刻下の古代魔法師 〜魔法の才能がないので公爵家から追放された俺は、大賢者に弟子入りして最強の【古代魔法】を習得した〜

志鷹 志紀

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52話 決闘 3/3

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「よし、では命令だが──」

「ま、待ってくれ!!」

「……なんだよ」

「その前に……教えてくれ。どうしてボクは……生きているんだ?」

「俺が蘇らせたからに決まっているだろ?」

 コイツ、真正のマヌケか?
 オツムが100年前か?

「よ、蘇らせた……? な、何を言っているんだ……?」

「もう1度死んでみるか? そうすれば、わかるかもしれないぞ?」

「ま、待て!! は、早まるな!! ……ま、まさか《死者蘇生魔法リサシティション・リボーン》を使ったのか!?」

「あぁ、その通りだが」

 逆に他に蘇生魔法があるのか。
 あるのだったら、逆に聞いてみたい。

「ば、バカな!! 《死者蘇生魔法リサシティション・リボーン》は実現不可能な魔法だ!! 理論上は可能でも、現実的には不可能なんだぞ!!」

「だが、俺は成功した」

「か、神への冒涜だ!! 生命の生き死にを操作するなど、あってはならないんだ!!」

「だったら、死んだままの方がいいのか?」

 俺は再度、水球を作り出す。

「ま、待て!! それだけは勘弁してくれ!! ゆっくりと首が千切れる感覚は、地獄なんだ!!」

「だったら、ゴチャゴチャと文句を言うな」

「す、すまない……。だ、だが……キミは本当に……《死者蘇生魔法リサシティション・リボーン》を使ったんだな?」

「そうだ。何度言えば理解できるんだ?」

「も、申し訳ない。だ、だが……理解が追い付かないんだ」

「まったく、お前はバカだな」

「……言葉を返すようだが、理解が追い付いていないのはボクだけではないようだぞ?」

 紫黄髪男は観客席を指さした。

「い、生き返った……だと!?」

「《死者蘇生魔法リサシティション・リボーン》を使った……のか!?」

「あ、あり得ない!! 《死者蘇生魔法リサシティション・リボーン》は神にしか使えないとされる、奇跡の魔法だ!! 人間のアイツが使えるハズがない!!」

「だが実際にルリフさんは生き返っているし……ど、どうなっているんだ!?」

「つ、つまり……あの平民は……神の領域に達した……ということか!?」

「アルカ神!! アルカ最強!!」

「さすがです!! アルカ様!!」

 困惑と混乱、そして一部の歓喜が交わる観客席。
 ピリカに称えられて、つい笑顔になってしまう。

「あんな連中はどうだっていいだろう。それよりも、命令を決めなきゃな」

「……どんな処罰だって受ける。だが……まだ死にたくはないんだ……」

「お前の命なんて、何の価値もない。俺が求めることは──」

 息を大きく吸い──

「二度と俺とピリカに関わるな」

 と、告げた。
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