バルサック戦記 -片翼のリクと白銀のルーク-(旧題:片翼のリク  ‐退魔師の一族だけど、魔王軍に就職しました‐)

寺町朱穂

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第8章 探索編

78話 どうしてこうなった?

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「……どうしてこうなった」

 ルーク・バルサックは、がっくしと倒れたい気持ちになった。
 ゲームの知識を頼りに魔王城をめざし、歩き続けて数週間……。魔族領に近い森を散策していると、女の人の悲鳴に近い雄叫びが聞こえたのだ。

「なんだろうって駆けつけてみたは良かったんだけど……ね」

 ルークを取り囲むのは、いかつい魔族の殺意だった。
 ルークとしては、現時点・・・で魔族と剣を交えるのは避けたい。ただでさえ、ルークは大量の魔族を殺してきた。もう、これ以上の魔族は殺したくない。だからといって、悲鳴を上げた女性も無視できなかった。
 
「貴様、人間だな……こんなところまで、なにをしに来た?」

 魔族の1人が、じりじりと迫ってくる。
 姿が見える魔族は、5人ほど。でも、木の影から放たれる殺気の気配は10~20もある。きっと、木陰から矢で自分を狙っている魔族もいるに違いない。

「早く答えろ、我々の気は短い」

 どこかで弓を引き絞る音が聞こえた。
 どうやら、彼らは本気らしい。なにを言えば生き残ることが出来るだろうか?と、ルークは必死になって考える。
 正直に「魔王代行シャルロッテと話しあって、姫を救い出すために来た」と言ったところで、「なら、敵だな。殺す」となるのがオチだ。しかも、彼らは末端の兵士。もし、仮にルークが「シャルロッテの知り合いだ」と言ったところで、彼らに確認する術はないし、むしろ「シャルロッテ様が人間と知り合うわけがない、この嘘つきが!!」と、殺されてしまう可能性の方が高かった。

「ぼ、僕は……」

 考えろ、考えろ、考えろ……。
 ルークは、この世界に転生して以来、初めてといっていいほど真剣に悩んだ。

「早くしろ、もたもたするな!!」
 
 がたいのよい魔族が吠える。空気を揺るがすような吠え声に、ルークは思わず背筋を伸ばした。魔族はいらいらと腕を組んでいる。

 そのときだ。
 ルークの眼に、彼らの身に着けている鎧の家紋が目に飛び込んできたのだ。

「あっ」

 それは、ゴルトベルクの家紋だった。
 ゴルトベルクと言えば、序盤の敵――ミューズ城の城主、ルドガー・ゴルトベルクとアスティ・ゴルトベルクのことを指す。きっと、2人のどちらかが部隊を率いているに違いない。そうなると、さきほどの女性的な雄叫びは、娘のアスティ・ゴルトベルクのモノだろうか?

「どうした、あと3秒で答えろ」

 ルドガーもアスティも、よくいえば熱血漢、悪く言えば感情的な武将だ。
 
「3!」

 だけど、ここは現実。彼らが長年部隊を率いてきたということは、それだけの実力があるということ。それは、きっと感情的な悪い癖もあったかもしれないけど、部隊を指揮する冷静さがあるということなのだろう。

「2!」

 それに、少なくとも……ルークが知るゲームのゴルトベルク父娘は、話し合いを求めてきた人間を問答無用で殺さない。とくに、娘のアスティ・ゴルトベルクは荒っぽいけど根は優しい女性だ。

「1!」

 もたもたしている暇はない。いまは、ゲームの知識を信じよう。ルークは、拳を握りしめると、代表者らしい魔族の顔を見上げた。

「0!」
「話がしたいんだ、君たちのボスに!」
 
 ルークの渾身の叫びは、魔族の最後のカウントと重なった。「かき消されたか?」と、ルークは冷や汗をかいた。だけど、魔族の中にルークの声は届いたらしい。

「……なんだと?」

 魔族の中に動揺が広がった。
 そりゃそうだろう。魔族と人間は、気が遠くなるほど長い年月の間、ずっと互いが互いを敵視していた。いきなり話し合いたい、と言われても、困惑するに決まっている。むしろ、罠を疑うはずだ。

「本当のことを話せ、人間」

 案の定、魔族は警戒の姿勢をさらに強めたようだ。ルークの前で構える魔族は、静かに手を挙げ合図を出す。すると、風を切る音ともに、足元に何かが刺さった。ルークが目を落すと、地面に鋭く磨かれた矢じりが刺さっていた。

「次に嘘を吐けば、貴様の脳天が吹き飛ぶぞ」

 ルークの言い分を、まったく信じていないようだ。
 たぶん、逆の立場だったら信じないだろう。ルークは内心、苦笑いを浮かべた。

「嘘じゃない」

 ルークは、腰に差した剣を外した。
 鞘に刺さったままの愛剣を、前へ放り投げる。ルークの愛剣は、からんと音を立てながら地面に転がった。

「武装解除する。僕の手足を縛ってもいい。だから、対談の席を用意して欲しい」

 本当は、怖くてたまらなかった。
 ルークの周りを囲む魔族は、どいつもこいつもルークより頭一つ分以上でかい。しかも、筋肉が鎧の上からでも分かるくらいついている。そいつらが、全身を震わすような殺気を放ってくるのだ。そのなかで命の次に大切な剣を手放すなんて真似は、自殺行為に近い。無論、ルークは少しばかり格闘術も嗜んでいた。前世の話になるが、中学校の授業で習った柔道は、A判定だった。

 ……でも、自分を囲んでいる魔族相手に、素手の格闘戦が通用するとは思えなかった。
 ルークは、拳に退魔力を集中させる技を身に着けていない。筋肉隆々の魔族相手に、ルークの細腕で勝負を挑もうなど片腹痛い話だ。天と地がひっくり返っても、勝利を手にすることは難しいだろう。 
 
「……おまえ、本気で言ってるのか?」

 魔族が、ルークの態度に少し呆れている。
 気がつくと、殺気の中のいくつかが消えている。こちらの馬鹿さ加減に呆れるあまり、殺気を放つことも面倒になったのか。それとも、ゴルトベルク父娘に報告へ向かっているのか。

「あぁ、本当さ! ぼ、僕は、君たちのボスに話がある。話しに応じるまで、一歩もここから動かないぞ!!」

 ルークは、精いっぱいの大声で言い放った。
 どうだ、言ってやったぞ!!と魔族を睨みつける。魔族は、ルークの真意を推し量るように見降ろしてくる。その圧力に、ルークの足はみっともないくらい震えた。そのまま、座り込みたい衝動に駆られる。でも、座り込むわけにはいかない。ルークは、魔族の視線を弾き返すように睨み返した。

「……」

 その応酬は、いったい何分続いたことだろうか。
 いや、数秒だったかもしれない。
 だが、その重たく苦しい時間は、ルークにとって何時間も続いたように感じた。次第に、ルークは息が苦しくなってくる。
 眼前の魔族の表情は変わらない。しかも、ルークを推し量るように見降ろす視線は、さらに圧迫感を増してきていた。ルークの睨みなんて、まったく効果がないらしい。そこまで、凄しい威圧感だった。ルークの背中は汗でびっしょり濡れ、足は今にも崩れそうだ。だんだんと視界も歪んでくる。

 もう、だめだ。と倒れかかった……その時だった。

 がさり、と草陰が揺れる音で、ルークは正気に返る。
 草陰から現れた魔族が、がたいのよい魔族の耳元で何かを囁いた。魔族は苦々しい表情を浮かべると、見た目に合わない小さな声で「そうか」と呟き返した。

「……ついてこい、退魔師」

 がたいのよい魔族は、ルークに背を向けて歩き出した。
 ふと、「あれ?自分が退魔師だって打ち明けたっけ?」と疑問を覚えたが、剣にバルサックの紋章が刻まれていることを思い出す。きっと、そこから退魔師だと察知されたに違いない。

「早く来いや! しばくぞ!!」
「は、はい!!」

 ルークは慌てて後を追いかけた。慌てるあまり、少し足がもつれて転びそうになる。まぁ、なにはともあれ、どういうわけか分からないが、こちらの誠意が通じたらしい。ルークは、少しだけ安心した。
 しばらく歩くと、森が少し開ける。そこにいくつか天幕が点在していた。どうやら、ここが魔族の野営地らしい。

「お前が、私と話したいと言った退魔師でござるか?」

 ふと、話しかけられて足を止める。
 そこには、背の高い女性魔族と彼女を護るように立っている魔族の姿があった。

「は、はい! その通りです!」

 ルークの顔が赤くなった。
 顔立ちは整っている。流れるような黒髪は、まったく痛んでいない。ぴょっこり生えている牛の角も、どことなく可愛らしい。しかし、なにを置いてもまず目を惹くのは、彼女の胸である。ごつごつとした鎧を纏っていてもなお、その強大さと破壊力が伝わってきた。
 さすが、ゲーム中最大のバストを誇る魔族である。ルークがこれまで形成してきたハーレムにも、ここまでの豊満な胸の持ち主はいなかった。

「私はアスティ・ゴルトベルク。この部隊を預かっているでござる。
 それで、退魔師。なんの用でござるか?」

 ルークは、ごくりと唾をのんだ。
 ここからが、大事になってくるところである。胸に見惚れている場合ではない。軽く頭を振るい、まず何を語りかけるかを考えた。
 

 アスティ・ゴルトベルク。
 直情的で単純。ゲームでは、祖父を死に追いやった敵として最悪な仲からのスタートになるのだが、とあるイベントを通じて仲良くなっていく。一度でも彼女と親しくなれば、あとの攻略は簡単だ。彼女は信頼した人を裏切ることはない。親しい人の危機とあれば、たとえ敵であれ可能な限り力を貸してくれる。
 1つ欠点があるとするならば、それは、彼女が「暴力系ヒロイン」の立ち位置にいることくらいだろう。照れると祖父譲りの怪力を発揮し、主人公を100メートル先まで殴り飛ばしてくるのだ。

「あ、あの……」

 そんな彼女と、いま対峙している。
 いま、彼女の機嫌を損ねれば――きっと100メートル飛ぶだけでは済まされない。下手すれば、シャルロッテへの仲介を頼む以前に、ルークの頭が胴体と離れることだろう。

「は、はじめまして。アスティ・ゴルトベルク」

 ……とりあえず、ここは挨拶するべきだろう。
 ていねいな挨拶は、良好な人間関係の形成に大切だ、と前世の学校で習った気がする。ルークは頭を下げると、自分の名前を口にした。

「僕は、ルーク・バルサックといいます。どうか、よろしくお願いしまひゅ」

 が、ルークは緊張して舌をかんでしまう。
 しん、と周囲が水を打ったかのように静まり返った。

 やってしまった……と、ルークの顔から、さぁっと血の気が引く。
 アスティたちも、どう対応していいのか分からないらしい。アスティは、ルークを連れてきた魔族を近くに呼ぶと――アスティ自身は声を低くしているつもりらしいのだが――ルークに聞こえる声で 

「あれ、本当にルーク・バルサックなのでござるか? 資料と随分様子が違うのでござるが……」

 と、部下に確認を取っていた。

「いえ、本人だと思います。少なくとも、嘘はついていません」
「……リク殿とは雲泥の差でござるな。本当に同じ腹から生まれた姉弟か? と疑いたくなるでござるよ」 
「容姿といい性格といい、まったく似ていませんな」
「なんだか、残念な感じがするでござるよ。敗戦に次ぐ敗戦で、性格が変わってしまったのでござろうか?」

 かなり酷い言われようである。
 ルークは、恥ずかしさのあまり、ここから消えたいと思い始めていた。

「……まぁよいでござる。
 それで、話とはなんでござるか?」

 アスティは、なにごともなかったかのように話を再開させた。
 それは、アスティの優しさなのか、それとも、ただたんに早く終わらせかっただけなのか。どちらにせよ、なにごともなく話し合いが再開されて良かった。ルークは噛まないように気をつけながら、ゆっくりと言葉を紡いだ。

「実は、シャルロッテ・デモンズ魔王代行様との会談を設けたいと考えております」
「シャルロッテと、でござるか?」

 ぴくりと、アスティは眉を動かした。
 ルークも、おや?と首をかしげる。 ゲームのアスティは、シャルロッテを「様」づけで呼んでいたはずだ。主人公が「シャルロッテちゃん」と軽々しく呼ぶたびに「無礼でござるよ!!」と殴りつけていた記憶がある。

 これは、どういうことなのだろうか?

「はい。
 場所は、魔王代行様が指定してくださってかまいません。そこに、僕は武装解除し、供も連れずにお伺いします」

 ルークは真摯な言葉を告げる。
 文献に出てくる魔王は、会談に出向いた人間の王を殺したとなっているが……ルークはゲームを通して、実際の歴史とは異なることを知っている。

 丸腰で会談に臨んだ魔王が、人間の王に封印されたのだ。
 だから、魔族は武装解除した状態で会談することの危険性を熟知しているはずだ。きっと、こちらの覚悟が伝わっただろう。

 しかし……

「それは無理でござる」

 アスティは、すぐに断りの言葉を口にしてきた。
 あまりにもあっさりと、無情なまでに突き放しにかかる。他の魔族たちの顔にも「それは、無駄なことだ」と書いてあるみたいだった。

「なんでですか?
 もし、ダメなことがあるのであれば、できるかぎりそれを改善して――」
「そもそも前提として無理なのでござるよ」

 アスティは、つまらなそうに肩を落とした。
 そして、絶望的な言葉を口にする。

「シャルロッテは、すでに死んでいるのでござるよ」
「えっ……?」

 ルークは困惑する。

「どうして……だって、シャルロッテちゃんは、まだ死なないはず……」

 ゲームのシャルロッテは、まだ死なない。
 すくなくとも、このタイミングで死ぬわけがない。

 しかし、ここは現実だ。
 病気か、心労か、それとも暗殺か。
 どの要因も考えられる。ここは、もうゲームとはかけ離れた世界なのだから――。

 それでも、ルークは知りたかった。どうして、彼女が死んでしまったのかを。

「……なにが原因で、彼女は亡くなったのですか?」

 それを問うと、アスティの顔が苦々しく歪む。アスティは、言おうか言うまいか悩むかのように、口を何度か開けたり閉じたりを繰り返していた。
 やがて、やっと決心したかのようにルークを見下ろす。そして、ひどく言いにくそうに重たい口を開いた。

「シャルロッテは、罪を犯したのでござるよ」

 罪。
 その言葉が、ルークに重く圧しかかる。
 魔族の罪、とは何なのだろうか?と考えた時、シャルロッテルートの攻略した記憶が蘇ってきた。

 ゲーム中盤、主人公とシャルロッテが仲良く語り合っていた時、ふとシャルロッテの顔が曇り、こんなことを呟くのである。

『王の代行が人間と親しいことを知ったら……きっと、罪に問われるに決まっているのじゃ』

 と。
 ルークの身体がどっしりと重くなり、視界も歪んだ。全身から、冷たい汗が滲み始める。こころなしか、呼吸が荒くなった。手も震え始めている。


 そう、シャルロッテが処刑された罪とは……つまり……。

「君と逢引きした汚点があるからでござるよ、ルーク・バルサック」

 この言葉を最後に、ルークの世界は暗転した。



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