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第一部
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ーバチバチッー
火の爆ぜる音がする。
夜は寒いからとキースが暖炉に火を入れてくれた。
この小屋には、2つ部屋があるようで、
ベッドはこの部屋にしかないみたい。
キースは隣の部屋の椅子で休むと言っていた。
この小屋は、騎士団の所有物らしい。普段は、キースの先輩が使っているそうだ。
キースは、その先輩と連絡が取れなくなって、捜しているそうだ。
人嫌いの先輩だから、キースは最初はただ避けてられているのかと思っていたそうだ。
でも、そろそろ1ヶ月経つし、連絡事項もある為に捜しているのだそうだ。
キースの先輩。
先輩、というからには年上の男性。
キース1人なら、なんとかごまかせそうな気がする。
でも、もしもその先輩が帰ってきて、詮索されて、尋問されたりしたら…怪しまれるかもしれない。
キースはカイン様のことを、知っているだろうか。
考えていると、睡魔が襲ってきた。
今日は色々なことがあり、本当に疲れてしまった。
また明日考えよう。
私は、そのまま深い眠りについた。
『んんー』
ものすごく、よく寝た気がする。
手足の感覚は、まだ少し違和感がある。
それでも、昨日よりは動けるようになったと思う。充分に睡眠もとったし、頭もスッキリしている。
私は起き上がると、ゆっくりと歩いて、洗面所で顔を洗った。洗顔した後、またベッドまで戻り、ゆっくりと腰をおろした。
ーコンコンー
ちょうどそこへキースが訪れた。
「リィーン。入るね」
『おはよう。キース』
キースは薬などを持ってきてくれたようだった。
「おはようリィーン。このパンしかなくてごめん。はい、今朝の解毒剤も。」
『キース、ありがとう』
解毒剤とパンを受け取った。
「俺は、先輩を捜しにちょっと出かけるけど、夕方までには戻るから。リィーンそれまで1人で大丈夫?」
『うん。だいぶ体も動くし、平気』
「そっか。この辺りは誰も来ないと思うけど、俺が外へ出たら鍵はかけてね。」
『うん。大丈夫だよ。
先輩見つかるといいね。』
「だね~。この辺りにいると思うんだけどね~。」
昨日と同じくキースと一緒にパンを食べた。誰かと一緒に食べるとこんなにも美味しく感じるものなのね。
カイン様に続いてキースにもお世話になってばかりだ。
キースは、パンを食べ終えると早速出かけるようだった。
キースの見送りをしようと、一緒に扉へと向かうことにした。
『キース、気をつけて』
私は扉の所で、出かけるキースを見送る。
「あ、なんか照れるっすね。こんなの。」
『え?』
「いや、俺、女の子にこんな風に見送られるの憧れてて。行ってくるっす。」
キースは少し照れているようだった。
『ふふ』
私はそんなキースを見て、思わず笑いがこぼれた。
ードサッー
離れた所から、何かが落ちたような音がした。
私達は、同時に音のした方向を向いた。
そこには、顔はよく見えないけれど、キースと同じ制服姿の方がいた。
「あ、先輩!ちょ、俺めちゃくちゃ捜したんすよ。どこにいたんです?」
キースが話しかけながら、近づいて行こうとすると、なぜか男性は走り去ったようだった。
「あ、先輩!ちょっと!」
「リィーンごめん。ちょっと行ってくる。鍵は閉めててね」
『あ、うん行ってらっしゃい』
走り去るキースを見送った。
距離のせいで、先輩の顔はよく見えなかった。
火の爆ぜる音がする。
夜は寒いからとキースが暖炉に火を入れてくれた。
この小屋には、2つ部屋があるようで、
ベッドはこの部屋にしかないみたい。
キースは隣の部屋の椅子で休むと言っていた。
この小屋は、騎士団の所有物らしい。普段は、キースの先輩が使っているそうだ。
キースは、その先輩と連絡が取れなくなって、捜しているそうだ。
人嫌いの先輩だから、キースは最初はただ避けてられているのかと思っていたそうだ。
でも、そろそろ1ヶ月経つし、連絡事項もある為に捜しているのだそうだ。
キースの先輩。
先輩、というからには年上の男性。
キース1人なら、なんとかごまかせそうな気がする。
でも、もしもその先輩が帰ってきて、詮索されて、尋問されたりしたら…怪しまれるかもしれない。
キースはカイン様のことを、知っているだろうか。
考えていると、睡魔が襲ってきた。
今日は色々なことがあり、本当に疲れてしまった。
また明日考えよう。
私は、そのまま深い眠りについた。
『んんー』
ものすごく、よく寝た気がする。
手足の感覚は、まだ少し違和感がある。
それでも、昨日よりは動けるようになったと思う。充分に睡眠もとったし、頭もスッキリしている。
私は起き上がると、ゆっくりと歩いて、洗面所で顔を洗った。洗顔した後、またベッドまで戻り、ゆっくりと腰をおろした。
ーコンコンー
ちょうどそこへキースが訪れた。
「リィーン。入るね」
『おはよう。キース』
キースは薬などを持ってきてくれたようだった。
「おはようリィーン。このパンしかなくてごめん。はい、今朝の解毒剤も。」
『キース、ありがとう』
解毒剤とパンを受け取った。
「俺は、先輩を捜しにちょっと出かけるけど、夕方までには戻るから。リィーンそれまで1人で大丈夫?」
『うん。だいぶ体も動くし、平気』
「そっか。この辺りは誰も来ないと思うけど、俺が外へ出たら鍵はかけてね。」
『うん。大丈夫だよ。
先輩見つかるといいね。』
「だね~。この辺りにいると思うんだけどね~。」
昨日と同じくキースと一緒にパンを食べた。誰かと一緒に食べるとこんなにも美味しく感じるものなのね。
カイン様に続いてキースにもお世話になってばかりだ。
キースは、パンを食べ終えると早速出かけるようだった。
キースの見送りをしようと、一緒に扉へと向かうことにした。
『キース、気をつけて』
私は扉の所で、出かけるキースを見送る。
「あ、なんか照れるっすね。こんなの。」
『え?』
「いや、俺、女の子にこんな風に見送られるの憧れてて。行ってくるっす。」
キースは少し照れているようだった。
『ふふ』
私はそんなキースを見て、思わず笑いがこぼれた。
ードサッー
離れた所から、何かが落ちたような音がした。
私達は、同時に音のした方向を向いた。
そこには、顔はよく見えないけれど、キースと同じ制服姿の方がいた。
「あ、先輩!ちょ、俺めちゃくちゃ捜したんすよ。どこにいたんです?」
キースが話しかけながら、近づいて行こうとすると、なぜか男性は走り去ったようだった。
「あ、先輩!ちょっと!」
「リィーンごめん。ちょっと行ってくる。鍵は閉めててね」
『あ、うん行ってらっしゃい』
走り去るキースを見送った。
距離のせいで、先輩の顔はよく見えなかった。
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