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マレーネ
手先が冷えていくのがわかりました。
心と体は別なのでしょうか?
じゃあ…私は?
私の心は体と切り離せるでしょうか?
アクラム様は私だけだと言いつつ、身体はやはりブリュンヒルド様と繋がっていたのです。
「ぐうっ…!!!」
「「マレーネ…!」」
考えた途端こみ上げてくる吐き気。
全身が拒否をする。
アクラム様に触られていることが気持ち悪くなってくる。
「さ…」
「さ…?」
「触らないでくださまし!っ」
思い切りアクラム様の手を払いのけてしまいました。
思わずアクラム様をみました。
彼の顔が呆然としていたのです。
でも、私の心の内もそうです。
彼だけではありません。
”裏切られた”
その思いが私の心にありました。
「お願いします…時間をください」
「そんな!マレーネ!!」
今はアクラム様の姿を直視することができません。
彼を傷つけたことは申し訳なく思いますが、私の心は追いつかないのです。
心と頭がぐちゃぐちゃになっているところに兄が言いました。
「お前は今日は帰れ!マレーネのことを思うなら猶更だ!!」
その一言が決め手となり、アクラム様は帰られました。
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