14 / 29
本編
14.交渉
しおりを挟む
「本日はお越しいただき、ありがとうございます。申し訳ありません、旦那様は急用が入ったため少し遅れます。こちらでしばらくお待ちいただけないでしょうか?」
鉱山の噂を流したらすぐに公爵からアクションがあった。ここまでは目論見通り。
「分かりました」
子爵令嬢だった時に最低限の礼儀作法は学んでいるけどあまり自信はないな。失礼がないようにしないと。まぁ、向こうも平民の冒険者だって分かっているから多少のことはお目溢しをしてくれるだろうけど。
「待たせてすまない」
応接室に案内されて十分後に赤い髪に緑の目をしたイケメンが入って来た。社交界でも話題になっていたのを覚えている。十四歳の息子がいるとは思えないほど若々しく、夫人だけではなく令嬢たちに高い人気を誇るのも頷ける。
まぁ、社交界で話題なんて偉そうに言うけどさ殆ど義兄だったエリシュアから得た情報だからどこまで正確かは不明だけどね。
「アーレン・メナドゥックだ。招待に応じてくれて感謝する」
イケメンだけど、目の下の隈が濃く、かなり疲れているのが傍目にも分かるな。それだけラッサールのことが深刻なのだろう。
「アリステアです。メナドゥック公爵閣下に招待していただけるなんて光栄です」
私は立ち上がり、胸に手を当てて一礼する。
「どうぞ、おかけください」
「失礼します」
「早速だが、本題に入らせてもらう」
ソファーにゆったりと座り、足を組んだ姿は余裕があり、どうしても魔石の鉱山を手に入れたいとは思えない。さすがだな。必死さを出せば足元を見られるし、つけいられる隙を与えることになる。公爵という地位はそれだけで敵を作るし、甘い蜜につられてやって来た蜂どもに根こそぎ奪われることになる。貴族も楽ではないな。
「あなたが手に入れた魔石の鉱山に関してだ。すでに他の貴族から魔石に関して何らかの話しがいっているかな?」
「いいえ、閣下が初めてです」
「そうか」と公爵は笑みを深める。かなりの破壊力だな。同じ空間に居続けたらうっかりどんな不利な交渉でも頷いてしまいそう。
そういえば、目が合っただけで妊娠をさせられるとか一時期言われてたな。それを聞いた時どんな化け物だと思ったことがあるがなるほど。最初にそれを言った者の気持ちが今なら分かるな。
「知っての通り、魔石は需要があるが、数が少なくとても希少なものだ」
自分の息子の病気には触れないか。そうだな。それは弱みの一つ。会ったばかりの信用できない人間に全てを明かすわけがない。さすがの用心深さだ。私も平民の身で公爵家と深い仲になりたいわけじゃない。きっと恩恵よりも面倒ごとの方が多いだろうから。
「そこで君がたまたま手に入れた魔石の鉱山だ。この情報が貴族間で広まれば多くの者が君の元へやって来るだろう。中には無理やり奪おうとする者もいるかもしれない」
そうだろうな。金の成る木だならぬ山だ。ただ私としては初めからラッサールに渡すために購入したから何の心配もしていないけど。
「あなたも、その一人ですか?」
問題はあっさり渡してしまうと逆に怪しまれる可能性があるということだ。多少の慎重さや疑っている姿勢を見せた方がいいだろう。
心情的にはタダで渡したいのだけど。
「ああ、そうだな。けれど私はあなたの意思を尊重する」
喉から手が出るほどのものなのに、あくまで私に選択権を与えるの?それともそう見せかけることで自分を選んだ方が得だと思わせたいのかな?ここに乗る形で鉱山を渡すか、もう少し話をし聞いてから考える素振りを見せて頷くか。なんとか怪しまれないようにタダで渡せる方法は
「私に魔石を売って欲しい。公爵家と独占契約を結んでいただけるなら面倒ごとはこちらで引き受ける」
「魔石だけですか?鉱山ではなく?」
「鉱山をいただけるのなら喜ばしいことだ。けれど、それはさすがに難しいだろう」
どれだけの魔石が眠っているかは分からない。だからこそ現在、この鉱山は値段がつけられない状態なのだ。
「閣下、私はただの平民です。今回、この山を購入したのは訓練する場所が欲しかったからです」
「わざわざ訓練のために山を購入したのか?確かに売られている当初はただの岩山で、売られている中でも最安値。それでもかなりの値だったはずだ」
平民が買うには、という言葉は口にしていなくても分かる。私だって記憶がなければ買わなかっただろう。
ただ私はただの平民ではない。だから彼を真似て余裕の笑みを浮かべて見せる。余裕というか、強者の笑み、だな。
「ご存知だとは思いますが、私はSSSランクの冒険者です」
「つまり、この程度は端金ということかな?」
私はただ笑うだけ。後は相手が好きに解釈してくれる。
「しかし、訓練に山が必要なのか?」
「普通ならいらないでしょう。けれど、私は魔法を使うので。下手な場所を選べば誰を巻き込むか分かりません」
「なるほど」
「そこでご相談なのですが、私に訓練場所の提供と魔法の講師を教えてください」
死ぬ前もまともに魔法の勉強なんかしたことがなかった。必要なのは私が魔法を使うことではない。義兄が魔法を使えるように見せる方が重要だった。そのためにひたすら魔石に魔力を込め続ける日々。だから正直、魔石にいい記憶はない。できれば見たくも、触りたくもない。王太子殿下のイカれた研究にも魔石は使用されていたし。
「それと一度だけ、私のお願いを聞いてください。それがどんな願いでも。もちろん、犯罪関係でもなければ公爵家に害が及ぶような願いではないことをお約束いたします」
「ほぅ」
うわぁー、怖いな。きらりと光る目はまさに獲物を今から噛み殺そうとする獣と同じだ。
「それと見返りに魔石の鉱山を差し上げます」
「なぜ?鉱山さえ持っていれば一生遊んで暮らせるぞ」
釣り合っていないと言いたいのだろう。でも、私にとっては重要なことだ。特に公爵が一つだけ私の願いを叶えてくれるという点に関してだ。私が王太子の実験を阻止するにしても、あの時と同じようにモルモットにされるかもしれない時も私一人では難しい。けれど公爵の協力を得られるのなら確率は格段に上がるはず。
「私はただの平民です。その平民が手に余る財力は閣下が最初に仰った通り、面倒ごとが増えるだけです。ならば訳の分からない連中に強奪されるよりあなたに渡した方が良いと判断したまでです。それにこれでもランクSSSの冒険者です。冒険者として致命的な欠陥を負うことになっても死ぬまでお金の心配をする必要がないぐらいの貯蓄はあります」
「失礼ながらあなたのことを調べさせていただきました。あなたの母君はローティス子爵の後妻だそうですね」
調べていることぐらいは予想の範囲内。公爵家の力を持ってすればこの程度調べるなど造作もないこと。だから、揺らぐ必要はない。私とあの人はもう関係ない。大丈夫、落ち着いて対処すればいい。
彼は悪意を持ってこの話しを持ち出したわけではない。私の真意を、私が信用に値する人物かどうかを知るために私の反応を見ているだけ。疑わなくてはならない要素を一つ一つ潰しているだけだ。
「あなたは夫人と前夫の間の子、つまりは完全なる平民だ。だから連れて行ってもらえなかった」
は?もしかして、この人は勘違いをしているの?私が捨てられたって?冗談じゃない。
「鉱山を持って行けば彼女たちはあなたを子供として認めざるを得ない」
「そして、私は子爵令嬢になれると?」
「・・・・」
冷え冷えとした私の態度に思うところがあったのか公爵は黙ったまま私を見つめる。私の思考を、私と家族の関係性を見極めようとしているのだろう。
「閣下は勘違いをされていますね。彼女が私を捨てたのではありません。私が彼女を捨てたのです。大体、私は彼女と違って貴族という地位に興味はありません。そもそも、貴族は私たちを受け入れるのですか?身分を与えられれば誰もが貴族として問題なくデビュタントを迎えられと?」
そんなことはない。半分とはいえ貴族の血が入っているエリシュアでさえ受け入れられなかったのだから全く入っていない私と彼女なら分かりきったこと。
「エセ貴族として指を指されて窮屈な思いをしながら生きるよりも今の地位のまま自由に生きた方が良い。その方がきっと最期は笑えるはずです」
あんな、後悔と悲しみと、憎しみに染まった人生にはならなかった。
「それで、どうしますか?私の案を受け入れてくださいますか?」
「ふむ」と閣下は少し考えた後私に手を差し出した。
「こちらにとってはメリットしかない話しだ。あなたのことも信用できると判断した。ぜひ、お願いしたい」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
これで問題が一つ解決した。良かった。
鉱山の噂を流したらすぐに公爵からアクションがあった。ここまでは目論見通り。
「分かりました」
子爵令嬢だった時に最低限の礼儀作法は学んでいるけどあまり自信はないな。失礼がないようにしないと。まぁ、向こうも平民の冒険者だって分かっているから多少のことはお目溢しをしてくれるだろうけど。
「待たせてすまない」
応接室に案内されて十分後に赤い髪に緑の目をしたイケメンが入って来た。社交界でも話題になっていたのを覚えている。十四歳の息子がいるとは思えないほど若々しく、夫人だけではなく令嬢たちに高い人気を誇るのも頷ける。
まぁ、社交界で話題なんて偉そうに言うけどさ殆ど義兄だったエリシュアから得た情報だからどこまで正確かは不明だけどね。
「アーレン・メナドゥックだ。招待に応じてくれて感謝する」
イケメンだけど、目の下の隈が濃く、かなり疲れているのが傍目にも分かるな。それだけラッサールのことが深刻なのだろう。
「アリステアです。メナドゥック公爵閣下に招待していただけるなんて光栄です」
私は立ち上がり、胸に手を当てて一礼する。
「どうぞ、おかけください」
「失礼します」
「早速だが、本題に入らせてもらう」
ソファーにゆったりと座り、足を組んだ姿は余裕があり、どうしても魔石の鉱山を手に入れたいとは思えない。さすがだな。必死さを出せば足元を見られるし、つけいられる隙を与えることになる。公爵という地位はそれだけで敵を作るし、甘い蜜につられてやって来た蜂どもに根こそぎ奪われることになる。貴族も楽ではないな。
「あなたが手に入れた魔石の鉱山に関してだ。すでに他の貴族から魔石に関して何らかの話しがいっているかな?」
「いいえ、閣下が初めてです」
「そうか」と公爵は笑みを深める。かなりの破壊力だな。同じ空間に居続けたらうっかりどんな不利な交渉でも頷いてしまいそう。
そういえば、目が合っただけで妊娠をさせられるとか一時期言われてたな。それを聞いた時どんな化け物だと思ったことがあるがなるほど。最初にそれを言った者の気持ちが今なら分かるな。
「知っての通り、魔石は需要があるが、数が少なくとても希少なものだ」
自分の息子の病気には触れないか。そうだな。それは弱みの一つ。会ったばかりの信用できない人間に全てを明かすわけがない。さすがの用心深さだ。私も平民の身で公爵家と深い仲になりたいわけじゃない。きっと恩恵よりも面倒ごとの方が多いだろうから。
「そこで君がたまたま手に入れた魔石の鉱山だ。この情報が貴族間で広まれば多くの者が君の元へやって来るだろう。中には無理やり奪おうとする者もいるかもしれない」
そうだろうな。金の成る木だならぬ山だ。ただ私としては初めからラッサールに渡すために購入したから何の心配もしていないけど。
「あなたも、その一人ですか?」
問題はあっさり渡してしまうと逆に怪しまれる可能性があるということだ。多少の慎重さや疑っている姿勢を見せた方がいいだろう。
心情的にはタダで渡したいのだけど。
「ああ、そうだな。けれど私はあなたの意思を尊重する」
喉から手が出るほどのものなのに、あくまで私に選択権を与えるの?それともそう見せかけることで自分を選んだ方が得だと思わせたいのかな?ここに乗る形で鉱山を渡すか、もう少し話をし聞いてから考える素振りを見せて頷くか。なんとか怪しまれないようにタダで渡せる方法は
「私に魔石を売って欲しい。公爵家と独占契約を結んでいただけるなら面倒ごとはこちらで引き受ける」
「魔石だけですか?鉱山ではなく?」
「鉱山をいただけるのなら喜ばしいことだ。けれど、それはさすがに難しいだろう」
どれだけの魔石が眠っているかは分からない。だからこそ現在、この鉱山は値段がつけられない状態なのだ。
「閣下、私はただの平民です。今回、この山を購入したのは訓練する場所が欲しかったからです」
「わざわざ訓練のために山を購入したのか?確かに売られている当初はただの岩山で、売られている中でも最安値。それでもかなりの値だったはずだ」
平民が買うには、という言葉は口にしていなくても分かる。私だって記憶がなければ買わなかっただろう。
ただ私はただの平民ではない。だから彼を真似て余裕の笑みを浮かべて見せる。余裕というか、強者の笑み、だな。
「ご存知だとは思いますが、私はSSSランクの冒険者です」
「つまり、この程度は端金ということかな?」
私はただ笑うだけ。後は相手が好きに解釈してくれる。
「しかし、訓練に山が必要なのか?」
「普通ならいらないでしょう。けれど、私は魔法を使うので。下手な場所を選べば誰を巻き込むか分かりません」
「なるほど」
「そこでご相談なのですが、私に訓練場所の提供と魔法の講師を教えてください」
死ぬ前もまともに魔法の勉強なんかしたことがなかった。必要なのは私が魔法を使うことではない。義兄が魔法を使えるように見せる方が重要だった。そのためにひたすら魔石に魔力を込め続ける日々。だから正直、魔石にいい記憶はない。できれば見たくも、触りたくもない。王太子殿下のイカれた研究にも魔石は使用されていたし。
「それと一度だけ、私のお願いを聞いてください。それがどんな願いでも。もちろん、犯罪関係でもなければ公爵家に害が及ぶような願いではないことをお約束いたします」
「ほぅ」
うわぁー、怖いな。きらりと光る目はまさに獲物を今から噛み殺そうとする獣と同じだ。
「それと見返りに魔石の鉱山を差し上げます」
「なぜ?鉱山さえ持っていれば一生遊んで暮らせるぞ」
釣り合っていないと言いたいのだろう。でも、私にとっては重要なことだ。特に公爵が一つだけ私の願いを叶えてくれるという点に関してだ。私が王太子の実験を阻止するにしても、あの時と同じようにモルモットにされるかもしれない時も私一人では難しい。けれど公爵の協力を得られるのなら確率は格段に上がるはず。
「私はただの平民です。その平民が手に余る財力は閣下が最初に仰った通り、面倒ごとが増えるだけです。ならば訳の分からない連中に強奪されるよりあなたに渡した方が良いと判断したまでです。それにこれでもランクSSSの冒険者です。冒険者として致命的な欠陥を負うことになっても死ぬまでお金の心配をする必要がないぐらいの貯蓄はあります」
「失礼ながらあなたのことを調べさせていただきました。あなたの母君はローティス子爵の後妻だそうですね」
調べていることぐらいは予想の範囲内。公爵家の力を持ってすればこの程度調べるなど造作もないこと。だから、揺らぐ必要はない。私とあの人はもう関係ない。大丈夫、落ち着いて対処すればいい。
彼は悪意を持ってこの話しを持ち出したわけではない。私の真意を、私が信用に値する人物かどうかを知るために私の反応を見ているだけ。疑わなくてはならない要素を一つ一つ潰しているだけだ。
「あなたは夫人と前夫の間の子、つまりは完全なる平民だ。だから連れて行ってもらえなかった」
は?もしかして、この人は勘違いをしているの?私が捨てられたって?冗談じゃない。
「鉱山を持って行けば彼女たちはあなたを子供として認めざるを得ない」
「そして、私は子爵令嬢になれると?」
「・・・・」
冷え冷えとした私の態度に思うところがあったのか公爵は黙ったまま私を見つめる。私の思考を、私と家族の関係性を見極めようとしているのだろう。
「閣下は勘違いをされていますね。彼女が私を捨てたのではありません。私が彼女を捨てたのです。大体、私は彼女と違って貴族という地位に興味はありません。そもそも、貴族は私たちを受け入れるのですか?身分を与えられれば誰もが貴族として問題なくデビュタントを迎えられと?」
そんなことはない。半分とはいえ貴族の血が入っているエリシュアでさえ受け入れられなかったのだから全く入っていない私と彼女なら分かりきったこと。
「エセ貴族として指を指されて窮屈な思いをしながら生きるよりも今の地位のまま自由に生きた方が良い。その方がきっと最期は笑えるはずです」
あんな、後悔と悲しみと、憎しみに染まった人生にはならなかった。
「それで、どうしますか?私の案を受け入れてくださいますか?」
「ふむ」と閣下は少し考えた後私に手を差し出した。
「こちらにとってはメリットしかない話しだ。あなたのことも信用できると判断した。ぜひ、お願いしたい」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
これで問題が一つ解決した。良かった。
293
あなたにおすすめの小説
【完結】王子と結婚するには本人も家族も覚悟が必要です
宇水涼麻
ファンタジー
王城の素晴らしい庭園でお茶をする五人。
若い二人と壮年のおデブ紳士と気品あふれる夫妻は、若い二人の未来について話している。
若い二人のうち一人は王子、一人は男爵令嬢である。
王子に見初められた男爵令嬢はこれから王子妃になるべく勉強していくことになる。
そして、男爵一家は王子妃の家族として振る舞えるようにならなくてはならない。
これまでそのような行動をしてこなかった男爵家の人たちでもできるものなのだろうか。
国王陛下夫妻と王宮総務局が総力を挙げて協力していく。
男爵令嬢の教育はいかに!
中世ヨーロッパ風のお話です。
姉から奪うことしかできない妹は、ザマァされました
饕餮
ファンタジー
わたくしは、オフィリア。ジョンパルト伯爵家の長女です。
わたくしには双子の妹がいるのですが、使用人を含めた全員が妹を溺愛するあまり、我儘に育ちました。
しかもわたくしと色違いのものを両親から与えられているにもかかわらず、なぜかわたくしのものを欲しがるのです。
末っ子故に甘やかされ、泣いて喚いて駄々をこね、暴れるという貴族女性としてはあるまじき行為をずっとしてきたからなのか、手に入らないものはないと考えているようです。
そんなあざといどころかあさましい性根を持つ妹ですから、いつの間にか両親も兄も、使用人たちですらも絆されてしまい、たとえ嘘であったとしても妹の言葉を鵜呑みにするようになってしまいました。
それから数年が経ち、学園に入学できる年齢になりました。が、そこで兄と妹は――
n番煎じのよくある妹が姉からものを奪うことしかしない系の話です。
全15話。
※カクヨムでも公開しています
【完結】断罪された悪役令嬢は、本気で生きることにした
きゅちゃん
ファンタジー
帝国随一の名門、ロゼンクロイツ家の令嬢ベルティア・フォン・ロゼンクロイツは、突如として公の場で婚約者であるクレイン王太子から一方的に婚約破棄を宣告される。その理由は、彼女が平民出身の少女エリーゼをいじめていたという濡れ衣。真実はエリーゼこそが王太子の心を奪うために画策した罠だったにも関わらず、ベルティアは悪役令嬢として断罪され、社交界からの追放と学院退学の処分を受ける。
全てを失ったベルティアだが、彼女は諦めない。これまで家の期待に応えるため「完璧な令嬢」として生きてきた彼女だが、今度は自分自身のために生きると決意する。軍事貴族の嫡男ヴァルター・フォン・クリムゾンをはじめとする協力者たちと共に、彼女は自らの名誉回復と真実の解明に挑む。
その過程で、ベルティアは王太子の裏の顔や、エリーゼの正体、そして帝国に忍び寄る陰謀に気づいていく。かつては社交界のスキルだけを磨いてきた彼女だが、今度は魔法や剣術など実戦的な力も身につけながら、自らの道を切り開いていく。
失われた名誉、隠された真実、そして予期せぬ恋。断罪された「悪役令嬢」が、自分の物語を自らの手で紡いでいく、爽快復讐ファンタジー。
【完結】王都に咲く黒薔薇、断罪は静かに舞う
なみゆき
ファンタジー
名門薬草家の伯爵令嬢エリスは、姉の陰謀により冤罪で断罪され、地獄の収容所へ送られる。 火灼の刑に耐えながらも薬草の知識で生き延び、誇りを失わず再誕を果たす。
3年後、整形と記録抹消を経て“外交商人ロゼ”として王都に舞い戻り、裏では「黒薔薇商会」を設立。
かつて自分を陥れた者たち
――元婚約者、姉、王族、貴族――に、静かに、美しく、冷酷な裁きを下していく。
これは、冤罪や迫害により追い詰められた弱者を守り、誇り高く王都を裂く断罪の物語。
【本編は完結していますが、番外編を投稿していきます(>ω<)】
*お読みくださりありがとうございます。
ブクマや評価くださった方、大変励みになります。ありがとうございますm(_ _)m
【第一章完結】相手を間違えたと言われても困りますわ。返品・交換不可とさせて頂きます
との
恋愛
「結婚おめでとう」 婚約者と義妹に、笑顔で手を振るリディア。
(さて、さっさと逃げ出すわよ)
公爵夫人になりたかったらしい義妹が、代わりに結婚してくれたのはリディアにとっては嬉しい誤算だった。
リディアは自分が立ち上げた商会ごと逃げ出し、新しい商売を立ち上げようと張り切ります。
どこへ行っても何かしらやらかしてしまうリディアのお陰で、秘書のセオ達と侍女のマーサはハラハラしまくり。
結婚を申し込まれても・・
「困った事になったわね。在地剰余の話、しにくくなっちゃった」
「「はあ? そこ?」」
ーーーーーー
設定かなりゆるゆる?
第一章完結
【完結】婚約破棄はいいですよ?ただ…貴方達に言いたいことがある方々がおられるみたいなので、それをしっかり聞いて下さいね?
水江 蓮
ファンタジー
「ここまでの悪事を働いたアリア・ウィンター公爵令嬢との婚約を破棄し、国外追放とする!!」
ここは裁判所。
今日は沢山の傍聴人が来てくださってます。
さて、罪状について私は全く関係しておりませんが折角なのでしっかり話し合いしましょう?
私はここに裁かれる為に来た訳ではないのです。
本当に裁かれるべき人達?
試してお待ちください…。
当店では真実の愛は取り扱っておりません
鍛高譚
恋愛
「平民だから、言うことを聞くと思った?」
「……ふざけるのも大概にしてください。平民なめんな。」
公爵家令嬢ココア・ブレンディは、突然の婚約破棄を告げられる。
理由は“真実の愛”に目覚めたから──?
しかもそのお相手は、有力商会の娘、クレオ・パステル。
……って、えっ? 聞いてませんけど!? 会ったことすらないんですが!?
資産目当ての“真実の愛”を押しつけられた商人令嬢クレオは、
見事な啖呵で公爵家の目論見を一刀両断!
「商人の本気、見せてあげます。取引先ごと、手を引いていただきますね」
そして、婚約を一方的に破棄されたココアは、クレオとまさかのタッグを組む!
「ココア様、まずはお友達からよろしくなのです」
「ええ。ではまず、資本提携から始めましょうか」
名門貴族と平民商人――立場を超えて最強の令嬢コンビが誕生!
没落寸前のブラック公爵家を、“商売と優雅さ”でじわじわ追い詰める痛快ざまぁ劇!
――平民を侮る者には、優雅で冷酷な報いを。
“真実の愛”では買えない未来が、ここにある。
【完結】私を捨てた国のその後を見守ってみた。
satomi
恋愛
侯爵令嬢のレナは公然の場でというか、卒業パーティーで王太子殿下イズライールに婚約破棄をされた挙句、王太子殿下は男爵令嬢のラーラと婚約を宣言。
殿下は陛下や王妃様がいないときを狙ったんでしょうね。
レナの父はアルロジラ王国の宰相です。実家にはレナの兄が4名いますがみんなそろいもそろって優秀。
長男は領地経営、次男は貿易商、3男は情報屋、4男は…オカマバー経営。
レナは殿下に愛想をつかして、アルロジラ王国の行く末を見守ろうと決意するのです。
次男監修により、国交の断絶しているエミューダ帝国にて。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる