探しにきたのさ・・・だが、まあ一週間大人の助けもなく生きていたところを見ると多少骨はありそうだな・・・」


にしても、綺麗で可愛い顔に似合わず、肉を豪快に食うなあ・・・・この人。


カホ「わ、私達を捕まえて、どうする気ですか??」


カホは、少し怯え、警戒した口調でアカギを睨む。

無理もない・・・ゼギウス府を始めとする人類政府の各都市では、反政府組織である【人類革命軍】の悪い情報しか報道されないようになっている。


『人類革命軍は、平和に暮らす一般国民の敵』

『残虐非道なテロリスト』


というかなりねじ曲がった情報しか、一般国民には知らされないのだ。


タカト「も、もしかして俺らをヒリュー将軍の元へ連れてってくれるんですか?」


カホとは反対にタカトはなんだか、嬉しそうだ・・・・

彼はゼギウス府に住んでいた頃から、革命軍に憧れを抱いていたからだ。

タカトにとっては周りがどう言おうと、『子供が犠牲にされない世界』のために、神々や社会といつまでも闘い続ける革命軍は、英雄だったからだ。




アカギ「ああ、その通りだ。別にお前らを、このまま山に置き去りにしても俺は構わないんだが、ヒリューが怒るからな・・・・ついてこい、安心しろ、何か危害を加えるつもりはない・・・」


カホはかなり警戒した様子だったが・・・・


タカト「行こう・・・・このまま山を歩き続けても埒が明かないだろ・・・・」


タカトのその言葉でアカギについていくことに決心した。

確かに山にいても飢え死にするだけだ・・・・状況を変えない限り、野垂れ死ぬことになる・・・



だが、その時だった!


ドオオオオオ!


アカギ「伏せろ!」


凄い土煙が上がる!


突然、3人がいた地点に巨大な岩石が落ちてきたかと思うと、それと同時に巨大な猿人のような毛むくじゃらの怪物が辺り一体の森林を破壊して現れた!


名前がわからないが、この巨大猿人も恐らく神獣だろう!


猿人は、猛スピードでタカトとカホがいる方向へ突き進んでいく


アカギ「危ない!」

今度ばかりは、アカギでも間に合いそうにない!



その時だった!

タカトの身体で何か電気が走ったような衝撃が起きる!

ビリ!ビリ!


そして、タカトの腕は自然に握り拳が作られていた!


まさか・・・・・


人間の力で、怪獣と同じぐらい大きな巨大猿人を倒せるわけ・・・・・


ドカァアアアア!!


直後、巨大猿人は、宙に吹っ飛んだかと思うと、数キロ離れた先で血まみれになって倒れていた・・・・


タカトの・・・・人間のパンチで巨大猿人が死んだ?


タカトは呆然とする・・・・


今、何が起こった? 俺が、殺したのか?

この巨大すぎる猿人を・・・

俺のたった一発のパンチで死んだだと・・・・?

人間の力で、何十倍もの巨体を持つ猿人に・・・・神獣に・・・・




カホ「タ、タカト???」


アカギ「・・・・・・・お前、何をした?」


あり得ないことが起こった・・・・・人間の力で、巨大な神獣が殺されてしまったのだ・・・






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