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本編
第10話
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えぇ、さすがに私も我慢の限界ですわ
だって、アーシュと話していたのに気がつけば部屋のベッドの上で寝ていたんですもの
それに何故か身体中痛かったので…えぇ、ほんとにこれはキレますわね
「やぁ、レーチュ」
「あら、アーシュ、これはどういう事ですの?」
と少し怒りを込めて言いましたの、そしたらですよ?
「まぁ、その話は後でね、とりあえず来て」
後でと言われましたのよ?
ちょっと私もう、反抗致しましたの
「嫌ですわ」
「ルーチェ嬢も待っているのにかい?」
「!…行きますわ」
「うん、じゃあ行こうか」
そういえば、何故私は鎖で繋がれてるのかしら?
「ねぇ、アーシュ、何故私は鎖で繋がれているのかしら?」
「逃がさない為だよ?」
お、おぅ…聞かなかったら良かったかもしれない…
「に、逃げないわよ」
「そう?でもまだダメ」
まだって何?!
鎖が取れることはあるのか!?
「大丈夫だよ、君の父親が怖いから書斎に入る前に鎖は取るさ」
ほ、ほんとかしら…
「そんなに警戒しないでよ」
無理でしょ…
「…という訳です。ちゃんと連れてきたでしょ?」
「「何が、という訳です。だ!ふざけるな!」」
あは…お父様とお姉様が怒りで般若の面を付けてるみたいですわ…怖い…
「でもちゃんと連れてきたでしょ?」
「鎖を結局取らずにな!」
「アイシュ様…酷いですわ!」
「アーシュ、さすがに鎖のままここにはきついわ、歩きにくいし何より座りにくいわ」
「おや、それはごめんね、今外すよ」
やっと鎖が取れましたわ…
「レイ!アイシュ様、これはどういう事です?」
オズワルドお兄様まで…
あぁ…めんどくさい…
「オズワルドお兄様、とりあえず落ち着いてください、話が進みませんわ」
「そ、そうだな」
「…って事みたいなんです」
「いや、なんでレイもアイシュ様も我が家で監禁なのです?レイはわかりますよ?我が家の娘で私の妹ですから」
「我が家ならいつでもレイになにかしようとするアイシュ様を監視できるだろ?」
た、確かに…でもなんか嫌だなぁ…
だって、アーシュと話していたのに気がつけば部屋のベッドの上で寝ていたんですもの
それに何故か身体中痛かったので…えぇ、ほんとにこれはキレますわね
「やぁ、レーチュ」
「あら、アーシュ、これはどういう事ですの?」
と少し怒りを込めて言いましたの、そしたらですよ?
「まぁ、その話は後でね、とりあえず来て」
後でと言われましたのよ?
ちょっと私もう、反抗致しましたの
「嫌ですわ」
「ルーチェ嬢も待っているのにかい?」
「!…行きますわ」
「うん、じゃあ行こうか」
そういえば、何故私は鎖で繋がれてるのかしら?
「ねぇ、アーシュ、何故私は鎖で繋がれているのかしら?」
「逃がさない為だよ?」
お、おぅ…聞かなかったら良かったかもしれない…
「に、逃げないわよ」
「そう?でもまだダメ」
まだって何?!
鎖が取れることはあるのか!?
「大丈夫だよ、君の父親が怖いから書斎に入る前に鎖は取るさ」
ほ、ほんとかしら…
「そんなに警戒しないでよ」
無理でしょ…
「…という訳です。ちゃんと連れてきたでしょ?」
「「何が、という訳です。だ!ふざけるな!」」
あは…お父様とお姉様が怒りで般若の面を付けてるみたいですわ…怖い…
「でもちゃんと連れてきたでしょ?」
「鎖を結局取らずにな!」
「アイシュ様…酷いですわ!」
「アーシュ、さすがに鎖のままここにはきついわ、歩きにくいし何より座りにくいわ」
「おや、それはごめんね、今外すよ」
やっと鎖が取れましたわ…
「レイ!アイシュ様、これはどういう事です?」
オズワルドお兄様まで…
あぁ…めんどくさい…
「オズワルドお兄様、とりあえず落ち着いてください、話が進みませんわ」
「そ、そうだな」
「…って事みたいなんです」
「いや、なんでレイもアイシュ様も我が家で監禁なのです?レイはわかりますよ?我が家の娘で私の妹ですから」
「我が家ならいつでもレイになにかしようとするアイシュ様を監視できるだろ?」
た、確かに…でもなんか嫌だなぁ…
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