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5話 魔王、裏切られる
しおりを挟むミリアは部屋にて念話で魔王に連絡をした
「シュベル様、ミリアです」
「うん、どうだ?様子は?」
「はい、やはり兵が多いです。人間以外の種族も
部隊を整えています」
「やっぱり・・本気でやる気だな」
「あの、私、今晩王宮の舞踏会に行きます。
そこで貴族達の様子も探ってきます」
「え?舞踏会って?でも、招待状がいるんじゃない
のか?」
「えぇ、それはなんとか・・・・手配いたしました」
「そうか。わかった。しかし、ムリをするなよ?
ヤバかったら直ぐ逃げろ」
「承知いたしました。ではまた後程」
ミリアは念話を切った。
ふぅっと一息つき、気を取り直したように、
ドアを開けた。
階下にいくと、背の高い、中年の、いかにも
貴族風の男がミリアを出迎えた。
「おぉ、ミリア様、お美しい。お待ちしており
ました」
昨晩、リベラの言う通りにしていると、程なく
男が声を掛けてきた。
貴族であるのは間違いないが、果たして舞踏会の
招待状を持っているか、わからなかった。
そこで、ミリアは舞踏会の招待状を紛失して困って
いると話すと、その男は、我が意を得たりという
感じで、同行を誘ってきた。
ミリアはその誘いに乗じる事にしたのであった。
「お待たせいたしまして、申し訳ありません。
まだ時間がございますようでしたので、支度をし
ておりました」
「いえいえ、待たされても貴女なら幸せという
ものです」
男はニタ~っと下卑た笑みを投げかけ
てきた。
(あ~あ・・・イヤなやつ。これがシュベル様
なら喜んで、身を捧げるのに・・・・
あ、こんな奴とシュベル様を比べるなんて・・
すみません、シュベル様)
ミリアはニコッと笑みを返しただけで、
それ以上取り合わなかった。
男の名はハインツと言い、どこかの国の田舎貴族
だった。
王都に呼ばれたとあって、張り切って参上したよう
であった。
舞踏会は夜遅く開かれるため、それまでの時間
つぶしに付き合う羽目になった。
一緒に食事をし、一応、この男からも情報を聞き
出すつもりだった。
食事が始まり、酒が入ってくるとハインツは饒舌に
なった。
いかに自分が優れているか、国では重要な仕事を
任されているであるとか、自慢話のオンパレード
であった。
(この男、バカだな。知性のカケラもない)
ミリアは思った。
「あらまぁ、ハインツ様って、ご立派でいらっしゃる
のですねぇ」
「あはは、イヤイヤ、それほどでも。でもまぁ、
私がいなければたちまち国は立ちいかなくなるで
しょうな。あははは」
「しかし、最近、中央との国境のあたりが騒がしゅう
ございますよねぇ。怖いわぁ・・・・」
するとハインツは、急に声をひそめて
「噂の侵略ですかな?安心なさるがよい。今、我々侵略
反対派の貴族達が手を結んでおりまする。
この帝国国王も、我々の事が無視できずに、
歩み寄ってきております。
今日の舞踏会も反対派を集めて、我らの機嫌を損ねな
いようとの取り計らいでしょう。
クックック・・そう簡単に、侵略戦争はできませぬ」
「まぁ、安心いたしましたわぁ。ハインツ様のような
方々が大勢いらっしゃるのですね?」
「そうですね、今日の舞踏会には、帝国の元老院の方々
を含め、諸国の貴族がたが100名ほどが見えられる
でしょう」
「選ばれた方々なのですねぇ」
ハインツは、はっははと、満更でもない風だった。
「でもぉ、兵の方々がここには沢山。王都に入るとき、
怖かったですわぁ」
「そうですなぁ、たしか40万程の兵を国境に向かわせ
るようだと、同じ反対派の貴族が申しておりました。
ですから、騒がしいのでしょう」
「40万!すごいですのねぇ!」
「いやいや、40万といえども、寄せ集めの兵たちです。
獣人や亜人共もおりますゆえ。戦力的には強力とは
言えません」
確かに、帝国領全域で40万の兵は、さほどの数では
無かった。
それも統率された軍隊ではなく、獣人や亜人も含めた
混合軍隊だ。
破壊力という点では心もとない。
(なんか大丈夫そうね。あとでシュベル様に報告しよ)
ミリアは少しだけホッとして、魔王の面影を思い
浮かべた。
舞踏会開始定刻、ミリアはハインツにエスコートされ
王宮に着いた。
(あ~~、イヤになるわぁ、この男。慣れ慣れしく
ベタベタ私に触るんじゃないわよ!)
とミリアは嫌悪を感じながら、愛想笑いをしていた。
会場につくと、広間には150人余りの人々がいた。
婦人たちは着飾り、音楽が奏でられ、まさしく華やかな
空間であった。
開始を前に、玉座から立ち上がった帝国国王の簡単な
挨拶があり、舞踏会は始まった。
挨拶を終えた帝国国王は頬杖をつき、つまらなさそうに、
会場を眺めていた。
ミリアはハインツと仕方なく1曲だけ踊り、疲れた
と言い、ハインツのそばから離れた。
その後、声を掛けてくる男達を往なしながら、
あちこちで話し込んでいる貴族達のソバへ行っては、
聞き耳を立てていた。
(ふぅっ。。新しい情報はなさそうね。ハインツさん
には悪いけど、ここを出ようかな。あ、そうだ!
シュベル様と、リリア様にお土産を買って帰ろう!
あと、レイグリッド様にも)
と、会場の出口に向かおうとした瞬間。
ドドーーーンッ!と轟音が鳴り響き、同時に周囲が
薄暗くなった。
「な・・・なんだ?」
「どうした?なんかあったのか?」
周囲が騒ぎ出す。
「国王は?国王はご無事か!?」
と、貴族達が玉座を見ると、薄紫の光が玉座を
照らしていた。
(あ!あれは!!魔蜃光!!)
ミリアは咄嗟に、柱の陰に身を隠し、自分に結界を
張った。
魔蜃光は、紫色の暗い光で、魔力の強いモノが纏う。
その光の回りには、禍々しい魔力の影が揺らいでいる。
玉座では帝国国王が魔蜃光を纏っていた。
(なぜ?なぜ国王にあんな強い魔力が・・・・?)
ミリアは玉座を凝視した。
次の瞬間、一瞬の眩い光が放たれた。
そして、低く重々しい声が会場を包んだ。
「我は、魔王。ようこそ諸君。歓迎する」
(魔王??誰??)
ミリアは目を凝らした。
その玉座に立っているのは、国王ではなくガルドで
あった。
(ガルド様??なんで?シュベル様のご命令?
まさか・・・。)
「ま・・・・魔王!?」
「なぜだ?なぜここに!西にいるのでは?」
「国王がやられたのか???」
「に・・・・逃げろ!!!!」
目の前の禍々しい雰囲気に恐怖を覚えた貴族達が
一斉に出口に向かって逃げ出した。
しかし、どの扉も固く閉ざされていた。
「な・・なななんだこれは!出せーっ!」
「扉の向こうに居る者、開けろっ!!開けるんだっ!」
怒声が飛び交う。貴族達はパニックに陥った。
ガルドが静かに、しかし響く声で発した。
「諸君。急がずともよい。これから面白い余興を
みせてやろう」
何人かの貴族が、ガルドが指先を上げた途端、
体が半分に千切れた。
「う・・・・うわぁーーー!!!!!!」
ガルドは続けた。
「諸君は、私の邪魔をしないでくれたまえ。ハエも
多くなるとウルサイ。私がこの世界を支配するのを
あの世で見たまえ」
冷徹な声で話し、ガルドは殺戮する。
次々と貴族達の肢体が飛び散っていく。
(こ・・こんなのはシュベル様の命じゃない!
な・・・・何という事を!!!シュベル様を
騙るなんて!!
なんとかここを出て、シュベル様に
伝えないと!!!)
ミリアはすぐ近くの出口に、そーっと向かった。
ドアには結界が張られていた。
(この程度の結界なら破れる。次の騒ぎの波が来たら、
紛れて出よう!)
「クックッククク・・・フハハハ、アッハハハ!!
苦しめ!人間どもよ!下等な生き物よ!!」
抗う術もなく、貴族達は千切れていく。
広間は血の海と化した。
ガルドは一頻り虐殺をしたのち
「さて・・・・そろそろ時間切れだ。諸君、残った
貴様らには情けをかけ、苦しまずに死なせてやろう」
そう言うとガルドは、呪文を唱えた。
強烈な電撃が広間中を覆った。
「うぎゃーーーー!」
「ぎゃぁー!」
阿鼻叫喚の声が広間に響きわたる
(今だ!!)
ミリアは騒ぎに乗じ、広間を脱出した。
(まさか・・・まさかまさか・・あのガルド様が!
早くシュベル様に伝えないとっ!)
ミリアは王宮の外まで走った。外に出ないと竜に戻り
飛べないからだ。
王宮を出て、階段を下りかけた時、
ドーーーンッ!
という衝撃が背中に走った。
電撃を受けてしまった。
ミリアは階段を転げ落ちた。立ち上がろうとすると、
後ろから声がした。
「先ほどから、怪しい魔力を感じると思えば、お前か。
何者だ?」
(私が白竜だと気づいていない!なんとか
ごまかさないと)
「わ・・・・私は・・・・」
「ん?その魔力。お前、白竜か?」
(バ・・・・バレたっ!!!仕方がない!)
ミリアは竜の姿に変えた。いつでも飛び立てるように
したかったのだ。
「お前、なんで人型などなっておった?
スキルを覚えたのか?
まぁいい、こんなところで何をしている?」
「私は、シュベル様の命で、こちらにきております。
ガルド様、何故、あんなことを???」
「ふんっ!そうか、探りにきたか。
まぁいい、いずれにしても、もう準備は
整っている。
そうだ、お前も私の仲間にならんかぁ?」
「嫌です!何を言っているのですか!!
あんな酷い事をするなんて!
魔王様に伝えます!!」
「ふん、好きにするがいい。
いずれ魔王国にもわかることだ。
でも、今はまだ少し早いな。
なので悪いがお前には・・・・
死んでもらう!!!!」
言い終わると同時に、ガルドはミリアに暗黒炎斬鋼震
を放ってきた。
白竜は氷属性なのだった。炎には弱い。
しかしミリアは瞬時に結界を張り凌いだ。
「ほう、凌いだか竜のくせに」
「私は今は白竜ではございません。シュベル様に
名を頂いた魔界竜です!」
「ふん。私と同格とでも言いたそうだが、
昨日今日なった魔界竜など取るに足らん。
己の弱さを思い知るがいい!!!」
ガルドは。暗黒炎流星矢を放った。
一部が結界を貫き、ミリアの首を打ち抜いた。
「クッ!なぜ???」
「死ぬ前に聞かせてやろう。あの魔王は腑抜けだ!
魔族の邪魔をする奴など、皆殺しにしてしまえば
いいのだ!!
おろかな人間共に己の無力さを思い知らせて
やればいいのだ!!!
どうせあの腑抜けは、戦争が長引くと尻尾を巻いて、
次の世界へ行くだろう。
その後は、私が魔王としてこの世界に君臨する!」
「な・・・・なにをバカなことを!シュベル様が
黙っているとでも!?」
「あははははは!!!例えシュベルであろうが、
魔人40万と、どう戦う!?
逃げるしかなかろう!!はっはははは!!!」
「ま・・・魔人?」
魔界には兵はそんなにいない。
せいぜい30万である。
しかも魔人となるともっと少ない。
共存共栄の手段を取った現魔王には、
強力な戦闘能力がある魔人は、さほど必要なかった
のである。
(ダメだ!逃げよう!早くシュベル様に伝えないと、
大変なことになる!)
ミリアは瞬時に飛び立った。
「逃げれると思うな! 死ねっ!!!!!」
ガルドはさらに強力な暗黒炎流星槍を放った。
飛び立ったミリアの羽に突き刺さる。思うように
動かせなくなった。
首から胴体にかけ、無数の槍魔法が突き刺さる。
辛うじて上昇はしたが、王都からしばらく出た所で、
力尽きてしまった。
そして、そのまま地に落ちていった。
ガルドは遠目を使い、落ちていくのを確認した。
「ふん。死んだな。哀れな奴よ」
ガルドはしばらく歩き、やがて暗闇に消えた。
「はっ!!!」
シュベルは胸の痛みに飛び起きた。
「これは!!」
瞬時にミリアの身に何かが起こったと感じた。
「ミリア・・・・!」
ミリアの魔力を感知しようとした。反応が無い
次に念話を送った。
「ミリア?ミリア???」
必死で呼びかけた。
しばらくすると、弱々しいミリアの魔力を感じた。
今にも消えてしまいそうな力だった。
すると、ミリアから念話が来た
「シュ・・・・シュベ・・ル様・・・」
「ミリア!!ミリア!!!どうした?何があった!?」
「ガ・・・ガル・・ド・・・」
「何??ガルドか??ガルドがどうした???」
「裏・・・・裏切って・・・・ま・・
魔王様を騙って・・・・」
「何?ガルドが裏切り?? と・・とにかく、
ミリアどこだ?すぐ助けに行く!」
「お・・・お名前・・・・うれしゅう・・・・
ございまし・・・・た」
か弱いミリアの魔力が消えた。
「おい!!おい!ミリア!!・・・・
ミリアーーーーーッ!!!!!!」
シュベルはガックリと膝を落とした。
ーーーーーーーーーー帝国王宮ーーーーーーーーー
帝国国王アーベルトは、国境近くに40万の兵が
揃ったのを確認した。
「ふっ、これで世界は私のモノだ」
魔王と手を結び、西へと侵略していく。魔人40万
など想像もつかない戦力だった。
中央大陸には、ファデラ王国を中心とし、公国などが
8か国あった。
東の大陸の国境と西の大陸の国境には、それぞれ
グラスター家の一族が公国を治めていた。
王国と公国の3国さえ奪ってしまえば、あとは大した
戦力もない国しか残らない。
中心の3国にはそれぞれ魔人軍10万。
他の国々は10万の魔人軍があれば占領できる。
中央大陸を制した後、一斉に西の大陸に攻め入る
策だった。
世界地図を広げ世界征服の思いに酔いしれている
ところ、ガルドが現れた。
「おぉ、魔王様。首尾は?」
「ふんっ。造作もない事よ」
「素晴らしい!誠に素晴らしい!流石は魔王様で
ございます」
日ごろより快く思っていなかった、元老院や
貴族達が一掃されたと確信し、アーベルト国王は
浮かれていた。
「お世辞はいらん。それより兵は整ったか」
ガルドは冷めた口調で聞いた
「はい、先ほど、全ての兵が国境に揃いました」
「そうか。ご苦労」
「これで我が帝国の世界制覇は目前でございます」
「何を言っているのだ?」
「は?いや・・・・当初の計画通りの運びで・・・・」
アーベルト国王は、魔王の機嫌を損ねたと思い、
たじろいだ。
「そうではない。我が帝国だと?」
「はい!魔王様とのお約束で、わが国の後ろ盾になって
いただくと・・・・」
「知らぬな。そんな約束などした覚えはない」
アーベルト国王が、青ざめた。
「い・・・・いえ、貴方様の仰せの通りに従いました。
兵も集めました。私はお約束をお守りしたつもり
ですが・・」
「ふん。私が低俗な人間と約束などするわけがない」
アーベルト国王は慌てた。
「い・・・・一体、どのようなおつもりで??」
「私が用があるのは、40万の兵だ。お前の目論見など
知ったことではない」
アーベルト国王は、やっと気づいた。
(だ・・・・騙されたか!!)
「気づいた様だな。鼻からお前と組む気などない。
人間ごときが付け上がるな!」
「そ・・・・そんな・・・・」
「貴様はもう用済みだ。消えろ」
ガルドはアーベルト国王に指を指し、クイッと
曲げた。
ブチッ・・・・ドンッ!
辺りに血が噴出し、アーベルト国王の首が床に
転がった。
「愚かな奴め」
ガルドが呟いた。
「ゲラン、ローゼリ出でよ」
部屋の隅に二つの影が浮かび上がり、やがて、
魔人と思しき者がガルドの傍に寄ってきた。
「ガルド様、お呼びでございますでしょうか?」
「手筈は整ったか?」
「はい。仰せの通り、ザリアス配下の6人の士官を
取り込みました。いつでも動ける状態にして
おります」
「うむ。そうか。こちらの用意はできた。これから共に
国境近くの兵士達の所へ向かうぞ」
「承知いたしました」
一瞬の後、3人は音もなく消えた。
ゲラン、ローゼリはガルドの腹心の部下であった。
予てより、シュベルのやり方に不満を持っていた
ガルドに追従していた。
彼らは密かに現魔王のやり方に不満を抱いている
士官に近付き、取り込みを図っていたのだった。
元より、武闘派のザリアス率いる軍には、シュベルの
融和政策に戸惑いを感じる兵士も少なくなかった。
人間との危険な戦争を回避し、安心できると思う反面、
自分たちの存在理由が見いだせなくなっているのも
事実であった。
厳しい訓練を課せられ、鍛えられてもそれを生かせる
場面が無いため、士官たちは兵士のモチベーションの
維持に苦労しているのであった。
魔界の兵士を使わず、新たな魔人軍隊を指揮できる。
これは武官にとって魅力的な誘いであった。
ゲランとローゼリは目立たぬよう、時間をかけて
ザリアスの軍の指揮官を丸めこんだのだった。
ガルドは兵士の集合地に着いた。
40万の軍勢は一見、圧巻ではあるが、どの兵士も
移動で疲れ果てていた。
「ふっ、疲れておるな。これからお前たちを
元気にしてやる」
ガルドはニヤリと笑い、アーベルト国王の姿に
変身した。
そして、40万の兵がいる中心の上空へと行き、
停止した。
「兵士達よ!聞け!我を見よ!」
ガルドが声を拡声し、言い放った。
「国王陛下だ!」
「アーベルト国王様が空を飛んでいるぞ!!!」
兵士は空に浮かぶ国王を見て、口々に驚きの声を
上げた。
「兵士達よ!長旅、ご苦労であった。さぞかし疲れた
ことであろう。これより皆に、湧き上がる力を与える。
戦う力だ!」
そういうと、ガルドは全身から紫色の光を発し、
辺り一面に降り注いだ。
全ての兵士がその光を浴び、徐々に声ともつかない
呻き声が周囲に上がり始めた。
やがてそれは一塊の雄叫びと化し、静寂を引き裂いた。
「ウ・・・・・ウォーーーーーーーーッ!!!!!」
全ての兵の魔人化が完了した狼煙であった。
ガルドは元の姿に変わった。
もう、兵士達はアーベルト国王の存在など忘れていた。
空に浮かぶガルドが主と、誰もが崇めた。
「我は魔王なり!この世界を手に入れるべく攻め込む!
人間どもを皆殺しにするのだ!!!!!」
「魔王様だぁーーっ!!!」
「ウォーーーーーーーッ!!!!!」
歓声とも怒号ともつかない雄叫びが鳴り響いた。
魔力を使い果たしたガルドは空中でグッタリし、
ゲランとローゼリに両腕を支えられた。
「さ・・・・流石に40万の魔人化はキツイな・・・・」
「これで全て準備完了です。ガルド様、少しお休みく
ださい」
二人はガルドを支え、帝国王都に向かい飛んで行った。。
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