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解説
背景を細かく設定していないので、好きに考えてください。おそらく場所はどこかのお店でしょう。レストランなのか喫茶なのか小料理屋なのか居酒屋なのか。あなたが決めてください。
年齢も性別も好きにしてください。
老若男女、あなたたちの発想がこの台本をシリアスにもコメディにもするはずです。
Aとはなんの先生なのか? Bはいったいどんな人物で、なぜこんな話をしているのか?
話し方からするに、Aはどうやらプライドが高そうな気がしますが、Bの人物像次第では変わってくるかもしれません。
とかく、自由な発想でこの台本を様々な形に昇華して頂いたいのが筆者の願いであります。
A「人類史上最も優れた発明はなにか?世間では火薬、羅針盤、活版印刷だという論調があるが君はどう思う?」
B「どうって…そりゃ、世間が言うならそうなんじゃないですか?」
A「僕は今、世間と話しているんじゃない。君と話をしているんだ。」
B「じゃあ、そうですね…電気とかですか?」
A「電気は元からあっただろう。」
B「そりゃそうですけど、それを扱えるようにしたのが凄いというか。うーん、先生はどう思うんです?」
A「僕はね、神だと思ってる。」
B「神…ですか?」
A「ああそうだ。人間だけが神を持つ。」
B「そりゃ、犬猫は神様を信じないでしょうけど。」
A「だろうとも。彼らの神は自身の本能だ。」
B「よく分かりませんけど、先生が神を信じているなんて意外でした。」
A「いや、僕は信じない。君は信じているかい?」
B「あいにく僕は日本人のご多分にもれず無宗教です。」
A「本当にそうかな?」
B「え?」
A「時に君、これが何に見える?」
B「なにって、1万円札です。」
A「もし僕が、君にこれをあげると言ったらどうする?」
B「え、なんでですか?そりゃ嬉しいですけど…。」
A「なぜ?」
B「お金が欲しくない人なんていないです。」
A「ただの紙なのに?」
B「それはただの紙じゃなくてお金じゃないですか?」
A「本当に?」
B「はい。」
A「ほら、君は神を信じている。」
B「なんでそうなるんです!?」
A「よく考えたまえよ、この紙自体にはなんの価値もない。ジャングルでこれが使えるか?そうでなくても、国を1歩出れば役立たずだ。腹も満たせないし武器にもならない。せいぜい火起こしかケツを拭くのが関の山だろう。」
B「は、はぁ。」
A「唯一、この紙を価値あるものにしているのが信仰だ。」
B「と言いますと?」
A「みんなでこれを価値があるものだと信じるのだ。そうすることで価値が生まれる。本当は存在しないのに、あるものだと思い込むんだ。」
B「それが…神様?」
A「そうとも。神は共通の教えを皆で信じることで価値が生まれる。その方が統率が取れやすく、ものを教えやすいからだ。金もそう、法律も、国家もそうだ。全ては信仰の上になりたっている。」
B「なるほど。」
A「全く存在しないものを存在すると仮定し、皆でそれを信じる。人類はそうやって発展してきた。神こそが人を人たらしめる規範であり、そして人類最大の発明だと僕は思うんだ。」
B「なるほど。素敵なお話でした。記事にさせて頂きますね。」
A「好きにしてくれ。さて、長居しすぎたな。そろそろ出ようか。」
B「はい。あ、ではぜひここは奢ってください。」
A「厚かましいことを言うようになったな。どうして僕が奢らなくちゃならない?」
B「だって、信じてないんでしょ?かみさま。」
END.
背景を細かく設定していないので、好きに考えてください。おそらく場所はどこかのお店でしょう。レストランなのか喫茶なのか小料理屋なのか居酒屋なのか。あなたが決めてください。
年齢も性別も好きにしてください。
老若男女、あなたたちの発想がこの台本をシリアスにもコメディにもするはずです。
Aとはなんの先生なのか? Bはいったいどんな人物で、なぜこんな話をしているのか?
話し方からするに、Aはどうやらプライドが高そうな気がしますが、Bの人物像次第では変わってくるかもしれません。
とかく、自由な発想でこの台本を様々な形に昇華して頂いたいのが筆者の願いであります。
A「人類史上最も優れた発明はなにか?世間では火薬、羅針盤、活版印刷だという論調があるが君はどう思う?」
B「どうって…そりゃ、世間が言うならそうなんじゃないですか?」
A「僕は今、世間と話しているんじゃない。君と話をしているんだ。」
B「じゃあ、そうですね…電気とかですか?」
A「電気は元からあっただろう。」
B「そりゃそうですけど、それを扱えるようにしたのが凄いというか。うーん、先生はどう思うんです?」
A「僕はね、神だと思ってる。」
B「神…ですか?」
A「ああそうだ。人間だけが神を持つ。」
B「そりゃ、犬猫は神様を信じないでしょうけど。」
A「だろうとも。彼らの神は自身の本能だ。」
B「よく分かりませんけど、先生が神を信じているなんて意外でした。」
A「いや、僕は信じない。君は信じているかい?」
B「あいにく僕は日本人のご多分にもれず無宗教です。」
A「本当にそうかな?」
B「え?」
A「時に君、これが何に見える?」
B「なにって、1万円札です。」
A「もし僕が、君にこれをあげると言ったらどうする?」
B「え、なんでですか?そりゃ嬉しいですけど…。」
A「なぜ?」
B「お金が欲しくない人なんていないです。」
A「ただの紙なのに?」
B「それはただの紙じゃなくてお金じゃないですか?」
A「本当に?」
B「はい。」
A「ほら、君は神を信じている。」
B「なんでそうなるんです!?」
A「よく考えたまえよ、この紙自体にはなんの価値もない。ジャングルでこれが使えるか?そうでなくても、国を1歩出れば役立たずだ。腹も満たせないし武器にもならない。せいぜい火起こしかケツを拭くのが関の山だろう。」
B「は、はぁ。」
A「唯一、この紙を価値あるものにしているのが信仰だ。」
B「と言いますと?」
A「みんなでこれを価値があるものだと信じるのだ。そうすることで価値が生まれる。本当は存在しないのに、あるものだと思い込むんだ。」
B「それが…神様?」
A「そうとも。神は共通の教えを皆で信じることで価値が生まれる。その方が統率が取れやすく、ものを教えやすいからだ。金もそう、法律も、国家もそうだ。全ては信仰の上になりたっている。」
B「なるほど。」
A「全く存在しないものを存在すると仮定し、皆でそれを信じる。人類はそうやって発展してきた。神こそが人を人たらしめる規範であり、そして人類最大の発明だと僕は思うんだ。」
B「なるほど。素敵なお話でした。記事にさせて頂きますね。」
A「好きにしてくれ。さて、長居しすぎたな。そろそろ出ようか。」
B「はい。あ、ではぜひここは奢ってください。」
A「厚かましいことを言うようになったな。どうして僕が奢らなくちゃならない?」
B「だって、信じてないんでしょ?かみさま。」
END.
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