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3章
12. 山のあなた
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「木下さん、これ、落としたよ」
蕾はビクッと体を震わせた。すぐ傍に千宮司護が立っていたのだ。しかも手には、確かに蕾の物と思われるメモ帳を持っている。
「あっ、あっ、……ぅ、……ぁりがとぅ…………」
それだけ言うのが精一杯だった。勇気を振り絞って手を差し出し、蕾は千宮司の手からメモ帳をひったくるように受け取った。いつ落としたのか、全然気付かなかった。
用事は終わったはずなのに、千宮司はすぐに立ち去らず話しかけてくる。
「木下さん、すごい努力家なんだね。業務内容やマニュアル、日々の連絡事項がびっしり書いてあって、驚いたよ――あ、ごめん、ページが開いてたから見ちゃった」
中を見たのか!! 見られたのか!! 恥ずかしい!! もう死にたい!!
蕾は心の中でそう叫び、カッと顔に血が上るのを感じた。そして次に飛んでくるだろう嫌味と嘲笑に身構えた。そう、例えばこうだ。「あれくらいのことも頭に入らないのかよ、すげえバカだな」あるいはこうだ。「普通記憶できるだろ、どんだけ低能なんだよ?」もしかしたらこうかもしれない。「ブスでバカって、救いようないな」
しかしかけられた言葉は、まったく違うものだった。
「俺も書いて覚える派だよ、わかるなぁ、ああやって書き留めておくの。しかも俺の学生時代のノートと違って、木下さんのメモは綺麗に整理されていて感心したよ。それに……あ、ここ座っていい?」
返事も効かずに、千宮司は蕾の隣に腰を下ろした。
「ヒイィィィィィッ!」と蕾が心の中で絶叫する中、千宮司は勝手におしゃべりを続けた。
「それに、時々仕事関係以外の文章も混じっていて、面白いね。こう、箸休めというか、そういうノリかな? いいね、あれ」
――それも見られてたのか!! もしかしてメモをパラパラめくった程度じゃなくて、全文読破されたのか?! だめだ、明日から私のあだ名は「キモい文学少女気取りブス」だ!!
そう思った蕾は、「もうこの世の終わりだ……」と絶望的な気分に支配された。そんな蕾のガクブル状態に気付いているのかいないのか、千宮司は相変わらず会話を振ってくる。
「メモにあったカール・ブッセの『山のあなた』、俺もあれ好きだな」
そう言って千宮司はその詩を口にした。
山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいう。
ああ、われひとと尋めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになお遠く
「幸」住むと人のいう。
歌うように淀みなく朗読し終えた千宮司は、感想を付け加えた。
「詩の内容も胸に迫るものがあるし、何より上田敏の名訳が、素晴らしいよな」
――そう、そう、そうなの! 何だか心に刺さるの! だから、だから……。
蕾は思わず心の中でそう返し、何も見ずにスラスラと朗読した千宮司の声と、彼の優し気な表情に、いっとき恐怖を忘れた。
そして千宮司は更に話を続けた。彼に立ち去る気配はまったくない。
「それから、あれ、百人一首だよな? 『たち別れ いなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む』だっけ? 木下さんの特に好きな一句なの?」
「ちが……そう……いや、ちが……あれは……ね、ね、ね、ね、猫……猫……猫の帰って来る、おまじない……」
「え? 猫、飼ってるの、木下さん?」
蕾はコクコク頷きながら、つっかえながら言葉を紡いだ。
「い、い、以前、脱走したうちの子が……そのおまじないで帰ってきたから……ま、万が一のために、またすぐ使えるように……忘れないように書き留めておいた……。わ、私、記憶力悪くて、すぐ忘れてしまうから……仕事のことも、忘れて人に迷惑かけないように……毎日、毎日書いた文字を復唱して……忘れないように……。さっきの詩も……ちゃんと覚えておきたくて……それで……」
「ああ、そうかぁ! 木下さんは本当にえらいな! 安易に人に甘えず、ひそかに努力を続けるところ、俺は好きだなあ」
ヒイィィィィィッ!! と、またもや蕾は心の中で悲鳴を上げた。
(怖い!怖すぎる!!その爽やかな笑顔は何?!どんな魂胆が隠されているの?!もしかして私を惚れさせて給料根こそぎ巻き上げるつもりなの?!散々貢がせて捨ててやろうとか、そういうつもりなの?!どうしよう、どうしよう、雀の涙のような私の給料が狙われてる!!私のことを好きとかあり得ないから!!)
千宮司護は悪い人ではない、と知っていたが、長年染みついた男性恐怖症、人間不信は蕾を恐怖に陥れていた。
恐ろしい予感しかしない――蕾はそう思ってガクガク震えはじめた。それに気付いているのか気付いていないのか、千宮司は相変わらず呑気な雰囲気で話を続けている。
「猫かあ……。猫も可愛いよなあ。うちには犬がいるんだ。柴犬で、もう老犬なんだけどさ、こう、なんていうの、犬とか猫とかってさ、人間よりずっと度量が広いって気がするな。仕事で失敗して落ち込んで帰ってきたときなんかさ、スッと傍に来るだろ、普段は寝てるくせに、俺が弱ってるのが分かるらしくてさ、落ち込んでるときは傍に寄り添いに来るんだよ。そんなとき、『悲しい日もあるさ。あんまり気にするなよ』ってなぐさめてくれているような気がするんだよなぁ……」
わかる、と蕾はコクコク頷いた。犬も猫も大好きだ――蕾はさっきまでの恐怖を忘れて、千宮司の飼っている犬の話が聞きたくなってきた。失敗して落ち込んだときの、その犬の優しい様子を想像して――ハッとして、思わず言ってしまう。
「せっ、千宮司さんでも、失敗するんですか?!」
「するさぁ! 俺を何だと思ってるんだよ?」
「こっ、国立大出の頭のいい人は、失敗しないと思ってました……」
「ナイナイ、学歴関係ナイ!」
「でっ……でも……したとしても失敗、少ないですよね……。頭のいい人は、失敗の対処もうまくて……」
蕾は、よく失敗する。人に迷惑をかける。それが苦痛でならなかった。どんなに気を付けていても、何かが抜け落ちていて、あとから「あっ!」となる。失敗しない、人に迷惑をかけない人間になりたかった。そんな風に生まれたかった。
そんな蕾の心の内を見透かしたように、千宮司は静かに言った。
「失敗から生まれた料理があるの、知ってるか? ポテトチップスとか、スイーツのタルトタタンとかさ、日本の料理だと、肉じゃがと高野豆腐もだって……うまそうだな、それ。自分で作ったの?」
それ、とは蕾の弁当のおかずだ。まさに肉じゃがと高野豆腐が入っている。蕾がコクリと頷くと、千宮司は朗らかに笑って言った。
「俺、肉じゃがも高野豆腐も、大好きだなぁ。失敗は最高だと思うね!」
その笑顔を見て、蕾は恐怖を完全に忘れて思った。
――傘地蔵……。
この人の遠い前世はきっと、雪に埋もれる地蔵に傘をあげた、あの情け深い老爺に違いない、と。
※「山のあなた」は原作・翻訳ともにパブリックドメイン(著作権の切れた公共財産)のため、全文を載せました。
蕾はビクッと体を震わせた。すぐ傍に千宮司護が立っていたのだ。しかも手には、確かに蕾の物と思われるメモ帳を持っている。
「あっ、あっ、……ぅ、……ぁりがとぅ…………」
それだけ言うのが精一杯だった。勇気を振り絞って手を差し出し、蕾は千宮司の手からメモ帳をひったくるように受け取った。いつ落としたのか、全然気付かなかった。
用事は終わったはずなのに、千宮司はすぐに立ち去らず話しかけてくる。
「木下さん、すごい努力家なんだね。業務内容やマニュアル、日々の連絡事項がびっしり書いてあって、驚いたよ――あ、ごめん、ページが開いてたから見ちゃった」
中を見たのか!! 見られたのか!! 恥ずかしい!! もう死にたい!!
蕾は心の中でそう叫び、カッと顔に血が上るのを感じた。そして次に飛んでくるだろう嫌味と嘲笑に身構えた。そう、例えばこうだ。「あれくらいのことも頭に入らないのかよ、すげえバカだな」あるいはこうだ。「普通記憶できるだろ、どんだけ低能なんだよ?」もしかしたらこうかもしれない。「ブスでバカって、救いようないな」
しかしかけられた言葉は、まったく違うものだった。
「俺も書いて覚える派だよ、わかるなぁ、ああやって書き留めておくの。しかも俺の学生時代のノートと違って、木下さんのメモは綺麗に整理されていて感心したよ。それに……あ、ここ座っていい?」
返事も効かずに、千宮司は蕾の隣に腰を下ろした。
「ヒイィィィィィッ!」と蕾が心の中で絶叫する中、千宮司は勝手におしゃべりを続けた。
「それに、時々仕事関係以外の文章も混じっていて、面白いね。こう、箸休めというか、そういうノリかな? いいね、あれ」
――それも見られてたのか!! もしかしてメモをパラパラめくった程度じゃなくて、全文読破されたのか?! だめだ、明日から私のあだ名は「キモい文学少女気取りブス」だ!!
そう思った蕾は、「もうこの世の終わりだ……」と絶望的な気分に支配された。そんな蕾のガクブル状態に気付いているのかいないのか、千宮司は相変わらず会話を振ってくる。
「メモにあったカール・ブッセの『山のあなた』、俺もあれ好きだな」
そう言って千宮司はその詩を口にした。
山のあなたの空遠く
「幸」住むと人のいう。
ああ、われひとと尋めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになお遠く
「幸」住むと人のいう。
歌うように淀みなく朗読し終えた千宮司は、感想を付け加えた。
「詩の内容も胸に迫るものがあるし、何より上田敏の名訳が、素晴らしいよな」
――そう、そう、そうなの! 何だか心に刺さるの! だから、だから……。
蕾は思わず心の中でそう返し、何も見ずにスラスラと朗読した千宮司の声と、彼の優し気な表情に、いっとき恐怖を忘れた。
そして千宮司は更に話を続けた。彼に立ち去る気配はまったくない。
「それから、あれ、百人一首だよな? 『たち別れ いなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む』だっけ? 木下さんの特に好きな一句なの?」
「ちが……そう……いや、ちが……あれは……ね、ね、ね、ね、猫……猫……猫の帰って来る、おまじない……」
「え? 猫、飼ってるの、木下さん?」
蕾はコクコク頷きながら、つっかえながら言葉を紡いだ。
「い、い、以前、脱走したうちの子が……そのおまじないで帰ってきたから……ま、万が一のために、またすぐ使えるように……忘れないように書き留めておいた……。わ、私、記憶力悪くて、すぐ忘れてしまうから……仕事のことも、忘れて人に迷惑かけないように……毎日、毎日書いた文字を復唱して……忘れないように……。さっきの詩も……ちゃんと覚えておきたくて……それで……」
「ああ、そうかぁ! 木下さんは本当にえらいな! 安易に人に甘えず、ひそかに努力を続けるところ、俺は好きだなあ」
ヒイィィィィィッ!! と、またもや蕾は心の中で悲鳴を上げた。
(怖い!怖すぎる!!その爽やかな笑顔は何?!どんな魂胆が隠されているの?!もしかして私を惚れさせて給料根こそぎ巻き上げるつもりなの?!散々貢がせて捨ててやろうとか、そういうつもりなの?!どうしよう、どうしよう、雀の涙のような私の給料が狙われてる!!私のことを好きとかあり得ないから!!)
千宮司護は悪い人ではない、と知っていたが、長年染みついた男性恐怖症、人間不信は蕾を恐怖に陥れていた。
恐ろしい予感しかしない――蕾はそう思ってガクガク震えはじめた。それに気付いているのか気付いていないのか、千宮司は相変わらず呑気な雰囲気で話を続けている。
「猫かあ……。猫も可愛いよなあ。うちには犬がいるんだ。柴犬で、もう老犬なんだけどさ、こう、なんていうの、犬とか猫とかってさ、人間よりずっと度量が広いって気がするな。仕事で失敗して落ち込んで帰ってきたときなんかさ、スッと傍に来るだろ、普段は寝てるくせに、俺が弱ってるのが分かるらしくてさ、落ち込んでるときは傍に寄り添いに来るんだよ。そんなとき、『悲しい日もあるさ。あんまり気にするなよ』ってなぐさめてくれているような気がするんだよなぁ……」
わかる、と蕾はコクコク頷いた。犬も猫も大好きだ――蕾はさっきまでの恐怖を忘れて、千宮司の飼っている犬の話が聞きたくなってきた。失敗して落ち込んだときの、その犬の優しい様子を想像して――ハッとして、思わず言ってしまう。
「せっ、千宮司さんでも、失敗するんですか?!」
「するさぁ! 俺を何だと思ってるんだよ?」
「こっ、国立大出の頭のいい人は、失敗しないと思ってました……」
「ナイナイ、学歴関係ナイ!」
「でっ……でも……したとしても失敗、少ないですよね……。頭のいい人は、失敗の対処もうまくて……」
蕾は、よく失敗する。人に迷惑をかける。それが苦痛でならなかった。どんなに気を付けていても、何かが抜け落ちていて、あとから「あっ!」となる。失敗しない、人に迷惑をかけない人間になりたかった。そんな風に生まれたかった。
そんな蕾の心の内を見透かしたように、千宮司は静かに言った。
「失敗から生まれた料理があるの、知ってるか? ポテトチップスとか、スイーツのタルトタタンとかさ、日本の料理だと、肉じゃがと高野豆腐もだって……うまそうだな、それ。自分で作ったの?」
それ、とは蕾の弁当のおかずだ。まさに肉じゃがと高野豆腐が入っている。蕾がコクリと頷くと、千宮司は朗らかに笑って言った。
「俺、肉じゃがも高野豆腐も、大好きだなぁ。失敗は最高だと思うね!」
その笑顔を見て、蕾は恐怖を完全に忘れて思った。
――傘地蔵……。
この人の遠い前世はきっと、雪に埋もれる地蔵に傘をあげた、あの情け深い老爺に違いない、と。
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