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第一章 孵卵
第五話 鴛鴦 5 1-5-1/4 10
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「キリは今、森がどう見えてるの?」
「どうって?」
漠然とした質問だ。その意図が伝わらないのも無理はない。
2人は手を繋ぎ、既に森へと足を踏み入れていた。
鳩の素質があると思われるユミはラシノから現在地点までの道のりを覚えている。戻ろうと思えばキリの自宅へ帰ることができる。
一方でキリは同じことができるのだろうか?
「例えば今、この手を離したとし――」
「ダメ! ……こわい」
つなぐ手を緩めようとするとキリは食い入るように叫んだ。ユミは慌てて強く握り直す。
「ごめんね。……怖かったよね」
孵卵の初日、目覚めてすぐ辺りを見渡した時、ユミはそこまで森に対して恐怖を抱かなかった。だからこそ歩いてきた道のりを覚えることができたのだと思う。
先ほどのキリの反応を見ると、大人たちが森に入るなと言い聞かせてきたことに納得がいく。恐らくキリの方が正常なのだろう。
それにしても孵卵の受験者は早ければ3日で音を上げるとのことだが、キリなら3日も正気を保っていられるとは思えない。まさか試験監督は最低でも3日は様子を見るのだろうか。
「ありがとうユミ。絶対に手を離さないでね」
「うん。約束する」
ユミの腕に縋りついたキリは徐々に落ち着きを取り戻したようだった。
「ねえキリ。ほんとにアイに黙って出てきてよかった?」
この期に及んで我ながら卑怯なことを聞いたなとユミは思う。
キリのことをすっかり気に入ってしまったユミは、キリが帰りたいと駄々をこねたとしても、ラシノへ戻るつもりはなかった。森の中ではユミが完全に主導権を握っているのだ。
「……母さんは僕がいなくなってもなんとも思わないよ」
強がった口調にも聞こえるが、諦めの感情の方が強いのだろう。
「アイからは森に出るなと言われて来なかった?」
「そんなこと言われたことない」
森に入るなと散々言われて来たユミにとって、それはよっぽどのことだと思う。アイはキリのことを何だと思っていたのだろう。
「それでも森に出たのは初めて?」
「うん。父さんからは出ないように言われてたから」
またキリの父親の話になってしまった。父親はちゃんとキリに優しかったようだ。
「お父さんとアイは仲良かったの?」
あまり父親のことを深堀しない方が良いかとも思ったが、訊いてみる。
「……父さんは母さんのこと大好きだった」
逆は言うまでも無いということだろうか。どうして2人は結ばれたのだろう。
「父さんがいなくなっても、母さんは悲しそうにはしなかった。でも……」
キリは声を詰まらせる。
「その日から母さんは僕を叩くようになった」
多少なりともアイはキリの父親を愛していたと見るべきか。それとも……。
「多分、父さんが僕のことを守ってくれてたんだと思う」
――そっちか。
それならばと、ユミはキリの眼を真っ直ぐに見る。
「これからは私がキリを守るね」
「ユミ――」
キリもユミの眼を見つめ返した。
すると突然、キリは眼を背け、その場にしゃがみ込んだ。
ひどく怯えているようだった。体がぶるぶる震えている。
「どうしたのキリ!?」
「見ないで!!」
ユミは驚いて繋いでいた手を離してしまった。
「手は離さないで!!」
何が何だか分からないユミはその小さな体を両腕で抱え込んだ。
「私はここにいるから」
「ごめん、ユミ……。でも今は、眼だけは見ないで」
守りたいと思っていた存在から投げかけられた拒絶の声。ユミの胸に突き刺さる。
「大丈夫、すぐおさまるから。ユミの眼もちゃんと見るから」
――眼か。私はどんな眼をしているんだろう。
アイからは眼に異常な執着を向けられた。一方キリからは、現在眼を拒絶されている。
ユミはうっすらと川面に移る姿でしか自分の眼を見たことが無かったが、今はとてつもなく悲しい眼になっているのだろうと思った。
――――
怪我を負っていたとはいえ、ユミがイチカからラシノまで歩いた時には半日以上要した。
この日、ラシノを発ったのが昼過ぎであったので、日が出ている内にイチカへたどり着くのは無理があった。
再び森を歩き始めた二人をだんだん闇が包んでいく。幸いにもこの日は満月で、何とか地表を見ながら歩くことができた。
「ねえユミ。今はどこに向かっているの? ウラヤの場所は分からないんだよね?」
暗さで不安が増したのかキリが尋ねてくる。ちゃんと説明していなかったが、ここまで黙ってついて来てくれていたのだ。
「イチカってところ。私が名前を付けたんだけどね」
「そこって遠いの?」
「もう少しだから、頑張ろうね」
嘘は言っていなかったが、ユミも疲労を感じていた。そのもう少しが遠く感じてしまう。
「うん。大丈夫」
キリは明るく振舞おうと笑顔を見せたが、声から力が失われていた。
孵卵の初日、ユミは所構わず寝てしまったが今はキリがいる。
キリがユミより先に就寝し、後に起床するのであれば、キリが起きている間ずっと手を繋いであげることができる。
しかし、森に慣れたユミより、キリの方が寝付くのに時間がかかるだろうというのが道理だ。
ユミに先に寝付かれた後、現へ取り残されたキリはどうなってしまうのだろう。
もちろんイチカであれば1人でも怖くないという保障はないが、少なくとも獣に襲われる危険性は下がるだろう。
「ユミ、あれ……」
獣のことを考えたせいだろうか、キリの視線の先に眼をやると牡鹿が睨みつけてきているのが見えた。月明かりで眼を光らせているのが不気味な印象だ。今にも二人に飛び掛かろうとしているようにも見える。
「鹿だね。大丈夫……、鹿は草食性だから私たちを食べることはないよ」
ユミは努めて冷静になり、ヤマから教わったことを口に出す。しかし、不覚にもその声は震えていた。
キリがばっと握っていた手を離す。
「キリ?」
怖くないのかと問おうとすると、再び手を取り今度はキリの指と指の間にユミの指を絡めた。先ほどよりも一層強く握りしめてくる。
その手と手の間から汗が滲むのを感じた。
「大丈夫。僕だってユミを守りたいんだ」
キリは静かに、しかし力強く声を発する。全く震えなど感じなかった。
キリは鹿の眼をじっと見つめその場を動かない。刻一刻と時が過ぎて行く――。
やがて鹿は諦めたかのようにその場を立ち去った。
「ふぅ」
キリは膝から崩れ落ちる。さぞ神経をすり減らしたをことだろう。
ユミはご褒美と言わんばかりに、両手でわしゃわしゃとキリの頭を撫でまわす。
「ありがとう、キリ。とってもかっこよかった」
「ユミが無事で良かった」
キリがじっとユミの眼を見つめる。今度はそのまま視線を捕えて離そうとしなかった。
「うん、もう大丈夫」
ぼそっとキリが呟いた。
鹿が立ち去った場所でしばらく見つめ合っていた2人だが、今度はユミの方が耐えられなくなり立ち上がる。
「よし、少し休憩もできたし、もうひと踏ん張りだよ」
「うん、行こうユミ」
手の繋ぎ方はラシノを発った時の仕様に戻っており、ユミはそれが少し寂しく思えてしまった。
「どうって?」
漠然とした質問だ。その意図が伝わらないのも無理はない。
2人は手を繋ぎ、既に森へと足を踏み入れていた。
鳩の素質があると思われるユミはラシノから現在地点までの道のりを覚えている。戻ろうと思えばキリの自宅へ帰ることができる。
一方でキリは同じことができるのだろうか?
「例えば今、この手を離したとし――」
「ダメ! ……こわい」
つなぐ手を緩めようとするとキリは食い入るように叫んだ。ユミは慌てて強く握り直す。
「ごめんね。……怖かったよね」
孵卵の初日、目覚めてすぐ辺りを見渡した時、ユミはそこまで森に対して恐怖を抱かなかった。だからこそ歩いてきた道のりを覚えることができたのだと思う。
先ほどのキリの反応を見ると、大人たちが森に入るなと言い聞かせてきたことに納得がいく。恐らくキリの方が正常なのだろう。
それにしても孵卵の受験者は早ければ3日で音を上げるとのことだが、キリなら3日も正気を保っていられるとは思えない。まさか試験監督は最低でも3日は様子を見るのだろうか。
「ありがとうユミ。絶対に手を離さないでね」
「うん。約束する」
ユミの腕に縋りついたキリは徐々に落ち着きを取り戻したようだった。
「ねえキリ。ほんとにアイに黙って出てきてよかった?」
この期に及んで我ながら卑怯なことを聞いたなとユミは思う。
キリのことをすっかり気に入ってしまったユミは、キリが帰りたいと駄々をこねたとしても、ラシノへ戻るつもりはなかった。森の中ではユミが完全に主導権を握っているのだ。
「……母さんは僕がいなくなってもなんとも思わないよ」
強がった口調にも聞こえるが、諦めの感情の方が強いのだろう。
「アイからは森に出るなと言われて来なかった?」
「そんなこと言われたことない」
森に入るなと散々言われて来たユミにとって、それはよっぽどのことだと思う。アイはキリのことを何だと思っていたのだろう。
「それでも森に出たのは初めて?」
「うん。父さんからは出ないように言われてたから」
またキリの父親の話になってしまった。父親はちゃんとキリに優しかったようだ。
「お父さんとアイは仲良かったの?」
あまり父親のことを深堀しない方が良いかとも思ったが、訊いてみる。
「……父さんは母さんのこと大好きだった」
逆は言うまでも無いということだろうか。どうして2人は結ばれたのだろう。
「父さんがいなくなっても、母さんは悲しそうにはしなかった。でも……」
キリは声を詰まらせる。
「その日から母さんは僕を叩くようになった」
多少なりともアイはキリの父親を愛していたと見るべきか。それとも……。
「多分、父さんが僕のことを守ってくれてたんだと思う」
――そっちか。
それならばと、ユミはキリの眼を真っ直ぐに見る。
「これからは私がキリを守るね」
「ユミ――」
キリもユミの眼を見つめ返した。
すると突然、キリは眼を背け、その場にしゃがみ込んだ。
ひどく怯えているようだった。体がぶるぶる震えている。
「どうしたのキリ!?」
「見ないで!!」
ユミは驚いて繋いでいた手を離してしまった。
「手は離さないで!!」
何が何だか分からないユミはその小さな体を両腕で抱え込んだ。
「私はここにいるから」
「ごめん、ユミ……。でも今は、眼だけは見ないで」
守りたいと思っていた存在から投げかけられた拒絶の声。ユミの胸に突き刺さる。
「大丈夫、すぐおさまるから。ユミの眼もちゃんと見るから」
――眼か。私はどんな眼をしているんだろう。
アイからは眼に異常な執着を向けられた。一方キリからは、現在眼を拒絶されている。
ユミはうっすらと川面に移る姿でしか自分の眼を見たことが無かったが、今はとてつもなく悲しい眼になっているのだろうと思った。
――――
怪我を負っていたとはいえ、ユミがイチカからラシノまで歩いた時には半日以上要した。
この日、ラシノを発ったのが昼過ぎであったので、日が出ている内にイチカへたどり着くのは無理があった。
再び森を歩き始めた二人をだんだん闇が包んでいく。幸いにもこの日は満月で、何とか地表を見ながら歩くことができた。
「ねえユミ。今はどこに向かっているの? ウラヤの場所は分からないんだよね?」
暗さで不安が増したのかキリが尋ねてくる。ちゃんと説明していなかったが、ここまで黙ってついて来てくれていたのだ。
「イチカってところ。私が名前を付けたんだけどね」
「そこって遠いの?」
「もう少しだから、頑張ろうね」
嘘は言っていなかったが、ユミも疲労を感じていた。そのもう少しが遠く感じてしまう。
「うん。大丈夫」
キリは明るく振舞おうと笑顔を見せたが、声から力が失われていた。
孵卵の初日、ユミは所構わず寝てしまったが今はキリがいる。
キリがユミより先に就寝し、後に起床するのであれば、キリが起きている間ずっと手を繋いであげることができる。
しかし、森に慣れたユミより、キリの方が寝付くのに時間がかかるだろうというのが道理だ。
ユミに先に寝付かれた後、現へ取り残されたキリはどうなってしまうのだろう。
もちろんイチカであれば1人でも怖くないという保障はないが、少なくとも獣に襲われる危険性は下がるだろう。
「ユミ、あれ……」
獣のことを考えたせいだろうか、キリの視線の先に眼をやると牡鹿が睨みつけてきているのが見えた。月明かりで眼を光らせているのが不気味な印象だ。今にも二人に飛び掛かろうとしているようにも見える。
「鹿だね。大丈夫……、鹿は草食性だから私たちを食べることはないよ」
ユミは努めて冷静になり、ヤマから教わったことを口に出す。しかし、不覚にもその声は震えていた。
キリがばっと握っていた手を離す。
「キリ?」
怖くないのかと問おうとすると、再び手を取り今度はキリの指と指の間にユミの指を絡めた。先ほどよりも一層強く握りしめてくる。
その手と手の間から汗が滲むのを感じた。
「大丈夫。僕だってユミを守りたいんだ」
キリは静かに、しかし力強く声を発する。全く震えなど感じなかった。
キリは鹿の眼をじっと見つめその場を動かない。刻一刻と時が過ぎて行く――。
やがて鹿は諦めたかのようにその場を立ち去った。
「ふぅ」
キリは膝から崩れ落ちる。さぞ神経をすり減らしたをことだろう。
ユミはご褒美と言わんばかりに、両手でわしゃわしゃとキリの頭を撫でまわす。
「ありがとう、キリ。とってもかっこよかった」
「ユミが無事で良かった」
キリがじっとユミの眼を見つめる。今度はそのまま視線を捕えて離そうとしなかった。
「うん、もう大丈夫」
ぼそっとキリが呟いた。
鹿が立ち去った場所でしばらく見つめ合っていた2人だが、今度はユミの方が耐えられなくなり立ち上がる。
「よし、少し休憩もできたし、もうひと踏ん張りだよ」
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