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本章
18.アリソン・レドブルガは舞い上がる
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side.アリソン
ああ、嬉しい。
最初はあのΩのせいで、あの人の元を離れないといけなくて腑が煮え繰り返った。
あの人だって私をこんな他所の国へやりたくなかったはず。
でも、全ては分不相応なくせに王妃に収まってしまった馬鹿女とその馬鹿女が産んだΩのせい。
大丈夫ですよ、陛下。私は全て分かっておりますから。
あなたが私を愛しているのは私だって。私は、アリソンはちゃんと、分かっております。
その証拠にこの国では、アルトゥールにいた時よりもたくさん買い物ができる。
馬鹿な連中
Ωとは知らずに予算を組んだのでしょうね。全て、私が有効利用させてあげる。
それぐらい当然よね。
だって、Ωの世話をしてあげてるのだから。
きっと、陛下もこうなると分かって私をこんな他所の国へやったんだわ。
ああ、嬉しい。
陛下はいつだって私のことを想ってくださっている。
ええ、ええ、分かっております。
陛下、アリソンは全て分かっておりますよ。
あなたのアリソンは、あなたのために着飾って、あなたの望み通り、いつか必ずあなたの元へ帰ります。
美しくなって、あなたの元に返り咲くことをあなたも夢に見てくださっているのよね。
「アリソン様、妃殿下はいかがお過ごしですか?私たちは妃殿下のために集められたのですけど」
ああ、あのΩの世話をするために集められた侍女とメイドね。
妃殿下だって、笑える。
ただの穢らわしいΩなのに、そんなことも知らずに。
「何も問題ありませんわ」
「そう、ですか。あの、アリソン様お一人では大変でしょう。私たちも妃殿下のお世話をさせていただきたいのですが」
「心配無用ですわ。一人で事足りています。今までも、一人で妃殿下の世話をしていたので」
その手には乗らない。
どうせ、妃殿下に与えられる予算が目当てなのでしょう。
妃殿下の予算を使うなんて犯罪よ。私がそれを許すわけがない。
全く、馬鹿な連中。
私があんたらの思惑に気づかないとでも思ったの。
「しかし」
何よ。どうして、そんな目で私を見るの。
まるで、私を疑っているような目で。まさか、この私が仕事を放棄しているとでも言いたいの?
「アリソン殿は、今までどこにおられたのですか?」
「・・・・侍女長、それはどういう意味ですか?」
面倒なババアが出てきたわね。
歳を取っただけのババアが偉そうに。この国の王子殿下の教育係も務めたからって、私と同等だとでも思っているの?
冗談でしょう。
私は陛下に寵愛される、未来のアルトゥール国王妃よ。
あんたらとは格が違うんだから。
「あなたは城にいないことが多いように見受けられます。その間、妃殿下は部屋で一人なのではないですか?」
「私は妃殿下の命令で動いています。それをあなたに責められるのは心外ですね」
私がそう言うと侍女長は鼻で笑ってきた。
ムカつく。
「ご自分は仕える主人が今、どこで何をしているのかさえ把握できていなくて何が世話係ですか」
は?把握できていますけど。
部屋にいるでしょう。まさか、部屋から出たなんて言わないわよね。
あの身の程知らずの馬鹿Ω
あんたのせいで、こんな他所の国へ追いやられる羽目になったのに学習していないの?
「妃殿下はご体調を崩したため、殿下が静養されることにしたそうです。ここでは何かと騒がしいだろうと、別の場所へ移動することになりました」
ああ、ついに捨てられたのね。
体裁を整えるために敢えてそういうことにしているのでしょう。
ああ、嬉しい。
馬鹿女の娘だものね。どこに行っても、不幸になるの。私がそうさせるの。
私から陛下を奪った罰よ。
「アリソン殿はここに留まり、今まで通りに過ごしてくれとの殿下のお達しです。妃殿下の世話は別の者にさせるそうです。妃殿下の体調が戻るまでの一時的な処置だとお考えください」
まさか、殿下も私のことを気に入ってくださったの?
だから、Ωの世話係から外して私を側に置こうと?
あら、どうしましょう。私の心は常に陛下にあるのに。
私も罪な女ね。
でも、ここにいる間はそうね、少しぐらいは相手をしてあげても良いわよ。
いくら私のためとはいえ、私をここへ追いやった陛下のせめてもの罰として。
せいぜい、ヤキモキしながら私が帰ってくるのを待てばいいのだわ。
陛下も馬鹿な男ね。
「承知しましたわ」
「・・・・・・それでは失礼します。あなたたちも暫くは別の仕事を与えるので、そちらに」
「はい、侍女長」
私に文句を言いに来ていた侍女たちを引き連れて侍女長は仕事に戻った。
きっと、殿下に気に入られた私に嫉妬をしていたのでしょうね。
困った連中。
まぁ、私は心が広いから許してあげましょう。
ああ、嬉しい。
最初はあのΩのせいで、あの人の元を離れないといけなくて腑が煮え繰り返った。
あの人だって私をこんな他所の国へやりたくなかったはず。
でも、全ては分不相応なくせに王妃に収まってしまった馬鹿女とその馬鹿女が産んだΩのせい。
大丈夫ですよ、陛下。私は全て分かっておりますから。
あなたが私を愛しているのは私だって。私は、アリソンはちゃんと、分かっております。
その証拠にこの国では、アルトゥールにいた時よりもたくさん買い物ができる。
馬鹿な連中
Ωとは知らずに予算を組んだのでしょうね。全て、私が有効利用させてあげる。
それぐらい当然よね。
だって、Ωの世話をしてあげてるのだから。
きっと、陛下もこうなると分かって私をこんな他所の国へやったんだわ。
ああ、嬉しい。
陛下はいつだって私のことを想ってくださっている。
ええ、ええ、分かっております。
陛下、アリソンは全て分かっておりますよ。
あなたのアリソンは、あなたのために着飾って、あなたの望み通り、いつか必ずあなたの元へ帰ります。
美しくなって、あなたの元に返り咲くことをあなたも夢に見てくださっているのよね。
「アリソン様、妃殿下はいかがお過ごしですか?私たちは妃殿下のために集められたのですけど」
ああ、あのΩの世話をするために集められた侍女とメイドね。
妃殿下だって、笑える。
ただの穢らわしいΩなのに、そんなことも知らずに。
「何も問題ありませんわ」
「そう、ですか。あの、アリソン様お一人では大変でしょう。私たちも妃殿下のお世話をさせていただきたいのですが」
「心配無用ですわ。一人で事足りています。今までも、一人で妃殿下の世話をしていたので」
その手には乗らない。
どうせ、妃殿下に与えられる予算が目当てなのでしょう。
妃殿下の予算を使うなんて犯罪よ。私がそれを許すわけがない。
全く、馬鹿な連中。
私があんたらの思惑に気づかないとでも思ったの。
「しかし」
何よ。どうして、そんな目で私を見るの。
まるで、私を疑っているような目で。まさか、この私が仕事を放棄しているとでも言いたいの?
「アリソン殿は、今までどこにおられたのですか?」
「・・・・侍女長、それはどういう意味ですか?」
面倒なババアが出てきたわね。
歳を取っただけのババアが偉そうに。この国の王子殿下の教育係も務めたからって、私と同等だとでも思っているの?
冗談でしょう。
私は陛下に寵愛される、未来のアルトゥール国王妃よ。
あんたらとは格が違うんだから。
「あなたは城にいないことが多いように見受けられます。その間、妃殿下は部屋で一人なのではないですか?」
「私は妃殿下の命令で動いています。それをあなたに責められるのは心外ですね」
私がそう言うと侍女長は鼻で笑ってきた。
ムカつく。
「ご自分は仕える主人が今、どこで何をしているのかさえ把握できていなくて何が世話係ですか」
は?把握できていますけど。
部屋にいるでしょう。まさか、部屋から出たなんて言わないわよね。
あの身の程知らずの馬鹿Ω
あんたのせいで、こんな他所の国へ追いやられる羽目になったのに学習していないの?
「妃殿下はご体調を崩したため、殿下が静養されることにしたそうです。ここでは何かと騒がしいだろうと、別の場所へ移動することになりました」
ああ、ついに捨てられたのね。
体裁を整えるために敢えてそういうことにしているのでしょう。
ああ、嬉しい。
馬鹿女の娘だものね。どこに行っても、不幸になるの。私がそうさせるの。
私から陛下を奪った罰よ。
「アリソン殿はここに留まり、今まで通りに過ごしてくれとの殿下のお達しです。妃殿下の世話は別の者にさせるそうです。妃殿下の体調が戻るまでの一時的な処置だとお考えください」
まさか、殿下も私のことを気に入ってくださったの?
だから、Ωの世話係から外して私を側に置こうと?
あら、どうしましょう。私の心は常に陛下にあるのに。
私も罪な女ね。
でも、ここにいる間はそうね、少しぐらいは相手をしてあげても良いわよ。
いくら私のためとはいえ、私をここへ追いやった陛下のせめてもの罰として。
せいぜい、ヤキモキしながら私が帰ってくるのを待てばいいのだわ。
陛下も馬鹿な男ね。
「承知しましたわ」
「・・・・・・それでは失礼します。あなたたちも暫くは別の仕事を与えるので、そちらに」
「はい、侍女長」
私に文句を言いに来ていた侍女たちを引き連れて侍女長は仕事に戻った。
きっと、殿下に気に入られた私に嫉妬をしていたのでしょうね。
困った連中。
まぁ、私は心が広いから許してあげましょう。
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