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未来からの告知〜見えない何かのお告げ〜
6話 もう一人の自分
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これまでの話で私がどんな暗い過去で辛い体験をしてきたか話したけど、それだけじゃ済まない話もある。まだ私には終わりがない終わらすことが出来ない話がある。
ホラーやミステリーは好きでよく見てきたし、今でもよく見る。グロいものも霊的なものも悪魔もそのほか色んな現実にいたらやばいものまで見たりするのが好きだ。
ハッピーエンドもいいけど、現実には無い話や信じ難い話には何かそそられるものがある。
悪魔や幽霊などは信じないし、いたら見て見たい方だ。
まさか私が本当に体験するとは今でも思わなかった。その見えない存在に出会うまでは…。
出会いは詳しくは分からない。きっかけも謎だ。ただ、その声が聞こえ始めたのがおばあちゃんがなくなって数年後の話だと思う。
私は普通に学校に通い、何にも変わらない毎日を送っていた。
毎日が楽しくなくて、辛くて息をするのも歩くのも生きていくのも辛いと思いながら歩いていた時、ふと自分のなかでくらい声が響いた。
「そんなに辛いなら俺がお前の辛さを食ってやる。その代わり俺を消したりしては絶対ダメだ。お前と契約してやる。俺はお前が作り出したお前だ。」
「どういうこと?今のは一体何だ?契約?食べる?私自身が作り出したもの?」
私はよく分からず学校の帰り道が怖くなり急いで家に帰った。
その声はそれから聞こえなくなった。
また次の日になり、変わらず学校に向かっていた時またその声が聞こえた。
「よく考えたか?お前の辛さ、悲しみ、悔しさ全て食ってやる。お前の黒くて淀んだ心を痛みを全て俺にくれ。お前がこの先も生きていくにはそれしかない。そうしなければお前の人生は終わる」
「え?なにこれ…。なんか漫画かアニメか洋画の世界みたいな感じしてるけど嘘だよね?」
「嘘だと?俺にはお前が必要だ。お前もそうなる。口にしなくてもいつもお前の気持ちわかる。お前を見守って来た。だからお前はどんなに辛いことがあっても生きてこれたんだ。俺がいたから。お前が無意識に作り出した者だ。俺は人の負のエネルギーを食って生きている。痛みや辛さを食うことでその主の心が壊れないように俺という存在が生まれた。だからお前の痛みを傷を食っていってやる。お前が死ぬ時まで。」
そういうとその声は聞こえなくなった。こんな現実では本当にありえないことが本当に嘘じゃなく私の身に起こった。
自分を守るために二重人格とかそういう病気じゃないけどそういうのかなと思うことにしたけど、それは存在していた。
見えないけど声が私に囁いてきた。毎日毎日…。頭がおかしくなったのかと思ったがそうではなかった。
はっきりと色々自覚した出来事があった。
それは社会人になる前まで本当に暗い学生時代を過ごしていた時だった。何か辛くて悲しい出来事があっても何故か辛くはそこまで無かったことが増えてきたということ。嫌なことがあったはずなのに直ぐになんともなくなっていた。何も無かったかのように…。そんな不思議体験は社会人になっても未だに続いている。
防衛本能が生み出したもう一人の自分として今は辛い過去の記憶が消されたかのようにあまり思い出せない。人も環境も全て無かったかのようにカモフラージュしてくれたのだと思う。辛い時、苦しい時に聞こえてきた声はたまに聞こえる。まるで私を見守ってくれてるように支えてくれている。怖い存在よりも今となっては大事な存在だ。
私の代わりに痛みや辛さを味わい飲み込んでくれてきた。悪魔なのか何なのか本当の存在は分からない。
ただ、人の負のエネルギーを食って生きている存在でこの世は負のエネルギーで満ちているとその声は言っている。その声の存在のせいか私には能力が生まれた。人の魂の色と匂いが分かるようになった。
香水や体臭とは違い、人の鼻では認知出来ない匂いだ。
血の匂い、灰の匂い、鉄の匂い、錆びた匂い、愛の匂い、悲しみの匂い、腐った匂い…。色んな匂いが漂っている。すれ違う人、バスや電車の中、お店の中、どこに行っても匂いがする。
吐き気がするくらい色んな匂いがする。
匂いだけで魂(オーラ)の色も見えるようになった。
魂の匂いが無の人は出会ったことがない。きっと何も無い人生を過ごした人が居ないからかもしれない。
もう一人の自分は時に良い気を食う時もある。あまり出会えないがその時は天使のようになる。俺じゃなく私といい、ポジティブな気持ちにさせてくれる。
ほとんど俺がメインだけど、最近は外に出てこようとする。暴れ出す時もあって今はそいつが出てこないように心の中で押さえつけている。きっと私の中の痛みを食べすぎて吐き出したくなったのかもしれない。
普通の人は裏表があるというが私には表と内の顔を両方完全に出すことが出来ない。内を出してしまったらきっと抑えがきかなくなりどうなるか分からない…。自分でもどうなるか分からない。
殺人鬼や悪魔にだけはなりたくない、私には死ぬまでその声と戦わないと行けなくなったのかもしれない。
これは嘘でも作り話でもない。
もう一人の自分との戦いが始まった…。
死ぬ時まで終わらないかもしれない…。
ホラーやミステリーは好きでよく見てきたし、今でもよく見る。グロいものも霊的なものも悪魔もそのほか色んな現実にいたらやばいものまで見たりするのが好きだ。
ハッピーエンドもいいけど、現実には無い話や信じ難い話には何かそそられるものがある。
悪魔や幽霊などは信じないし、いたら見て見たい方だ。
まさか私が本当に体験するとは今でも思わなかった。その見えない存在に出会うまでは…。
出会いは詳しくは分からない。きっかけも謎だ。ただ、その声が聞こえ始めたのがおばあちゃんがなくなって数年後の話だと思う。
私は普通に学校に通い、何にも変わらない毎日を送っていた。
毎日が楽しくなくて、辛くて息をするのも歩くのも生きていくのも辛いと思いながら歩いていた時、ふと自分のなかでくらい声が響いた。
「そんなに辛いなら俺がお前の辛さを食ってやる。その代わり俺を消したりしては絶対ダメだ。お前と契約してやる。俺はお前が作り出したお前だ。」
「どういうこと?今のは一体何だ?契約?食べる?私自身が作り出したもの?」
私はよく分からず学校の帰り道が怖くなり急いで家に帰った。
その声はそれから聞こえなくなった。
また次の日になり、変わらず学校に向かっていた時またその声が聞こえた。
「よく考えたか?お前の辛さ、悲しみ、悔しさ全て食ってやる。お前の黒くて淀んだ心を痛みを全て俺にくれ。お前がこの先も生きていくにはそれしかない。そうしなければお前の人生は終わる」
「え?なにこれ…。なんか漫画かアニメか洋画の世界みたいな感じしてるけど嘘だよね?」
「嘘だと?俺にはお前が必要だ。お前もそうなる。口にしなくてもいつもお前の気持ちわかる。お前を見守って来た。だからお前はどんなに辛いことがあっても生きてこれたんだ。俺がいたから。お前が無意識に作り出した者だ。俺は人の負のエネルギーを食って生きている。痛みや辛さを食うことでその主の心が壊れないように俺という存在が生まれた。だからお前の痛みを傷を食っていってやる。お前が死ぬ時まで。」
そういうとその声は聞こえなくなった。こんな現実では本当にありえないことが本当に嘘じゃなく私の身に起こった。
自分を守るために二重人格とかそういう病気じゃないけどそういうのかなと思うことにしたけど、それは存在していた。
見えないけど声が私に囁いてきた。毎日毎日…。頭がおかしくなったのかと思ったがそうではなかった。
はっきりと色々自覚した出来事があった。
それは社会人になる前まで本当に暗い学生時代を過ごしていた時だった。何か辛くて悲しい出来事があっても何故か辛くはそこまで無かったことが増えてきたということ。嫌なことがあったはずなのに直ぐになんともなくなっていた。何も無かったかのように…。そんな不思議体験は社会人になっても未だに続いている。
防衛本能が生み出したもう一人の自分として今は辛い過去の記憶が消されたかのようにあまり思い出せない。人も環境も全て無かったかのようにカモフラージュしてくれたのだと思う。辛い時、苦しい時に聞こえてきた声はたまに聞こえる。まるで私を見守ってくれてるように支えてくれている。怖い存在よりも今となっては大事な存在だ。
私の代わりに痛みや辛さを味わい飲み込んでくれてきた。悪魔なのか何なのか本当の存在は分からない。
ただ、人の負のエネルギーを食って生きている存在でこの世は負のエネルギーで満ちているとその声は言っている。その声の存在のせいか私には能力が生まれた。人の魂の色と匂いが分かるようになった。
香水や体臭とは違い、人の鼻では認知出来ない匂いだ。
血の匂い、灰の匂い、鉄の匂い、錆びた匂い、愛の匂い、悲しみの匂い、腐った匂い…。色んな匂いが漂っている。すれ違う人、バスや電車の中、お店の中、どこに行っても匂いがする。
吐き気がするくらい色んな匂いがする。
匂いだけで魂(オーラ)の色も見えるようになった。
魂の匂いが無の人は出会ったことがない。きっと何も無い人生を過ごした人が居ないからかもしれない。
もう一人の自分は時に良い気を食う時もある。あまり出会えないがその時は天使のようになる。俺じゃなく私といい、ポジティブな気持ちにさせてくれる。
ほとんど俺がメインだけど、最近は外に出てこようとする。暴れ出す時もあって今はそいつが出てこないように心の中で押さえつけている。きっと私の中の痛みを食べすぎて吐き出したくなったのかもしれない。
普通の人は裏表があるというが私には表と内の顔を両方完全に出すことが出来ない。内を出してしまったらきっと抑えがきかなくなりどうなるか分からない…。自分でもどうなるか分からない。
殺人鬼や悪魔にだけはなりたくない、私には死ぬまでその声と戦わないと行けなくなったのかもしれない。
これは嘘でも作り話でもない。
もう一人の自分との戦いが始まった…。
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