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♠︎フェティッシュ♠︎弘田宇丈
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次にみひろさんに会えたのは、三月だった。
例年なら桜が満開の季節。だが今年は、桜が咲くのが遅かった。窓からは、まだ三分咲きの桜しか見えない。
会ってすぐに激しく、熱く愛し合った。
その後の…ピロートーク。彼女の身体を優しく抱き、頬に、肩に、鎖骨にキスし、撫で、さすりながら…アオに言われたことを伝えた。
「泊まりですか…」
「うん…難しいよな?」
みひろさんは、少し考えていた。
「まだ先ですけど…毎年六月に、祖母の別荘に家族全員で行くんです。今年は、弟は来ないって言ってるし、両親も…そろそろいいかな、って言ってて、私一人で行こうかと思ってたので…祖母の別荘でよければ」
「それ、どこにあんの?」
「三浦です」
「三浦か…」
東京から楽に行ける。電車だったら二時間弱。車だったら…一時間半くらいか?
「何泊すんの?いつも」
「いつもは、二泊三日です。何もないところですよ」
「立地は?」
「海を見下ろす高台です。ご近所とは離れてますし…目の前が海です」
「へぇ…」
いいかもしれない…アオに言ってみるか。
「祖母は学生時代、夏休みをそこで過ごしていたそうです。父も、学生時代、夏休みはそこで過ごしたと言っていました。思い出の別荘だから売ろうかどうしようか両親はずっと迷ってて…」
「へぇ…」
海しかなくて、東京から日帰りできる距離で、二泊三日…悪くないな。
「管理とかはどうしてんの?」
「地元の方にお願いしてます。行く一週間前に連絡して、前日までに掃除や片付けなどをしてもらってます」
「メシとかは?」
「自炊ですね。食べに行くこともできますが、あまり気の利いたお店は周りにないので」
「みひろさん、お嬢様なんだな」
「いえ、そんなことは…」
腕の中の彼女が動くと、柔らかなバラの香りが鼻をくすぐった。
そうか、中島さんが言ってた香水…ローズドなんとか、って言ってたな。
「こっち向いて」
顎を持ってオレのほうに向かせ、唇を重ねた。舌を差し入れゆっくりと…艶かしく彼女の舌を、嬲る。
「…っ、ふ…」
漏れる吐息が、愛おしい。さっき激しく愛し合ったばかりなのに…もう、二回目をしたくなってる…。
例年なら桜が満開の季節。だが今年は、桜が咲くのが遅かった。窓からは、まだ三分咲きの桜しか見えない。
会ってすぐに激しく、熱く愛し合った。
その後の…ピロートーク。彼女の身体を優しく抱き、頬に、肩に、鎖骨にキスし、撫で、さすりながら…アオに言われたことを伝えた。
「泊まりですか…」
「うん…難しいよな?」
みひろさんは、少し考えていた。
「まだ先ですけど…毎年六月に、祖母の別荘に家族全員で行くんです。今年は、弟は来ないって言ってるし、両親も…そろそろいいかな、って言ってて、私一人で行こうかと思ってたので…祖母の別荘でよければ」
「それ、どこにあんの?」
「三浦です」
「三浦か…」
東京から楽に行ける。電車だったら二時間弱。車だったら…一時間半くらいか?
「何泊すんの?いつも」
「いつもは、二泊三日です。何もないところですよ」
「立地は?」
「海を見下ろす高台です。ご近所とは離れてますし…目の前が海です」
「へぇ…」
いいかもしれない…アオに言ってみるか。
「祖母は学生時代、夏休みをそこで過ごしていたそうです。父も、学生時代、夏休みはそこで過ごしたと言っていました。思い出の別荘だから売ろうかどうしようか両親はずっと迷ってて…」
「へぇ…」
海しかなくて、東京から日帰りできる距離で、二泊三日…悪くないな。
「管理とかはどうしてんの?」
「地元の方にお願いしてます。行く一週間前に連絡して、前日までに掃除や片付けなどをしてもらってます」
「メシとかは?」
「自炊ですね。食べに行くこともできますが、あまり気の利いたお店は周りにないので」
「みひろさん、お嬢様なんだな」
「いえ、そんなことは…」
腕の中の彼女が動くと、柔らかなバラの香りが鼻をくすぐった。
そうか、中島さんが言ってた香水…ローズドなんとか、って言ってたな。
「こっち向いて」
顎を持ってオレのほうに向かせ、唇を重ねた。舌を差し入れゆっくりと…艶かしく彼女の舌を、嬲る。
「…っ、ふ…」
漏れる吐息が、愛おしい。さっき激しく愛し合ったばかりなのに…もう、二回目をしたくなってる…。
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