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8話 魔王、勇者と組む
しおりを挟むミリアを、楽になれる場所に移動したあと
レイグリッド、ザリアス、リベラ、さらに、ミリア
以外の三竜と話し合いが持たれた。
やはり問題は、予想外の40万という数だ。
「ノリッチに10万、東大陸の沿岸部に
10万として、あとの20万は
どこに消えたのでしょう?」
ザリアスが首を捻った。
確かに数は合わない、オレならどうする
まぁ、帝国領の制圧は無視できないな・・
東大陸は広いし、国の数も多い。
分散させて制圧するとして、1国に対し
1万の魔人。
やはり10万近い魔人兵は必要だ。
そこまでは読める。
問題は、残りの10万だ。
これがわからない。
国境に配備したまま、動かさないのか。
いや、そんなはずはない。
前線の補充としてなら2万もいれば十分だ。
オレがやられる一番イヤな方法・・・・
なるべく出兵の数は抑えたいな。
タダでさえ兵が少ないし
異転があるから。
今回の魔人2~3万の出兵もするし。
これ以上は兵を出したくない。
それを踏まえてオレがやられたくない事・・・
やっぱりアチコチで火種を起こされたら
イヤだな。そこそこ中規模なやつ。
鎮圧はできるけど、時間がかかる。
ん?・・時間?
ガルドの動きは早い。
計画通りに進めているのだろう。
なぜ急ぐ?なぜ早い?
ノリッチの進攻魔人兵はそのまま
ファデラ王国を目指すだろう。
すると中央大陸の他の国はどうなる。
ガルドの性格からして、無視はしないはず。
残る10万で進攻するのか?
陥落はできるだろうが
いつになるか読めない。
でもダラダラはできない。
なぜならオレがいるからだ。
じゃぁ、オレがお手上げになるように
すればいい。
・・・・・!!!!!
そうか!!わかったぞ!
なるほど・・・・
もしオレの考え通りだったら、まさしく
お手上げだわ。
「わかったぞ。読めた」
オレは皆に言った。
「残りの魔人兵の行方もですか?」
ザリアスが聞いてきた。
「イヤ、行方はわからん。ただガルドが
やろうとしていることは読めた」
「どのような手段を取るのですかな?」
レイグリッドが尋ねる
「うん、まぁ、ほぼ間違いないだろうけど
ガルドは同時多発攻撃を考えている。
中央大陸一斉攻撃だ。
恐らく、魔人軍は小規模で分散し
中央大陸の各国の主要都市に
向かっているはずだ」
「そこまで綿密にできるでしょうか?
魔人になりたての兵ですよ?」
ザリアスが言った。
「だから、お前の部下の指揮官が取り込まれたんだ。
何人、ガルドに付いたか確認したか?」
「ハッ!報告が遅れまして申し訳ございません。
6名の士官級指揮官が行方不明です」」
「やはりな。
実は昔、ガルドに世間話で、オレの前いた
世界で起こった同時多発テロの話をした
ことがあったんだ。
大国がその事件で大いに揺らいだんだ。
ガルドは興味深げに聞いていたよ」
「そのシュベル様のお話は、私もガルドと
同席して拝聴いたしました」
リベラが言った。
「ハッキリ言って、これをやられたら、
一斉蜂起をされたら、お手上げだ。
オレ達に打つ手はない。
手が回らない。やられっぱなしだ。
この世界はアイツが支配するだろう」
重い空気が周囲を支配した。
オレは声を明るく切り替えて言った。
「まぁ、悪いがオレはこの世界がガルドのモノに
なろうが、どうでもいい。
オレ達は異転するしな。
オレの目的は、アイツを殺ることだ
そえさえできれば、後はどうでもいい」
仕方ないかぁ・・というような
暗い空気が、皆を包んだ。
実際、2~3日以内には異転する。
次に来るとしても300年か400年後だ。
今は、次の新転地の事を考えるべきだ。
魔族は魔族の事だけを考えればいい。
しかし、そうやって割り切るには
彼らは、この世界に長く居すぎていた。
通常の倍以上の時間をこの世界で費やし
ている。
この世界で知り合ったのも、それぞれ
一人や二人じゃない。
ニコレのように魔界に住み着いた者も
かなりの数にのぼっている。
彼らは魔族がこの世界に、思ってはいけない
『情』を抱いてしまっていた。
そんなこと、オレだって同じだ。
当たり前だ。
でも、魔族にはタブーの感情だ。
「お・・おほん。ま・・そういうことですから
皆さん、異転の準備でも・・」
レイグリッドが立場上、下手くそに
まとめようとした。
全員、気の抜けた顔でレイグリッドを見ていた。
「あーーーーー!!もう!
わかった!わかったよ!」
オレがこの雰囲気に音を上げた。
「なんとかみんなで考えよう!あきらめずに!
お前らも協力しろよな!
建前とか言いっこなしな!」
皆の顔が、パァーーーーッと明るくなった。
------ファデラ王国王都---------------
リリアは翌日に出立を控えていた。
武器防具の手入れ・修理も終わり、あとは馬車に
荷物を積むだけだった。
リリアは荷物の確認をしていた。
「リリアッ!!リリアーッ」
パメラが慌ててリリアの元に走ってきた。
「パメラさん?どうしたんですか?」
パメラは、息を切らして笑ってた。
「リリア、魔王が、魔王が東大陸に出て・・ノリッチに
攻め入った!!」
「え?ノリッチに?」
「そう、そうだ!回り道だったが、魔王討伐を
完遂できるぞ!」
「は・・はい!あ・・ありがとうございます!!」
「あはは!何を言ってる!礼を言う場面ではないぞ?」
「あ・・あはははは!そうでした!」
リリアは心の雲が晴れていくような気分になった。
気分良く、二人が翌日の準備をしていると
「おーーい!」と向こうから歩いてくる
二人組の姿があった。
「誰だ?」パメラは男の姿と見ると、警戒した。
近づくにつれ、リリアは思い出した。
「あ!ヨースケ様、アカ様!」
「あ・・・あの時の二人であったか」
パメラも思い出したようだった。
「あは、覚えてくれたんだ。なんか久しぶりだね」
「あの・・・すみません、御礼すると言って
おきながら・・」
「いやいや、いいんだって。オレ達もここを離れてたし
御礼の催促で会いにきたんじゃないよ」
シュベルは明るい口調で笑って言った。
「え?わざわざ会いにきてくださったのですか?
なにか・・・・御用でも・・?」
リリアは不思議そうな顔をした。
パメラは露骨に警戒感を表情に出した。
(うわぁ~何?パメラ。男性不信?)
シュベルは思った。
「うん。折り入って話がある。ちょっと
場所変えないか?」
シュベルはリリアを見てニヤケたい気持ちを辛うじて抑え
努めて、冷静に、男前に話した。
「あ、それでしたら、私のお部屋でよろしければ・・」
リリアが言った。
(何!リリアの部屋!!おぉお!・・・
イカンイカン・・大事な話を先に決めないと)
シュベルとアカは、リリアに連れられ、彼女らの宿に向かった。
宿の部屋は清潔でシンプルだった。
荷物は片づけられ、あきらかに
出ていく前の状態だった。
部屋の椅子にテーブルを挟み、4人が座った。
「じゃぁ、話すけど・・リリアって勇者なんだよね?」
シュベルが言った。
「え?ええ・・ガッカリされるかも知れませんが
ヨースケ様の仰る通りです」
「なに?貴様、リリアにケチを付けにきたのか?」
パメラがいきりたつ。
アカも様子を見て、立とうとする。
「ま・・まぁまぁ、落ち着けって。そんなことを
ワザワザ言いに来るはずないだろ?」
シュベルが二人をなだめた。
「ま、ブッチャケて話すと、オレ達を仲間にしてくれないか?」
「はぁ??なんだと?いきなり。
ふっ笑わせるな!」
パメラが呆れたように、言い放った。
「あ・・あの、なぜそのような?」
リリアが訊ねてきた。
「うん。見たところ、これからノリッチへ向けて
魔王討伐に行くんだろ?
オレ達も、協力させて欲しいんだ」
「はぁ?魔王だぞ?貴様、腕はあるのか?
この間は、町の酔っ払いにやられてた
ではないか?」
パメラが言った。
(ですよねぇ~、そうなるよねぇ~・・)
シュベルは予想通りの反応に少し笑ってしまった。
「何がおかしい?バカにしておるのか?」
またまた、パメラがいきり立つ。
(ホンッと、気が短いよねぇ、この娘。
しかし誰かに似てるなぁ・・)
とシュベルは思いつつ。
「いやいや、バカになんかしてないさ。
そりゃあ、あんなとこ見たら、誰でも
そう思うよねー。
ま、論より証拠で、見せようか」
シュベルはそう言うと、指をパチンと鳴らした。
瞬時に部屋が、荒野になっている。
「な・・・これは・・!」
パメラがビビる。
「瞬間移動だよ。ま、行った所しか行けないけど」
シュベルは周囲を見回した。
少し離れた所に、宿1軒分ぐらいの大きさの
岩があった。
「あれ、見てて」
シュベルは右手を突き出すように突出し、指を一気
に広げた。
次の瞬間、岩は数発の砲弾を食らったように
粉々になった。
次にシュベルはそのまま手のひらをゆっくりと天にかざした。
そして、手のひらを返し腕を振り下ろすと、
矢のような氷が大地を突き刺した。
「す・・・・すごい・・」
リリアは呆気にとられていた。
「なんと・・無詠唱で・・」
パメラは呟いた。
「あは?無詠唱?魔法に詠唱なんかいらないよ?
第一、アイスなんとかーーとか、
ファイアーなんとかーって言ってる間に、
やられちゃうじゃん!」
シュベルは笑いながら言った。
「ま、見ての通り、オレは魔法士だよ。
で、アカは槍使いだ。
壁役には打ってつけだろ?」
シュベルはイメージしていた提案を言った。
「で・・でも、こんな力があるのに・・どうして
私なんかと・・」
リリアが不安そうに呟く。
「勇者のパーティだろ?やるならこれ以上の
パーティは、ないんじゃない?
リリア、自信持てよ」
シュベルは続けた。
「それに、魔王を殺らなければならない理由がある。
この間、オレ達の妹分が殺されかけた。
死ぬ寸前までやられた。
やり返さないと気が済まないんだよ」
シュベルはミリアの痛々しい姿を思い出した。
胸が締め付けられるように痛む。
「リリア、いいんじゃないか?
どうやら力は本物だ。
我らに足りなかったピースがこれで揃う」
パメラがリリアに話したあと、シュベルとアカに
向かって言った。
「ぜひ、仲間になって欲しい。リリアを真の勇者に
してやってくれ!」
パメラは跪き、頭を下げた。
「パメラ、頼んだのはこっちだ。
ありがとう!感謝する!」
こうして、勇者の新たなるパーティが結成された。
新魔王(ガルド)討伐が始まりを告げた。
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