人生の追憶〜私のReal Life〜

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未来からの告知〜見えない何かのお告げ〜

8話 天国

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人は亡くなったらどこへ行くのか?よく聞くのは天国へ行くと言うが本当にそうだろうか?
輪廻転生して人は4回生まれ変われるらしいけど、私は生まれ変われるとしたらもう生まれ変わりたくない。こんな世の中にまた産まれたら来世の自分が可哀想な人生を送るかもしれないと思うからだ。

人は人でしか生まれ変われないともいうし、違うという人もいる。よく分からないし別に信じてないからいいんだけど。

私は自分が体験したり見たりしたこと以外は信じない。偽善が多い世の中で口々に人が話すことなんて興味無い。私がまた不思議な体験をした話をしたら嘘だ、それは思い込みだなんて言う人が多いし信じてはくれない。けど嘘じゃないし信じたい人だけ信じればいい。
これから話すことは信じるも信じないもあなた次第の話になる。

私がこの体験をしたのはお母さんが亡くなって体調も良くなって仕事をし始めた時だった。
ある朝、目が覚めると私はある場所にいた。始めは夢の中だろうとかまだ寝てるんだって思っていたがそうではなかった。

その時の私は自分の体から魂だけが抜けた状態(幽体離脱)でいた。それに気付くのには30~40分くらいあとだった。それまで私は見知らぬ場所にいた。何も無い、白い霧が漂っている中テーブルを囲って円陣になって話をしている人達が数人いた。私はその人たちに近づいて行った。よく見たらそこにはお母さんやおばあちゃん、おじいちゃんやその他先祖が揃いに揃って座っていた。
私に気付いたお母さんが慌てて駆け寄ってきた。

何故ここへ来たのか、来てはまだ行けない場所だから帰りなさいとお母さんは言った。私はその時にここは現実では無い場所だと悟った。帰らなきゃ行けないと思ったけどお母さんにまた謝れないと思い、遂にお母さんに謝ることが出来た。それからおばあちゃん達とも話を少ししてお母さんに見送られて私は現実に帰って来たが私は直ぐに体に戻ることが出来なかった。

天井から見下ろしていた自分の姿をしばらく見ていた。急にどうしたのか、魂が体に戻って目が覚めるとすぐに身体を動かすことが出来なかった。
めちゃくちゃ重い鉛が全身に乗っているかのようだった。直ぐに歩くことが出来ず、這いつくばってしばらく歩いていた。

何故こんな体験をしたのか分からない…。一度死んで天国に行ったのか?どうしてこうなったのか…。不思議な体験だった。きっとお母さんに会いたい、その強い気持ちがそうさせたのかもしれない…。
天国には重量はなくて無重力(宇宙と似ている)で身体がすごく軽い気がした。
花畑とか第2の世界ときいたことあるけど、そんなのは無かった。

ただ、みんな安らかな顔をしていた。少し若くなっていたようにも見えた気がする。

今は会いたいと強く思ったら夢で会えるようになった。いつも心配してくれて優しいお母さんが夢の中で会える。

天国が実在するのかもしれない。いや、あると思う。またいつか天国に行けたら行ってお母さんに会いたい…。
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