17 / 120
第17話 道標
しおりを挟む
「どういう事? 僕が今まで会ってきた人達は皆、パパはいい人で世界を変えるために毎日戦ってるヒーローだって言ってたよ??」
ディーノは小首を傾げながら父を見上げる。
ルチアーノはその大きくて綺麗な、母親譲りの瞳に見詰められて胸が詰まった。
「・・・そうだな。ディーノ、ヒーローは悪者と戦う時に町中をメチャクチャに壊しながら戦うよな。でも最後はヒーローが人々に賞賛される、此れは何でだと思う?」
「う~ん、、、ヒーローは悪者を倒してくれたから」
ディーノはルチアーノの質問を真剣に考え、そして望んだとおりの回答を出してくれた。
「その通りだ。じゃあ街を壊すだけ壊して、人々を巻き込むだけ巻き込んで、結局悪者を倒す所か逆に返り討ちにされた人間はヒーローと呼べるのかな?」
「ううん、ヒーローじゃない。ヒーローは最後に必ず勝つからヒーローなんだよ」
「その通り。ヒーローに必要な物は、『優しい心を持っているのか』でも『どれだけ崇高な志を示しているのか』でもない。ヒーローに一番大切なのは『実際に悪者を倒して世界を昨日よりも良くする事』、そして『其れを実行する為に充分な力を持っている事』だ」
此処まで言って、ルチアーノは自分が息子の存在を忘れて自分の世界の中に引き籠もってしまっていた事に気付き慌てて膝の上の息子を見る。
ディーノは理解の外側にある言葉を浴びせかけられ、困ったようなポカンとした顔で父の顔を見ていた。
「ハハ、ちょっと難しかったかな?」
ルチアーノは、ばつが悪そうな表情を見せてディーノの頭を撫でた。
ディーノの黒髪は唯一ルチアーノに瓜二つな部分である。
この子の頭を撫でていると、自分とこの子の間に確かな繋がりを感じられて安心するのだった。
そして似ているのは髪の色だけであって、運命までもが自分似る事だけは避けて欲しいという思いを込めて撫でるのである。
「つまりパパが言いたかったのはさ、、、パパにはあと少しだけ世界を良くする為の力が足りなかったんだ。結局壊すだけ壊して、何も手に入らなかった。ヒーローを目指してた筈なのに、気が付けば世界で一番の悪者に成ってた」
「・・・パパ、泣かないで」
ディーノの言葉でルチアーノはハッとした。
気付かぬ内に瞳から涙が溢れ、水晶のように透明で美しい雫が頬を伝っていたのだ。
話している最中に相手のことを忘れ、自分の思い出に浸って勝手に感慨深くなるのは老人の特徴である。そして涙もろく成る事も。
「あれッ、おかしいな。もしかしてゴミでも入ちゃったのかな?」
ルチアーノはゴシゴシ擦って涙を拭い、表情が岩のように固い作り笑いを浮かべた。
ディーノはその笑顔が無理している事に気が付いていただろうが、父の心境に幼いながら気を遣い無言で見詰める。
「パパはな、ディーノには本物のヒーローに成って欲しいんだ。お前が此れから行く場所には本物のヒーローが待ってる、必ずお前を一人前の男に育て上げてくれる、、、」
ルチアーノは息子の小さな身体を強く、自らの身体で覆おう様に抱きしめた。
「パパは間違い過ぎたし、もう一度やり直すには歳を取り過ぎた。だからディーノには俺の夢を継いで、誰よりも強くて誰よりも愛されるヒーローに成って欲しい。それこそ、パパを倒してくれるくらい強いヒーローに、、、」
最後に言うまいと思っていた感情が零れてしまった。
そしてディーノは父から漏れ出す何かを感じ取った様で、必死に父を喜ばせようと言葉を紡ぎ出してくれる。
「う、うんッ!! 僕強く成るよ! その本物のヒーローの所で修行して、誰よりも強くてパパを守れる様なヒーロに成る!! だからパパは心配しないで、僕がパパを守って上げるからね」
ディーノは父親が何を悲しんでいるのかは分からなかったが、自分が強く成る事を望んでいる事だけはわかる。
彼はまだ何も知らないが、強く成れば父を守って上げる事もできると信じたのだった。
「そうか、、、パパを守ってくれるか、、、お前は本当にお母さんにソックリだな。ローナに似てくれて良かった、俺に足りない物をお前は持っている」
ルチアーノは在りし日の妻の面影を息子に重ねる。
ディーノは母と過ごした記憶が無いので、父の言葉に複雑な表情を見せた。
「お前ならきっと大丈夫だ、俺よりも強く、俺よりも賢く、もっと上手くやれる筈だ。自分の心に従うんだディーノ、お前の中の答えを探せば良い。お前が胸を張って選んだ選択で有れば全てが正解なんだ」
何の話をしているのか分からない難しい言葉を父に投げかけられ、ディーノは困惑した表情をみせる。
しかしルチアーノは其れでも話続ける。
此れからディーノが歩む道には多くの壁が現われる、恐らく自分はその時隣にいる事は出来ないだろう。
だからその時に少しでも助けに成るよう、可能な限り言葉を刻み込む。
「お前は必ず今の自分では敵わない様な強敵と戦う事になる。その時は泣くでも諦めるでも無く笑うんだ、相手と自分を比べるのは辞めて自分の中に目を向け笑ってみろ。強者とは死を目前にして笑う者だ」
ディーノは何の言葉か理解してはいないが、父の必死な様子からこの言葉が何か重大な意味が有ると感じ取った。
そして言葉を意味としてでは無く、音として脳の奥底に刻んでいく。
「人間が一番強いときは世界の中心に立ったときだ。世界と自分の間に亀裂が生じたときは世界に従ってはダメ、自分の後ろを世界に追わせろ。常に後ろ姿で語る男になれ」
ディーノは小さくコクりと頷いた。
「人間は間違う生き物だ、どれだけ注意深くすすんでも行き止まりにぶつかる事は有る。その時は恐れずに始めからやり直せ、自分が積み重ねてきた物を投げ捨てることは恐怖を伴うが其れが最短の道だ。根底からやり直す勇気を持て」
ディーノはコクリコクリと数度頷いた。
「自分の考えと正反対で嫌悪感や生温さを感じるような思想にこそ耳を貸せ。自分と違うから恐れるのだ、自分の持っていない物を持っているから怖いのだ。自分と正反対の人間こそ最大の師匠だ」
ディーノは寝息で応じた。
ルチアーノが身を乗り出して顔を見ると、既に瞼は両目を覆って息子は夢の世界に行ってしまったようだ。
「もう夜遅かったもんな、、、ゆっくりお休み。パパからの話は此れで最後だ」
ルチアーノは静かに息子をベッドに寝かせ、耳元で囁く様に息子が眠った今だから言える言葉を呟いた。
「仲間や家族は何時までも一緒に居てくれる訳じゃない。お前が信念を貫く間に仲違いや嫉妬、裏切りによって少しずつ減っていく、、、そして大勢死ぬ。だがお前は足を止めては成らない、部下が死んでも、友が死んでも、師匠が死んでも、家族が死んでも、父親が死んでも、、、」
ふと、窓から覗く月を見上げる。
「死に意味なんか無い、人間は無意味に無機質にあっけなく死ぬ。でももし何か意味付けできるのなら、其れは生きた人間の役割だ。生きた人間がその屍を踏み越えて何を掴むのか、、、お前は俺の死に何の意味を見出すのかな?」
そう言うとルチアーノは数秒間月明かりに照らされた息子の顔を眺め、そして額にキスをして部屋を後にした。
ディーノは小首を傾げながら父を見上げる。
ルチアーノはその大きくて綺麗な、母親譲りの瞳に見詰められて胸が詰まった。
「・・・そうだな。ディーノ、ヒーローは悪者と戦う時に町中をメチャクチャに壊しながら戦うよな。でも最後はヒーローが人々に賞賛される、此れは何でだと思う?」
「う~ん、、、ヒーローは悪者を倒してくれたから」
ディーノはルチアーノの質問を真剣に考え、そして望んだとおりの回答を出してくれた。
「その通りだ。じゃあ街を壊すだけ壊して、人々を巻き込むだけ巻き込んで、結局悪者を倒す所か逆に返り討ちにされた人間はヒーローと呼べるのかな?」
「ううん、ヒーローじゃない。ヒーローは最後に必ず勝つからヒーローなんだよ」
「その通り。ヒーローに必要な物は、『優しい心を持っているのか』でも『どれだけ崇高な志を示しているのか』でもない。ヒーローに一番大切なのは『実際に悪者を倒して世界を昨日よりも良くする事』、そして『其れを実行する為に充分な力を持っている事』だ」
此処まで言って、ルチアーノは自分が息子の存在を忘れて自分の世界の中に引き籠もってしまっていた事に気付き慌てて膝の上の息子を見る。
ディーノは理解の外側にある言葉を浴びせかけられ、困ったようなポカンとした顔で父の顔を見ていた。
「ハハ、ちょっと難しかったかな?」
ルチアーノは、ばつが悪そうな表情を見せてディーノの頭を撫でた。
ディーノの黒髪は唯一ルチアーノに瓜二つな部分である。
この子の頭を撫でていると、自分とこの子の間に確かな繋がりを感じられて安心するのだった。
そして似ているのは髪の色だけであって、運命までもが自分似る事だけは避けて欲しいという思いを込めて撫でるのである。
「つまりパパが言いたかったのはさ、、、パパにはあと少しだけ世界を良くする為の力が足りなかったんだ。結局壊すだけ壊して、何も手に入らなかった。ヒーローを目指してた筈なのに、気が付けば世界で一番の悪者に成ってた」
「・・・パパ、泣かないで」
ディーノの言葉でルチアーノはハッとした。
気付かぬ内に瞳から涙が溢れ、水晶のように透明で美しい雫が頬を伝っていたのだ。
話している最中に相手のことを忘れ、自分の思い出に浸って勝手に感慨深くなるのは老人の特徴である。そして涙もろく成る事も。
「あれッ、おかしいな。もしかしてゴミでも入ちゃったのかな?」
ルチアーノはゴシゴシ擦って涙を拭い、表情が岩のように固い作り笑いを浮かべた。
ディーノはその笑顔が無理している事に気が付いていただろうが、父の心境に幼いながら気を遣い無言で見詰める。
「パパはな、ディーノには本物のヒーローに成って欲しいんだ。お前が此れから行く場所には本物のヒーローが待ってる、必ずお前を一人前の男に育て上げてくれる、、、」
ルチアーノは息子の小さな身体を強く、自らの身体で覆おう様に抱きしめた。
「パパは間違い過ぎたし、もう一度やり直すには歳を取り過ぎた。だからディーノには俺の夢を継いで、誰よりも強くて誰よりも愛されるヒーローに成って欲しい。それこそ、パパを倒してくれるくらい強いヒーローに、、、」
最後に言うまいと思っていた感情が零れてしまった。
そしてディーノは父から漏れ出す何かを感じ取った様で、必死に父を喜ばせようと言葉を紡ぎ出してくれる。
「う、うんッ!! 僕強く成るよ! その本物のヒーローの所で修行して、誰よりも強くてパパを守れる様なヒーロに成る!! だからパパは心配しないで、僕がパパを守って上げるからね」
ディーノは父親が何を悲しんでいるのかは分からなかったが、自分が強く成る事を望んでいる事だけはわかる。
彼はまだ何も知らないが、強く成れば父を守って上げる事もできると信じたのだった。
「そうか、、、パパを守ってくれるか、、、お前は本当にお母さんにソックリだな。ローナに似てくれて良かった、俺に足りない物をお前は持っている」
ルチアーノは在りし日の妻の面影を息子に重ねる。
ディーノは母と過ごした記憶が無いので、父の言葉に複雑な表情を見せた。
「お前ならきっと大丈夫だ、俺よりも強く、俺よりも賢く、もっと上手くやれる筈だ。自分の心に従うんだディーノ、お前の中の答えを探せば良い。お前が胸を張って選んだ選択で有れば全てが正解なんだ」
何の話をしているのか分からない難しい言葉を父に投げかけられ、ディーノは困惑した表情をみせる。
しかしルチアーノは其れでも話続ける。
此れからディーノが歩む道には多くの壁が現われる、恐らく自分はその時隣にいる事は出来ないだろう。
だからその時に少しでも助けに成るよう、可能な限り言葉を刻み込む。
「お前は必ず今の自分では敵わない様な強敵と戦う事になる。その時は泣くでも諦めるでも無く笑うんだ、相手と自分を比べるのは辞めて自分の中に目を向け笑ってみろ。強者とは死を目前にして笑う者だ」
ディーノは何の言葉か理解してはいないが、父の必死な様子からこの言葉が何か重大な意味が有ると感じ取った。
そして言葉を意味としてでは無く、音として脳の奥底に刻んでいく。
「人間が一番強いときは世界の中心に立ったときだ。世界と自分の間に亀裂が生じたときは世界に従ってはダメ、自分の後ろを世界に追わせろ。常に後ろ姿で語る男になれ」
ディーノは小さくコクりと頷いた。
「人間は間違う生き物だ、どれだけ注意深くすすんでも行き止まりにぶつかる事は有る。その時は恐れずに始めからやり直せ、自分が積み重ねてきた物を投げ捨てることは恐怖を伴うが其れが最短の道だ。根底からやり直す勇気を持て」
ディーノはコクリコクリと数度頷いた。
「自分の考えと正反対で嫌悪感や生温さを感じるような思想にこそ耳を貸せ。自分と違うから恐れるのだ、自分の持っていない物を持っているから怖いのだ。自分と正反対の人間こそ最大の師匠だ」
ディーノは寝息で応じた。
ルチアーノが身を乗り出して顔を見ると、既に瞼は両目を覆って息子は夢の世界に行ってしまったようだ。
「もう夜遅かったもんな、、、ゆっくりお休み。パパからの話は此れで最後だ」
ルチアーノは静かに息子をベッドに寝かせ、耳元で囁く様に息子が眠った今だから言える言葉を呟いた。
「仲間や家族は何時までも一緒に居てくれる訳じゃない。お前が信念を貫く間に仲違いや嫉妬、裏切りによって少しずつ減っていく、、、そして大勢死ぬ。だがお前は足を止めては成らない、部下が死んでも、友が死んでも、師匠が死んでも、家族が死んでも、父親が死んでも、、、」
ふと、窓から覗く月を見上げる。
「死に意味なんか無い、人間は無意味に無機質にあっけなく死ぬ。でももし何か意味付けできるのなら、其れは生きた人間の役割だ。生きた人間がその屍を踏み越えて何を掴むのか、、、お前は俺の死に何の意味を見出すのかな?」
そう言うとルチアーノは数秒間月明かりに照らされた息子の顔を眺め、そして額にキスをして部屋を後にした。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
チート魔力はお金のために使うもの~守銭奴転移を果たした俺にはチートな仲間が集まるらしい~
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる