Love affair〜ラブ アフェア〜

橘 薫

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❤︎一夜明けて…❤︎真柴みひろ

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 用意の出来たテーブルに二人向かい合って座り、頂きます、と手を合わせた。
 宇丈さんは、まるでお腹を空かせた子どものように無邪気に、美味しそうに…たくさん食べてくれる。
 魚の骨に付いた身を綺麗に取り除いて、美味しそうに口に入れたかと思うと、私にも取り分けてくれる。

「何?」
「…美味しそうに食べてくださるんですね」
「うん。飯、美味いよ」
 そう言うと「お代わりもらえる?」とご飯茶碗を差し出してくる…その大きな手と指に、どきんと胸が高鳴る…。

「みひろ、あんま食わねぇな」
「いえ、そんなことは…」
「もう腹いっぱい?」
 お腹が、というより胸がいっぱいで…。
「明日、何時に帰ればいいの?」
「あ…」
 そういえば、主人は義母と小田原に一泊するかも、と言っていた。
 もしそうなら、もう少し長く宇丈さんと居られるかも。

「夕方までに帰れれば大丈夫です。でも…」
「ん?」
「あの…主人、が」
「…うん」
「もしかしたら火曜日まで戻らないかもしれなくて。そうしたらもう少し長く…居られます」
「いつわかんの?それ」
「明日の昼頃に主人から連絡が来ます」
「そっか…」

 もっと…ずっと一緒にいたい。彼とずっと、日常を過ごしたい。
 でも…現実は違う。そんなことは、無理…。
 あんなに身も心も許し合い、受け入れあったのに…私は主人のところに帰らなければ…それが、切なかった。

「じゃあさ、どっか出かける?」
「え?」
「ずっと二人でここにいてもいいし、みひろが良ければ…デートっぽいこと、するとか」
「あ…」
 嬉しい…凄く。でも、この辺りは顔を知られているから…。

「あのっ…そうしたら、暗くなって人目につかなくなったら…秋谷の方に行きませんか?」
「秋谷?」
「ここの大体反対側なんです。人が多い葉山よりも南なので静かですし、夜は車も少ないので、人目につかないかと」
「ああ、いいよ」

 何があるか調べる、と言ってスマホを取り出した彼はしばらくスマホをいじっていたけれども…「悪ぃ、電話してくる」と言って、廊下に出た。
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