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18話 魔王、全てを語る
しおりを挟むシュベルは語った。
自分が真の魔王である事を。
80年前に異世界より魔王として
召還された事を。
自分が元地球の日本という国の
K県のK市という所に住んでいた事を。
この世界での名前がシュベル=グレス
だという事を。
リリアに告げたコミヤ・ヨースケが本名
である事を。
魔界の仕組みも、これは出来るだけ
理解できるように語った。
そして今、魔王として倒しに行こうとする
ガルドという者が、かつて自分の配下
だったことを。
そのガルドが自分を裏切って
40万の兵たちを魔力で魔人化したことを。
そしてこの世界を支配しようとしている事を・・
リリアは、シュベルをジッと見つめ聞いていた。
そして、ふぅっと一息つき、シュベルをキッと
見上げて言った。
「なぜ、私達とパーティを組んだのですか?」
「すまない。これはオレたちの勝手な都合だった。
魔王が魔王を倒すわけにはいかない。
だから勇者に倒して貰おうと画策したんだ」
「そんな理由で・・そんな理由でっ!
今まで私とパメラさんを騙して
きたんですか!?」
リリアが珍しく声を荒げた。
「い・・いや・・違うっ!!
それだけじゃない・・」
シュベルは答えに窮していた。
「す・・すまない・・・・」
「パメラさんは、ヨースケさんの事は
信用できるって言ってましたっ!!
私も・・私も信じてたのにっ!!」
リリアの瞳から大粒の涙が落ちた。
「返す言葉がない・・パメラもケガさせて
しまった。
リリアも傷つけてしまった。
オレは・・・どうしようもない奴だ・・」
俯いていたシュベルが、顔を上げて言う。
「でも・・でもっ!今は、大事な仲間と
思っている!
心の底から、リリアを勇者にしたいと
願っているんだ!
た・・確かにオレは魔王だ。
今まで、この世界から収穫を吸い上げてきた
キタねー野郎だ。
で・・でも、この世界を支配しようとか
破滅させようなんて、思った事は無い!
そ・・それは、それだけは信じてくれ!」
シュベルが続けた。
「だから・・ガルドを倒さなきゃならないんだ!」
静寂が流れた。
ここが本当に戦場なのかと思えるような
静けさだった。
リリアが俯いて、涙を流しながら
小さな声で話し始めた。
「私の・・私の事は・・どう思ってるんですか・・」
それを聞いた瞬間、シュベルはリリアの両肩を
両手で掴み、リリアの顔上げ、目を見つめ
ハッキリと言った。
「オレの命より大事だと思ってるっ!!」
リリアの瞳からとめどなく涙が流れた。
----ゴルガ大陸 ダークエルフの村-----
アカの体はボロボロだった。
戦闘時に肩を脱臼し、その後全速力で
パメラを抱え、やっとの思いで
ダークエルフの村についた。
「ん?あれ?・・ア・・アカじゃない!?」
リベラと一緒に居たミリアが気づいた。
2人がアカに駆け寄った。
「どうしたんです?アカ?」
リベラはシュベルと一緒に居るはずのアカの
飛来に驚いた。
女を抱えていた。ダークエルフだった。
「も・・申し訳ありません。
せ・・戦闘で負傷者が・・
シュベル様がニコレ殿に治療をさせるよう
言付かって参りました!」
「あぁ!!貴方もケガしてるんじゃないの!!
ミリア!すぐにニコレを呼んできて!!!」
「は・・はいっ!!」
ミリアは慌ててニコレを呼びにいった。
「それで!?シュベル様は無事なの??」
「はい、シュベル様はご無事です。
勇者のリリア殿もご無事です」
やがて、奥からニコレが走ってきた。
そして、けが人のダークエルフを見た。
「え?・・お・・お姉ちゃん?!!」
リベラは驚いた。まだレイグリッドからは
聞かされてなかった。
マルセルもリベラには、まだ伝えてなかった。
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」
「ニコレ殿、パメラ殿は腹を刺されています。
すぐに治癒を!」
「わかった!」
ニコレはすぐに、傷口を見つけ手をかざした。
乳白色の光がニコレの両手に宿った。
パメラは気が付き、うっすらと目を開けた
そしてニコレの姿を見た。
「ニ・・ニコレ・・これは・・ユ・・夢か?」
そういうとパメラは気を失った。
----ファデラ王国北岸-----
レイグリッドはクロに乗り、ファデラの
北岸に着いた。
上空からゲランらしきモノが海岸に
佇んでいたのが見えたのだった。
空から着地したのち、クロとゆっくり
ゲランの方へと歩いていった。
「これは、ゲラン。お前がここの担当でしたか」
ゲランは振り向いた
「ハッ!レイグリッド殿、お久しぶりですな
ホッホホホ」
「貴様、ここで待っても、兵は到着しないぞ?」
レイグリッドは、ゲランの反応を期待した。
「ふむぅ・・そうですか。なら仕方ありませんな」
(なんだ?こいつ、やけに落ち着いている・・)
レイグリッドは不審に思った。
「ここから、兵を上陸させ、ファデラの王都に
攻め込むつもりであったのだろう?
残念だったな。
今頃、魔王国に閉じ込められておるわ!」
「はぁ?魔王国へ?ホーッホッホホホー!!
そうでありますか。魔王国へ。
ハッハハハハハ!!」
「な・・何がおかしい!!貴様っ!!!」
クロが叫んだ。
「ほう?クロ。
魔界竜へ出世したのですかな?」
「そんな事はどうでもいい!!
なにがおかしいんだ!」
「さて、レイグリッド殿。
わざわざご足労頂いて、恐縮ですが・・
ここに海路で兵なんか来ないのは
当たり前です」
「な・・なに?」
ゲランが意味ありげにニヤリと笑う。
「貴方たちが一生懸命、運んで
いただいたのは
兵に偽装した一般人と使いモノにならない
負傷兵どもですよ。
オーーーッホホホホ!」
「な・・なんだと??」
クロがいきり立った。
レイグリッドが手で制した。
「どういうことかご説明願おうか」
レイグリッドがゲランを睨み言った。
「簡単なこと、シュベルとジウバが
通じているのはとっくに調べ済みですよ。
我々が、ジウバと交渉する前に
なんの調査もしなかったと
お思いですか?
ガルド様を甘く見てましたねぇ?
ホッホッホ」
ゲランは鼻で笑い、言った。
「私達の計画を知った上で、これ見よがしに
海岸に兵を集め、海路を使い、
ファデラを襲うと見せかけた?
ということか?」
「さすが、レイグリッド殿。ご理解が早い。
しかし、まさか魔王国に詰め込むとはねぇ
ホッホホホッホ
船を沈めるとは思ってましたが・・
まぁ、貴方たちは、ガルド様の手の平の上で
踊ってたんですよ。ホーッホホホ!!」
ゲランは、さも愉快そうに、レイグリッドらに言った。
「そうですか。ま、これはやられたことに
しておきましょう。
だが、ゲラン、貴様は無傷では済まないぞ?」
レイグリッドが腰の剣に手をかけた。
「ほぉう?そうでしょうかねぇ・・」
ゲランは指をパチンと弾くと、クロの足元から
樹木のツルが伸び、クロを取り押さえた。
そしてその背後には、数千に及ぶ、魔人軍が
向かって来ていた。
「ホホホッホー無傷で済まないのは、
どちらでしょうか?ハーッハハハハ!!!」
ゲランは馬鹿にした口調だ。
「ふん、ここで私を倒しても、ゴルガ大陸には
侵攻できんぞ!無駄なことはやめぃ!」
レイグリッドが声を荒げた。
「ほぉ、そうですかなぁ?レイグリッド殿。
海路を渡って来る予定の魔人軍は、
どこに行ったのでしょうなぁ・・・
ハッハハハ
今頃、ライトリムの国内に
潜んでいるとかぁ?
あぁ、ひょーっとしたら、
国境のザリアス殿の・・・・
背中に・・・・いるかも?
ですな。ホーーーッホホホホホ!」
「な・・・・なにぃっ!?」
ゲランの高笑いが、レイグリッドを絶望へと
追いやった。
----ライトリム公国国境----
ザリアスは遠くから、国境に向け
突撃してくる、
数十の分隊を確認した。
数は4万と読んだ。
「全員、配置につけ!!来るぞ!!
数は大したことない、
蹴散らしてやれーー!!」
迎え撃つ準備は万端だった。
波状攻撃で撃ち漏らしても、
ゴルガ大陸との国境には10万の
獣人達の兵がいる。
ゴルガ大陸には入れない。
「来るぞーーー!!構えーー!!」
とザリアスが号令を掛けた瞬間、
背後から、断末魔の叫びが聞こえた!!
「ウギャァ―――!!」
「ウワァ―――ッ!!」
「な・・・なんだ!!どうしたッ!!!」
ザリアスが叫んだ。
背後の部下から、報告が叫ばれた。
「は・・・背後から。敵襲ですーーッ!!!」
「な・・・何だとぉーーッ!!!」
ザリアスは慌てて、後ろに走った。
そこには数万の魔人兵が攻撃を仕掛けていた。
不意を突かれたザリアス軍は、
ことごとく倒されていった。
「クッソォッ!!!!
既に国内に潜んでおったかっ!!」
殺戮を繰り返す集団の先頭に、
ひと際暴れるモノがいた。
「あ・・・あれは!!ローゼリ!?」
「ヒャーーーーッハハッハハーーー!!!
死ね―――ッ!!貴様ら死ねよ!
死ね!!!
ヒャーハハハハハハ!!!」
(あの狂った戦い方はローゼリに
間違いない!!)
「オレが行く。お前ら、前からくる奴は
絶対入れるな!
前からもなだれ込まれたら、オレたちは・・
終わる」
ザリアスはそう言い残すと、ローゼリに向かって
走って行った。
----帝国王宮の部屋-----
シュベルとリリアは、お互いの気持ちを
確認した。
リリアはシュベルを受けいれ、共に戦う事を
改めて誓った。
2人はずっと手を握っていた。
「静かですね」
リリアが呟いた。
確かに、その後の敵の動きは無かった。
二人は半ば放心したような状態でいた。
「たぶん、アカが飛んで行った事で、
一旦、ここから
退いたと思ったかもな・・」
「アカさん、ホントに竜だったんですね。
あまりに人間ぽくて信じられない・・」
「アイツは素で、あんな奴だよ。
真面目だけどな」
突然、リリアがヨースケを見つめ
ハッとしたように言う。
「魔王を・・ガルドを倒したら、
ヨースケさんはどうなるんですか?」
「あ・・あぁ・・オレは・・
魔界に帰らないと・・」
「私も行ったら、ダメなんですか?」
リリアがヨースケの目を見つめた。
「リリア、それは出来ない。勇者を魔界に
取り込むことはできない」
「じゃ、勇者じゃなければ?」
リリアが食い下がった。
「リリア、何を考えてる?パメラの言葉を
忘れたのか?」
「で・・でも・・」
「でももクソもねえよ!いいか?奴の留めは
リリア、お前がやるんだ!」
一瞬、シュベルは声を荒げたが
一息つき、落ち着いて言った。
「オレはリリアが好きだ。一目ぼれだ!
パーティに入る計画も・・
それがあったし・・」
シュベルは自分の気持ちを振り切るように
リリアを見つめ言った。
「でも、どんなことがあっても、
魔王は、勇者が倒さないといけないんだ。
それで世界が丸く収まる」
その言葉をジッとリリアは聞いていた。
「・・わかりました!魔王に留めを刺します!」
リリアは、パメラの事を思い出したのか
強い意志を持った目で言った。
シュベルは気を取りなおすよう
極力、元気な声を出した。
「よし、じゃぁそろそろ、
やっつけに行くか!」
「はい!!」
2人は立ち上がった。
部屋の扉の前で、
シュベルは立ち止まった。
「なあ・・リリア」
「はい」
「最後に抱きしめてもいい・・・」
と言い終わるまでに、リリアがシュベル
の胸に飛び込んできた。
そして
「最後なんて・・・言わないでください・・」
シュベルは、フッと笑い、リリアをギュッと
抱きしめた。
・・・すると?・・・・
(お・・リリア・・胸の大きさは
イマイチかと・・思ったが・・・
お?・・ウフッ・・意外とナカナカ・・・)
とシュベルが考えた瞬間
ボゴッ!!
シュベルの腹に、リリアの強烈な
ボディブローが入った。
「ゲホッ・・・ゲホッ・・・な・・何を!?」
「ヨースケさん、今、私にすごく失礼なこと
考えたでしょ!!!」
「あ・・・・あ・・わ・・わかった?」
「知りません!!」
リリアはドアを足蹴にドォンッ!
と蹴って出て行った。
(なんだよぉ・・姫キャラだと
思ってたのに、ツンデレかよぉ・・・・)
シュベルはリリアのあとを追いかけた。
----ダークエルフの村-----
パメラが目を覚ました。ベッドに
寝かされていた。
起きようとするが、腹が痛くて
起きられなかった。
(ここは・・どこだ?・・なんか見たことが
あるような・・・)
「オネェちゃん!!
オネェちゃんが目を覚ました!!」
パメラは聞いた事がある声に反応し、
ベッドの左を見た。
そこに、ニコレがパメラの左手を握って居た。
「ニ・・・ニコレ???なに?どういう事だ?」
パメラは起きようとしたが・・
「イテッ・・・ツツツツ」
今度は右から声がした。
「まだ治癒したばっかりだ、ムリするな」
そこには右肩を包帯でグルグルに
巻かれているアカがいた。
「あ・・・アカ!!これは・・これは・・
どういうことなんだ??」
パメラは訳が分からなかった。
「オネェちゃん、ここは私達の村だよ?」
ニコレがパメラの顔を覗き、諭すように言った。
「なに?里か?」
「そうだ。よく帰ってきた・・パメラ」
そう言いながら部屋に入ってきたのは
マルセルだった。
「ち・・父上・・・」
パメラの目に涙が溢れた。
「し・・しかし、これはどういう?」
パメラは混乱した。
「うん。私が全て話そう・・」
アカが言った。
「た・・・頼む、なんか混乱している・・」
アカは静かに、ゆっくりと事の顛末を
語った。
時が流れた
「そうか・・・そうだったのか・・」
パメラは全て理解した。
「じゃぁ!今は魔王の所には!?」
パメラはハッとしてアカに聞いた。
「シュベル様、あ・・いや、ヨースケ様と
リリア殿だけだ・・・」
アカは冷静に答えた。
「な・・なにぃ??
す・・すぐにいかなくては!」
いきり立つパメラを抑えるように
アカはパメラに言う。
「ムリだッ!考えろ!パメラ殿!」
アカがパメラを諫めた。
「今、その状態で行ってどうなる?
足手まといになるだけだ!
私だって行きたい!」
「クッ・・・でも・・二人じゃ・・」
「シュベル様は信じろと仰った。
だから私は、信じる。
必ずリリア殿を守って、ガルドを倒して
ここに帰ってくることを」
アカの表情に口惜しさがにじむ。
「そ・・そんな・・・二人じゃ・・」
パメラは目をつぶり涙を流した
すると外から声がした
「私が行くわ」
入ってきたのはミリアだった。
「あ・・貴女は・・だ・・誰・・?」
パメラが驚いて聞いた。
「ミリアよ。シュベル様の竜よ。
そして、貴女の妹のニコレの親友です」
とミリアはニッコリと笑って言った。
「へ?・・へ??・・へぇっ???」
パメラはキョドって、ニコレを見た。
ニコレもニッコリ笑って。言った。
「オネェちゃん。大丈夫。ミリア強いよぉっ?」
パメラは再び、ニコレの手をギュッと
握った。
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