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❤︎相談❤︎真柴みひろ
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一月は用事が立て込んで、宇丈さんと会えなかった。
元旦に思いがけず会えたけれども…一緒に居られたのはきっと、五分もなかったと思う。
二月は、会えなかった分喜ばせてあげたい。特別な何かを…してあげたい。
そうは思っても何も思いつかなくて…。
お茶のお稽古の帰りに寄った本屋で、手に取った女性誌。中ほどの特集ページを何となく見て…驚いた。
セクシーで上質なランジェリーの特集…それを纏ったモデル達は、とてもゴージャスで。
宇丈さん、こういうの好きそう…。
でも、私には似合わないし、こんなもの持っていることを主人や義母に知られたら、なんて思われるか…。
そう思って一度は雑誌を閉じたけれども、気になって仕方がなかった。
一晩考えて…翌日、掲載されていた下着を扱っている店舗に行ってみた。
入る客を選ぶ佇まいと、丁寧な接客。シックで落ち着いた内装も気に入った。
見せてもらった下着の中で、一見コンサバなのに作りがセクシーで凝っているものがあり、買ってしまった…。
その下着を身につけて、今日…やっと宇丈さんに会える。
昨晩から寝付けないほど緊張してしまって、寝不足のままいつものホテルへ。
部屋にやってきた彼の姿に、思わず…ずきん、と疼き、自然と…欲情する。
「会いたかった」
「私もです…」
優しく抱き寄せられて、触れる唇の温かさと柔らかさにときめいた。
指が私の体のラインを辿り、敏感な場所に触れてくる。
「…待って…」
服の上から触れられるだけで上気する体。頬が熱い…。
「待てないよ」
囁く優しい低い声。鼓膜を絡めとり、離さない…。
早く、早く抱かれたい…。
でも、私は少し後悔していた。身につけてきた下着を彼が見て、もし…イヤらしい女だと思われたら…?
宇丈さんの下に組み敷かれ、顎を持たれた。
少しの間のあと、もう一度熱く、激しく唇を重ねて。
宇丈さんを感じたい。
身体の中心は熱く潤い、吐息が…自分でも分かるほど熱くなっていた。
宇丈さんは、いつもと違っていた。いつもならすぐに…服を脱げ、と命令するのに、話がしたい、と言われて。
下着を見られない、と安心した反面、不安がこみ上げる。
話、ってなんだろう?もしも…終わりにしたい、と言われたら…?
元旦に思いがけず会えたけれども…一緒に居られたのはきっと、五分もなかったと思う。
二月は、会えなかった分喜ばせてあげたい。特別な何かを…してあげたい。
そうは思っても何も思いつかなくて…。
お茶のお稽古の帰りに寄った本屋で、手に取った女性誌。中ほどの特集ページを何となく見て…驚いた。
セクシーで上質なランジェリーの特集…それを纏ったモデル達は、とてもゴージャスで。
宇丈さん、こういうの好きそう…。
でも、私には似合わないし、こんなもの持っていることを主人や義母に知られたら、なんて思われるか…。
そう思って一度は雑誌を閉じたけれども、気になって仕方がなかった。
一晩考えて…翌日、掲載されていた下着を扱っている店舗に行ってみた。
入る客を選ぶ佇まいと、丁寧な接客。シックで落ち着いた内装も気に入った。
見せてもらった下着の中で、一見コンサバなのに作りがセクシーで凝っているものがあり、買ってしまった…。
その下着を身につけて、今日…やっと宇丈さんに会える。
昨晩から寝付けないほど緊張してしまって、寝不足のままいつものホテルへ。
部屋にやってきた彼の姿に、思わず…ずきん、と疼き、自然と…欲情する。
「会いたかった」
「私もです…」
優しく抱き寄せられて、触れる唇の温かさと柔らかさにときめいた。
指が私の体のラインを辿り、敏感な場所に触れてくる。
「…待って…」
服の上から触れられるだけで上気する体。頬が熱い…。
「待てないよ」
囁く優しい低い声。鼓膜を絡めとり、離さない…。
早く、早く抱かれたい…。
でも、私は少し後悔していた。身につけてきた下着を彼が見て、もし…イヤらしい女だと思われたら…?
宇丈さんの下に組み敷かれ、顎を持たれた。
少しの間のあと、もう一度熱く、激しく唇を重ねて。
宇丈さんを感じたい。
身体の中心は熱く潤い、吐息が…自分でも分かるほど熱くなっていた。
宇丈さんは、いつもと違っていた。いつもならすぐに…服を脱げ、と命令するのに、話がしたい、と言われて。
下着を見られない、と安心した反面、不安がこみ上げる。
話、ってなんだろう?もしも…終わりにしたい、と言われたら…?
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