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1章
隣の領主は色々と その4
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「『毒矢』ぁっ!」
俺は毒矢を放つ。
うわっ、ぐらつくぞ?
コントロール難しいなっ!?
行けっ、毒矢!とりあえず念じてみる。
矢はそのまま寸分狂わず飛んで…
おっ!当たったぜ!
「…なかなかやるじゃん」
ボソッとアイリスさんが言った。
心の声、漏れてますよー。
「どうですかっ!?僕だってやれるんですよ!」
俺は腕の魔道具を見つつ言う。
うわ、光がオレンジになったよ。このままじゃあ負けるな…
ってか、この光の変化の順番、どこかで見たな…
多分この次は赤かな?
「ふっふっふ…ルナちゃん、覚悟してね?」
アイリスさーん、顔が怖いですよー。ブラックスマイルになってますよぅ。
…アイリスさんを先に赤にすれば、勝てるだろうな。
「アイリスさん…覚悟するのはそっちのほうです」
「戯言をぉ!」
アイリスさんは何かを呟き、その瞬間、
世界が変わった。
景色、空気、重力。
何もかも、全て。
景色は辺り一面、薄いピンク。
じっと見つめれば吸い込まれてしまいそうだ。
空気は重く、都会の空気を吸っている気分になる。
身体は軽く、跳ねれば、魔法を使わずとも3mは跳ぶ。
「な…何ですか、これ」
「ふふっ」
アイリスさんは不敵に笑う。
「私にここまでさせた人間は久しぶりだよ」
ん?人間?
「ここまでさせたのは、森の精霊と、ジンくらいかな」
精霊と…え?ジンさん?
神さんやべぇマジ尊敬!
「うっ、体が重い…」
「そりゃそうだよ。ここの空気は重いでしょ?この空気には得体の知れない何かが混ざってるんだよ」
それってつまり都会の空気ってことだよね?現代人はもうダメかも…?
「じゃあ…──ごめんね」
そう言い放った後、アイリスさんの姿が消えた。
アイリスさん本気じゃん!?
やばいやばい、どうしよう?このままじゃ負けるよ!?
と、とりあえず身を守るか…
「『魔結界』!」
よし、これで一発は耐えられるでしょ!
そうして魔結界が形成された瞬間、
全方向から炎が飛んできた。
これって、まずくない?
そのまま炎は俺の魔結界に直撃し、
魔結界に傷一つ入らなかった。
「「えっ?」」
つい、疑問の声を発する。
って、アイリスさんも?
えっ、えっと…
「そ、『速攻弾』」
イメージしたとおり、銃弾のような速さで赤い光が発射され、アイリスさんに直撃。
アイリスさんの魔道具の光が赤くなり、毒の効果で俺も赤になる。
そのままアイリスさんも毒の効果でダメージを受け、魔道具の光が消灯。
それと同時に周りの景色も元に戻る。
「えっ…えっ?」
アイリスさんは驚きと引きつった笑顔が混じった複雑な顔をしている。
かくいう俺もそんな顔をしているかもしれないけど。
「…こ、この勝負、ルナ様の勝利!」
アイリスさんのメイドさんが宣言する。
一撃で壊されると思ってた魔結界も無傷だったし、魔法は意味分からん!
誰でもいい、助けてくれぇ!
俺は毒矢を放つ。
うわっ、ぐらつくぞ?
コントロール難しいなっ!?
行けっ、毒矢!とりあえず念じてみる。
矢はそのまま寸分狂わず飛んで…
おっ!当たったぜ!
「…なかなかやるじゃん」
ボソッとアイリスさんが言った。
心の声、漏れてますよー。
「どうですかっ!?僕だってやれるんですよ!」
俺は腕の魔道具を見つつ言う。
うわ、光がオレンジになったよ。このままじゃあ負けるな…
ってか、この光の変化の順番、どこかで見たな…
多分この次は赤かな?
「ふっふっふ…ルナちゃん、覚悟してね?」
アイリスさーん、顔が怖いですよー。ブラックスマイルになってますよぅ。
…アイリスさんを先に赤にすれば、勝てるだろうな。
「アイリスさん…覚悟するのはそっちのほうです」
「戯言をぉ!」
アイリスさんは何かを呟き、その瞬間、
世界が変わった。
景色、空気、重力。
何もかも、全て。
景色は辺り一面、薄いピンク。
じっと見つめれば吸い込まれてしまいそうだ。
空気は重く、都会の空気を吸っている気分になる。
身体は軽く、跳ねれば、魔法を使わずとも3mは跳ぶ。
「な…何ですか、これ」
「ふふっ」
アイリスさんは不敵に笑う。
「私にここまでさせた人間は久しぶりだよ」
ん?人間?
「ここまでさせたのは、森の精霊と、ジンくらいかな」
精霊と…え?ジンさん?
神さんやべぇマジ尊敬!
「うっ、体が重い…」
「そりゃそうだよ。ここの空気は重いでしょ?この空気には得体の知れない何かが混ざってるんだよ」
それってつまり都会の空気ってことだよね?現代人はもうダメかも…?
「じゃあ…──ごめんね」
そう言い放った後、アイリスさんの姿が消えた。
アイリスさん本気じゃん!?
やばいやばい、どうしよう?このままじゃ負けるよ!?
と、とりあえず身を守るか…
「『魔結界』!」
よし、これで一発は耐えられるでしょ!
そうして魔結界が形成された瞬間、
全方向から炎が飛んできた。
これって、まずくない?
そのまま炎は俺の魔結界に直撃し、
魔結界に傷一つ入らなかった。
「「えっ?」」
つい、疑問の声を発する。
って、アイリスさんも?
えっ、えっと…
「そ、『速攻弾』」
イメージしたとおり、銃弾のような速さで赤い光が発射され、アイリスさんに直撃。
アイリスさんの魔道具の光が赤くなり、毒の効果で俺も赤になる。
そのままアイリスさんも毒の効果でダメージを受け、魔道具の光が消灯。
それと同時に周りの景色も元に戻る。
「えっ…えっ?」
アイリスさんは驚きと引きつった笑顔が混じった複雑な顔をしている。
かくいう俺もそんな顔をしているかもしれないけど。
「…こ、この勝負、ルナ様の勝利!」
アイリスさんのメイドさんが宣言する。
一撃で壊されると思ってた魔結界も無傷だったし、魔法は意味分からん!
誰でもいい、助けてくれぇ!
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