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♠︎未来へ❤︎
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ー真柴みひろー
宇丈さんとすぐに結婚ができない、ということを初めて知った。離婚届を出しに行った時に、区役所で聞いたのだ。
真柴とは円満に離婚ができた。お互いに、慰謝料などの要求はしない、今後のお互いの生活については干渉しない、過去のことでもしも取材などが来ても対応しない…そういう取り決めだけはした。
私は無一文で実家に帰ってもよかったが、真柴は相応のお金を渡してくれた。
「みひろが主婦として家を切り盛りしてくれたから、オレは安心して政治活動に身を入れられたし、挨拶回りなどでのお前の行動がとても助けになったからその分くらいは礼として渡したい」と言って。
本当に…結婚した相手が真柴で良かった。祖母が決めたお見合い相手だけれども、そこは祖母に心から感謝した。
実家に連絡をし、週末までには引越しの手はずを整えた。
そして家族会議。弟が全面的に私の味方になってくれたのは、本当に心強かった。
父の会社で修行して、将来的には弟と二人で会社を運営していく。
もしかしたら…宇丈さんにも、父の会社に入ってもらった方がいいかもしれない。でもそれは、宇丈さんの意思が大事…。
私たちはまだまだこれからだ。
約二年関係を持ったけれども、お互いのことをよく知っているわけではない。
これから、もしかしたら喧嘩したり、仲違いしたり、そっぽを向き合うこともあるかもしれない。それでも、彼を信じ、愛し、付いていきたい…。
最初は自分を変えたいがために、愛される喜びを知りたいがために始めた関係。でも今は…愛する喜びを、私は知っている。
「宇丈さん?」
振り向いて見た彼の顔。眩しげに目を細めて私を見ている彼が、私よりも年上なのに少年のように初々しく、素直な愛に満ちているように感じた。
ー終ー
宇丈さんとすぐに結婚ができない、ということを初めて知った。離婚届を出しに行った時に、区役所で聞いたのだ。
真柴とは円満に離婚ができた。お互いに、慰謝料などの要求はしない、今後のお互いの生活については干渉しない、過去のことでもしも取材などが来ても対応しない…そういう取り決めだけはした。
私は無一文で実家に帰ってもよかったが、真柴は相応のお金を渡してくれた。
「みひろが主婦として家を切り盛りしてくれたから、オレは安心して政治活動に身を入れられたし、挨拶回りなどでのお前の行動がとても助けになったからその分くらいは礼として渡したい」と言って。
本当に…結婚した相手が真柴で良かった。祖母が決めたお見合い相手だけれども、そこは祖母に心から感謝した。
実家に連絡をし、週末までには引越しの手はずを整えた。
そして家族会議。弟が全面的に私の味方になってくれたのは、本当に心強かった。
父の会社で修行して、将来的には弟と二人で会社を運営していく。
もしかしたら…宇丈さんにも、父の会社に入ってもらった方がいいかもしれない。でもそれは、宇丈さんの意思が大事…。
私たちはまだまだこれからだ。
約二年関係を持ったけれども、お互いのことをよく知っているわけではない。
これから、もしかしたら喧嘩したり、仲違いしたり、そっぽを向き合うこともあるかもしれない。それでも、彼を信じ、愛し、付いていきたい…。
最初は自分を変えたいがために、愛される喜びを知りたいがために始めた関係。でも今は…愛する喜びを、私は知っている。
「宇丈さん?」
振り向いて見た彼の顔。眩しげに目を細めて私を見ている彼が、私よりも年上なのに少年のように初々しく、素直な愛に満ちているように感じた。
ー終ー
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