『ティアラに誓う、ただひとりのあなたへ』 ──赤いリボンが結ぶ、花園の婚約物語

だって、これも愛なの。

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【おまけ】レオンハルトからリリアナへの手紙

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リリアナへ

 

この手紙を書いている今、君はまだ眠っているかもしれないし、
もう起きて空を見ているかもしれない。

もし前者なら、今日も君の寝顔は世界一愛らしくて、
もし後者なら、その微笑みがこの国の朝を照らしていると思っています。

 

あらためて、ありがとう。

君と出会って、恋をして、婚約して、
一緒に未来を選ぶようになったあの日から、
僕は生まれ変わったような気がしています。

 

君はいつも、誰よりも誰かの幸せを願って、
自分のことは最後にしてきた。

そんな君が「自分も幸せになっていいんだ」と思えるようになるまで、
きっとたくさんの勇気がいったよね。

 

僕は、そんな君の涙を忘れない。

君が傷つきながらも夢を見て、
それでも“誰かを信じる”ことをやめなかったことを、
僕はずっと、誇りに思っています。

 

僕は、君の夢を笑わない。

君が「これが愛だ」と言ったことを、
僕は“奇跡”として受け取ったから。

 

だから、たとえこの先、君が不安になったとしても。
また誰かの言葉に心が揺らいだとしても。
君が夜にまぎれてうつむいたとしても。

 

どうか忘れないで。

君が夢を見ていいって、
君が幸せになっていいって、
この僕が、世界でいちばん強く願っていることを。

 

そして、できれば、今日も君が笑ってくれることを。

それが僕の、いちばんの望みです。

 

――僕の愛しいリリアナへ
いつも、君の隣で

 

レオンハルトより

 

(そっと赤いリボンを添えて)
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