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♠︎呪♠︎弘田宇丈
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オレの膝の上に座ったみひろさんの体に、そっと触れる。優しく撫でて頬に口づけると、少し困ったような顔をした。
「宇丈さん、ダメです…」
「いいじゃん?」
「青島さんがいらっしゃいますから…」
「まだ時間あるよ?」
「でも…」
言いよどむのをキスで塞ぐ。柔らかく抱きしめながら、少しずつ舌を入れ、絡め、唾液を吸い上げる。
「んっ…」
みひろさんの、思わず漏れる声が…そそる。
「はっ…だめ、やっぱりダメ、ですっ…」
みひろさんはオレの胸を押しのけた。
「なんで?」
「ダメ、なんです…」
珍しく、ダメだ、とはっきりと拒否された。それが逆に、オレの中の何かに火をつける。
いつもの、暗黙の了解かもしれない。上部では「ダメ」と言っても、本心は望んでいるんじゃないか…?
みひろさんの拒否には耳を貸さず、頬に、首筋に、耳裏に…舌を這わせると、拒否しながらも体は正直な反応をする。
ダメ、って、やっぱりオレを煽る為に言ってる?
「服、脱いで」
「…宇丈さん…」
「早く」
ためらう彼女の様子にいらだちながら…カットソーの裾を持ち上げて、脱がそうとしたら激しく抵抗された。どうしたんだ…?
「…やめてください」
目の縁一杯に涙を貯めているその様子に、思わず手を止めた。
みひろさんは心底、嫌がっていた。
「宇丈さん、ダメです…」
「いいじゃん?」
「青島さんがいらっしゃいますから…」
「まだ時間あるよ?」
「でも…」
言いよどむのをキスで塞ぐ。柔らかく抱きしめながら、少しずつ舌を入れ、絡め、唾液を吸い上げる。
「んっ…」
みひろさんの、思わず漏れる声が…そそる。
「はっ…だめ、やっぱりダメ、ですっ…」
みひろさんはオレの胸を押しのけた。
「なんで?」
「ダメ、なんです…」
珍しく、ダメだ、とはっきりと拒否された。それが逆に、オレの中の何かに火をつける。
いつもの、暗黙の了解かもしれない。上部では「ダメ」と言っても、本心は望んでいるんじゃないか…?
みひろさんの拒否には耳を貸さず、頬に、首筋に、耳裏に…舌を這わせると、拒否しながらも体は正直な反応をする。
ダメ、って、やっぱりオレを煽る為に言ってる?
「服、脱いで」
「…宇丈さん…」
「早く」
ためらう彼女の様子にいらだちながら…カットソーの裾を持ち上げて、脱がそうとしたら激しく抵抗された。どうしたんだ…?
「…やめてください」
目の縁一杯に涙を貯めているその様子に、思わず手を止めた。
みひろさんは心底、嫌がっていた。
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