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❤︎密会❤︎真柴みひろ
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抱き合い、キスをしながら互いに触れ、肌を撫で合う。
愛しさがじんわりと湧いてきて…また優しく口付ける。
「宇丈さん、激し過ぎです…」
ぽつりと言ったら、背中を優しくさすってくれた。
「月1しか会えねぇからさ…」
その言葉が悲しく心に響く。言葉の裏にある切なさと孤独…寂寞。私だけが、辛いんじゃない…。
宇丈さん…私を好きだと辛いですよね、ごめんなさい…。
彼の頬に手を伸ばして、そっと触れると、強く抱きしめられた。その強さが、哀しいけど甘くて、愛おしくて心地良い…。
「今日は…ずっと抱いてください」
宇丈さんの顔を見上げると、私の目をまっすぐに見つめ返してくれる。
この瞳が、言葉よりも雄弁に気持ちを語ってる…。
見つめ合いながら唇を近づけた。
そっと目を閉じたタイミングで、宇丈さんの柔らかな唇が私の唇に重なる。
少しずつ角度を変えて、お互いの唇を味わう。蕩けそうに気持ちいい…。
より深く唇を重ね合おうとしたタイミングで…私の携帯電話が、鳴った。
すぐに身を離し、携帯電話に表示された名前を確認する…出張に行ってるはずの主人からだった。
息を整え、何もなかったかのように電話に出る。
「はい…あなた?どうされました?」
宇丈さんは気を利かせてくれたのか、音を立てないようにバスルームに移動してくれた。
「羽田に19時ね、わかったわ。じゃあ、何かおいしいもの作って待ってます。家につくの、20時頃よね?大丈夫。一緒にお夕飯いただきましょう」
予定では、出張から帰ってくるのは明日の昼のはずだった。落胆が激しい…けれど。決して声には出さない。むしろ、早く帰ってきてくれて嬉しい…そういう声で、話した。
電話が切ると、バスルームからシャワーの音が聞こえてきた。申し訳ない気持ちで一杯になる。
「宇丈さん…」
シャワーカーテン越しに声をかけた。
「ごめんなさい、あの人…早く終わったから今日帰ってくるって…」
シャワーの音で聞こえないのか、返事がない。がっかりさせてしまったのだと思うと、気持ちが落ち着かなかった。
急にシャワーカーテンが開いて、宇丈さんが出てきた。綺麗な筋肉質の体…水滴がついているのがとてもセクシーで…。
見つめられ、頰が紅潮するのがわかる。こんなに…好きなのに。もう…今日は一緒にいられない…。
「シャワーしてけよ?オレの匂い、消してって」
宇丈さんはタオルを手に取ると腰に巻きながら言った。
その声が、なんだか冷たく聞こえて…顔を背けて入れ替わりにバスルームに入った。
愛しさがじんわりと湧いてきて…また優しく口付ける。
「宇丈さん、激し過ぎです…」
ぽつりと言ったら、背中を優しくさすってくれた。
「月1しか会えねぇからさ…」
その言葉が悲しく心に響く。言葉の裏にある切なさと孤独…寂寞。私だけが、辛いんじゃない…。
宇丈さん…私を好きだと辛いですよね、ごめんなさい…。
彼の頬に手を伸ばして、そっと触れると、強く抱きしめられた。その強さが、哀しいけど甘くて、愛おしくて心地良い…。
「今日は…ずっと抱いてください」
宇丈さんの顔を見上げると、私の目をまっすぐに見つめ返してくれる。
この瞳が、言葉よりも雄弁に気持ちを語ってる…。
見つめ合いながら唇を近づけた。
そっと目を閉じたタイミングで、宇丈さんの柔らかな唇が私の唇に重なる。
少しずつ角度を変えて、お互いの唇を味わう。蕩けそうに気持ちいい…。
より深く唇を重ね合おうとしたタイミングで…私の携帯電話が、鳴った。
すぐに身を離し、携帯電話に表示された名前を確認する…出張に行ってるはずの主人からだった。
息を整え、何もなかったかのように電話に出る。
「はい…あなた?どうされました?」
宇丈さんは気を利かせてくれたのか、音を立てないようにバスルームに移動してくれた。
「羽田に19時ね、わかったわ。じゃあ、何かおいしいもの作って待ってます。家につくの、20時頃よね?大丈夫。一緒にお夕飯いただきましょう」
予定では、出張から帰ってくるのは明日の昼のはずだった。落胆が激しい…けれど。決して声には出さない。むしろ、早く帰ってきてくれて嬉しい…そういう声で、話した。
電話が切ると、バスルームからシャワーの音が聞こえてきた。申し訳ない気持ちで一杯になる。
「宇丈さん…」
シャワーカーテン越しに声をかけた。
「ごめんなさい、あの人…早く終わったから今日帰ってくるって…」
シャワーの音で聞こえないのか、返事がない。がっかりさせてしまったのだと思うと、気持ちが落ち着かなかった。
急にシャワーカーテンが開いて、宇丈さんが出てきた。綺麗な筋肉質の体…水滴がついているのがとてもセクシーで…。
見つめられ、頰が紅潮するのがわかる。こんなに…好きなのに。もう…今日は一緒にいられない…。
「シャワーしてけよ?オレの匂い、消してって」
宇丈さんはタオルを手に取ると腰に巻きながら言った。
その声が、なんだか冷たく聞こえて…顔を背けて入れ替わりにバスルームに入った。
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