優しい手に守られたい

水守真子

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番外編

番外編 二年経っても恋してる (3)

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 整然としたオフィスで珍しく感情をあらわにし、ピリピリとしている亮一を、周りは腫れ物に触るように遠巻きに眺めていた。
 よりによってコンパのある日にトラブルが起こった。納品されるべきホストの手配が滞っていることに気づいたのが昼過ぎだったのは、まだ救いだったのかもしれない。
 あれだけ確認をしていたのに、と亮一は電話を叩きつけたくなるのを手を握って堪え、方々に手配の変更の電話とメールをし続けた。やっていないことを「やっています」と進捗の確認をせずにいうメンタリティに絶望しても始まらない。

 同僚が奢りだと机に置いて行った缶コーヒーは労いであり、一息入れろとの意味だろう。素直に受け取り椅子に深く腰掛け、亮一は意識して大きく息を吐く。
 一息入れるたびに無情にも時間は過ぎていく。眉間を指で痛いくらいに抑えて、胸に詰まった苛立ちを吐き出すようにもう一度息を吐いた。
 最速で動いても関わる人間の数が多いせいで思い通りはいかず難航した。そもそも、もう今日中に納品が絶望的なものを動かしているのだから、難航して当然だった。

 広信に『近藤、かなちゃんを狙ってたね。亮一よりも先に、直接口説いてたよ』と言われたことが、頭痛と一緒に頭を掠めた。トラブルでも浮かばない冷汗が、額にじわりと浮かぶ。

 可南子を一人でコンパに行かせられるわけがない、と足掻くように連絡をギリギリまで伸ばしたが観念して可南子に遅れる旨をメールすると、すぐに返事が返ってきた。

『広信さんを独り占めしてきますね』

 いろいろと洒落にならないと顔を顰(しか)めながら、同様の連絡を広信にした。日頃の行いだとかを言ってくるかと思いきや意外に同情的だった。だが、一刺しは健在だった。

『かなちゃんのモテっぷりは、僕がちゃんと見てくるから!』

「勘弁してくれよ……」

 亮一は呻く。
 仕事の新着メールに顔をさらに顰めて目を通しながら、関係者に電話をかけるべく耳に受話器を当てた。



 コンパは憂鬱だと可南子は薄手のコートの腕を摩(さす)る。
 食事をする店が繁華街の中の入り組んだ場所にあるので、駅前で待ち合わせて一緒に行くことにしたらしい。
 待ち合わせの時間まであと十五分もあったが、近くの商業ビルに入る気も起らず、可南子の視線はスマートフォンとコンコースの時計を頻繁に行き来していた。

 高校時代の同級生の小夜とはたまに連絡を取り合う、まだ繋がりが続いている友人の一人だった。
 彼氏は欲しいけれど出会いはない。だからコンパをしたいけれど、初めて会う人と話せる気がしない。そこまで言われて同席するくらい良いかと可南子は折れた。

 朝から「必ず行く」と聞いてもいないのに繰り返していた亮一から、仕事のトラブルで遅れるとメールがあった。物凄く機嫌が悪いに違いないと、一緒に働いている人たちに可南子は密かに同情していた。
 壁を背にして可南子はスマートフォンの画面を見つめた。時間だけが刻まれる画面はふっと暗くなる。心細さを紛らわせるようにもう一度画面を出そうすると、上から太い声が降ってきた。

「相馬さん。俺の事、覚えてる?」

 大きな声で急に話しかけられ、可南子はびっくりして声の主を見上げた。
 待ち合わせの場所に現れた自分の名前を知っている顔の知らない人物は一人しか思い当たらない。可南子はおずおずと名前を口にする。

「近藤、さん」

 広信の周りにはどうして高身長ばかり集まるのだろうかと思うくらい大きい。弟の浩二は身長が低めで弱い酒を飲んでは亮一に「兄さん、身長を分けてよ」と絡む。可南子には首も痛くなくてちょうどいいのだが、どうもそういうものではないらしい。

 近藤は以前はもっと横にも大きな印象だったが、かなり引き締まった気がした。少し角ばった輪郭に、大きな目鼻口が整って付いている。顔をしっかりみたのは初めてだ。

「やった、覚えてもらってる。俺、広信の結婚式にでも出てたんだ。気づいてた?」

 可南子が申し訳なさそうに首を横に振ると、近藤は「そうかぁ」と非常にわかりやすく肩を落とした。近藤は可南子の左手の薬指に目をやって、更にわかりやすく大きなため息をつく。

「やっぱり、皆、亮一が良いのか」

 不貞腐れた様子が漫画のようでおかしく、くすくすと可南子が笑うと、近藤は嬉しそうに笑みを浮かべて可南子の真横に立った。
 コートの腕の部分が触れ合って可南子の解けかかっていた緊張がピンと張った。心の中で焦りながら失礼の無い程度に離れる。ただ、以前のような背筋から血の気が引いていくような感覚が全くなかった。
 前と自分が変わったことを嬉しく感じながらも、可南子は早く他に誰か来ないかと周りを見やる。
 そんな可南子の様子に気づくはずもなく、近藤は可南子の左手薬指の指輪を見ながら話しを続けた。

「あの時はもう亮一と付き合ってたの?」

 結衣の家の玄関で会った時の事だろう。突然の踏み込んだ話に戸惑いながらも可南子は首を振った。

「いいえ。付き合っていません」
「じゃ、他の誰かと?」
「いいえ。誰とも」
「おかしいな。あの時、相馬さんを紹介してって広信に頼んだんだ」

 口元が引きつりそうになったが、それを曖昧な笑みに変えて、やりすごそうと頭を働かす。
 この事は亮一には絶対に聞かせたくないと、可南子は仕事用の顔を作った。

「野球、お好きなんですよね。今も広信さんのお宅で観戦されてるんですか?」
「あ、野球の事、覚えててくれたんだ! 亮一も詳しいけど、教えてもらってんの?」
「家でテレビは殆ど見ません。亮一さんが野球に詳しいのも初めて知りました」
「へぇ! あいつ、スポーツ全般詳しいよ。興味をもったらすごいから」
「そうなんですね。……聞いたことない」

 三年も一緒にいるのに、と唇を噛む。自分といる時間が長くて、好きなことをできていないのではないかと顔を可南子は曇らせた。

「広信んとこは子供が産まれて忙しいだろ。……まぁ、それでちょっと彼女もいない俺はヒマというか」

 正直すぎる物言いに、可南子は好意的な笑みで返す。

「だから、コンパしてくれよ!って泣きついたんだ。でも、本当に声を掛けてくれるとは思ってなかったんだよな。しかも、リクエストした相馬さんに声をかけてくれたからさー」
「……わたし?」
「だって、類は友を呼ぶっていうからさ」

 可南子が首を傾げると「可南子!」と自分を呼ぶ、懐かしい友人の声がした。

「小夜」

 可南子よりも少しだけ背の低い小柄の小夜が、今日のメンバーであろう友達を後ろに、可南子に手を振っている。

「あ、今日の」
「ねぇ、相馬さん。一つだけ」
「はい」
「相馬さんが、俺を紹介されるのを嫌がった? それとも、聞いてない?」

 近藤を見上げると、先程まで浮かんでいた笑みが無かった。可南子は黒い髪を耳に掛けながら目を泳がせる。気づくようになってから、何人かに向けられた目に背中に汗がにじんだ。

「……その、何も、聞いてないです」

 可南子は正直に答えたが、良くも悪くも表情に出す近藤の白けた顔にヒヤリとする。

「なるほど、広信が止(と)めたか。相馬さんには彼氏がいるって言ってたもんな」

 男性が苦手であることに広信は気づいていて止めてくれたのだ、と可南子は思った。
 肩に掛けたバッグの取っ手を強く握って身を乗り出す。

「あの頃、私は仕事でいっぱいいっぱいで、そういう余裕はありませんでした。たぶんですが、結衣さんにはお世話になっているし、頼まれたら断りにくいだろうと、広信さんは気を使ってくださったんだと思います」

 可南子のしっかりとした強い口調に少し引いた近藤を置いて、可南子は近づいてきた小夜に近寄るとそのふっくらした腕をとった。

「ね、かなのご主人は?」
「仕事で遅くなるみたい」
「会いたいなぁ。あのかなが結婚してるんだもんね。私、未だに信じられない」
「私も信じられないよ。近藤さん、こちらが私の友達の吉川小夜さんです。小夜、こちらが近藤さん」
「よ、吉川です。はじめまして」

 近藤に一瞥を受けたが、可南子は気づかない振りをして小夜を紹介した。

「はじめまして、近藤です」

 にかっと近藤が小夜に笑いかけて、可南子はほっとする。初対面の小夜の友人と簡単な挨拶と会話を交わしていると、待ち合わせ場所にばらばらと男性陣が集まり始めた。
 スマートフォンを見ても亮一から連絡が入っていなかった。可南子は折れそうになる気持ちを引き締める。
 早速、知らない男に話しかけられそうになり「私は主催者で」と焦って説明しようとすると広信の声が響いた。

「はーい。その人は既婚者の主催者だから離れてー。僕、遅刻してないんだけどね。皆、五分前行動で偉いなー」

 シッシッと手で男を追い払うような素振りをしながら、目は笑っていない広信が足早に歩いてくると可南子のピタリと横に着いた。

「お待たせ、かなちゃん」
「お疲れ様です」

 顔を見合わせて微笑み合った二人に、何も知らない小夜が無邪気に声を上げた。

「あ、ご主人?」
「違うよ。僕には綺麗で可愛くて美しいのに頼もしい最愛の妻がいるんだ。写真見る? ちなみにその妻そっくりの可愛い子供もいるよ。僕はかなちゃんと一緒で主催者ね」

 にこやかな広信の口からきっぱりと出た否定と、スラスラと出た結衣礼賛に、小夜は呆気に取られている。
 可南子が慌てて「会社の先輩のご主人なの」というと、納得したものの小夜は不思議そうな顔はしていた。
 こんな風に広信は女の人を近寄らせてこなかったんだなと、可南子は苦笑する。

「変に誤解されたら、結衣と亮一に僕は二回殺されるよ」

 人差し指と中指で「2」を作った広信は、可南子の肩に触れてから近藤に近づいた。

「お疲れ、近藤。亮一は仕事で遅れるらしい。来られないかもしれないな」
「へぇ、相変わらず忙しいんだな。じゃ、行くか」
 
 二人が話すのを少し離れたところで見ながら、可南子は近藤の白けた顔を思い出していた。特に変な雰囲気になった様子もなく、近藤が皆の先頭に立って歩き始めると可南子はほっと胸を撫で下ろす。その時、こちらを向いた広信と目が合った。その目が何かに気づいたかのように細くなる。

「何があったの」

 団体の最後尾を広信と歩いていると、広信はにこりと笑顔を向けてきた。気づいている広信に隠してもしょうがないと、可南子は一番先頭を歩いている近藤の頭を見る。

「近藤さん、私を紹介して欲しいって広信さんに頼んだと仰って。広信さんがそれを私に言ってないと」
「うん。言ってないね」

 あっさりと認めた広信は苦笑する。

「あいつ、かなちゃんに直接聞いたんだ。相変わらずの直球。かなちゃん、あきらかに引いてたんだから無理に決まってるよ……。亮一が片思いをこじらせてたのもあるし、紹介できるはずがない」
「片思い?」
「かなちゃんにだよ。女の人に自分から声を掛けた事とか無い奴だからさー。馬鹿みたいに不器用で僕は驚いた」

 亮一は自分を好きでいてくれたのだと、改めて人の口から聞くと恥ずかしい。
 可南子は赤くなった顔に力を込めて、表情が緩まないようにしたがあやしかった。

「紹介したとして、かなちゃんが近藤と付き合ってたら……亮一はどうなってただろうなぁ」

 亮一が『俺はどんな手を使っても、可南子を手に入れる』と耳元で囁いた気がした。可南子は婚約の時に貰ったピアスをした耳朶に触れる。

「亮一さんは……別れるように仕向けたかもしれませんね」
「……へぇ、かなちゃんもそう思う?」
「何となく」
「僕もそう思うよ」

 冗談めかして言った事をあっさりと肯定されて、広信からもそう見えているのかと可南子は目をひらいた。

「結婚して二年、亮一はどう? 重くない?」

 話しながら二人は集団から少しづつ離れていった。可南子はビルに掲げてある看板のネオンを見比べるように視線を動かす。いつしか夜の街の人の多さにはもう慣れて、人混みが嫌だという感情も動かなくなっていた。

「どちらかというと、こだわっていた趣味を楽しまなくなっているみたいで心配です」
「ジムは続けてるでしょ」

 広信は笑顔を浮かべたまま肘を曲げて力瘤を作る真似をした。亮一はジムがストレス解消になるらしく通うのは欠かさない。可南子は頷いて、心の内を表現するのは難しいと嘆息する。
 それに広信の前では喋らなくていい事まで口にしてしまいそうで、話をはぐらかそうとすると先に広信が口を開いた。

「まー、今はかなちゃんが趣味みたいなもんだよね」
「私」
「並外れた集中力と探求心。前はいろんな方向にばらけていたものが、全部かなちゃんに。重い重い。しかも、長い。長すぎる」 

 広信の言葉は、亮一は可南子にしか興味が無いという意味だ。
 可南子は瞬きを忘れて熱(ねつ)を持った息を吐く。

 ……もう、会って三年も経つのに。

 亮一はやわらかく、だが炎のように熱く可南子を見つめる。それは他人を寄せ付けないための牽制になっていた。
 熟した気持ちがかぐわしい香りを放ち、心の中に花が咲くような晴れやかな気持ちが広がった。
 可南子の頬に引きかけていた赤みが再び差す。制そうとするも、先ほどはどうにか堪えることのできた顔は一気に緩んでしまった。

「あの、はい。重いですね」

 広信にふわりと微笑むと、広信はやれやれといった顔をして可南子の背中をぽんっと叩いた。

「さすが、かなちゃん」

 親しみに満ちた笑顔を向けられて、可南子はついに満面の笑みを浮かべた。

「のろけに付き合ったからさ、かなちゃん一杯付き合ってよ。結衣さ、僕が酒を呑まないの、いい迷惑だとか言うんだよ。ひどくない?」
「結衣さんの優しさですよね」
「えーー。僕は神様に誓ったんだ。喜びも悲しみも共にするって」

 広信は亮一を『重い』と言うが、広信も相当なものだと可南子は思う。結衣の顔を思い浮かべながら、可南子は広信に「お付き合いします」と微笑んだ。
 そして、少し遠くにいる新しい出会いに浮足立っているコンパのメンバーをこそばゆく眺めた。
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