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♠︎フェティッシュ♠︎弘田宇丈
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『アオ、今電話できるか?』
みひろさんと別れた日の夜、アオにLINEした。彼女がカウンセリングを受けることを承知してくれた、と報告したかった。
アオはすぐに電話をかけてきた。
「どうした?」
「彼女がさ、おまえのカウンセリング受けるって」
「お!マジか!」
「ああ、やっと、一歩踏み出せるよ…」
「良かったな」
「ああ。で、どうしたらいい?カウンセリング…」
「会って話せるのが一番なんだけどな。そういうの、難しいんだろ?」
「そうだな…」
みひろさんは、自由に外出が出来ない。オレと逢うのだって制限がある。
「…じゃあ、電話かな…」
「電話か…」
それも難しい。
彼女の携帯番号は知っているが、電話をするな、とキツく言われている。かかってくる電話も、もしかしたら義母に調べられるかも、と言われているから。
具体的にどうやってアオとみひろさんを会わせるか考え始めると…煮詰まるな。
事情を説明すると、アオも困ったようだった。
「そうしたら、時間かけてゆっくり取り組むのが難しそうだから、短期集中でできるのが望ましい」
「例えば?」
「のんか理由つけて…どこかに泊まって、っていうのができると助かるな」
「泊まりか…」
「うん。邪魔が入らないところでじっくり話聞いて、できるだけ短い時間で解決に導ければそれが一番良さそうだ」
泊まりか…。そっちのほうが難しそうだ。オレとだって泊まったことがないのに。
「とりあえず泊まりができるか聞いてみるわ」
「ん、よろしくな?」
「…おまえさ、仕事、どうなの?」
「まぁまぁ忙しいかな」
「ふぅん…案外いるんだな、相談に来るヤツ」
「まぁ、性欲は三大欲求の一つだからな。大事な部分なわけよ」
「どんなヤツが多いの?」
「詳しいことは言えねぇけど、オレらの想像外の相談が山のようにくるよ」
想像外、か…。
みひろさんのようなケースは、レアなのか、よくあるケースなのか。
二人を会わせて話をさせないと…わからない。
みひろさんと別れた日の夜、アオにLINEした。彼女がカウンセリングを受けることを承知してくれた、と報告したかった。
アオはすぐに電話をかけてきた。
「どうした?」
「彼女がさ、おまえのカウンセリング受けるって」
「お!マジか!」
「ああ、やっと、一歩踏み出せるよ…」
「良かったな」
「ああ。で、どうしたらいい?カウンセリング…」
「会って話せるのが一番なんだけどな。そういうの、難しいんだろ?」
「そうだな…」
みひろさんは、自由に外出が出来ない。オレと逢うのだって制限がある。
「…じゃあ、電話かな…」
「電話か…」
それも難しい。
彼女の携帯番号は知っているが、電話をするな、とキツく言われている。かかってくる電話も、もしかしたら義母に調べられるかも、と言われているから。
具体的にどうやってアオとみひろさんを会わせるか考え始めると…煮詰まるな。
事情を説明すると、アオも困ったようだった。
「そうしたら、時間かけてゆっくり取り組むのが難しそうだから、短期集中でできるのが望ましい」
「例えば?」
「のんか理由つけて…どこかに泊まって、っていうのができると助かるな」
「泊まりか…」
「うん。邪魔が入らないところでじっくり話聞いて、できるだけ短い時間で解決に導ければそれが一番良さそうだ」
泊まりか…。そっちのほうが難しそうだ。オレとだって泊まったことがないのに。
「とりあえず泊まりができるか聞いてみるわ」
「ん、よろしくな?」
「…おまえさ、仕事、どうなの?」
「まぁまぁ忙しいかな」
「ふぅん…案外いるんだな、相談に来るヤツ」
「まぁ、性欲は三大欲求の一つだからな。大事な部分なわけよ」
「どんなヤツが多いの?」
「詳しいことは言えねぇけど、オレらの想像外の相談が山のようにくるよ」
想像外、か…。
みひろさんのようなケースは、レアなのか、よくあるケースなのか。
二人を会わせて話をさせないと…わからない。
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