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第56話 最後の決戦
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の前に跪けッルチアーノ!! 王者の椅子は私が頂くッ!!」
「テメエにこの椅子は渡さねえッ! 次にこの椅子に座るのは俺の息子だって決めてるんでな!」
世界を震わせる様な衝撃を発生させてルチアーノとネイサンは衝突し、互いの根深く深い因縁を終わらせるために拳と拳をぶつけ合う。
瞬き一つの間に数百手の攻防が繰り広げられるが、互いに譲らず一端距離を取った。
「ふんッ!! 化け猿から小猿に世襲しようとでも言うのか? 貴様の息子だ、たかが知れてる。どうせ大した役目も果たせず世界を混沌に導くだけだ!! 私であれば真に平等で勝者の為に存在する世界を創造する事が出来るゥ!!」
「その平等な世界のせいで一度世界が壊れた事を忘れたのか? 勝者だけで世界は回っている訳じゃねえんだぞ!!」
「嘗ては監視と武力が足りていなかっただけだ、そして弱者を嘗めていた。次は徹底的な武力と監視によって負け犬から牙も爪も奪い去る!! 強者が強者として真っ当に勝利と利益を享受できる世界を生み出すのだッ」
「下らねえ。反吐が出る!!」
「猿や山の大将には分からんさ、数百年後の世界で賢人と名を残すのは貴様ではなくこの私なのだからな!!」
ネイサンはそう叫ぶと地面に手を当ててエネルギーを流し込み、剣山の様な住数メートルの岩山が出現する。
地面が悲鳴を上げている様な地響きが鳴り、凄まじい地球のエネルギーがルチアーノに襲い掛かった。
だがルチアーノは威風堂々と迫る岩山を迎え撃った。
「この程度で名を残すだと? 笑わせるッ」
ルチアーノは迫る地面の隆起を正面から受け止めて、隆起しようと凄まじい轟音を上げる地面を片手で制する。
そして逆にエネルギーの流し込み地中のエネルギーを押し返した。
隆起させた岩山の下から新たな岩が隆起し、ネイサンは全身を弾き上げられて宙を舞う。
後出しジャンケンで攻撃を跳ね返され、一方的に攻撃を受けたネイサンは絶望的な操れるエネルギーの差を痛感して顔を歪める。
「グウッ、クソがぁぁッ!!」
ネイサンは空中で衝撃により痺れる身体を何とか立て直した。
そしてルチアーノの追撃を防ぐために黄金のオーラと大気中のエネルギーをミックスしたエネルギー弾を生み出し、其れを投げ付ける様に放つ。
そのエネルギー弾は途中で破裂し、数百の首を持つ龍の様に分裂して流星群の様に降り注いだ。
一瞬でルチアーノの元に着弾して巨大な爆煙が発生し、彼の身体を包み込む。
攻撃の直撃を確信したネイサンは愉悦に歪んだ笑顔を作る。
「此処からは私のターンだ!! 反撃の狼煙をッ……」
「いや、お目のターンはもう来ないよ」
流れを完全に自分の方へ引きずり込むため、追撃のエネルギー弾を放とうとした瞬間凍り付くような囁きが耳に侵入する。
その囁きがルチアーノの物であると理解する前に、ネイサンの背中に蹴りが命中する。
衝撃と痺れる様な痛みに襲われ、追って発生した斬撃に背中を抉られながら剣山の様な地面に叩き付けられやのだ。
「ぐぞがぁッ!! ぐぞぐぞッ!!」
ネイサンは背中から出血はしたが則で完治できる範囲であった。
しかし彼を苦しめたのはダメージでは無く衝撃。
強い衝撃を背後から受けた身体はまるで麻痺した様に言う事を聞かず、震えるばかりで力が入らない。
その様子を見てルチアーノがトドメを刺そうと右腕を振り上げた。
「助けろッ!! 『アブソリュートオーナー』!!」
死の気配を感知したネイサンはこの状況を回避する為に奥の手を使用する。
断末魔の様な甲高くて耳障りな音を上げながら空中に身体を真っ赤な十字架で構成した則獣が現われ、ルチアーノを側方から殴り飛ばした。
想定外の奇襲にルチアーノは表情を歪めながら吹飛ばされる。
(自立攻撃ができるタイプの則獣かッ!! 面倒な奥の手を残しやがって)
ディーノは隕石が衝突した様な衝撃を受け、地面に殴り返された。
空かさず身体の麻痺から復活したネイサンが稲妻の様に突進して距離を詰め、自らの則獣と連携して攻撃を仕掛ける。
ルチアーノは即座に起き上がって体勢を立て直し、逃げもせず迎え撃った。
「死ねルチアーノッ!! このラッシュで終わらせてやるッ」
ネイサンは黄金のオーラを腕に纏わせ、マシンガンの様なラッシュを叩き込む。
ルチアーノは超至近距離での打ち合いは苦手としており、莫大なエネルギー差を持ってしても若干押され始める。
其処でルチアーノは一端距離を取るために地面を蹴って大きく後ろに飛んだ。
「読み通りだよ化け猿がッ!! 追撃しろアブソリュートオーナーッ!!」
ネイサンの指示を受けて十字架の怪物は低空を高速飛行してルチアーノを追い、着地の隙を突いて絶大な質力を誇る拳撃を放つ。
ルチアーノは両手をクロスして防御するが、纏わせたエネルギーをダメージが貫通して骨が砕ける音がする。そして為す術も無く吹飛ばされた。
確実に流れがネイサンの方に流れ、ネイサンは勝機の到来を確信する。
「これでフィニッシュだァ! 『万嶺仙龍脚』!!」
則獣の攻撃によって奥の瓦礫山まで吹飛ばされたルチアーノをネイサンが更に追撃する。
音を置き去りにして地を駆け、漏れ出ていた黄金のオーラを完全に肉体と一体化させながら宙に飛び上がった。
そして最高到達点に達した瞬間オーラを解き放ち、眩い光を放ちながら限りなく光速に近い亜光速まで到達した蹴りを放つ。
蹴りは真っ直ぐにルチアーノへ吸い込まれ、衝突した瞬間黄金のエネルギーが弾けて辺りを爆発が呑み込んだ。
(勝ったッ!! 物理限界の外側へ到達したこの蹴りを回避できる訳が無いッ!! 私こそ強者、常に勝つのはこの私だッ!!)
視覚を覆い隠す黄金の光の中でネイサンは勝利を確信する。
今までこの攻撃を受けて倒れなかった者はいない。
全ての武術の最高峰に存在している武術『龍脈拳』の奥義にネイサン独自の改良を加えた切り札で有る。
命中すれば破帝であっても殺せるという確信があった。
しかし、光が消えて現われた空間でネイサンは絶叫する事となる。
「なッ、何故生きているゥッ!! しかも無傷だと……貴様ッ何をした!!」
ネイサンが見た光景、それは無傷で悠然と佇むルチアーノとクレーター所か草花すら吹飛ばされていない綺麗な地面であった。
確実に巨大クレーターを発生させる攻撃を放ったにもかかわらず、全くその痕跡が見られない。
その事実を受け入れられず瞳孔が開いた目でブルブルと震えるネイサンにルチアーノは落ち着いた言葉で真実を明かす。
「お前の攻撃によって発生する全ての結果をストックし無効化させて貰った。なに、俺の則獣『ボストレイム』の能力を拡大解釈させて貰っただけだよッ」
ルチアーノの則獣『ボストレイム』は行動によって発生する結果をストックして、その結果を自由にリピートして同時に幾つもの結果を発生させる事が出来る能力。
そのストック能力を悪用してネイサンの攻撃によって発生する全ての結果を消滅させたのだった。
もしその話が事実であれば、ルチアーノは実質無敵の存在に成ってしまう。
「ふッふざけるな!! そのような神の如き能力があって溜まるかッ!! 貴様の能力は全て調べ尽くして調査済みだ、貴様がストックできる結果は自身が起こしたモノだけである筈!」
ネイサンは目の前で起こった否定のしようが無い事実にも関わらず、現実逃避として怒声を張り上げてルチアーノに渾身の力を込めて殴りかかる。
その攻撃をルチアーノは回避しようとせず、最短距離で拳は顔面に吸い込まれた。
しかし反作用で拳に伝わる筈の衝撃も、顔面の骨を砕いた感触も何も伝わってこない。
「まさかッ……本当に結果を消失させているのか?」
ネイサンは蒼白になった顔で、絶望したように問いかけた。
その問にルチアーノは薄笑いで応じ、静かに言葉を紡ぎ始める。
「口で形容するするのは難しいが、元々俺は世界に触れている感覚があったんだ。世界が俺に働き掛けてくれて俺のために世界が作り替えられている感覚……其れが人間の最高到達点だと思っていた。だが違ったんだよ、その先があった。死が近づいたことによって世界と自分の境界線が曖昧になる。お迎えが来たって感覚だッ」
ネイサンには何を言ってるのか全く理解が出来なかった。
しかしその理解出来ないという事実に途方も無い畏怖と無力感を感じていたのである。
「今なら何でもできるよ、俺が世界の法則を決めているんだから。未来に発生する結果も、過去に発生した結果も全てストックしてリピートする事が出来る。何なら過去にも未来にも発生した事が無い結果だってストックしてリピートできる。試してみようかッ」
ルチアーノはそう言いながら指を弾いてパチンッと音を上げる。
すると突然ネイサンの身体の感覚が無くなり、力が入らなく成って視線がどんどん下に落下していく。
そして視線が地面に落ちて顎に落下の衝撃を感じたとき、漸く身体と脳が現在自分に起こっている現象に気付いて激痛を発した。
ネイサンの身体は何の前触れも無くバラバラに切断されて地面に散らばっていたのである。
「テメエにこの椅子は渡さねえッ! 次にこの椅子に座るのは俺の息子だって決めてるんでな!」
世界を震わせる様な衝撃を発生させてルチアーノとネイサンは衝突し、互いの根深く深い因縁を終わらせるために拳と拳をぶつけ合う。
瞬き一つの間に数百手の攻防が繰り広げられるが、互いに譲らず一端距離を取った。
「ふんッ!! 化け猿から小猿に世襲しようとでも言うのか? 貴様の息子だ、たかが知れてる。どうせ大した役目も果たせず世界を混沌に導くだけだ!! 私であれば真に平等で勝者の為に存在する世界を創造する事が出来るゥ!!」
「その平等な世界のせいで一度世界が壊れた事を忘れたのか? 勝者だけで世界は回っている訳じゃねえんだぞ!!」
「嘗ては監視と武力が足りていなかっただけだ、そして弱者を嘗めていた。次は徹底的な武力と監視によって負け犬から牙も爪も奪い去る!! 強者が強者として真っ当に勝利と利益を享受できる世界を生み出すのだッ」
「下らねえ。反吐が出る!!」
「猿や山の大将には分からんさ、数百年後の世界で賢人と名を残すのは貴様ではなくこの私なのだからな!!」
ネイサンはそう叫ぶと地面に手を当ててエネルギーを流し込み、剣山の様な住数メートルの岩山が出現する。
地面が悲鳴を上げている様な地響きが鳴り、凄まじい地球のエネルギーがルチアーノに襲い掛かった。
だがルチアーノは威風堂々と迫る岩山を迎え撃った。
「この程度で名を残すだと? 笑わせるッ」
ルチアーノは迫る地面の隆起を正面から受け止めて、隆起しようと凄まじい轟音を上げる地面を片手で制する。
そして逆にエネルギーの流し込み地中のエネルギーを押し返した。
隆起させた岩山の下から新たな岩が隆起し、ネイサンは全身を弾き上げられて宙を舞う。
後出しジャンケンで攻撃を跳ね返され、一方的に攻撃を受けたネイサンは絶望的な操れるエネルギーの差を痛感して顔を歪める。
「グウッ、クソがぁぁッ!!」
ネイサンは空中で衝撃により痺れる身体を何とか立て直した。
そしてルチアーノの追撃を防ぐために黄金のオーラと大気中のエネルギーをミックスしたエネルギー弾を生み出し、其れを投げ付ける様に放つ。
そのエネルギー弾は途中で破裂し、数百の首を持つ龍の様に分裂して流星群の様に降り注いだ。
一瞬でルチアーノの元に着弾して巨大な爆煙が発生し、彼の身体を包み込む。
攻撃の直撃を確信したネイサンは愉悦に歪んだ笑顔を作る。
「此処からは私のターンだ!! 反撃の狼煙をッ……」
「いや、お目のターンはもう来ないよ」
流れを完全に自分の方へ引きずり込むため、追撃のエネルギー弾を放とうとした瞬間凍り付くような囁きが耳に侵入する。
その囁きがルチアーノの物であると理解する前に、ネイサンの背中に蹴りが命中する。
衝撃と痺れる様な痛みに襲われ、追って発生した斬撃に背中を抉られながら剣山の様な地面に叩き付けられやのだ。
「ぐぞがぁッ!! ぐぞぐぞッ!!」
ネイサンは背中から出血はしたが則で完治できる範囲であった。
しかし彼を苦しめたのはダメージでは無く衝撃。
強い衝撃を背後から受けた身体はまるで麻痺した様に言う事を聞かず、震えるばかりで力が入らない。
その様子を見てルチアーノがトドメを刺そうと右腕を振り上げた。
「助けろッ!! 『アブソリュートオーナー』!!」
死の気配を感知したネイサンはこの状況を回避する為に奥の手を使用する。
断末魔の様な甲高くて耳障りな音を上げながら空中に身体を真っ赤な十字架で構成した則獣が現われ、ルチアーノを側方から殴り飛ばした。
想定外の奇襲にルチアーノは表情を歪めながら吹飛ばされる。
(自立攻撃ができるタイプの則獣かッ!! 面倒な奥の手を残しやがって)
ディーノは隕石が衝突した様な衝撃を受け、地面に殴り返された。
空かさず身体の麻痺から復活したネイサンが稲妻の様に突進して距離を詰め、自らの則獣と連携して攻撃を仕掛ける。
ルチアーノは即座に起き上がって体勢を立て直し、逃げもせず迎え撃った。
「死ねルチアーノッ!! このラッシュで終わらせてやるッ」
ネイサンは黄金のオーラを腕に纏わせ、マシンガンの様なラッシュを叩き込む。
ルチアーノは超至近距離での打ち合いは苦手としており、莫大なエネルギー差を持ってしても若干押され始める。
其処でルチアーノは一端距離を取るために地面を蹴って大きく後ろに飛んだ。
「読み通りだよ化け猿がッ!! 追撃しろアブソリュートオーナーッ!!」
ネイサンの指示を受けて十字架の怪物は低空を高速飛行してルチアーノを追い、着地の隙を突いて絶大な質力を誇る拳撃を放つ。
ルチアーノは両手をクロスして防御するが、纏わせたエネルギーをダメージが貫通して骨が砕ける音がする。そして為す術も無く吹飛ばされた。
確実に流れがネイサンの方に流れ、ネイサンは勝機の到来を確信する。
「これでフィニッシュだァ! 『万嶺仙龍脚』!!」
則獣の攻撃によって奥の瓦礫山まで吹飛ばされたルチアーノをネイサンが更に追撃する。
音を置き去りにして地を駆け、漏れ出ていた黄金のオーラを完全に肉体と一体化させながら宙に飛び上がった。
そして最高到達点に達した瞬間オーラを解き放ち、眩い光を放ちながら限りなく光速に近い亜光速まで到達した蹴りを放つ。
蹴りは真っ直ぐにルチアーノへ吸い込まれ、衝突した瞬間黄金のエネルギーが弾けて辺りを爆発が呑み込んだ。
(勝ったッ!! 物理限界の外側へ到達したこの蹴りを回避できる訳が無いッ!! 私こそ強者、常に勝つのはこの私だッ!!)
視覚を覆い隠す黄金の光の中でネイサンは勝利を確信する。
今までこの攻撃を受けて倒れなかった者はいない。
全ての武術の最高峰に存在している武術『龍脈拳』の奥義にネイサン独自の改良を加えた切り札で有る。
命中すれば破帝であっても殺せるという確信があった。
しかし、光が消えて現われた空間でネイサンは絶叫する事となる。
「なッ、何故生きているゥッ!! しかも無傷だと……貴様ッ何をした!!」
ネイサンが見た光景、それは無傷で悠然と佇むルチアーノとクレーター所か草花すら吹飛ばされていない綺麗な地面であった。
確実に巨大クレーターを発生させる攻撃を放ったにもかかわらず、全くその痕跡が見られない。
その事実を受け入れられず瞳孔が開いた目でブルブルと震えるネイサンにルチアーノは落ち着いた言葉で真実を明かす。
「お前の攻撃によって発生する全ての結果をストックし無効化させて貰った。なに、俺の則獣『ボストレイム』の能力を拡大解釈させて貰っただけだよッ」
ルチアーノの則獣『ボストレイム』は行動によって発生する結果をストックして、その結果を自由にリピートして同時に幾つもの結果を発生させる事が出来る能力。
そのストック能力を悪用してネイサンの攻撃によって発生する全ての結果を消滅させたのだった。
もしその話が事実であれば、ルチアーノは実質無敵の存在に成ってしまう。
「ふッふざけるな!! そのような神の如き能力があって溜まるかッ!! 貴様の能力は全て調べ尽くして調査済みだ、貴様がストックできる結果は自身が起こしたモノだけである筈!」
ネイサンは目の前で起こった否定のしようが無い事実にも関わらず、現実逃避として怒声を張り上げてルチアーノに渾身の力を込めて殴りかかる。
その攻撃をルチアーノは回避しようとせず、最短距離で拳は顔面に吸い込まれた。
しかし反作用で拳に伝わる筈の衝撃も、顔面の骨を砕いた感触も何も伝わってこない。
「まさかッ……本当に結果を消失させているのか?」
ネイサンは蒼白になった顔で、絶望したように問いかけた。
その問にルチアーノは薄笑いで応じ、静かに言葉を紡ぎ始める。
「口で形容するするのは難しいが、元々俺は世界に触れている感覚があったんだ。世界が俺に働き掛けてくれて俺のために世界が作り替えられている感覚……其れが人間の最高到達点だと思っていた。だが違ったんだよ、その先があった。死が近づいたことによって世界と自分の境界線が曖昧になる。お迎えが来たって感覚だッ」
ネイサンには何を言ってるのか全く理解が出来なかった。
しかしその理解出来ないという事実に途方も無い畏怖と無力感を感じていたのである。
「今なら何でもできるよ、俺が世界の法則を決めているんだから。未来に発生する結果も、過去に発生した結果も全てストックしてリピートする事が出来る。何なら過去にも未来にも発生した事が無い結果だってストックしてリピートできる。試してみようかッ」
ルチアーノはそう言いながら指を弾いてパチンッと音を上げる。
すると突然ネイサンの身体の感覚が無くなり、力が入らなく成って視線がどんどん下に落下していく。
そして視線が地面に落ちて顎に落下の衝撃を感じたとき、漸く身体と脳が現在自分に起こっている現象に気付いて激痛を発した。
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