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本章
17.新婚早々、別居させていただきます。
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side.イクシオン
「・・・・・・離宮か、離れの小屋」
何がどうして、そなったのだろう?
新婚早々に別居。まだ何も始まっていないのに。
・・・・・始まっていないから悪いのか?
全然、時間が取れていなくて、放置しすぎた?
「私は良いと思います」
「ルルーシュっ!お前は俺の味方じゃないのか?」
「もちろん、私はいつだって殿下の味方であり忠臣だと自負しております」
「その忠臣が新婚の主人に別居を勧めるのか?」
「殿下、と言うよりもアリソン殿と妃殿下を離した方が良い気がしたのです。物理的に。まぁ、アリソン殿に別の職を斡旋することもできますが、おそらくアリソン殿は嫌がるでしょう」
ルルーシュがラティーシャから聞き出した内容だけでもアリソンが横領していることは明白だ。
購入履歴と部屋に収納されたサイズの合わないドレスだけでも十分な証拠になる。
横領の罪で罰することも、解雇することもできるのにルルーシュは暫くアリソンに手をだすつもりはなさそうだ。
「アリソン殿は妃殿下が幼い頃からの世話係兼教育係でした。洗脳、依存の可能性があります。その場合は専門家による適切なケアが必要でしょう。物理的に距離を取らせた上で、アリソン殿を監視した方が良いと愚考します」
だから、別居。
・・・・・・新婚なのに。
思わず机に山積みになった書類を睨んでしまった。
「分かった。ラティーシャを優先したい。離宮で行き来できるよりもどこか静かな場所に移動した方が良いだろう。ただ、変な噂が立つのは困る。慣れない環境で体調を崩し、静養しているということにして欲しい」
「畏まりました。アリソン殿の代わりとなる侍女は口の堅い者を用意します」
「ああ、頼んだ」
†††
ルルーシュに、殿下と別々に暮らしたいとお願いしてしまった。
しかもアリソンに何の相談もせずに。怒られるかな?また躾をされるのかな?
でもね、ここにいたくなかったの。
Ω(私)を穢らわしいと思う人たちの中にいたくはないの。
どうせ愛されないのなら、離れていた方がきっと息はしやすいと思う。お互いに。
その証拠にルルーシュは反論しなかった。殿下に確認すると言っていた。
つまりは、結局そういうことなのだ。
Ωというだけで嫌悪され、愛されないのならわざわざ顔色を伺って生きる必要もない。好きに生きたら良い。結果が同じなら、そっちの方がずっと良いと思った。
だからか、すぐにルルーシュが戻ってきて殿下が許可したことを教えてくれた。
ほらね。やっぱり、私はここにいない方が良いのよ。
お願いして良かった。
ただ、結婚してすぐの別居は体裁が悪いから私は慣れない環境で体調を崩したため静養という形で王宮を離れることになったらしい。
「急で申し訳ありませんが、今から出発していただきたいです」
一瞬たりとも私と同じ空間にいたくないということよね。大丈夫、分かっているわ。
「最低限の荷物だけ用意して、必要なものは後ほど送らせていただくという形で大丈夫でしょうか?」
「送る必要はありません。ここに持ってきた荷物はトランク一つ分ですし、既に用意してあります」
あら、どうしたのかしら?
ルルーシュがフリーズしてしまった。
「・・・・・ここにいらした時、かなりの数の馬車で、中には荷物がびっしりと押し込められていましたが、あれは誰の荷物ですか?王宮内に運び込まれていましたよね」
「あれは全てアリソンのです。私の教育や世話をするために必要な物ばかりだとアリソンは言っていました。アリソンには昔から迷惑ばかりかけて申し訳ないです」
「・・・・・・左様にございますか」
もしかして、怒っている?どうして?
「荷物はご自分でトランクに詰めたのですか?」
「ええ、自分の荷物ですから」
「そうですか」
「あの、どうかしたんですか?」
「いいえ、何でもありません。では、行きましょうか妃殿下」
「はい」
アリソンにはルルーシュが言ってくれるそうだ。良かった。勝手なことをしてしまったから自分じゃ言いづらかったのよね。
「・・・・・・離宮か、離れの小屋」
何がどうして、そなったのだろう?
新婚早々に別居。まだ何も始まっていないのに。
・・・・・始まっていないから悪いのか?
全然、時間が取れていなくて、放置しすぎた?
「私は良いと思います」
「ルルーシュっ!お前は俺の味方じゃないのか?」
「もちろん、私はいつだって殿下の味方であり忠臣だと自負しております」
「その忠臣が新婚の主人に別居を勧めるのか?」
「殿下、と言うよりもアリソン殿と妃殿下を離した方が良い気がしたのです。物理的に。まぁ、アリソン殿に別の職を斡旋することもできますが、おそらくアリソン殿は嫌がるでしょう」
ルルーシュがラティーシャから聞き出した内容だけでもアリソンが横領していることは明白だ。
購入履歴と部屋に収納されたサイズの合わないドレスだけでも十分な証拠になる。
横領の罪で罰することも、解雇することもできるのにルルーシュは暫くアリソンに手をだすつもりはなさそうだ。
「アリソン殿は妃殿下が幼い頃からの世話係兼教育係でした。洗脳、依存の可能性があります。その場合は専門家による適切なケアが必要でしょう。物理的に距離を取らせた上で、アリソン殿を監視した方が良いと愚考します」
だから、別居。
・・・・・・新婚なのに。
思わず机に山積みになった書類を睨んでしまった。
「分かった。ラティーシャを優先したい。離宮で行き来できるよりもどこか静かな場所に移動した方が良いだろう。ただ、変な噂が立つのは困る。慣れない環境で体調を崩し、静養しているということにして欲しい」
「畏まりました。アリソン殿の代わりとなる侍女は口の堅い者を用意します」
「ああ、頼んだ」
†††
ルルーシュに、殿下と別々に暮らしたいとお願いしてしまった。
しかもアリソンに何の相談もせずに。怒られるかな?また躾をされるのかな?
でもね、ここにいたくなかったの。
Ω(私)を穢らわしいと思う人たちの中にいたくはないの。
どうせ愛されないのなら、離れていた方がきっと息はしやすいと思う。お互いに。
その証拠にルルーシュは反論しなかった。殿下に確認すると言っていた。
つまりは、結局そういうことなのだ。
Ωというだけで嫌悪され、愛されないのならわざわざ顔色を伺って生きる必要もない。好きに生きたら良い。結果が同じなら、そっちの方がずっと良いと思った。
だからか、すぐにルルーシュが戻ってきて殿下が許可したことを教えてくれた。
ほらね。やっぱり、私はここにいない方が良いのよ。
お願いして良かった。
ただ、結婚してすぐの別居は体裁が悪いから私は慣れない環境で体調を崩したため静養という形で王宮を離れることになったらしい。
「急で申し訳ありませんが、今から出発していただきたいです」
一瞬たりとも私と同じ空間にいたくないということよね。大丈夫、分かっているわ。
「最低限の荷物だけ用意して、必要なものは後ほど送らせていただくという形で大丈夫でしょうか?」
「送る必要はありません。ここに持ってきた荷物はトランク一つ分ですし、既に用意してあります」
あら、どうしたのかしら?
ルルーシュがフリーズしてしまった。
「・・・・・ここにいらした時、かなりの数の馬車で、中には荷物がびっしりと押し込められていましたが、あれは誰の荷物ですか?王宮内に運び込まれていましたよね」
「あれは全てアリソンのです。私の教育や世話をするために必要な物ばかりだとアリソンは言っていました。アリソンには昔から迷惑ばかりかけて申し訳ないです」
「・・・・・・左様にございますか」
もしかして、怒っている?どうして?
「荷物はご自分でトランクに詰めたのですか?」
「ええ、自分の荷物ですから」
「そうですか」
「あの、どうかしたんですか?」
「いいえ、何でもありません。では、行きましょうか妃殿下」
「はい」
アリソンにはルルーシュが言ってくれるそうだ。良かった。勝手なことをしてしまったから自分じゃ言いづらかったのよね。
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