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第3章ゲーム開始?時期じゃないでしょう
46.ゲーム開始?
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「……なぜ、ここに?」
騎士の制服を身に纏い、騎士の真似事をするようになってから一年。私は十五歳になった。
アイルの要望と陛下の命令、父の許可により学園入学までだったはずの騎士ごっこはなぜか継続となった。
期限があったから頑張れたのに無期限となると心が折れそうだ。でも今はそのことばかりに構ってられない。
なぜなら乙女ゲームの舞台である学校に入学するときが来たからだ。
ヒロインであるアイルは私よりも年下なので入学はまだ先のはず。だから乙女ゲームが開始するまでには猶予があった。
‥‥‥はずだった。
な・の・にっ!
なぜか入学式にアイルがいた。
「ミキちゃぁんっ!」と大声を出して、手をブンブン振っている。淑女としてあるまじき態度だ。それを一国の王女がしているなんて頭の痛いことだ。アイルの側近も結局、私に決まっているし。まぁ、案の定って感じだけど。
周囲にいた貴族はアイルの行動に引いていた。
「どなたかしら?はしたないわね」
「どうして平民が紛れているんだ?」
と、あまりの行動に彼女が王女であると気づかない貴族までいる。
私と一緒に入学式に出るアシュベルとカーディルも驚いている。因みにカーディルは一度父である皇帝陛下と帰国。その後彼だけ様々な経験を積むために留学してきた。
彼は私と同い年だがアシュベルは年下になる。その彼が私と同学年になるのは、彼が飛び級したからだ。一応、入学年齢は決まっているが試験さえ合格できれば何歳でも入学できるのだ。アシュベルは秀才で有名だから入学できたと聞いても驚かない。それに首席入学らしいし。
「殿下、なぜ制服を着ているんですか?」
白いブラウスにストライクの入った青いワンピースはこの学校の制服だ。
「えへへへ。ミキちゃんと一緒に学校生活を送りたくて、お父様にお願いしちゃった。てへ♡」
「………」
「………」
「………」
それって裏口入学ってことよね。
王女が堂々とそれを言うんだ。アイルは大して声を抑えていなかったから私たち以外にもアイルの話が聞こえたらしくて周囲は引いていた。
そう言えば、マヤは高校も大学も全部、裏口入学だった。だから裏口入学が悪いという感覚がないのかもしれない。
「試験は受けられなかったんですか?」
アシュベルは笑顔で、だけど額に青筋を立てて聞いた。まぁ、努力して入学した生徒からしたらふざけるなと言いたいだろうね。
「?そんなの必要ないでしょう。だって、私は王女だもの。それに、ヒロインがいないとね」
ちょこちょことアイルは私の元にきて「早く乙女ゲームを始めたいから来ちゃった」と耳元で囁いた。ゲームのメインはヒロインであるアイルが入学してから。それまではプロローグで流れるような薄っぺらいことしかないから色々と巻いたのだろう。
ここまで、ぐちゃぐちゃにしておいて乙女ゲーム通りに事が進むんだろうか。既にゲームと違う点がある。私とアイルの存在だってかなりの影響を及ぼしているはずだ。
登場人物の性格が変われば、付随して攻略対象者や関係者との関係も変わってくるはず。
なぜなら、彼らはインプットされたプログラムではなく生きた人間なのだから。
騎士の制服を身に纏い、騎士の真似事をするようになってから一年。私は十五歳になった。
アイルの要望と陛下の命令、父の許可により学園入学までだったはずの騎士ごっこはなぜか継続となった。
期限があったから頑張れたのに無期限となると心が折れそうだ。でも今はそのことばかりに構ってられない。
なぜなら乙女ゲームの舞台である学校に入学するときが来たからだ。
ヒロインであるアイルは私よりも年下なので入学はまだ先のはず。だから乙女ゲームが開始するまでには猶予があった。
‥‥‥はずだった。
な・の・にっ!
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「ミキちゃぁんっ!」と大声を出して、手をブンブン振っている。淑女としてあるまじき態度だ。それを一国の王女がしているなんて頭の痛いことだ。アイルの側近も結局、私に決まっているし。まぁ、案の定って感じだけど。
周囲にいた貴族はアイルの行動に引いていた。
「どなたかしら?はしたないわね」
「どうして平民が紛れているんだ?」
と、あまりの行動に彼女が王女であると気づかない貴族までいる。
私と一緒に入学式に出るアシュベルとカーディルも驚いている。因みにカーディルは一度父である皇帝陛下と帰国。その後彼だけ様々な経験を積むために留学してきた。
彼は私と同い年だがアシュベルは年下になる。その彼が私と同学年になるのは、彼が飛び級したからだ。一応、入学年齢は決まっているが試験さえ合格できれば何歳でも入学できるのだ。アシュベルは秀才で有名だから入学できたと聞いても驚かない。それに首席入学らしいし。
「殿下、なぜ制服を着ているんですか?」
白いブラウスにストライクの入った青いワンピースはこの学校の制服だ。
「えへへへ。ミキちゃんと一緒に学校生活を送りたくて、お父様にお願いしちゃった。てへ♡」
「………」
「………」
「………」
それって裏口入学ってことよね。
王女が堂々とそれを言うんだ。アイルは大して声を抑えていなかったから私たち以外にもアイルの話が聞こえたらしくて周囲は引いていた。
そう言えば、マヤは高校も大学も全部、裏口入学だった。だから裏口入学が悪いという感覚がないのかもしれない。
「試験は受けられなかったんですか?」
アシュベルは笑顔で、だけど額に青筋を立てて聞いた。まぁ、努力して入学した生徒からしたらふざけるなと言いたいだろうね。
「?そんなの必要ないでしょう。だって、私は王女だもの。それに、ヒロインがいないとね」
ちょこちょことアイルは私の元にきて「早く乙女ゲームを始めたいから来ちゃった」と耳元で囁いた。ゲームのメインはヒロインであるアイルが入学してから。それまではプロローグで流れるような薄っぺらいことしかないから色々と巻いたのだろう。
ここまで、ぐちゃぐちゃにしておいて乙女ゲーム通りに事が進むんだろうか。既にゲームと違う点がある。私とアイルの存在だってかなりの影響を及ぼしているはずだ。
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なぜなら、彼らはインプットされたプログラムではなく生きた人間なのだから。
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