Love affair〜ラブ アフェア〜

橘 薫

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❤︎年末❤︎真柴みひろ

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「しゃぶって」
 ひとしきり敏感なところを可愛がられた後、宇丈さんの雄々しいシンボルを咥えさせられる。
 彼が気持良くなるよう、一生懸命愛して。
音を立ててしゃぶりながら彼の顔を見ると…目をつぶって切なそうに眉間に皺を寄せてる…。

 口の中で、どんどん固くなる彼自身。最初の頃は怖かった…今は、平気。
 舐めたり、しゃぶったりすると…ビクビクと反応する。それは…気持ちよさの顕われだから、嬉しくて。

 しゃぶっていたのを外され、宇丈さんが聞いて来た。
「どうされたい?」
「え?」
どうされたい、って…。
「どの体位がいい?」
「ぁ…」
 顔が真っ赤になる…欲しがってる、って思われる。こんなイヤらしい私、宇丈さんに嫌われてしまう…。

 返事をしなかったら、「バックからいくか?」と囁やかれ…俯いたままうなづいた。

 ソファの背に手をつかされて、後ろにお尻を突き出す。
 宇丈さんがお尻を揉みながら…広げて露わにする。
「んっ…」
 思わずお尻にきゅっと力を入れるけれど、すぐに彼の強い力で広げられる。

 彼のシンボルがゆっくりと挿入される…。撫でられ、揉まれ、挿入しているところの近くの穴…くすぐるように触ってくる。
 そのたびに、身体の中心がずきずきと疼き、力が入り、きゅぅっと締め付けてしまう。

 宇丈さんの動きは、優しく緩やかだったり、激しくて早かったり。突かれるたびに気持ちよ過ぎて…何度となく喘いでしまった。

 だんだんと彼の息があがり、ひときわ激しく深く、長いストロークで攻められて。
 思わず背中がしなった。その背中に舌が触れる…。
 指は、足の間の敏感な突起に触れ、優しくつまみ、可愛がる。
「んっ…あ、ぁ、ぁんっ…ぁ、はぁっ…」
 我慢したいのに、声が出てしまう。抑えられなくて、感じている自分が赦せなくて…涙が出そう…。

 バックでされながら…何回イッたのか、もう覚えていなかった。
 意識朦朧としているときに、耳元で「中に出すよ?」と言われて頷く。

 宇丈さんは、追い打ちをかけるように恥ずかしくていやらしいことを言わせようとする…。
 前にも…彼がイク前に、言わされたことがある。絶対に言えないのに言わせようとする彼は、優しいのに…意地悪。
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