13 / 120
第13話 正体不明の会談
しおりを挟む
「だからさだからさ、僕達は日本っていう国に住んでる引き籠りの非リア男性が夜な夜な書いてる小説の登場人物なんだ! つまり俺達の選択も行動も全てその男が握ってる訳! 何かムカつかない?」
「はあ、、、夢か妄想の話か? 国の名前も言ってる言葉の意味も所々理解不能だ」
「違う! 夢でも作り話でもないッ!! オイラちゃんあと176538番目の僕チンに聞いたんだ!!」
「じゃあ、『非リア』ってどういう意味だよ?」
「知らない」
「・・・そうか」
丁度レヴィアスファミリーの幹部とボスが集まっていた同時刻、偶然にも薄暗く対面の相手の表情を読み取るので精一杯な部屋の中で会談が行われていた。
その部屋はすぐ頭上に巨大なシャンデリアがぶら下がり、強烈な光を放っているにも拘らず部屋が光を吸収しているかの様に薄暗い。
そして室内のテーブルでは二つ人影がボウッと浮かび、少し異常な程密着して座っている。
(クソッ、、、何とかコイツを懐かせなきゃいけねえのにッ、何言ってるのか欠片も理解できねえ。話がチグハグ過ぎて聞き取るだけで精一杯だ)
真っ白なスーツの右半分だけ黒線で幾何学模様が描かれた服を着て、唯でさえ薄暗い室内にも関わらずサングラスを掛けた奇妙な男は、目の前に座るもう一人の奇妙な言動に頭を抱えていた。
そのもう一人の人影は、これまた紫色のスーツの上にピエロマスクを被った異様な外見をしており、忙しなく体を揺らして何かを呟き続けている。
そして急に体の力が抜けてダラリと項垂れたと思ったら、これまた急に体を痙攣させながら跳ね起きてサングラスの男に話しかけた。
「初めまして、君名前なんて言うの?」
「おい、このやり取り何回目だ!! もう五回は自己紹介をしただろ!!」
「私は初めてなの、レディーを口説くのに名前も名乗らないつもり?? これからデートだってのに! もう知らない、ジェシカの所でもアンヌの所でも好きに行ったら良いわ!!」
「さっきからお前は何の話をしているんだよ! もうだめだ、、、限界だ、、、ッ!!」
ピエロはつい数秒前の記憶も完全に忘れてしまい、一人称も統一されておらず、話もチグハグで内容がコロコロ変わっていく。
サングラスの男は何度かコミュニケーションを取ろうと努力したが、ようやく不可能であると気が付き両耳を塞いだ。
(このピエロマスクの下に居るのが人間じゃないって事だけは理解した。コミュケーションを取って手駒に加えようとした俺が馬鹿だったぜ、、、全く無駄な労力だ!!)
サングラスの男の心が折れて耳を塞いだ後も、ピエロは意味も無い言葉を男の耳の隙間から流し込んでくる。
男の精神が崩壊の瀬戸際に立たされた時、新たな人間が何処からともなく部屋に現れた。
「あ、アレは我らがプッリンセ~ス!! 今日もとってもおめかししてて可愛いわね~」
新しく表れた子供用の服を着て人形の様に冷たい肌と瞳をした少女に、ピエロが早速食いついた。
ダンスでも踊っているかの様なステップで、二人が居るテーブル目掛けて歩いてくる少女に近づき、歌う様に大きな声で話掛ける。
「お嬢お嬢久しぶり、今日も金髪が綺麗でちゅね~!! また昔みたいに高い高いしてあげようか?お嬢大好きだもんね~、高い高い。 あれ、お嬢が好きだったのは睨めっこだっけ?」
少女は弾丸の様に言葉をぶつけられても無言無表情のままだったが、突然立ち止まって氷の様な瞳をピエロに向けて一言放った。
「次お嬢と呼んだら、殺すぞ」
その言葉は子供特有の高くて澄みきった声で発されたのだが、聞いた者の心をナイフで突き刺すような殺意が込められれていた。
其れはテーブルの上に突っ伏して、両耳を塞いでいた男も体を痙攣させた程である。
「・・・分かったよ、お嬢。あれ、言っちまたー! 拙者ってばおっちょこッ、、、」
ピエロの口からそれ以上言葉が発される事は無かった。
一瞬でピエロの肉体全てが凍り付き、亀裂が入って体ごと粉々に崩れ落ちたのである。
五体がバラバラに成ったのは勿論、頭部が五つに割れていて脳みそが白と赤が混じった液体と共に零れていた。
「なんだ、死んだのか。不死身だって噂だったが、、、所詮噂は噂だったな」
サングラスの男は大して驚いた様子も見せず、椅子に座ったまま体を捻らせて道端の石でも見る様な表情でバラバラ死体を観察しする。
その表情には死に対する嫌悪感や恐怖感は全く無く、寧ろ若干楽しそうまであった。
そんなサングラスの男にも、自らが氷結バラバラ死体に変えたピエロにも全く興味を示さないで少女はスタスタ歩き、静かに着席した。
そして瞬き一つしない瞳で意味も無く前だけ見続ける。
「久しぶりだな、マダム。どうよ最近の調子は? 何か困ってる事ととか無いか? 俺とアンタの仲じゃないか、困ったらいつでも相談してくれよ。例えば金に困った時とか、資産に困った時とか、事業を始めたい時とか、、、」
サングラスの男が今度は少女に話しかけ始める。
しかし男が幾らペラペラと喋りかけ続けても、少女は依然として仮面でも被っているのでは?と考えてしまう程無表情で静かだった。
その様子を受けて男は気分を害した様に表情を歪め、口調を急に刺々しくして吐き捨てる。
「チッ、無視かよ。澄ましやがってこのババアがッ」
そうサングラスの男がそう言葉を漏らした瞬間、少女の首が目にも止まらぬ速度で回転し男の顔を睨み付ける。
「次ババアと呼んだら、殺すぞ」
その瞬間男の身体を異常な冷気が包み込み、血流の流れが停滞して感覚が乖離していくのを感じた。
先ほどのピエロが粉々にされた様子が男の脳内を駆け巡る。
「わ、分かったよ。此処でアンタと戦う気は無いし、礼儀を失した事は素直に謝罪する。悪かった」
男がそう言った瞬間体を包み込んでいた冷気が消え去り、体に温もりが戻り始める。
そして少女は興味を失った様に視線を前に戻し、意味も無く暗闇を見続ける作業を再開したのだった。
(クソ、この俺が謝罪する事に成るとはな。だが仕方ねえ、此処では俺が一番格下で真っ先に殺される可能性が有る。短期的なプライドに身を任しては駄目だ、、、最終的に俺が総取りできる様に行動し続ける。この屈辱は数年後に百倍にして返すぞ、マダム!!)
男は表情を変えない様に注意しながら、奥歯が悲鳴を上げる程強く噛みしめて怒りを堪える。
数年後はこの意趣返しで少女の死体を氷漬けにした後、フードプロセッサーに入れてペースト状に変え、豚の餌として与えてやろうと決意した。
「どうしたのそんな難しい顔して? もしかして生理?? アタシのバファリン貸してあ~げる!」
男の右腕が突如持ち上げられ、その手の中にとても冷たい物質を握らされた。
しかし男はそんな事を気にも留めない、それ以上にたった今自分の鼓膜を揺らした声の衝撃で頭がショートしたからだ。
数秒の硬直の後、男はゆっくり首を動かして自らの隣を見る。
其処には先ほどバラバラに砕けて絶命したピエロが、男の手を握っていたののだった。
「嘘だろ、、、どうなってんだ??」
男は目の前で起きている出来事が理解できないまま、自らの右手に握らされた物体を確認する。
その異常に冷たい物質の正体は、少女に粉砕され頭部から零れ落ちたピエロ自身の脳みそであった。
自分の手平の中で赤黒い糸を引く物質を見た男は、眩暈がして倒れそうになる。
その時、四人目の人間が部屋の中に突然現れて(床に転がっているピエロと、サングラスの男に脳みそを握らせたピエロを別に数えるのなら五人目だが)、呟きにしては余りに大きな声を発した。
「ふむ、全員集まってくれているとは想定外だな。しかし中々壮観ではないか、、、ビッグネームをまさか同時に三人も拝めるとは。いや、四人か?」
そう言葉を発したのは真っ黒なスーツを着て、髪をオールバックに固めた男であった。
オールバックの男は言葉を続ける。
「では始めようか、裏社会史上最大の会談を。我々の共通敵であるレヴィアスファミリー、そしてルチアーノ・バラキアを殺す為の会談をッ!!」
「はあ、、、夢か妄想の話か? 国の名前も言ってる言葉の意味も所々理解不能だ」
「違う! 夢でも作り話でもないッ!! オイラちゃんあと176538番目の僕チンに聞いたんだ!!」
「じゃあ、『非リア』ってどういう意味だよ?」
「知らない」
「・・・そうか」
丁度レヴィアスファミリーの幹部とボスが集まっていた同時刻、偶然にも薄暗く対面の相手の表情を読み取るので精一杯な部屋の中で会談が行われていた。
その部屋はすぐ頭上に巨大なシャンデリアがぶら下がり、強烈な光を放っているにも拘らず部屋が光を吸収しているかの様に薄暗い。
そして室内のテーブルでは二つ人影がボウッと浮かび、少し異常な程密着して座っている。
(クソッ、、、何とかコイツを懐かせなきゃいけねえのにッ、何言ってるのか欠片も理解できねえ。話がチグハグ過ぎて聞き取るだけで精一杯だ)
真っ白なスーツの右半分だけ黒線で幾何学模様が描かれた服を着て、唯でさえ薄暗い室内にも関わらずサングラスを掛けた奇妙な男は、目の前に座るもう一人の奇妙な言動に頭を抱えていた。
そのもう一人の人影は、これまた紫色のスーツの上にピエロマスクを被った異様な外見をしており、忙しなく体を揺らして何かを呟き続けている。
そして急に体の力が抜けてダラリと項垂れたと思ったら、これまた急に体を痙攣させながら跳ね起きてサングラスの男に話しかけた。
「初めまして、君名前なんて言うの?」
「おい、このやり取り何回目だ!! もう五回は自己紹介をしただろ!!」
「私は初めてなの、レディーを口説くのに名前も名乗らないつもり?? これからデートだってのに! もう知らない、ジェシカの所でもアンヌの所でも好きに行ったら良いわ!!」
「さっきからお前は何の話をしているんだよ! もうだめだ、、、限界だ、、、ッ!!」
ピエロはつい数秒前の記憶も完全に忘れてしまい、一人称も統一されておらず、話もチグハグで内容がコロコロ変わっていく。
サングラスの男は何度かコミュニケーションを取ろうと努力したが、ようやく不可能であると気が付き両耳を塞いだ。
(このピエロマスクの下に居るのが人間じゃないって事だけは理解した。コミュケーションを取って手駒に加えようとした俺が馬鹿だったぜ、、、全く無駄な労力だ!!)
サングラスの男の心が折れて耳を塞いだ後も、ピエロは意味も無い言葉を男の耳の隙間から流し込んでくる。
男の精神が崩壊の瀬戸際に立たされた時、新たな人間が何処からともなく部屋に現れた。
「あ、アレは我らがプッリンセ~ス!! 今日もとってもおめかししてて可愛いわね~」
新しく表れた子供用の服を着て人形の様に冷たい肌と瞳をした少女に、ピエロが早速食いついた。
ダンスでも踊っているかの様なステップで、二人が居るテーブル目掛けて歩いてくる少女に近づき、歌う様に大きな声で話掛ける。
「お嬢お嬢久しぶり、今日も金髪が綺麗でちゅね~!! また昔みたいに高い高いしてあげようか?お嬢大好きだもんね~、高い高い。 あれ、お嬢が好きだったのは睨めっこだっけ?」
少女は弾丸の様に言葉をぶつけられても無言無表情のままだったが、突然立ち止まって氷の様な瞳をピエロに向けて一言放った。
「次お嬢と呼んだら、殺すぞ」
その言葉は子供特有の高くて澄みきった声で発されたのだが、聞いた者の心をナイフで突き刺すような殺意が込められれていた。
其れはテーブルの上に突っ伏して、両耳を塞いでいた男も体を痙攣させた程である。
「・・・分かったよ、お嬢。あれ、言っちまたー! 拙者ってばおっちょこッ、、、」
ピエロの口からそれ以上言葉が発される事は無かった。
一瞬でピエロの肉体全てが凍り付き、亀裂が入って体ごと粉々に崩れ落ちたのである。
五体がバラバラに成ったのは勿論、頭部が五つに割れていて脳みそが白と赤が混じった液体と共に零れていた。
「なんだ、死んだのか。不死身だって噂だったが、、、所詮噂は噂だったな」
サングラスの男は大して驚いた様子も見せず、椅子に座ったまま体を捻らせて道端の石でも見る様な表情でバラバラ死体を観察しする。
その表情には死に対する嫌悪感や恐怖感は全く無く、寧ろ若干楽しそうまであった。
そんなサングラスの男にも、自らが氷結バラバラ死体に変えたピエロにも全く興味を示さないで少女はスタスタ歩き、静かに着席した。
そして瞬き一つしない瞳で意味も無く前だけ見続ける。
「久しぶりだな、マダム。どうよ最近の調子は? 何か困ってる事ととか無いか? 俺とアンタの仲じゃないか、困ったらいつでも相談してくれよ。例えば金に困った時とか、資産に困った時とか、事業を始めたい時とか、、、」
サングラスの男が今度は少女に話しかけ始める。
しかし男が幾らペラペラと喋りかけ続けても、少女は依然として仮面でも被っているのでは?と考えてしまう程無表情で静かだった。
その様子を受けて男は気分を害した様に表情を歪め、口調を急に刺々しくして吐き捨てる。
「チッ、無視かよ。澄ましやがってこのババアがッ」
そうサングラスの男がそう言葉を漏らした瞬間、少女の首が目にも止まらぬ速度で回転し男の顔を睨み付ける。
「次ババアと呼んだら、殺すぞ」
その瞬間男の身体を異常な冷気が包み込み、血流の流れが停滞して感覚が乖離していくのを感じた。
先ほどのピエロが粉々にされた様子が男の脳内を駆け巡る。
「わ、分かったよ。此処でアンタと戦う気は無いし、礼儀を失した事は素直に謝罪する。悪かった」
男がそう言った瞬間体を包み込んでいた冷気が消え去り、体に温もりが戻り始める。
そして少女は興味を失った様に視線を前に戻し、意味も無く暗闇を見続ける作業を再開したのだった。
(クソ、この俺が謝罪する事に成るとはな。だが仕方ねえ、此処では俺が一番格下で真っ先に殺される可能性が有る。短期的なプライドに身を任しては駄目だ、、、最終的に俺が総取りできる様に行動し続ける。この屈辱は数年後に百倍にして返すぞ、マダム!!)
男は表情を変えない様に注意しながら、奥歯が悲鳴を上げる程強く噛みしめて怒りを堪える。
数年後はこの意趣返しで少女の死体を氷漬けにした後、フードプロセッサーに入れてペースト状に変え、豚の餌として与えてやろうと決意した。
「どうしたのそんな難しい顔して? もしかして生理?? アタシのバファリン貸してあ~げる!」
男の右腕が突如持ち上げられ、その手の中にとても冷たい物質を握らされた。
しかし男はそんな事を気にも留めない、それ以上にたった今自分の鼓膜を揺らした声の衝撃で頭がショートしたからだ。
数秒の硬直の後、男はゆっくり首を動かして自らの隣を見る。
其処には先ほどバラバラに砕けて絶命したピエロが、男の手を握っていたののだった。
「嘘だろ、、、どうなってんだ??」
男は目の前で起きている出来事が理解できないまま、自らの右手に握らされた物体を確認する。
その異常に冷たい物質の正体は、少女に粉砕され頭部から零れ落ちたピエロ自身の脳みそであった。
自分の手平の中で赤黒い糸を引く物質を見た男は、眩暈がして倒れそうになる。
その時、四人目の人間が部屋の中に突然現れて(床に転がっているピエロと、サングラスの男に脳みそを握らせたピエロを別に数えるのなら五人目だが)、呟きにしては余りに大きな声を発した。
「ふむ、全員集まってくれているとは想定外だな。しかし中々壮観ではないか、、、ビッグネームをまさか同時に三人も拝めるとは。いや、四人か?」
そう言葉を発したのは真っ黒なスーツを着て、髪をオールバックに固めた男であった。
オールバックの男は言葉を続ける。
「では始めようか、裏社会史上最大の会談を。我々の共通敵であるレヴィアスファミリー、そしてルチアーノ・バラキアを殺す為の会談をッ!!」
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる