30 / 63
第1章
29.条件
しおりを挟む
「‥‥‥これは、何ですか?」
ユニアスとの訓練が終わってすぐに私は父の元へ行った。
すると父は満面の笑みで「ちょうど今から呼びに行くところだった」と言う。
そして渡されたのは丈の短いワンピースとマント。それにロングブーツ。
「喜べ、レイファ!」
無理っ!
「お前はユニアス殿との訓練が終了次第、王女殿下の専属護衛に抜擢される。危険が伴うのでさすがに辞退を申し出たのだが陛下からあくまで王女殿下のお傍に多くいる時間を確保するための建前だそうだ。まぁ、公爵令嬢のお前を危険に晒すようなことはさすがに陛下も王女殿下もすまいよ」
マジでそれを信じたの?馬鹿じゃないの。
危険がないとどうして言い切れるの。だいだい、アイルのイベントって危険度満載じゃない。もしアイルの身に何かあれば私だって罰を受けるよね、これ。
いくら建前でも専属護衛という名目で傍に居るのなら尚更。
「もし、何かの間違いで怪我でもすれば私はお嫁に行けなくなりますが、それでよろしんですか?」
「万が一などない」
どうしてそう言いきれる。
陛下の言葉を疑いなく信じるこのアホの頭をかち割ってやりたい。
「王女殿下のお傍には常に優秀な護衛がいるし、それにこれは王女殿下と陛下が望まれたことだ。無碍にはできまい。お前は優秀で剣術面にも才能があるとか。陛下がとても褒めていたぞ」
ああ、なるほど。おだてられちゃったのね。
頬を染めて喜ぶ姿がとても気持ちが悪い。
私の行動が裏目に出始めている。もし、私が始めた事業のことを知ったら一緒にやりたいと言い出すんじゃないだろうか。評判は良いし、事業も軌道に乗ってきている。そこにアイルなんて異分子を投入したら失敗する可能性大。仮に失敗しなくても私の功績をそのままアイルの功績に塗り替えられる可能性がある。
徹底的に情報をアイルから隠さないと。
「お父様、お飾りなら必要ないのでは?」
陛下は私をアイルの盾に考えているのだろう。当然だけど、父には伝えてないはずだ。
自分の娘の為なら何をしても許されると思っているのよ。
もし私の身に何かあれば賠償を支払えばいいと考えているのでしょうね。賠償を支払われたところで潰れた私の未来に何の足しにもならないのだけど。
「そ、そうだが。口うるさく言うものもいるそうだ。そこで王女殿下が気を利かしてくださりお前が周囲から孤立しないように敢えて立場を与えてくださったのだ。お優しい方だ」
そんな説明で納得するなよ。仮にも公爵だろう。アイルにそんな頭あるわけないだろう。
「これは既に決定事項だ」
回避不可能。ならば、最善策を選ばなくては。
「分かりました。護衛の任、謹んでお受けします。ですが、条件があります」
「条件?」
訝しげに見てくる父に私は満面の笑みを見せる。
当たり前だろうが。無条件で危険な(しかも馬鹿女の為に)任務に就くわけないでしょう。お父様も無条件で受けるんじゃなくて陛下にある程度の条件を突きつけるぐらいはして欲しいわね。
期待するだけ無駄なのは分かっているけど。
「まず、お父様はあり得ないと仰いましたが王女殿下のお立場上、絶対に危険がないわけではありません。それにお飾りでも護衛騎士という立場になるのなら殿下に何かなれば我が家は処罰の対象になります」
“処罰”という言葉に父は青ざめる。あの子煩悩が処罰なしですませるとは私には思えない。
「だ、だが、陛下はあくまで建前で、護衛をする必要はないと、それに、責任も問わないと」
「それ、書面で貰ってますか?まさか口約束ではないですよね」
黙ってしまった父を見るに口約束のようだ。盛大なため息をつきたいところだけど、淑女のすることではないわね。
「だが、宰相も聞いていたし」
「形として残っていない以上誰が、どれだけの数の人がその話を聞いていようと“言っていない”と陛下が言ったら言っていないんです。そして陛下には周囲を黙らせる権力があります。一公爵の言い分と陛下の言い分、どちらが正しのかなど関係ありません。問題はどちらにつく方がより利益を得られるかです」
権力に弱い父ならすぐに分かるはずだ。
陛下の言い分が真実と違っていてもより権力のある陛下の言葉を是とされるのは分かりきったこと。証拠があれば別だけど、それすらないのなら「公爵の勘違いだな」と陛下が言えばこの男は頷かざるおえない。
父は自分の失態に気づき、愕然としていた。
「陛下が王女殿下を溺愛している話は有名です。王女殿下にもしものことがありその怒りがこちらに向かない確証などありません」
「今から辞退を」
「一度引き受けたものを辞退することなどできませんし、陛下の印象を悪くするだけです」
「そんな、どうすれば」と右往左往する父の姿は本当に情けない。野心家ならもうちょっと頭をまわしたり、ドンど構えていなさいよ。これ、ゲーム作成者の設定ミスなんじゃない。
偏差値の低いマヤがはまるゲームなんてこの程度が妥当なのかもしれないわね。
「落ち着いてください。万が一に備えればいいだけです。私が提示する条件は二つです。まずは騎士の訓練に混ざり護衛について学ばせてください。護衛がどのように動くかを分かれば王女殿下を守りやすいですし何かあっても対処可能です。もう一つは万が一、私が負傷して結婚できない体になってしまった場合は怪我の完治から一年後は当面の面倒見ていただき、その後は自由にさせてください」
「自由に?」
「年が祖父と孫ほど離れているような殿方や評判に問題のある殿方に嫁ぎたくなどありません」
怪我を負った令嬢を娶ってくれるのは女好きの最低男になるだろう。かと言って修道院に入って神に仕えるのは性に合わない。
「新しく始めた事業に専念したいです。身分も剥奪して構いません。公爵家の当主は縁戚からお選びください。それが条件です。」
父は暫く考えた後、条件を受け入れてくれた。当然、書面に私の希望を書いてサインさせた。勿論、弁護士も立てたちゃんとしたものだ。身内の場合、書面に残していても処分してなかったことにされる場合があるので。
「ああ、後陛下と口約束した件は必ず書面でいただき、捺印も押してもらって下さないね。もちろん、何か間違いがないように宰相を証人に立ててください。これは条件ではなく、最低限の処置です」
「あ、ああ。分かった」
すぐに父は動いてくれた。陛下は案の定、いざという時はなかったことにする予定だったみたいで公爵が気遣いで用意した口約束を書面に施した契約書に嫌な顔をしたそうだ。
渋る陛下を宰相は促して署名させた。やはり、宰相を承認にして良かった。
契約内容としては護衛はあくまでお飾り。王女のみに何かあっても公爵家およびレイファ本人に責任はなく、処罰対象にはならない。公女であるレイファに怪我は負わせない。負った場合は治療費を含めた慰謝料を支払うこと。以上だ。
ユニアスとの訓練が終わってすぐに私は父の元へ行った。
すると父は満面の笑みで「ちょうど今から呼びに行くところだった」と言う。
そして渡されたのは丈の短いワンピースとマント。それにロングブーツ。
「喜べ、レイファ!」
無理っ!
「お前はユニアス殿との訓練が終了次第、王女殿下の専属護衛に抜擢される。危険が伴うのでさすがに辞退を申し出たのだが陛下からあくまで王女殿下のお傍に多くいる時間を確保するための建前だそうだ。まぁ、公爵令嬢のお前を危険に晒すようなことはさすがに陛下も王女殿下もすまいよ」
マジでそれを信じたの?馬鹿じゃないの。
危険がないとどうして言い切れるの。だいだい、アイルのイベントって危険度満載じゃない。もしアイルの身に何かあれば私だって罰を受けるよね、これ。
いくら建前でも専属護衛という名目で傍に居るのなら尚更。
「もし、何かの間違いで怪我でもすれば私はお嫁に行けなくなりますが、それでよろしんですか?」
「万が一などない」
どうしてそう言いきれる。
陛下の言葉を疑いなく信じるこのアホの頭をかち割ってやりたい。
「王女殿下のお傍には常に優秀な護衛がいるし、それにこれは王女殿下と陛下が望まれたことだ。無碍にはできまい。お前は優秀で剣術面にも才能があるとか。陛下がとても褒めていたぞ」
ああ、なるほど。おだてられちゃったのね。
頬を染めて喜ぶ姿がとても気持ちが悪い。
私の行動が裏目に出始めている。もし、私が始めた事業のことを知ったら一緒にやりたいと言い出すんじゃないだろうか。評判は良いし、事業も軌道に乗ってきている。そこにアイルなんて異分子を投入したら失敗する可能性大。仮に失敗しなくても私の功績をそのままアイルの功績に塗り替えられる可能性がある。
徹底的に情報をアイルから隠さないと。
「お父様、お飾りなら必要ないのでは?」
陛下は私をアイルの盾に考えているのだろう。当然だけど、父には伝えてないはずだ。
自分の娘の為なら何をしても許されると思っているのよ。
もし私の身に何かあれば賠償を支払えばいいと考えているのでしょうね。賠償を支払われたところで潰れた私の未来に何の足しにもならないのだけど。
「そ、そうだが。口うるさく言うものもいるそうだ。そこで王女殿下が気を利かしてくださりお前が周囲から孤立しないように敢えて立場を与えてくださったのだ。お優しい方だ」
そんな説明で納得するなよ。仮にも公爵だろう。アイルにそんな頭あるわけないだろう。
「これは既に決定事項だ」
回避不可能。ならば、最善策を選ばなくては。
「分かりました。護衛の任、謹んでお受けします。ですが、条件があります」
「条件?」
訝しげに見てくる父に私は満面の笑みを見せる。
当たり前だろうが。無条件で危険な(しかも馬鹿女の為に)任務に就くわけないでしょう。お父様も無条件で受けるんじゃなくて陛下にある程度の条件を突きつけるぐらいはして欲しいわね。
期待するだけ無駄なのは分かっているけど。
「まず、お父様はあり得ないと仰いましたが王女殿下のお立場上、絶対に危険がないわけではありません。それにお飾りでも護衛騎士という立場になるのなら殿下に何かなれば我が家は処罰の対象になります」
“処罰”という言葉に父は青ざめる。あの子煩悩が処罰なしですませるとは私には思えない。
「だ、だが、陛下はあくまで建前で、護衛をする必要はないと、それに、責任も問わないと」
「それ、書面で貰ってますか?まさか口約束ではないですよね」
黙ってしまった父を見るに口約束のようだ。盛大なため息をつきたいところだけど、淑女のすることではないわね。
「だが、宰相も聞いていたし」
「形として残っていない以上誰が、どれだけの数の人がその話を聞いていようと“言っていない”と陛下が言ったら言っていないんです。そして陛下には周囲を黙らせる権力があります。一公爵の言い分と陛下の言い分、どちらが正しのかなど関係ありません。問題はどちらにつく方がより利益を得られるかです」
権力に弱い父ならすぐに分かるはずだ。
陛下の言い分が真実と違っていてもより権力のある陛下の言葉を是とされるのは分かりきったこと。証拠があれば別だけど、それすらないのなら「公爵の勘違いだな」と陛下が言えばこの男は頷かざるおえない。
父は自分の失態に気づき、愕然としていた。
「陛下が王女殿下を溺愛している話は有名です。王女殿下にもしものことがありその怒りがこちらに向かない確証などありません」
「今から辞退を」
「一度引き受けたものを辞退することなどできませんし、陛下の印象を悪くするだけです」
「そんな、どうすれば」と右往左往する父の姿は本当に情けない。野心家ならもうちょっと頭をまわしたり、ドンど構えていなさいよ。これ、ゲーム作成者の設定ミスなんじゃない。
偏差値の低いマヤがはまるゲームなんてこの程度が妥当なのかもしれないわね。
「落ち着いてください。万が一に備えればいいだけです。私が提示する条件は二つです。まずは騎士の訓練に混ざり護衛について学ばせてください。護衛がどのように動くかを分かれば王女殿下を守りやすいですし何かあっても対処可能です。もう一つは万が一、私が負傷して結婚できない体になってしまった場合は怪我の完治から一年後は当面の面倒見ていただき、その後は自由にさせてください」
「自由に?」
「年が祖父と孫ほど離れているような殿方や評判に問題のある殿方に嫁ぎたくなどありません」
怪我を負った令嬢を娶ってくれるのは女好きの最低男になるだろう。かと言って修道院に入って神に仕えるのは性に合わない。
「新しく始めた事業に専念したいです。身分も剥奪して構いません。公爵家の当主は縁戚からお選びください。それが条件です。」
父は暫く考えた後、条件を受け入れてくれた。当然、書面に私の希望を書いてサインさせた。勿論、弁護士も立てたちゃんとしたものだ。身内の場合、書面に残していても処分してなかったことにされる場合があるので。
「ああ、後陛下と口約束した件は必ず書面でいただき、捺印も押してもらって下さないね。もちろん、何か間違いがないように宰相を証人に立ててください。これは条件ではなく、最低限の処置です」
「あ、ああ。分かった」
すぐに父は動いてくれた。陛下は案の定、いざという時はなかったことにする予定だったみたいで公爵が気遣いで用意した口約束を書面に施した契約書に嫌な顔をしたそうだ。
渋る陛下を宰相は促して署名させた。やはり、宰相を承認にして良かった。
契約内容としては護衛はあくまでお飾り。王女のみに何かあっても公爵家およびレイファ本人に責任はなく、処罰対象にはならない。公女であるレイファに怪我は負わせない。負った場合は治療費を含めた慰謝料を支払うこと。以上だ。
313
あなたにおすすめの小説
【完結】子育ては難しい~廃嫡した息子が想像の斜め上にアホだった件~
つくも茄子
ファンタジー
リオン王国には、バークロッド公爵家、アーガイル公爵家、ミルトン公爵家の三大公爵家が存在する。
三年前に起きたとある事件によって多くの貴族子息が表舞台から姿を消した。
各家の方針に従った結果である。
その事件の主犯格の一人であるバークロッド公爵家の嫡男は、身分を剥奪され、市井へと放り出されていた。
親のであるバークロッド公爵は断腸の思いで決行したのだが、とうの本人は暢気なもので、「しばらくの辛抱だろう。ほとぼりが冷めれば元に戻る。父親たちの機嫌も直る」などと考えていた。
よりにもよって、元実家に来る始末だ。
縁切りの意味が理解できていない元息子に、バークロッド公爵は頭を抱えた。
頭は良いはずの元息子は、致命的なまでに想像力が乏しかった。
才能が開花した瞬間、婚約を破棄されました。ついでに実家も追放されました。
キョウキョウ
恋愛
ヴァーレンティア子爵家の令嬢エリアナは、一般人の半分以下という致命的な魔力不足に悩んでいた。伯爵家の跡取りである婚約者ヴィクターからは日々厳しく責められ、自分の価値を見出せずにいた。
そんな彼女が、厳しい指導を乗り越えて伝説の「古代魔法」の習得に成功した。100年以上前から使い手が現れていない、全ての魔法の根源とされる究極の力。喜び勇んで婚約者に報告しようとしたその瞬間――
「君との婚約を破棄することが決まった」
皮肉にも、人生最高の瞬間が人生最悪の瞬間と重なってしまう。さらに実家からは除籍処分を言い渡され、身一つで屋敷から追い出される。すべてを失ったエリアナ。
だけど、彼女には頼れる師匠がいた。世界最高峰の魔法使いソリウスと共に旅立つことにしたエリアナは、古代魔法の力で次々と困難を解決し、やがて大きな名声を獲得していく。
一方、エリアナを捨てた元婚約者ヴィクターと実家は、不運が重なる厳しい現実に直面する。エリアナの大活躍を知った時には、すべてが手遅れだった。
真の実力と愛を手に入れたエリアナは、もう振り返る理由はない。
これは、自分の価値を理解してくれない者たちを結果的に見返し、厳しい時期に寄り添ってくれた人と幸せを掴む物語。
悪役令嬢だけど、私としては推しが見れたら十分なんですが?
榎夜
恋愛
私は『花の王子様』という乙女ゲームに転生した
しかも、悪役令嬢に。
いや、私の推しってさ、隠しキャラなのよね。
だから勝手にイチャついてて欲しいんだけど......
※題名変えました。なんか話と合ってないよねってずっと思ってて
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
《完結》《異世界アイオグリーンライト・ストーリー》でブスですって!女の子は変われますか?変われました!!
皇子(みこ)
恋愛
辺境の地でのんびり?過ごして居たのに、王都の舞踏会に参加なんて!あんな奴等のいる所なんて、ぜーたいに行きません!でブスなんて言われた幼少時の記憶は忘れないー!
逆行転生、一度目の人生で婚姻を誓い合った王子は私を陥れた双子の妹を選んだので、二度目は最初から妹へ王子を譲りたいと思います。
みゅー
恋愛
アリエルは幼い頃に婚姻の約束をした王太子殿下に舞踏会で会えることを誰よりも待ち望んでいた。
ところが久しぶりに会った王太子殿下はなぜかアリエルを邪険に扱った挙げ句、双子の妹であるアラベルを選んだのだった。
失意のうちに過ごしているアリエルをさらに災難が襲う。思いもよらぬ人物に陥れられ国宝である『ティアドロップ・オブ・ザ・ムーン』の窃盗の罪を着せられアリエルは疑いを晴らすことができずに処刑されてしまうのだった。
ところが、気がつけば自分の部屋のベッドの上にいた。
こうして逆行転生したアリエルは、自身の処刑回避のため王太子殿下との婚約を避けることに決めたのだが、なぜか王太子殿下はアリエルに関心をよせ……。
二人が一度は失った信頼を取り戻し、心を近づけてゆく恋愛ストーリー。
「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」とやりがい搾取されたのでやめることにします。
木山楽斗
恋愛
平民であるフェルーナは、類稀なる魔法使いとしての才を持っており、聖女に就任することになった。
しかしそんな彼女に待っていたのは、冷遇の日々だった。平民が聖女になることを許せない者達によって、彼女は虐げられていたのだ。
さらにフェルーナには、本来聖女が受け取るはずの報酬がほとんど与えられていなかった。
聖女としての忙しさと責任に見合わないような給与には、流石のフェルーナも抗議せざるを得なかった。
しかし抗議に対しては、「平民が聖女になれただけでも感謝しろ」といった心無い言葉が返ってくるだけだった。
それを受けて、フェルーナは聖女をやめることにした。元々歓迎されていなかった彼女を止める者はおらず、それは受け入れられたのだった。
だがその後、王国は大きく傾くことになった。
フェルーナが優秀な聖女であったため、その代わりが務まる者はいなかったのだ。
さらにはフェルーナへの仕打ちも流出して、結果として多くの国民から反感を招く状況になっていた。
これを重く見た王族達は、フェルーナに再び聖女に就任するように頼み込んだ。
しかしフェルーナは、それを受け入れなかった。これまでひどい仕打ちをしてきた者達を助ける気には、ならなかったのである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる